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2018年5月の31件の投稿

2018年5月31日 (木)

究極の選択

 この春、せっかく義父母一緒に同室で老人ホームに入ったのに、4月18日に誤嚥性肺炎で入院してしまった義母。ここ数週間、ずっと具合が悪いまま入院が続いています。
 昨日、夫が義父とともに病院の先生と面談し、とにかく口から栄養を採るのが難しい状態のため、中心静脈栄養法か胃ろうのいずれかで栄養を採ることにしたらどうか、と勧められたのだとか。それを老人ホームの担当医に相談したら、老人ホームだと胃ろうなら対応できる、とのお返事。
 それを踏まえ、長らく主治医としてお世話になってきた女医さんに相談に行ったら、キッパリと「胃ろうは勧めない」と言われたのだそうです。
 病院からは、今後の治療方針を親族で相談し、できるだけ早く連絡して欲しいと言われたそうで、夫と義弟さんが夜遅くまで電話で話し合っていました。義父に決断させると、ある種、十字架を背負うような心持ちにもなりかねず、子どもたちで結論を出した方がいいのではないか、とか、中心静脈栄養法や胃ろうにすれば、栄養は採れるようになるけれど、それで寝たきりで5年10年と生き永らえることが幸せなのかどうか、とか、いずれの方法を取っても、途中で止めるわけにはいかないところが難しい、とか、、、。
 もはや話すことも出来なくなっている義母に、何かを選択する力は見いだせませんが、「意識がなくなったら無理な延命はしないで欲しい」とは言っていたものの、うっすらとした意識は継続している中、どのような選択をするのが義母の幸せなのか、皆で考えあぐねています。正解のない問題に、誰かが答えを出さなければならない………同じような状況に陥ったとき、世間一般の方々は、どんな決断をしているのでしょうか…?

久兵衛】 義父母の主治医だった女医さんが、義父を元気付けるためか、おいしいお寿司屋さんを教えてくださったのだとか。人間、食欲があるうちが華…と考えると、一食一食の食事を大切においしくいただきたくなります。

 奇遇にも、今朝の毎日新聞のトップ記事が、「延命中止」に関する医療機関へのアンケート結果について報じていました。。。

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2018年5月30日 (水)

ミルセラ注射と義母の血液検査結果

 今日は夫が、義父のミルセラ注射に付き添い、その足で義母の病院へ行き、先週行なった血液検査の結果を踏まえて、担当医師と面談予定。
 先の週末は、義弟さん夫婦が義父を連れて外食したり、義母のお見舞いをしてくれたようです。
 近頃の私は、家事と仕事と大学通いと課題の消化であっぷあっぷしていて、なかなか時間が取れません。課題の量が少なめな時を見計らって、来月はお見舞いに行けるかしらん?

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2018年5月29日 (火)

含羞なき依拠

 著作権の侵害判断では、「利用行為」「依拠性」「類似性」の3つの要件判断が必要になります。先週は、このうちの「依拠性」と「類似性」判断の難しさを、改めて痛感しました。
 法学的な話でなく、これまで、実務で著者や作家さんの原稿を見て、「こりゃ、マズいな」と思って避けてきたのは、外形的に明らかに著名作品と似ている表現と、悪びれずに著名作品をモジったような表現…。こういうのに出くわすと、書き換え・描き換えをやんわりとお願いしてきたような気がします。無意識のうちに、“含羞なき依拠”を避けていたのかも、、、と思います。作品へのリスペクトを忘れ、自分のもののように使っていたり、他人の作品と認識しながら、安易なアレンジで自作したつもりになっていたり、そういう“含羞なき依拠”に触れると、こりゃぁNG…と、「類似性」のハードルも上げていたような気がします。
 そもそもは、人間は“マネぶ”生き物だから、人生で触れたすべての物に依拠してしまうのは致し方ないと思うのですが、それを含み置いて、苦しみながら独自のものを創り出したり、批評的にパロディ化したり、尊敬を込めてオマージュを加えたりするのが創作活動じゃないかな~(遊び感覚でのパロディも、時と場合ではクスッとしちゃいますが…)。

(以下は個人的な疑問メモで、法的なものではありません)
 過日の著作権法改正で、「著作物を享受(鑑賞等)する目的で利用しない場合」が権利制限規定に加えられることになったので、AI に学習させること自体は無許諾でもOKになりました。ただ、AI の学習データは“何も考えずにただひたすら読み込ませる”という意味では“含羞もへったくれもない依拠”で、今後「人」の介在なしにAI 生成物が出てきたら、それは果たして著作物なのか?、“含羞なき依拠”から生まれたものを保護してよいのか?…と、芋づる式に「?」が湧いてきます。ただ、人間も、鑑賞のための感覚器の素材自体が先祖に依拠する上、人生で触れたすべての物に依拠して創作活動をしていると考えると、、、???
(「類似性」の予見可能性は、私の中ではさらに混乱していて、何か納得感のある基準が待たれます…)

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2018年5月28日 (月)

町内会クリーンデー

 昨朝は、町内会のクリーンデーでした。久々に家族で参加。
 普段あまり顔を合わせない町内の方々にもご挨拶しつつ、道端のゴミ拾いや雑草抜き。街路樹の植え込みに、いろいろな種類の紫陽花が咲いて、色とりどり形とりどりでみんなの目を楽しませていました。すごく珍しい種類のものもあって、一区画歩くだけで、6種類くらいの紫陽花を見ることが出来ました♪ 1時間ばかり町内の人たちで掃除をしたら、タオルやお茶や箒のおみやげをいただき、毎度のごとく気持ちよく解散!

 この日はその後、夫は大学の同窓会へ、息子は小学校の同窓会へ――。私にも、息子の中1時代の“母の会”のご案内メールが届きましたが、今年はまたあちこちに不義理三昧…(汗)。平日夜も、土曜丸一日も講義となると、やはりなかなかキツイものがあります~。疲労感が降り積もるように溜まっていますが、なんとかリフレッシュせねば!!

【後輩がおじいちゃん?!】 昨夕、サークルの同窓会から帰宅した夫、「後輩が、もうおじいちゃんになったって…」とポソリと言いました。4人の娘さんがいる人で、いつの間にか孫が出来ていたのだとか(笑)。「私たち、おじいちゃんおばあちゃんになれるのかな~?」と、しみじみ。一方、こんな暢気な両親の期待を一身に背負う息子は、同窓会委員会にスカウトされたのだとか?!

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2018年5月27日 (日)

補論「判例講釈の書き方」

 先々週、参考資料として読むことになった『民法研究ハンドブック』内の補論、「判例講釈の書き方」。(←この本の目次が、とても洒落ているので、是非一度本書リンクをご覧あれ!)
 少し前に、同期の人に、「どうしてここまで判例に則って考えなきゃいけないのか、、、」と、納得がいかない素振りを見せた私を見透かしたようなタイミングだったので、冷や汗が出ました(苦笑)。

 「判例」と一口に言っても、狭義・広義で捉え方は異なりますが、事実上、下級審から持ち上がる最終的な最高裁の判決を覆すことができないという意味で、狭義の判例には拘束力があります。それでも、長い時間経過の中で見直され、修正されることもあるわけだし、個々の事件で条件は千変万化するわけだし、とりわけ、変化のスピードが速い昨今は、十数年も前の事件とは、社会的状況が変わっている気がして、駆け出しの学生のような感想を抱いてしまうわけですが、、、
 本論考の中に、こんな記述がありました。
(p.320)――判例というのは、個々の判決を単独で観察することによって抽出されるものとは限らず、それに続く判決の総体によって漸次的に形成されていく側面があることに注意すべきである――
(p.335)――判例理論とは、そのいくつかの判例の結論命題をすべて説明できる共通の理論として、事後的・帰納的に発見されるものである――
 先日、「
法解釈は科学ではなく、ある一面においては、ゲームをプレイする行為と対比できる」という記述を読んだばかりですが、上記の判例理論の解釈は、すごく科学的な感じがしました。これを読んで、判例にあまりに縛られる必要はないけれど、法律家共同体の中で長い時間をかけて積み重ねられてきたものを疎かにしてはいけないことに納得しました。

 ただ、社会人としてある種、片面的に法律を学ばせていただいている身としては、この法律家共同体の判例の捉え方より、より現実的な予防的観測をしても許されるんじゃないかな、、とも思います。
 ある事件についてのディスカッションで、「この場合、こういう状況に陥らないために、被告はどうすべきだったんですか?」という質問が出たことがありました。法律家共同体としては、法的根拠に基づいた“事件の解決”が本来の興味対象なのに対し、いつ当事者になるとも知れない社会人の興味が、“事件の予防”に向かうのは自然なこと。私自身、どの判例を読んでも、一番の興味がそこへ行ってしまい、困ってしまいます。

 本論考には、こんな記述もありました。
(p.322)――重要なことは、内在的な視点に立つ
ことである。学説の意見や批判があってもよいといっても、外在的な批判は意味がない。したがって、確立した判例とその前提を共有しないようなタイプは、判例講釈としては意味がない――
 先日、師匠もおっしゃっていました。「善悪とか感情で結論ありきで考えるなら、大学院に来る必要はない」――。ついつい、法学の作法を無視して、部外者の視点で臨んでしまいがちですが、この点、気を付けないと失礼に当たってしまうんだなぁ…と、反省させられたのでした。。。

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2018年5月26日 (土)

クラス写真撮影

 息子の大学では目下、クラス写真撮影が行われています。全12回にも分けて、全学部のクラス写真を撮り、入学アルバムが作成されるのだそうです。もう、息子の周辺環境はまったく把握できない状態ですが、この写真を見たら、少しは様子がわかるでしょうか…?。(が、撮影日にやってこない学生が多数のようで、、、
 まぁ、毎朝元気に出掛けて行き、元気に帰って来て、しっかり食べていれば何よりです

20180524_120180524_2  【Stein's Gate Zero】 写真は、クチナシ属の花とアマリリスですが、、、“アマデウス”というAI が登場する今期アニメ「Stein's Gate Zero」が、またスゴイ展開になってきました! ハラハラドキドキ…。
(「メガロボクス」もね!!)

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2018年5月25日 (金)

Principles of equity

 先の某大アメフト部の学生さんの謝罪会見は、気の毒で見ていられませんでしたが、世の中、知らず知らずのうちに取り込まれ、不条理なのに疑問すら抱けなくなっているようなローカル・ルールというのが、結構あるものかもしれません。監督の言うことは絶対、とか、社長の言うことは絶対、とか、法律は絶対、とか、、、。

【Equity】 先日の授業で、アメリカでの特許権に基づく差止は、特許権が有効であることのみをもって処理されるのではなく、“Principles of equity”(衡平の原則)によって判断される、と聴きました。
 単純な私は、これを聞いてまた感動(笑)。――過去の失敗は、お金(損害賠償)で水に流してもらうとして、未来のことは、石橋を叩いて渡らないよりは、まずはトライしてみたい!という、好奇心に溢れたアグレッシヴさを尊重しているような気がしたからです(苦笑)。目下のアメリカは、そんな積極的理由でより、トロール対策のような消極的な理由でコレが役立ってしまっているのかもしれませんが、、、
 開発には多大な費用と労力がかかると考えれば、きちんとライセンス料を支払うとか、然るべき手続きをしてから進めればいいだけの話ですが、すっごく有用なものなのに、権利者が頑なだったり、必要以上に独占的地位の延長にご執心の場合などは、衡平の原則を掲げて欲しい場面って、結構ありそうな気がしたのでした。
(日本の“一部認容、一部棄却”のような扱いは、Equityと哲学的には一緒なのでしょうか…? 私の目下の疑問は、特許法69条2項2号の“出願時にあった”の“あった”とは、営業秘密として“あった”は含まないのか?ということですが… 青本によれば、“秘密に所持していて実施にも準備にも当たらない場合に使える”とのことですが、誰がそれを把握できるんだろ??)

ピーターパン法】 また、イギリスにはなんと、“ピーターパン法”というものがあるのだとか?! 1987年12月31に消滅した戯曲『ピーターパン』の著作権ですが、英国議会の粋なはからいで、英国著作権法の中で永久に守られることになったのだそうです。。。英米法の融通の利かせ方って、なんか人間的♪

 “大人になろうとしなかった少年”ピーターパン…昨今の大人を見ていると本当に、あんな大人にはなりたくない!と思ってしまいますねぇ

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2018年5月24日 (木)

父の通院

20180523_2  先週の我々夫婦の銀婚祝いに、コーヒーメーカーを贈ってくれた父ですが、火曜日は、大動脈解離後、担当医師が変わって初の通院でした。翌朝、様子伺いで電話すると、「前と同じくらいの歳の先生で、経過もちゃんと把握してくれてたよ。血圧の記録を見て、この調子で安定させて暮らしてください、だって。」と、特に暮らしぶりも薬も変える必要がなさそうで、ホッとしていた様子でした。
 7月にCT検査と、検査後の面談があるそうなので、また1か月半くらいは自宅養生。ずっと2階には上がらない生活を続けていたのですが、「先生が、ハイハイしながらなら上がっていいっておっしゃってたんで、2階にも少し上がろうかと思う」とのこと。なかなか、のんびりはしていられない性格のようで…
(両実家がやや落ち着いているので、少し心の余裕が出来、ポテトサラダを作る気力が湧きました…笑)

【義母の様子】 5月10日に私が様子見に行った折は、酸素吸入していなかった義母ですが、15日に義弟さんが行った際は、また酸素吸入をしていたとのこと。熱も一時9度以上になったとか。先週末は平熱に戻ったそうなのでホッとしましたが、上がったり下がったりして落ち着かず、なかなか退院の目処は立ちません。。。義父は、「オレの女房なんだから、オレが面倒みてやらなきゃな…」と言って、自分が具合悪い時以外は毎日病院へ行っています(昨日は平熱だったとのこと)。先週の血液・尿検査の結果は、来週知らされるようですが、義父の調子は良さそうなのでホッとしています

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2018年5月23日 (水)

受注55

 昨年の10月からお世話になり始めた仕事、ほそぼそと受注させていただいていますが、先週末数えたら、55件になっていました。ありがたやありがたや…。カメの歩みですが、止まっているよりはイイかな

20180523  【おにぎり】 先月から毎朝のように握り始めた、息子のランチ用おにぎり。これも、50個くらいは握ったかな~(笑)?
 

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2018年5月22日 (火)

ボーダレス時代のネット通販

 先々週の講義で、またまた気になる問題に遭遇。以下、趣旨をなぞって汎用的に書いてみると…。

「X国に特許権Rが存在。Y国には特許権なし。Y国の会社Zが、X国の母国語でない言語によるネット通販サイトをY国で立ち上げ、特許権Rを侵害する物品を販売(インターネットで譲渡の申し出)。この場合、X国の特許権者はX国内で、会社Zに対する侵害訴訟を提起できるか?」
 ――(X国が日本だとしたら)、X国内の誰かが侵害物品を購入することができる以上、X国は加害行為地となり得、国際裁判管轄があると考えられるので、会社Zは訴え提起される可能性があるのでは、、、という問題提起。日本でこのような司法判断がされるなら、同様の取り扱いをする国は他にもあると考えられ、、、――。

 過失がなければ仕方ないとはいえ、ネット通販サイトの開設の際、クリアランスってどこまでやればいいんでしょう??
 このような問題に関し、『国際私法』という雑誌に、近々記事が掲載されるようです!

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2018年5月21日 (月)

健康ビジネス

20180520  素晴らしく清々しい、爽やかな陽射しに溢れた昨日の「がっちりマンデー」で、いくつかの健康ビジネスが紹介されていました。
 私にヒットしたのは、“おうちでドック”と“メディカルチェックスタジオ”。
 「おうちでドック」の方は、従来は血液を遠心分離機で赤血球と血漿に分離していたものを、ある特許技術で、小さなキットで自宅でできるようにしたところが画期的なのだそうです。
 「メディカルチェックスタジオ」の方は、20分約2万円で脳ドックを受けられるとのことで、画像診断に、全国の医師たちのスキマ時間を有効活用しているところが画期的。
 どちらにも、いずれお世話になってみたいと思いました~!
(まぁ、私の最大の健康法は、“気持ちよく歩く”に尽きますが…

【一文字足して…】 先日、友人がFBで紹介していた、「名作に1文字足して面白くして」というお題。確かに、面白い~

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2018年5月20日 (日)

八雲展ふたたび

20180516  先日、2年ぶりに「八雲展」訪問。昭和33年から定年まで、老舗出版社で本を作り続けた先輩のご様子伺い。この日はちょうど、その先輩と同年代の方々のOB・OG会が開かれているということで、そこへ一瞬混ぜていただきました。一昨年、奥様を亡くされ、その後は体調が優れずに、手術を2回乗り越え、肺炎を患って薬を継続して採っているそうですが、とても明るいお顔で血色もよく、お元気そうで安心しました。
 今回の展覧会には、英国旅行とイスラエル旅行でのスケッチに基づく作品を出展されていました。私が好きだなぁ~と思ったのは、イスラエルのガリラヤ湖畔の絵と、エルサレム旧市街の絵。緻密で繊細で、色使いが優しくて、とても素敵でした。
 当初一緒に行こうと言っていた友人の都合がつかなくなってしまったのは残念でしたが、なつかしい方々にお会いでき、記念撮影にまで加えていただいて、愉しいひとときでした。毎回、この展覧会を鑑賞したあとしばらくは、絵を描きたくて仕方なくなります(笑)。来年も楽しみにしております♪

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2018年5月19日 (土)

出願書類の検討

 ※昨日、改正著作権法可決・成立! 来年1月1日に施行されます。
(すみません、一部、教育の情報化については、公布の日から起算して3年を超えない範囲において政令で定める日、とのことです)

 講義で、明細書を読み、特許請求の範囲の私案を考えたりする作業を、ささやかながらやったりします。つくづく、「迂闊な明細書は書けないんだな…」と、発明の外延を決め込む手続きの重責を痛感しつつ、日々これに尽力されている先生方に頭が下がります。さらに、知財分野の弁護士さんたちが、万が一にも、予定していた範囲をカバーしきれない明細書に対処しなければならなくなった時のために、どの程度リカバリできるのか、どんな対応をすべきかに、あれこれ知恵を絞っておられる様にも、“最初が肝心”の思いを強くします。おそろしく戦略的な作業なんだなぁ…と思いつつ、以前、「修行には20年」と言われたのを思い出しましたが、補正の是非や均等の解釈など、専門家でも意見が割れる様を見るにつけ、安全策を取りたい第三者としては、慎重・萎縮せざるをえない繊細さだと感じます

【特許制度は、誰の何を守る制度?】 師匠による先日の課題は……“均等”。これまたイロイロと八方ふさがりな状況を、各人がどう解釈するかディスカッション…。
 特許制度は“保護と利用のバランス”が重要と言うけれど、侵害事件においては、保護を重視すれば権利者寄りになり、利用を重視すれば被疑侵害者寄りになり、第三者の予測可能性にも配慮が必要で、、、「社会を進歩させた発明を讃え守る」制度なのか、「自己申告された外延を書誌的に公示する」制度なのか…、よくわからなくなってしまいました。あまりに広く均等を認めすぎると、審査段階での補正要件が有名無実化するような気もするし、あまりにクレームの記載を重視すると、
先発明主義な周辺限定の責任が重くなる気もして、頭が混乱します。個々の発明の社会的なインパクトや、産業分野や各々の技術特性の差異にもよるのでしょうが、当事者系の裁判において「発明の本質を守る」っていう意識はどの程度必要なんだろう??…と、考えさせられた課題でした。
 アメリカにも、コンプリートバーとフレキシブルバーという考え方があるそうで、
フレキシブルな対応を望みたい気もしつつ、いまだ先発明主義へのノスタルジーを捨てきれない私としては、やはり筆界確定的な役割をもつ出願書類は、過不足なく書き切る努力のもと、極力補正せずに済むようにすべきとも感じました。(なんだか、日本は一昔前のアメリカのようになり、アメリカは一昔前の日本のようになってきているような気がするのは、気のせい??…cf.:dedication
 この講義を受けたあとは、4~5時間放心状態になってしまいます~

【Lunaの地上絵?】 月面上のアルファベット探しに、天文ファンが夢中なのだとか(笑)。何かメッセージが浮かび上がったら面白いなぁ~♪

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2018年5月18日 (金)

同窓会ラッシュ

 先週土曜日、息子はまた終電ギリギリの帰宅。サークル活動をすっかり楽しんでいるようです。
 そして翌日は、高校時代の同窓会だった模様。夕方出掛けて行って、皆で夕食を共にして帰ってきました。なんと、30人以上も集まったそうで、幹事をやってくださった人の人徳だねぇ…と納得。実質2時間半くらいの会だったようですが、息子は「時間が全然足りなかった…」と言っていました(笑)。
 今週末には保育園時代の友だちとの同窓会、今月末には小学校時代の仲間とも会うような話で、いろんな会合を楽しみにしているようです。

 高校時代は、反抗期というか、とにかく親は鬱陶しい!という雰囲気が常に醸されていましたが、近頃はかなりマイルドになってきたような気がします。世界が広がり、いろいろと新しい経験を積むと、人間、謙虚になるのかな?

【パスポート受領】 一昨日の夕方、息子と待ち合わせて、パスポートの受領に行きました。有効期間10年のものを二人分で、32,000円也。当面、利用する予定はないのですが、いつか息子が自分から、「ちょっと外国見てくる」と言い出す日を心待ちにしています(笑)。

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2018年5月17日 (木)

知財権侵害の刑事罰

 道端で、タバコのポイ捨てをするような人を見掛けると、内心、「禁錮だ、禁錮~!」と思ってしまう私ですが、刑事罰というのはそう簡単に適用・執行されるものではなく――

 先日、Hofstra Univ.のIrina D. Mantaさんという方の講演を聴く機会がありました。知財権侵害の刑事罰について研究していらっしゃり、商標と著作権がご専門とのこと。
 不勉強でお恥ずかしい限りですが、なんと、アメリカの特許権侵害に関しては、刑事罰が科されることはないのだとか?! 日本で直接侵害をしようものなら、「10年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金、又は併科」と規定されているのに?!(まぁ刑事事件になることはまずないとは思いますが)。
 一方、著作権や商標権の侵害に関しては、アメリカにも刑事罰規定があり、ちょうどエジソンが生きた19世紀末(1897年)頃から、侵害に対するサンクションが取沙汰されるようになり、複製技術とインターネットの発展に伴って、罰則は強まるばかりなのだそうです。
 「電子窃盗禁止法(No Electronic Theft Act:1997年)」で初めて刑事罰が規定されたものの、侵害の45%は保護観察どまりだったため、「デジタル窃盗抑止及び著作権損害賠償改善法案(Digital Theft Deterrence and Copyright Damages Improvement Act:1999年)」で、さらに罰則強化されたのだとか。

 通常、何か争いが起きた際は、「話し合い」→「コミュニティ関与」→「民事裁判」→「刑事裁判」と、よりパワフルな解決法に移行することになるわけですが、刑事罰はこの中でも最後の手段。著作権・商標権分野で刑事罰が認められるのは、それらの侵害が窃盗に類似するからとのこと。ただ、現実の窃盗と、知財権侵害とでは、社会的な暴力性も違えば、競合関係も違い、同一視することはできない。その点、知財権侵害はむしろ、器物損壊や不法侵入に類似しているかも、、、とも。にもかかわらず、これら現実の犯罪より、著作権・商標権侵害の罰金の方が高くなっているのはおかしい!と問題提起されていました。
 また、アメリカでは、特許権侵害についても罰則を設けるべきとの声もあるものの、100%完璧な審査というのが難しく、権利化後に無効となるケースもあることから、法の確実性と権利範囲の明確性が保証されないというジレンマにより、ペンディングとなっているようです。
 厳格化を強く求める製薬関係の業界もあれば、自身もいつ侵害者側に回るか知れないIT関連の業界もあり、必要性や有効性が定まらないのが、ペンディングの理由だとも。ただ、厳格化を求める団体のロビーイング費用が伸びを見せる中、いつ状況が一変してもおかしくない、ともおっしゃっていました。

 そんな中、早くから刑事罰が科されるようになった著作権・商標権分野では昨今、個人の侵害者に対して、見せしめのような何万ドルもの罰金が課され、その重すぎる罰則を問題視する反動が起きているとのこと。「こんなことをしていたら、インターネットが壊れてしまう!」と立ち上がった草の根の活動が、Googleのような巨大プラットフォームと手を組んで、SOPA/PIPAといった法案の廃案を求めたのだそうです。これらの活動の新たな戦場は、営業秘密関連法の連邦法化に移っていったとのこと。

 日本でも、営業秘密の保護強化に伴い、罰則も強化されています。法定刑のMAXが上がっても、量刑は適正になされるという見方もあるものの、なかなか微妙な問題だな、、、と感じます。
 タバコのポイ捨てひとつ取っても、一度注意されたら、その後は二度と同じことをしない人もいれば、何度注意されても繰り返す人もいるでしょうし、そういう違いを考慮せずに科刑するのはいかがなものかとも思います(未来は見えないから仕方ないけれど…)。

 Manta女史の講演で最も共感したのは、目下彼女が執筆中だという本について。一般の人の、法律へのアクセシビリティを上げるための書籍だとのこと。発明が、時代とともにどんどん専門家の団体戦の様相を濃くするのに対し、著作物の創作や起業は、インターネット以降、それまでギャラリーだった個人が続々と参入しているという現実。技術的にできるからやるだけで、法律や罰則を気にかける習慣がないような人が膨大にいると考えると、貴重なお仕事だと思いました。知財教育の目的にも、そういう側面が多分にあるかもな~と感じたのでした。

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2018年5月16日 (水)

銀婚です!

20180516  本日、我々夫婦の銀婚式!
 いやぁ~、四半世紀一緒にいるって、、、スゴいな。(まぁ、うちの両親は先の3月末で54周年、義父母は来年末には60周年なので、我々なんて、まだまだヒヨっ子です…
 写真は、新婚旅行で行ったツェルマットの思い出の品。エーデルワイスの押し花が入った額です。また行きたいなぁ~!

【アウトリーチ】 先日、文化庁のサイトで裁定について調べようと思ってアクセスしたら、文化庁長官がラップを唄っていらっしゃいました。また、KEKのサイトでは、「カソクキッズ」とか「Particle Boys」とかが活躍している模様。いずこも、一般の方々への訴求にあの手この手ですね!

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2018年5月15日 (火)

心を痛める

 とうの昔に教職を退きはしたものの、在職中の教え子の行く末は常に気になるものです。
 先ごろ、教え子の一人が苦境に立たされているのを知り、とても心を痛めています。
 どうか、なんとか立ち上がって、初心に立ち返り、がんばってほしいと願っています!

岸井さん】 本日、毎日新聞社の岸井氏逝去の報道――ご冥福をお祈りいたします。

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2018年5月14日 (月)

かかりつけ医

 明日は義父が、先週受けたエコーによる左頸動脈の梗塞具合の検診で通院予定。義弟さんが対応してくださる予定。
 来週火曜は、私の父の検診日。入院時にお世話になった医師は転勤になってしまったため、初対面の医師にこれまでの経緯を把握してもらうことになります。義父の腎臓の先生も転勤になってしまったし、なかなか“かかりつけ医”の位置づけも難しいな、と感じます。

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2018年5月13日 (日)

Shane, Come Back~!

Shane  先週、新たな論考紹介がありました。「知財分野の最高裁判決に見る法解釈方法論と政策形成」という、法解釈の方法論に関する特集。
 法律を文言通りに解釈するだけで、すぐ問題解決に結びつくなら苦労はないのですが、解釈次第では違った結論になったり、普通に適用したら小学生でも首をかしげるような結論になってしまうような場合、裁判官は各々個性を発揮して、然るべき結論に至るために、様々な法解釈をすることになります。
 その一例として最初に紹介されていたのが、映画「シェーン」の著作権保護期間に関する最高裁判例。平成15年改正により、映画の著作権の保護期間が50年から70年に延長されましたが、昭和28年に公開された「シェーン」は、平成15年12月31日に保護期間が終了する予定でした。この時、文化庁著作権課は、昭和28年公開の映画については、保護期間を70年にする解釈論を採用したのですが、最高裁はこれを否定しました。体系的整合性を重視し、立法者意思を法解釈上考慮せず、法を立法者から分離した客観的存在として捉えた末の結論とのこと。(昭和28年公開のアメリカ映画は多々ありますが、“不思議の国のアリス”なんかも。。。)
 これ以外にも数々の判例整理がなされるのですが、各々、政策判断を優先していたり、整合性を重視したり、帰結主義的に妥当性を模索したり、事案によって優先度合いが微妙に異なります。いずれも、既存の法理との整合性に配慮はされているものの、かように、現実の事案に法律を適用することは難しい作業なのだと痛感します。行政や立法がどうしても政策論に傾きがちなのは否めないとして、司法こそが、世の中を360度見渡して、ニュートラルでいなければならないと思っていますが、正直、そんなことが可能なのかな?とも。。。(本論考は、法学者に、司法がニュートラルな立ち位置を維持できるような知見を提供する使命を説いているようです)

 印象的だった2つのフレーズをメモ。
・ドゥオーキンは法解釈とは連作小説を書く作業と類似するものと理解するが、、、(民商法雑誌2018_P.82)
・法解釈とは、条文の文言や既存法理をピースとするパズルを解く作業にも類似する。法解釈は科学ではなく、ある一面においては、ゲームをプレイする行為と対比できる。(同_P.88)(cf.: 科学としての法律学

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2018年5月12日 (土)

無理かどうかは、やってみないと分からない

 昨年暮れ、ご両親が交通事故に遭い、お母様は車椅子、お父様も要介護になってしまい、目下お二人ともリハビリ病院に入院中(今月末がタイムリミットとのこと!)という、高校時代の友人。日々本当に大変そうなので、彼女のブログへ激励コメントを書き込みました。最後に、「くれぐれも無理しないでね。」と書き添えたところ、後日、気丈な友人からは「でもね~、無理かどうかは、やってみないと分からないんだよね。」と書き込んでありました。う~ん、至言(笑)!
 この友人、スタミナ自慢の私すら舌を巻く、本当にタフなご仁で、いつもニコニコと明るくて、これまで弱音を吐いたところを観たことがありません。そんな彼女だからこそ、無理かも…と思っても、「やってみたら出来ちゃった!」という経験が多いのか、“「やってみないと分からない」ことは、とりあえずやってみる”という姿勢には頭が下がります。とはいえ、自分のことならいざ知らず、ご両親の体調という、予見不可能な事態に対しては、やっぱり“無理は禁物”と思って臨んでほしいと思います。身体、壊さないでね~!!!

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2018年5月11日 (金)

改変を認識できれば「改変」に当たらない説

 長い仕事人生の中で、著作権を生業の礎にしてきた割に、著作権法についてド素人状態の私。目下、体系的なイロハを叩きこんでいただいているところですが…
 そんな中、先月、「
日本の著作権法のリフォーム論」という論考を拝読して感銘を受けたばかりなのですが、今度は、GW前の課題で配られた『同一性保持権侵害の要件としての「著作物の改変」』という論考に、また感銘を受けました
 これは、以前参加させていただいた「しなやかな著作権制度に向けて」というシンポジウムの成果として出版された本からの抜粋の論考でした。
 著作者人格権のひとつを規定する著作権法20条の「同一性保持権」について、体系全体の整合性を整理することを推奨する一案。パッチワークのような状況の、リフォームを検討することも大事なら、こうしたアプローチもまた大事なんだなぁ…と気づきました。少なくとも、ここで提案されたような捉え方をするだけで、ド素人の私であっても、子どもが(というか私自身も)様々なキャラクターを落書きして遊んでも、安心していられるようになります(神経質すぎ!)。
 その捉え方とは、ごくごくシンプル。標題の、『改変を認識できれば「改変」に当たらない説』という、一見矛盾するような言い回しの提案ですが、すごくわかりやすいのです。
 とにかく、「改変をされていないとの誤認」を惹起させない限りは、(著作権や他の人格権の問題はさておき)少なくとも同一性保持権は侵害しない、という解釈。これまで、この同一性保持権の侵害の適否をめぐって、複雑な議論がされてきたようですが、誰もが簡単に他人の著作物を改変できるようになった現在、百花繚乱の改変やパロディを萎縮させないためには、このような解釈は是非とも採用して欲しいと感じます。
 “同一性”とひとくちに言っても、形式的な同一性も大事なら、本質的な同一性も大事だなぁ…と思わされた脚注があったので、抜粋引用(笑)。

-----(『しなやかな著作権制度に向けて』 P.418の脚注(105))より-----
 例えば本稿の執筆に当たり、筆者はいくつかの記述において読者の一笑を得ることを願っているが、それが果たされなかったとしても法がそのようなこだわりを直接に保護することはない。またそのような記述が稚拙な記述として批判されることは、筆者にそれなりの精神的な苦痛を及ぼすかもしれないが、当然甘受すべきものである。
 他方で出版に当たり筆者の意に反してそのような記述が無断で削除されていた場合には、「著作物の改変」に該当し、結果として本稿に対する社会的評価が(削除しなかった場合と比べて)向上したとしても、同一性保持権の侵害と認められる可能性がある(そしてその限りで、筆者の上記のこだわりも結果として著作権法により保護される)。

 いずれにせよ、条文ごとの“保護法益”は何か?というのを、突き詰めていくことが大事なんですね~(コチラもいずれ読みたい…)。

【CR2477電池の品切れ】 我が家周辺だけのことかもしれませんが、CR2477という規格のボタン電池がどこへ行っても品切れです。一体、どんな用途で引っ張りだこなのか?と不思議。「スマートキー、キッキングプレート、トラッキングデバイス、センサ…」などがあるようですが、うちは単に、リビングの時計に使いたいだけなんですが…

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2018年5月10日 (木)

巨人は酔っ払い?!

 子どもの日の朝のNHKニュース中、「いつもここからインタビュー」に、“進撃の巨人”の作者・諌山創さんが登場していました。7月からまたアニメが放送されるそうで!
 デビュー一作目でこんな大ヒットとなった現状について、諌山さんは、「非日常が8年続いている感じ…」とおっしゃっていましたが、子どもの頃は、劣等感に苛まれ、故郷の大分から脱出したくて仕方なかったのだとか。ところが、東京に出てきてネットカフェでマンガを描いている時は、言葉の通じない酔っ払いに絡まれるなど、辛い現実にも頻繁に襲われ…。読者が巨人に何を投影するかは自由だけれど、彼にとっての巨人は、あの時の酔っ払いの象徴だ、とも。。。そして、誰しもが、被害者にも加害者にもなり得、視点の切り替えで世界の見え方も変わりうると…。
 ひとつひとつの言葉を丁寧に発する方だなぁ…という印象でした。彼なりの切羽詰まったいろいろな気持ちが、作品のそこここに散りばめられているからこそのヒットなんだろうな、と感じました。劣等感を、自分を漲らせる力に変えられる人は強いなぁ~!
 もうすぐ物語も終盤のようですが、7月からのアニメをまた楽しみにさせていただきます♪

【義母のお見舞い】 今週頭から風邪をひき、義母のお見舞いに行けずにいた義父に代わり、本日午前中に私が様子見に行きました。すでに酸素吸入チューブは取れ、それに伴って手の拘束具も外れて、すやすやと眠っていた義母(7人部屋の全員がすやすや睡眠中でした)。看護士さんがオムツ交換してくださるタイミングで一瞬起きた義母に話しかけてみましたが、どうも私のことがよくわからない模様。話しかけることにうなづくばかりで、自分では声が出せないようでした。ベッド脇のテーブルには、「つるりんこ」という森永製のトロミ付け粉末の袋が置いてありました(これを飲料に混ぜて、口に入れてもらっているそうです)。すぐにまた寝入ってしまった義母でしたが、お隣のベッドの女性が、寝言で「おうちに帰りたい、おうちに帰りたい~」と、何度も言っているのが痛々しかった…。
 自分の通院日以外は、毎日のようにお見舞いしている義父が、「あそこにいると、いたたまれなくなる」と言っていたのがわかるような気がしました。病院はもちろん、手厚く看護してくださっているのですが、入院患者さんたちの年齢が年齢なだけに、寝たきりで眠ってばかりにならざるを得ず、どうしても生気が薄く感じられるせいかもしれません。4月18日に入院した義母、早くも3週間近くになりますが、退院がいつ頃になるのか、見当もつきません。。。

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2018年5月 9日 (水)

若者は、siriで目覚める

 GW中、珍しく家族3人で夕食を取っていたときのこと。夫が言いました。
「この間、研究室の学生に聴いたんだけどさ、最近の若者は朝、siriに起こしてもらうんだって」
「へ~、でも怖いよね。そのうち、“疲れていらっしゃるようなので、起こしませんでした”とか言い出したりして」
「遅刻の言い訳が、“siriが起こしてくれませんでした”とかね」
 
それを聞いていた息子が、ボソリ。
「ボクなんて、この間、“走っれ~、走っれ~♪”って歌ってたら、siriが突然、“6分後にタイマーをセットしました”とか言い出すから、ビックリしちゃったよ」
――“走っれ~♪”が“Hey, siri”に聞こえたんだとして、何故6分後にタイマー???

【ガンダム大投票】 シャアやアムロと並んで大健闘だったオルガ(CV:細谷さん)! 最期はともかく、やっぱりカッコよかったもんね~♪(先日、“メガロボクス”を見ていた息子の一言…「コレ、油断してるとオルガに見えてきちゃうんだよね…」

【義父転倒】 昨夕、老人ホームから、夫と私と義弟さんの3人に電話が入りました。緊急連絡先の頭から順次掛けられたようですが、夫も私も講義中で出られず、、、。義父が髭剃り中に洗面所で転んで、トイレの角に頭をぶつけ、コブが出来たとのこと! 電話で様子を確認すると、「大したことないから大丈夫大丈夫」とのこと。ホッ。今日はエコー検査に一人で向かう予定ですが、雨が上がりますように――!

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2018年5月 8日 (火)

PBPにまつわる課題

 今週末の講義のために出題されていた課題に、リビングで取り組んでいたら、薬科大勤務の夫が興味を示しました。プロダクト・バイ・プロセスクレームに関する問題で、製法に加え化学式も書かれた請求項について記載されていたからです。
高分子化合物の薬剤の特許って、化学構造式書いただけじゃ特定できないよね?」
…化学関係の明細書に触れたことのなかった私は、なんとなく勝手に、最近ではCADでも使って分子構造の3D立体構造データでも添付しているものだと想像していましたが、それが出来れば苦労しないか…
 こりゃぁ、次の講義の展開もいろいろ興味深い…。付いていけるかなぁ~?

→結局、この日での私の学びは、「迂闊な不真正PBPクレームを書くと、完全同一であっても権利行使できなかったり、折角の新規物質の特許なのに、権利範囲を訂正するような事態になりかねず、弁理士の責任はとても重い…」ということでした。。。別講義では、「前記、当該、該」などの言葉の有無で特定が変化するような話もあるようで、明細書を書いていない身には非常に辛い細かいテーマです

【知財高裁所長】 昨年の夏、特許庁長官に宗像直子氏が就任されましたが、先の5日には、知財高裁所長に高部眞規子氏が就任とのこと! 女性躍進は知財の世界から?!

【パスポートセンター】 昨朝、戸籍抄本を取るために役所に入ったのがAM8:30、パスポートセンターで家族全員分の申請を済ませて出てきたのがAM9:40。まずまずの仕事~♪ 直近では、夫のハワイ渡航が控えていますが、行けるのかな??

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2018年5月 7日 (月)

「Ready Player One」

20180502_320180502_4  我が家の唯一のGWイベントは、開業ホヤホヤのミッドタウン日比谷で家族で夕食を取った後、映画「Ready Player One」を観たこと。
 息子はこの春だけでも、文豪ストレイドッグス、名探偵コナン、パシフィック・リムを観ており、この日の映画は4本目(最近は、観たい映画があると、ふらりと独りででも観に行ってしまいます…)。
 久々のスピルバーグ作品には、なんとガンダムが出て来るということで、家族一同ワクワクしながら赴きました(笑)。
 冒頭、いきなり「AKIRA」のバイク(←常温超伝導による電気バイクだったんだ?!)が出てきて驚きましたが、全編にものすごく大量のオマージュが散りばめられており、とても1回の鑑賞ではすべてを把握しきれない感じ! どこかで見たようなシーンやセリフやポーズが頻繁に出てくるのですが、記憶をたどる暇もなく、すごいスピードでストーリーが展開! リアルとバーチャルを交錯させながら、天才ゲーム・クリエイターが作り出したゲームを攻略する若者たち。作者の思い入れやこだわりを探り出すことが、攻略への鍵、という所がおもしろかった! それにしても、この映画に登場した数々の過去作品を、すべて網羅して知っている人というのは、相当なギーク&オタク&ナードだと思います。まぁ、何も知らなくても、十分楽しめるとは思いますが…(笑)。
 それにしても、スピルバーグ監督の感性…、まだまだ若いな~!

【著作物利用】 個人的には、こんないろんな作品てんこ盛りの映画、どんな風に著作権クリアしたのか興味深いですが、パンフの表紙の雰囲気がちょっとStar Wars風に感じられたものの、かの“D”からは許諾が得られなかったそうで。。。さらにさらに、つい先日、国際管轄の講義で出てきた円谷プロの“ウルトラマン”も、裁判中を理由に使えなかったのだとか(先月、アメリカでは全面勝訴ってニュースがありましたが…)。かように著作物の利用は、一筋縄ではいかないようで。。。

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2018年5月 6日 (日)

忘れるのはお互い様…

20180505_4  先月の介護認定面接の結果、“要支援1”の認定を受けた父。プロの目から見て、まだその程度だと分かり、正直ホッとしました。
 とはいえ、記憶の覚束なさは歳とともにじわじわと…。実家の両親の物忘れもボチボチ出てきていますが、義父母の方はすでに、かなりのレベル。子どもたちがいろいろと奉仕・貢献しても、そのほとんどが忘れ去られているようで、情けないことに時折ふと、甲斐のなさを感じたりもしていたのですが…。
 先日、私の実家に赴いた折、母が言いました。
「孫たちにはずいぶんアレコレ手をかけてあげたし、夏休み中には4~5年ほど、孫合宿も催したのに、孫たちはそんなこと、ぜ~んぶ忘れてるのよね~」
 確かに、私がフルタイム勤務していた頃は、母には何度も我が家へ出動してもらい、朝のラッシュ時の満員電車で駆け付けてもらったり、息子が病気の時には、終日面倒みてもらったりしていたものです。息子は、そうした日々を、断片的には覚えているようですが、どのくらいの頻度で、どんなにお世話になったかまでは思いが及ばず、母としては、面倒をみた甲斐がない、と思うのかもしれません(苦笑)――
 ボランティアは別に、覚えていて感謝して欲しくてするわけじゃない、と頭では思っても、やはりまるっきり忘れ去られてしまうのは、存外拍子抜けするもの。とはいえ、こうしてみると、失念もお互い様で、人の世はいつも、持ちつ持たれつだよなぁ…と、思いました(笑)。人への感謝に溢れた人も含め、意外に誰しもが忘恩の輩で、特に、親への恩は忘れがち(苦笑)。息子にも、感謝なんて期待せず、ただただ自己満足で尽くすのみ、ですかね~

20180505_120180505_220180505_3  【ウォーキング2連チャン】 一昨日の“みどりの日”は、レポートに追われる息子を置いて、夫婦で10kmウォーク。そして“子どもの日”の昨日は、息子へのサービスデーにしようとスタンバイしていたものの、主役は遊びに出た後サークル活動だとのこと。フラれた夫婦はお台場で再びウォーキング。子どもの日の子抜きランチは、クラフトビールと、スペアリヴ&パエリア&チキンのアヒージョ。このGWは、かなりの運動量でした!

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2018年5月 5日 (土)

「コマンドー」

 息子が、飽きることなく繰り返し観ている映画のひとつに、シュワちゃんの「コマンドー」があります。去年から今日までで3回観ました(一緒に観ている私も私……苦笑)。
 ストーリーはいたって単純。娘を守るために、元コマンドー部隊隊長のシュワちゃんが一心不乱に立ち回るアクション活劇。子どもを取り返すためとはいえ、無茶苦茶やりたい放題の過激さだし、ここまでできる人間はそうはいないでしょうが(笑)、普通の親なら、心意気だけはすご~くわかるんじゃないでしょうか
 本日、子どもの日。もはや、大人の息子のために兜を出すことはしませんが、「子、守るど~!」の気持ちは健在 そのための、日々の精進と鍛錬です

20180501_220180502_5  【宇宙兄弟33巻】 でもって、『宇宙兄弟』33巻では、ムッタが“コマンダー”に! 『宇宙に命はあるのか』もポチっとな、してしまいましたが、いつ読む?!

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2018年5月 4日 (金)

新歓コンパ

20180428_120180428_220180428_3  先週土曜日、息子はサークルの新歓コンパだったようです。「晩御飯はお好み焼き屋で食べる」、と言って出掛け、またしても終電ギリギリの帰宅。
 近頃はすっかりサークル部屋に入り浸って、昼休みもそこでランチを取っているとかいないとか、、、
 …ということで、その日の晩は、終日の講義後に夫と待ち合わせ、夫婦水入らずの外食。行きつけのベルギービールのお店で。
 翌朝は、家族全員、なんとか4月を乗り越えて、ホッと一息ついたのでした。
 GW後半もしっかり充電して、次のひと月をまた乗り越えねば~!

20180503_520180503_6  【ミカド珈琲】 …昨日の夫婦散歩で、ついに岩手到着! 3時のおやつはミカド珈琲の“モカ・ソフト”(at 立ち席)♪

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2018年5月 3日 (木)

義父の定期検診

 昨日は義父の定期検診日。夫が付き添って、血液検査その他の検査を受け、ミルセラ注射。この注射を2か月に一度に変えたら、また貧血状態になってしまったそうで、再び1か月に一度に戻すとのこと
 確か先月は三男さんが付き添ってくれたのですが、親戚一同順繰りに都合をつけて、辛うじて付き添い仕事を継続している感じです。
 来週は超音波検査があり、再来週は検査結果に基づいた医師との面談があり…。だんだんと、都合を付けるのが難しくなってきていますが、老人ホームのスタッフさんに付き添いをお願いすると、1時間数千円のオーダーになる上、的確な質問を医師に投げるのが難しくなるという難点が、、、
 再来週は三男さん夫婦のどちらかが対応してくださるとのことですが、こんな調子で、今年度を乗り切れるんだろうか…?!

20180502_120180502_2  【橋の架け替え工事】 昨朝、面白いものを見掛けました。小さな橋の架け替え工事中だった河の近くに、こんなものが…。歩道と車道を分けて橋を架けるようで、そのうちの歩道橋部分が、待機中(笑)。ウォーキングの方は、岩手県に入るまであと4.93km。このGW中に宮城県は抜けそうです!

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2018年5月 2日 (水)

特許法38条の2とか、供託とか

 先週の講義で、新規性喪失の例外の話から派生して、特許法38条の2について、同期の仲間の方から教えていただきました。恥ずかしながら、この改正についてまったくスルーしていました。アメリカでの仮出願制度については、以前お世話になった事務所で、引例で引かれた案件のいくつかがこの制度を使っているのを目にした程度でした。
 日本でもこんな制度が導入されたと聞き、一緒に聴いていた大学知財関係の方が、「研究者は、学会発表をどうしても優先しがちで、後の祭りになっちゃうことも多いんで、もっと周知して欲しいですね~」と言っていました。ただ、実務的には取扱いは結構要注意のようで、「電子化手数料が…」とか、些末ながら手続き的に厄介なことも絡み、使い勝手については「?」のままでした(苦笑)。
 いつも貴重な情報をシェアしてくださる勉強仲間の存在は、同期の人たちの拠り所になっています。グループウェアを介しての質問にも、気さくに対応してくださり、心強い限り。ありがたやありがたや…!

 また先週は、ずっと気になりつつ、質問できる人がいなかった「供託」について、ちょっと触れることもできました。知財の侵害事件で仮処分を求めた場合、供託は普通になされることだそうで、当事者本人がする場合と、弁護士さんが代理でする場合に分かれるとのこと。弁理士法の解説書に、「弁理士は供託はできない」旨の記載があったので、それについても訊きたかったのですが、答えてくださった弁護士先生は、「誰ができるかなんて、考えたこともなかった」とのことで、やはりオールマイティーな弁護士資格って強力だなぁ~と感じました(笑)。

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2018年5月 1日 (火)

両実家の様子見

 先の日曜日は、(入院中の義母は不参加で残念でしたが)老人ホームの義父が実家の換気に帰りたいというのに合わせ、親戚で集まりました。家の換気に加え、息子の大学入学のお祝いもしていただいてしまいました(笑)。義父からお祝いをいただき、義弟さんご夫婦からは「欲しいものをリクエストして」とのありがたいお言葉。ただ、息子は目下、特に欲しい!と思うものがないようで(?!)、その時になったらご連絡させていただくことに…
 デパートの北海道物産展で仕入れた蟹づくしのちらし寿司や、セイジやパイン入りの珍しいチーズ、苺や琵琶やケーキを食べながら世間話をして、老人ホームの夕食に間に合うようにタクシーで帰る義父を皆で見送って帰路へ。義父が、「やっぱり自宅が一番イイなぁ~!」としみじみ言っていたのが印象的でした。
 義弟さんが、「親父さんも、認知症の検査、してもらった方がいいかも…」とおっしゃったのが意外でしたが、確かに近頃、物忘れが激しくなっている気はします。80歳を超えたら仕方ないとは思いつつ、打てる手があるなら対策しておくべきかも、、、とも思い、悩みます。

 昨日は、終日家族のんびり自宅でまったり。。。と言いつつ、洗濯機を3回回し、布団を干したりシーツを洗ったり、植木の手入れをしたり、大量の冬服をクリーニングに出したり、家中に掃除機をかけたり、朝昼晩と手作りご飯にしたり……かなり働いて、正直ヘトヘトです
 今日は、息子と夫が出掛けている間に、昨夕大量に作ったトマトソースを持参の上、私は退院後の父の回復具合を見に実家へ! 冷製トマトパスタを作って、ランチ提供してくる予定(笑)。

20180501  【おみやげ】 実家では結局、冷製パスタとプリンをご馳走したものの、煮干しのフライがすごくおいしいことを教えてもらったり、もち米や瓦煎餅や手作りジャムをおみやげに持たせてもらったりしました(苦笑)。父の血圧は最大でも120ちょっとくらいで、すごく落ち着いているし、朝晩欠かさず血圧測定をして几帳面に記録し、薬もきっちり飲んでいるようで、今月22日の通院までに、絶好調に戻すと意気込んでいました。母も思いのほか元気で、よかったよかった!

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