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2018年6月の30件の投稿

2018年6月30日 (土)

Facsimileの存在価値

 先週、若い方のブログに、「FAXをいまだに使っている」ことにカルチャーショックを受けている、という話が書かれているのを読みました。
 私も、特許事務所に勤め始めたとき、同様の感覚を味わいましたが、特許庁への印影確認とか、外国事務所との急ぎのやりとりなどで、普通に使われていたため、すぐに慣れてしまいました
 で、先日、公正取引委員会への課徴金減免申請もFAXで行う、という話を聴いて、久々にまた当時の感覚が蘇りましたが、一緒に講義を聴いていた弁護士さんがすかさず、「裁判所もいまだにFAXを使っていますし…」とおっしゃり、再び「へぇ~」と唸りました。
 ハンコ文化とか、紙の新聞の健在ぶりに、海外の方が驚く場面もあるようですが、私は、紙の一覧性のよさは、まだまだデジタル・デバイスに勝ると思っているので、一概にローテクぶりを嘆くものではありません。ただ、慣習は時折見直し、本当に存在価値があって続けているのか、単に惰性とか変更が面倒だとかで、変えた方がいいことをダラダラ続けてはいないかは、検証すべきかもなぁ…とは思います。
 EUの、一般データ保護規則の導入などを見ても、「なんか変わり身が速いなぁ…」と思うことがしばしば。日本は何かにつけて、“変える”ことがすごく大変な気がするのはなぜ?? 慎重な国民性は、ある意味、誇るべきところもあるのでしょうが、たまに考えさせられます(苦笑)。

【児童相談所も】 先日の、児童の虐待死に際し、児童相談所の現状がニュースで報じられていましたが、ここでも、しかるべきIT技術を活用した情報共有など一切なく、いまだにFAXで単発の情報共有しかなされていないとのこと?! 改善すべき点は山積みなのかもしれません…。(公務員の皆さんの倹約精神から来るものかもしれませんが、倹約より優先すべきことがあれば、世間から叩かれることはないと思います~)

【ダフ屋行為禁止法案】 おお!昨日、チケットの高額転売問題等を受けて、ダフ屋行為禁止法案提出への動き! amazon等への高額出品も含まれるのか、本記事だけからはわかりませんが、一歩前進!!

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2018年6月29日 (金)

二審制とスピード感

 以前(法改正前)、中国への商標登録出願では、登録要件が満たされない場合、日本でいう拒絶理由通知のようなものがなく、いきなり拒絶査定がくることに驚いたものですが(今は、商標局が必要と認めた場合は審査意見書なるものが発行されるようです)、先週のある講義で、中国が二審制であることを知りました()。
 社会の躍動感というか、スピード感のようなものは、こんなところからも醸し出されているのかも・・・と、また妙な感慨にふけってしまったのでした(笑)。

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2018年6月28日 (木)

インクカートリッジ・ウォッチング

 先々週くらいから、某特許技術にまつわる事例を材料に、訴状や答弁書を検討するという講義が続いています。
20180618_3  そんな中、カートリッジ内のインクの動きに興味が出てしまい、6/17の昼から、“インクカートリッジ・ウォッチング”を始めました(笑)。なんのことはない、単にいろんな方向で載置して、インクの動きを観察しているだけのこと。最初の数日、負圧発生部材室がほぼ浸潤しきるくらいまで傾けておいた後、正位置に戻して、延々放置しています


 何かの記事に、カートリッジ内のインクは、ドン・ペリより高価、と書かれていましたが、この後、インク供給口を開けて、1本無駄にするかどうか迷い中(まぁ、それをやらないと観察の意味がありませんね…苦笑)。本当は、負圧発生部材室に当初充填してしておけるインクの最大量(漏れないギリギリ)の%を知るための実験をしたいところですが、そこまではやってられないなぁ~(苦笑)。

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2018年6月27日 (水)

六時屋タルト

20180609_2  先日、夫が、お世話になっている方の退官記念パーティーに参加して、「六時屋タルト」をお土産にいただいてきました。ずっしりと重くて、密度の高いお菓子。時計で6時は、長針と短針がまっすぐになることから、「まっすぐ正直な心で商売をしよう」という思いから命名されたとのこと。かなりの量だったのに、ペロリといただいてしまいました~♪

 先日の父の日のプレゼントも、それぞれ喜んでもらえたようですが、食べ物の贈り物って、自分では絶対買いそうにない珍しいものを食せる非日常感が楽しいのかな~(笑)?

20180624_6  【初ウィスキー】 そういえば先の日曜夜、息子が生まれて初めてウイスキーを口にしました。父の日にプレゼントしたシーバス・リーガルを、小さなグラスで水割りにし、ほんのひとくち…(笑)。「このあいだ飲んだワインより、飲みやすいな…」だそうです。よし、次はトロトロウォッカ、いってみる?~♪

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2018年6月26日 (火)

法性決定

 以前、友人のお子さんが小学生だった頃、宿題がわからなくて号泣したという話を聞いて、「“わからない”ことをそこまで悔しがって泣けるなんて、なんて偉いんだろう…」と感動した私。そう、いつも“のらりくらり”と生きている私には、あまりそういう経験がなく、わからなくても、「まぁ大したことないや…」と、わからないままに放置して安穏としていることの方が多かったからかもしれません(苦笑)。

 が、今年度、国際私法という、渉外的私法関係の準拠法を指定する法規範(法例→通則)について勉強し始めたら、わからなさ加減がハンパなく、初めて泣きたい気持ちになりました。大企業で国際的な契約等に携わるわけでも、ダーリンが外国人であるわけでもない私が、こんな勉強をする意味あるのかな?と思いつつも、国境がこれだけ溶解し、この先世界がどうなっていくのかわからない時代にあっては、「自分を規定する法律って、なんだろう?」と考えておくことが、すごく大事な気がするのに、取り付く島もない感覚が、どうにもやるせない…。(あ、先生の名誉のために申し添えれば、先生が問題意識を掻き立てる授業をしてくださるからこそ、の、素養不足の自覚ですので悪しからず…)

 そもそも、日本人と日本人の間に生まれ、日本に暮らしているからといって、どうして日本の法律に規定されなきゃいけないのか? もし、何か特殊な宗教観に打たれたりした場合、そういう“当たり前”に安穏としていられるのか? “個”に関しては、取り巻く世界がすべて“渉外”だと考えると、公法的とか政策法的とか言っても、法律はあまねく“政策法的”なんじゃ??…なんて思えてきたり…。もうホント、わけがわからない…。あれこれと、細かな事例を検討する以前に、このあたりの根本的なことに納得感が得られないと、どうにも思考が動き始めない…。
 まぁ、これだけ国に守られて生きてるんだから、別にとやかく言うつもりは微塵もないけれど、各国の法律を勉強した末に、移住して現地人と結婚したり改宗したり国籍を取ったりするような人は、自らの意思で、ある種の法性決定をしてるのかも、と思うと、国の存続が実は“個”に委ねられているのを感じます――。
 アメリカでは不法移民問題がずいぶん取沙汰されていますが、日本でも、少子化や低い投票率が、黙示の精神的亡命にさえ感じられてしまう今日この頃。。。
 先週、こんな心持ちで泣く泣く帰宅したら、TVではWカップで盛り上がる世界各地の映像が…。ああ、スポーツとか音楽とか数学とか、なんてスッキリしてるんだろ…。
…と、屁理屈こねてるヒマがあったら、勉強しろ~~っ!(笑)

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2018年6月25日 (月)

駅員さんに起こされる

 電車で爆睡して、終点でも目覚めずに駅員さんに起こされたこと、ありますか?

 私は、学生時代に数回、あったような気がするのですが、、、。(ちなみに、夫はそういう経験はないとのこと?!)

 先月末くらいだったか、息子が、「今日、駅員さんに起こされちゃった」と言うので、詳しく聴いてみると、朝の通学時、途中の乗り換え駅が終点になっているため、つい油断して寝てしまうのだとか(笑)。入学して3か月くらいのうちに、2回も駅員さんに起こされたらしく、、、。近頃は、家族の中でいつも一番最後に就寝する息子なので致し方ありませんが、繰り返し駅員さんに起こされる経験を重ねても、懲りずにまた爆睡できるところ、ある意味、強者??!

20180624_120180624_2  【実家訪問】 昨日は、ずっと実家から要請されていた、PC不調の確認をしに、実家訪問。行き帰りの電車で熟睡して、危うく乗り過ごしそうになりました(^^;;;;。PC関係の不調とは、ワードで文章を打っていて、ルビを振ったものを、全部取り払おうとしたら、ルビを振っていた文字ごと全部消えてしまって、変な英数字が表示されるようになってしまったとのこと。復旧できるのか危ぶみながら行ってみましたが、、、〔Alt〕+〔F9〕で即解決。
 その後はあれこれおしゃべりして、父の回復具合を確認。2階の部屋にも出入りして、諸々片付けているのだとか。偶然、85歳の伯母が自転車で訪れ、山形の親戚から届いたというサクランボをお裾分けしてもらいました。聞けばこの叔母、80歳のときに服部栄養専門学校に通い、食育について学んだそうで。さらになんと、この夏は、ツアーで上高地に遊びに行き、トレッキングを楽しんでくるとのこと?! なんという若々しさ?!
 他にも、実家からは、庭で採れたインゲンやトマトやお手製のローズマリー茶葉などをいただき帰宅。
20180624_320180624_4  実家にも伯母の家にも、詐欺のハガキが届いたという話を聞きました。警察に届け出たら、「弁護士さんに相談したらお金がかかりますけど、警察はタダですから、すぐ来てくださいね~」と言われたとか(笑)。「まったく物騒な世の中だなぁ~」と辟易してしまった、夏のような日の午後でした。

【引き分け】 昨夜のWカップ第2戦の対セネガル戦、引き分け~! お疲れ様でした!!

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2018年6月24日 (日)

『ばらかもん』17巻

 先週の日曜日の昼過ぎ、息子が何やらゴソゴソとリュックに荷物を詰め込んで、「ちょっと出掛けてくる」と言いました。
 つい気になって、「え? どこ行くの? 電車で? 何しに?」と矢継ぎ早に訊いてしまった私。
 ムッとした顔をして、「どこでもいいじゃん」と誤魔化す息子――。
 いい大人をつかまえて、根掘り葉掘りもいい加減にしないといけません

20180617  今月発売の『ばらかもん』17巻には、ヒロシ君は一度も出てきませんでしたが、単身東京に行った彼を五島で心配するお母さんの気持ちが、すご~くよくわかりました(笑)。
 今回も、ゆる~くほのぼのとして、いい感じです♪

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2018年6月23日 (土)

別病院の相談員さんと面談

 義母が現在の病院に入院したのが4月後半だったため、来月にはタイムリミットの3ヶ月になります。
 そのため、別の病院へ転院する必要が生じ、本日は夫と義父が、新たな病院の相談員さんと面談。保険証を持参して、入院費の概算を出してもらったり、転院に際して準備するものを伺ったりする予定。
 義母の状況は一進一退で、入院原因の誤嚥性肺炎は快復しているようなのですが、喉の筋肉がすっかり衰えて、物を飲み込んだり話したりするのが難しくなってしまいました。認知力も、眼の光や首の傾きから推測するしかなく、細やかな感情や想いを把握するのは難しい…。いわゆる“寝たきり”状態が続いてしまっており、去年せっかくリハビリ病院でやや回復して老人ホームに入れたのが、遠い昔のように感じられます。
 転院が刺激になって、何か変化が起こるといいのですが――!(来週水曜日は、義父の血液検査日…)

【新ヘルスケア会社】 Amazon.com他が新たに立ち上げるヘルスケア会社のCEOに、『死すべき定め』の著者のアトゥール・ガワンデ氏が指名されたとのこと! 本書は、このブログを時折覗いてくださる方のご推薦で読んだものですが、とてもいい本でした。こういう人選をするところ、Amazonってホント、すごい会社だなぁ~と感心しきり。どんな哲学でヘルスケア・サービスを展開してくれるのか、楽しみにウォッチさせていただきつつ、応援します。

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2018年6月22日 (金)

著作権法 第120条

 以前、著作権法 附則 第5条の2の存在を知らずに驚いた経験がありますが()、先日今度は、著作権法 第120条の存在に驚きました()。

「第60条又は第101条の3の規定に違反した者は、500万円以下の罰金に処する。」

という規定。これは、著作者亡き後の人格権保護に違反する場合の罰則規定ですが、これがなんと非親告罪とのこと! これを指摘してくださった先生は、未だ、本規定が使われた事件を知らない、とおっしゃっていましたが、心しておく規定かもしれません

違法な出版物のコピー】 法学系の専門出版社「有斐閣」が、違法な出版物のコピーに関する事案をHPに公開しています。法学部の教授が、判例百選をコピー・製本して生協で販売とか…?!、世の中がいかに著作権に無頓着であるかを象徴するかのようですが、学内での電子情報のやりとりなど、わかりにくいものも多く、真面目に考えるとノイローゼになりそうです。

20180622_3 20180622_1 20180622_2  【Nature calls me?!】 梅雨の晴れ間の今朝みたいなお天気で、歩かないわけにはいかない!と、忙しい中でのしばしのウォーキング。やっぱり気持ちいい~♪

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2018年6月21日 (木)

20年後の世界から

 先々週、某特許出願の1つのクレームを、自分なりに書き換えるという課題があり、各々が工夫したポイントを発表する機会がありました。
 その中で、ある方が先生から「どうしてこういう言い回しにしたんですか?」と質問され、「20年後に、ここに書かれた言葉が残っているかどうか、わからないからです」というニュアンスの回答をされました。
 その答えを聴いて、「ほぉぉぉ~!」と思ってしまった私(常に明細書を書いている人にしたら、当たり前のことなのでしょうが…)。特許の存続期間は、出願日から20年。進歩の速い昨今、なかなか権利満了まで維持してもらえる発明も珍しいかもしれませんが、20年後に読んでも、古さを感じさせない書き方をするべきなのか~、と、一瞬時空を超えた感覚――(笑)。いつも20年後を見据える仕事、、、未来志向ですね~!

【Sony VTR事件】 そういえば先日、アメリカでのSony VTR事件の最高裁判決(1984/1/17)の和訳を読む機会がありました。当時は、リアルタイムで見るチャンネルとは別のチャンネルの録画ができることが、驚きの技術として、市場に猛烈な勢いで取り入れられていたようです(笑)。今や我が家のREGZAでは、全チャンネルの1週間分の過去番組がほぼほぼ見られる時代。今の若い人から見たら、「なんでそんなことで争ってたの?」という感じかもしれませんが、補償金の取り扱い等、いまだに需要者に著作権の取り扱いが見えづらい状況は変わりなく、、、。本事件でのStewart裁判官の解説(〔25〕のところ)が、私にとっては感動的でした!

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2018年6月20日 (水)

Fully Committed

 先週、高校に勤務していた頃にお世話になった先輩から「Fully Committed」という独り芝居へのお誘いメール。去年の11月に「きらめく星座」の観劇でご一緒して以来。来月頭とのことでしたが、残念ながら時間が取れず、今回は断念
 この先輩、すでに昨年度で定年を迎え、この春からは新しい勤務体制でがんばっておられます。定年後の嘱託的な働き方だと、お給料はかなり減ってしまうようですが、それでも追加で数年、生徒さんたちを見守りながら仕事できるのは、教員冥利に尽きるのでは、、と拝察します。今度お会いするときは、定年後の働き方や暮らしぶりなど、いろいろ聞かせていただこうっと♪

【大阪で地震】 月曜の朝8時少し前に、大阪で震度6弱の地震。友人が、大阪方面行きの新幹線の中に閉じ込められて大変だった模様。このところ、また地震が多く、大地のざわめきを感じます。そして、こういう災害時などの報道を見ると、いろんな人がいろんな所で、全力を尽くして頑張っていることも感じます(被害に遭われた方が早く日常を取り戻せますように)。。。

【初戦快勝!】 昨夜のWカップ・ロシア大会で、日本快勝! 全員フル走行でしたね~!!

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2018年6月19日 (火)

消尽と「地球少女アルジュナ」

 先週の師匠の講義で、「消尽」の議論の際、遺伝子組み換え大豆をめぐるアメリカの最高裁判例を題材にした問題を検討しました。この事件について予習するに際し、市場調査(?!)したところ、どういうわけか、以前何度か本の企画を打診させていただいた方が関わったアニメ「地球少女アルジュナ」という作品がヒット! 放送当時は、あまりに時代を先取りしすぎのアニメだったようですが、私としては是非とも観ておきたい佳品の予感!!

 

(以下はへそ曲がりの私論で、今後悶々と抱え続けることになりそうなテーマのメモです。消尽というより、実施行為の問題ですが…
 遺伝子組み換えにより、これまで自然界に存在しなかった、某除草剤耐性のある大豆ができ、その“大豆”の特許権が成立したとき、その特許の“実施”って、なんだろう?――本来の題材は、もっといろんな設定があり、こんな単純な話ではなかったし、常識的にこれまでの消尽がらみの裁判例を参照すれば、結論は1つの方向に収束することが予見されるのですが…、それでは思考停止してしまいそうだし、自然の摂理に照らしてなんか納得できない!――ということで、敢えてへそ曲がりに考えると…。

 物の特許の“実施”は、“生産”“使用”“譲渡”等…。つまり特許権者は、「業として、この特許にかかる“大豆”を、独占的に生産”“使用”“譲渡”等できる」わけですが、、、この場合、“生産”とは、「遺伝子組み換えをして、某除草剤耐性のある大豆を作ること」、“使用”とは、「この大豆を、食べたり、育てたり、花を咲かせたり、鑑賞したり…自由に使うこと」、“譲渡”は、「この大豆を、売ったりすること」――
 で、一度権利者が国内で特許製品を販売したら、通常はその特許権は用い尽くされたと考えて、それを買った人のその後の自由な利用行為には及ばない…。
 件の大豆を買った後、農家がそれを使って業として(売り物の農産品として)大豆を育てるのは侵害行為ではないにせよ、さらに種として大豆を採種することは、この特許権の侵害に当たるのか…? 大豆を採種するために「大豆を育てること」が、「生産」に当たるなら、侵害になってしまうわけですが……。
 
あれれれれ?? 先ほどの、“生産”とは、「遺伝子組み換えをして、某除草剤耐性のある大豆を作ること」を採用すると、普通に育成して別種交配とか突然変異とかを許容することは生産には当たらないような…??? ダメかしらん? 無茶苦茶かな?(cf:“Restrictions and location are irrelevant; what matters is the patentee’s decision to make a sale.”、DIYバイオ

 

【自己複製するヒューマノイド・ロボット】 耐用年数間近になると、自分自身で材料調達して、自分と同じ構造のロボットを2体組み立てる(複製機能付き)ヒューマノイド・ロボットの特許が成立したとして、そのロボットを、メンテナンス契約付きで購入した人が、その初代から派生した弐代目、参代目…を、1体ずつ他人に販売する行為は、特許権侵害???

 

 前記の「地球少女アルジュナ」の第1話が、amazon primeで無料だったので、金曜の晩、早速見てしまいました~! いきなりの臨死体験表現からして独特のテイスト♪ 果たして、全話見届ける時間が取れるでしょうか…?♪ このアニメにはきっと、“地球を消尽させたくない”…という思いが詰まっているんだろうなぁ~(と、勝手に予想)。
 エネルギー問題や食料問題など、いろいろな意見の対立がありますね。個人的には、いずれの問題もスケールが大きすぎて、判断可能なファクトの蓄積が圧倒的に足りない気がします。感情的にならずに、様々な意見に冷静に耳を傾ける難しさも感じます。“消尽”についての意見も、もっといろいろ聞いてみたいなぁ。

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2018年6月18日 (月)

FREE POWER

 先の日曜日にTBSの「がっちりマンデー!」で紹介された“FREE POWER”。力の伝達のデッドゾーンだった盲点に光を当てた発明のようで、是非試してみたくなりました! どこか、試乗できるお店をご存じの方がいらっしゃいましたら、是非教えてくださ~い♪
 ちょっとググッたら、なんと10年以上も前からあった特許技術だったとのこと。どうして休眠していたのか、どうしてあまたの自転車メーカーが即採用しなかったのか、、、??? やっぱり一度、乗ってみないとなんとも言えません。
 友人との“なんちゃって便利グッズ”の開発も、こういう盲点を見つけるところからか?!(笑)

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2018年6月17日 (日)

父の日

 世のお父様方、いつもおつかれさまです!
 本日、父の日。実家の父は、「ゼリーが食べたい」と言っていたので、大阪の甘泉堂というところの紅茶風味わらび餅ゼリーを贈ってみました(?!)。そして、あんこ好きな義父には、京都養老軒の冷やし京ぜんざいを。
 本当は、物を贈るより、訪問して顔見せする方がずっとイイとは思いつつ、なかなか重い腰が上がりませんでした。まだネット通販なんてものがなかった時代は、忙しくて送付手配ができないなんてことはザラにあったと思うのですが、買物に行く時間が取れなくても、家にいながらにして、全国各地からお取り寄せできてしまう贅沢な時代。。。ささやかな感謝の気持ちが届きますように――。

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2018年6月16日 (土)

「BANANA FISH」

20180610  先週、息子が唐突に、「うちに“BANANA FISH”ってあったんだね」と言いました。
 どうやら、この夏から始まるアニメ情報を聞き付けて、家の中を物色した模様――(笑)。
 私はまだ読んだことはないのですが、夫は原作マンガのファンで、「おもしろいよ」とのこと。5年前に増築した本棚が、すでにスゴイことになっていますが、私も時間を見つけて読んでみようかな~?

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2018年6月15日 (金)

著作権の原始的所有者

 国際知財法の講義や、著作権法の講義で、「著作権の原始的所有者とは?」ということをマジマジと考える機会が繰り返されています。
 未だドイツでは“職務著作”という概念が認められていないという事実にも驚きましたが、義母が老衰でどんどん表現力が乏しくなっていく様を間近に見ていると、やはり著作権は属人的であるべきかもなぁ…と思ったり、一方で、今やリモートの協働作業が簡単にできてしまう時代、たった一人で完成させる著作物の方が珍しい気もして、揺れる揺れる揺れる。。。そんな中、1つの論説をメモ。

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2018年6月14日 (木)

トリレンマ

 先週、「トリレンマ」という言葉を使って、「あちらを立てればこちらが立たず」の状況を解説してくれている記事を見掛けました。例えば飲食業における「早い・安い・旨い」の3条件。2つは実現できても、それによって3つ目の条件はどうしても実現できない…という構造。「ジレンマ」が2つの条件の間での板挟みなのに対して、条件が3つになった状態ですね。コレ、結構いろんな場面にあてはまりそう。。。
 人生で携わる仕事についての、「やり甲斐、お金、私的時間」の3条件も、多少“トリレンマ”的なところがあるような気もしますが、“やり甲斐”は気の持ち様で変わるところが、条件設定として適切じゃないですね^^;;。
 働き方改革は、私的時間の確保に重点が置かれているように見えますが、3条件のバランスが大事な気がしています

 また、別のブログでは、「おばあちゃんのやさしさ」にまつわるこんな話も。私もこんなおばあちゃんになりたいわぁ~!

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2018年6月13日 (水)

審決取消訴訟の位置づけ

 先週、産業財産権法での審決取消訴訟についての議論がありました。奇しくも、独禁法の調査手続の法改正で、3年前くらいから審判がなくなったということを知ったばかりのタイミング…!
 ずいぶん以前から、私の中での審決取消訴訟は、何か得体の知れない位置づけでした。行政訴訟なのに、(査定系を除けば)まるで民事訴訟のような当事者対立で、もしも自分が当事者だったら、誰と何を争っているのか、よくわからなくなってしまいそうだったからです。

 まだ、法律をかじり始めたばかりの6年半ほど前は、暢気にこんな記事をブログにアップしていました。。。
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【審決取消訴訟での証拠追加に関して】
・最判S51.3.10「メリヤス編機事件」:新証拠不可
  →すごいぞサトー、メリヤス編機
・最判S55.1.24「食品包装容器事件」:補強証拠可
  →カレーはココいち、日清食品
(このセットもインパクトあるけれど、「生ごみ処理装置」と「ブラジャー」のセットは忘れたくても忘れられない)
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 これらの延長として、「高速旋回式バレル研磨法事件」の最高裁判決と、それをより難解にしたケース・スタディの課題。。。直接証拠と間接証拠の採用の可否や、拘束力の範囲など、司法のフローの根本的な問題に思えますが、専門の方々の中でさえ議論が続いている模様。そもそも、メリヤス編機の制限を考えた時、(当事者間だけの一事不再理効も併せ)「特許って結局、あまり公的なものとは捉えられてないってことかな…?」という疑問を抱えていたのですが、それ以外にも、いろんな問題が山積しているようです。
(以下は単なる個人的感想です)
 これまでの私は、議論がし尽くされるまでは、少なくともメリヤス編機判例の許す射程内で、議論は深める必要があると思ってきました。ですが今回いろんな人の意見を聴いて、あまりに節操のない蒸し返しは、訴訟経済上好ましくないし、おそらく当事者にとっても実は負担が大きい(大企業のように裁判に時間やお金をかけられる者ばかりではないという差異)、、、と考えると、的確な判断のもとで極力早い段階で審理をし尽くす努力をすべき(上級審であればあるほど、結論に踏み込んでいくべき)だと思うようになりました。保護期間の恣意的な引き延ばし作戦のためだけの蒸し返しなどは言語道断だし、万人が首肯する結論なんてありえないと思えば、限られた時間内に最善を尽くすのが争訟の理想的な形だと感じます。(喩えは不適切かもしれませんが、法廷はある種、ボクシングのリングみたいなものだから、限られた枠組みの中で、3回ダウンしたらKOですよね(WBA仕様))。
 知人が、土地の境界線(筆界)を巡って、5年間近くも争い続けていましたが、結局納得感のある結論には至らずについ最近終局を迎えたようなのですが、土地だって実のところは誰のものでもない地球の大地(パブリック・ドメイン)だったわけで、筆界はある時代の誰かが恣意的に決めただけだと考えると、この種の財産権の争いって、実は一過性のものかもしれません(まぁ当事者には切実なんだけれど…)。
 依然として、準司法的手続きとしての審判と、第一審に携わる特許庁審判官の専門的知見の位置づけについては悶々としてしまうのですが、、、
 ともあれ、6年半前の自分より、ちょっとは視野が広がってるかも、と思えた受講でした

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2018年6月12日 (火)

香香、1歳!

 本日は、上野動物園のシャンシャンの1歳のお誕生日♪!
 おめでとうおめでとう~!!
 スクスクと大きくなって、元気に遊んでいる姿は、それだけでハッピーな気分にさせてくれます(笑)。
 今日は何か特別なごはんが出るのかな~??

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2018年6月11日 (月)

古武道演武大会

 昨日鹿島神宮で、古武道の演武大会が開かれたようです。
 先週、何を思ったか、息子がコレを見に行きたいと言い出し、行き方をアレコレ調べたりしたのでした。
(どうも、「刀使ノ巫女」とかいうアニメに触発された模様…。蘭ちゃんにせよ、響ちゃんにせよ、かなみちゃんにせよ、うちの息子はどうも、強いけどちょっと頼りない感じの女の子が好みのようで――笑)

20180609  天気が良ければ是非私も行きたいところでしたが、台風が近づいていることもあり、日曜の鹿島神宮行きは断念することになりそうだったので、その代わりと言ってはなんですが、土曜の朝、息子と朝神社ウォーキング(笑)。気持ちをスッキリさせるのに、ウォーキング+神社、結構イイかもしれません♪

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2018年6月10日 (日)

「ブラック・ペアン」

 海堂 尊さん原作のTVドラマ「ブラック・ペアン」が、今期の我が家の視聴ドラマ。むか~し、『医学のたまご』という作品を拝読したような記憶がうっすらあるのですが、本作は読んだことはありません。
 ネット上では、嵐の二宮君の出番が少ない、との声もあるようですが、あれだけの天才的なオペの技術を持つダークヒーロー的な存在でありながら、出過ぎず、目立ちすぎずの演技に徹していることが、周囲の人間ドラマを浮き立たせ、ミステリー感を深めているように感じられ、私はいいバランスじゃないかと思っています。
 悪役っぽくはありますが、あれだけ勉強家で努力家な人も珍しい。。。ドラマを観ながら、「私の仕事人生で、渡海先生みたいな人、いたっけかなぁ~??」と振り返りました。協調性がなく人受けは悪くても、やるべきことをキッチリこなし、ワルっぽいのに実はすごい正義漢…みたいな。
。。
 よくよく考えても、、、、、いない!? 普通は、あの手の人は会社組織にはいられなくなっちゃうんでしょうかね~^^;;。(強いて探すなら、遊戯王の海馬瀬人くん??)
 第7回の、「患者がいる、その人を助ける、以上!」という、ごくごくシンプルな仕事への取り組み方にすごく共感しました。ブラック・ペアンの謎はたぶん、復讐劇なんかじゃなく、感動を呼ぶ結末に続いていると想像してますが、果たして?! 今晩も楽しみです!

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2018年6月 9日 (土)

前期折り返し!

 この春から始まった大学院の講義、前期初回は4月7日だったので、やっと2か月ほどが経ったことになります。ようやく前期の折り返し地点! いやぁ、日々とても大変ですが、いくつもの授業の内容が、相補的だったり重層的だったり、各々が微妙に重なり合っていることで、復習になったり深化したり、、、。
 就学前との一番の違いは、いろいろな判例・裁判例の後ろに隠された、裁判官や調査官の方々の個性を意識するようになったこと。先生方が、「これは誰それがドラフトを書いた」とか「これは誰それが判示した」とか、つど教えてくださるので(笑)。法学プロパーの方には当たり前のことかもしれませんが、判決も生身の人間が書いていて、いろんな感情や葛藤を抱えながら、論理立てて没個性に徹しているのかもなぁ…と感じるようになりました。願わくば、裏判決でもよいので、アメリカの判決文のように、個性全開の文章で、時には格調高く、時には気恥ずかしいほど純粋に声高らかに、思いのたけを吐き出した判決文を読んでみたいなぁ~と思います。司法には、人を化導する力があると思うんだけど、、、!?(っていうか、なくちゃ困る…)
 これまで触れて来た産業財産権への理解を自分なりに深めつつ、著作権法、独占禁止法、不競法、国際私法(通則法)、民法・民訴法、外国法にも触れることで、新たな見方に気付き、インスピレーションを得る機会が増えているような気がしています。実務で、もっと幅広く様々なことに関わっていれば、その効果をより実感できるのでしょうが、まぁそこは致し方なし。
 前期後半も、がんばろ~っ!

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2018年6月 8日 (金)

DB利用講習会

 先週、講義外で、文献DB利用講習会がありました。
 日本のみならず、海外の判例・ローレビューの渉猟の仕方を教えていただき、引用の仕方や出典の表示方法など、諸々の作法を弁えるべく、アドバイスをいただきました。
 原典に当たる、ということが大事なことは重々わかるのですが、これはなかなかに大変なことで、正式な論文でない、巷に溢れる文献の中には、孫引きや曾孫引きをしているような形のものも多そうに思えます。が、学術論文においては、この引用の流用は許されないとのこと。必ず原典を確認するよう注意されました。
 それにしても、今のように文献がデジタル化されていなかった数十年前以前は、文献に当たることがどれほど大変な作業だったかと想像すると、、、頭が下がります!

 先行研究と自身の研究の関係を常に意識して、先人たちが積み上げてきたものの上に、ほんのわずかに何かを加える営み――アイザック・ニュートンの、諸々の言葉 を思い出しました。

dedicationの法理】 先日、“dedicationの法理”なる考え方に触れました。適切な公開自体も十分dedicationだとは思いますが、権利範囲に含めないことを明言してくれるのが、一番のdedicationだと思います。含まれるのか含まれないのかがハッキリしないのが、一番タチが悪い…。巨人の肩の上にチョコンと座る小人が確保する、ささやかな領域だからこそ、誰の目にも明らかであって欲しいなぁ。

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2018年6月 7日 (木)

条文デバッグ/パブコメ要員

 師匠の講義は毎度、緊張と興奮と混乱がないまぜになったような、不思議な感覚で受講します。先週も、先使用の検討だったはずが、いつのまにか消尽に議論が及び、1つのケース・スタディに関し、状況を少しずつ変えた質問が飛んでくるので、予習の範囲を軽々と越え、冷や汗が垂れてくるのでした
 いつも、頭がなかなか付いていかず、顰蹙をかいつつも、自分なりの考えを捻りだすのが面白く、「そーきたかぁ~!」と心の中で膝を打ってみたり…(苦笑)。当初は、まずはゼロベースで、何の判例参照もせずに自分の頭だけで考えていましたが、だんだんとそれでは時間が足りなくなり、最近はまず、ヒントとなりそうな判例探しから取り掛かるようになっている自分がいて情けない…
 とはいえ、神がかり的な師匠の問題攪乱(限界事例提示)は、判例参照だけではスルリと納得できない場合が多く…。
 この作業、何かに似てるな…、と思ったら、プログラムのbug取りのような印象が浮かんできました(と言いつつ、bug取りなんてまともにやったことはありませんが…)。いろいろ予想外の例外的状況を想定しては、正常に運用するにはどう考えたらよいかを検討する…。論理の不整合や矛盾を洗い出すようなブレスト。あるいは、単純な法解釈では解決できない問題について、市井の人間はどういう考え方をするかの意見集約。。。
 法制局等に、“条文デバッガー”的な役割の人がいるのかどうかは知りませんが、アナを見つけては塗り固めていくような作業、結構大事かもしれません。
 この日はまた、“転売”という言葉が頻繁に出てきたのですが、私は講義課題の問題を離れ、近頃話題の“チケットの不当転売”とか、諸々の“転売屋~”の問題行動が頭の中でグルグルしてしまい、ちょっと集中力を欠いてしまいました。でも、権利移動をトレースするとか、権利者の監督義務とか、関連性がまったくないともいえない気がして、頭の柔軟体操を楽しんだのでした

20180605  【どんぴしゃり】 先日、同じクラスの中国人留学生の女性と、講義後に豚丼を食べながらおしゃべり。中学生の頃に日本のアニメにハマり、以来、自己流で日本語を勉強して、日本の大学院へ来たとのこと 私なんかよりずっと法律にもアニメにも詳しく、日本語も上手! 年齢差は2回り以上あるかもしれませんが、学校にオタク仲間が出来て嬉しい~(笑)。

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2018年6月 6日 (水)

スペシャルゲスト

 先々週の某講義前、いつものように席につき、なにげなくホワイトボードの方を見ると、なんと、女性研究者として尊敬しているが、さりげな~く佇んでいらっしゃいました! 先生が、サプライズのスペシャルゲストとしてお招きくださった模様。
 講義は、アメリカの特許制度の概説で、手続き面や、Phillips事件がらみの均等についてお話しくださいました(内心、「弾丸は別に、壁に垂直な方向から飛んでくるだけじゃないんじゃ…?」と、ずっとグルグルしていました^^;;;)。
 印象深かったのは、海外の大学でも教鞭を取っておられる中、「海外での日本のプレゼンスが、近年どんどん低下している気がする」とおっしゃっていたこと。学内の多くのアジア人留学生たちの勢いを見ていると、軽くスルーできない気がしました。
 ご挨拶したかったけれど、そもそも私のようなのが紛れ込んでいること自体がかなり場違いなので、ひっそりと心の中で頭を下げておきました(苦笑)。
 あとで、同期の人が、この先生のコラムについて教えてくれたので読んでみたら、こんな記載がありました。
「現在は基本コンセプトを再考し、排他権ではなく技術を共有するための権利を創設する第二の特許制度を提案する論文を書いている。調べてみると同じようなことを考えている人は結構いるようで、既にある提案より革新的な制度を考えるのはワクワクする。」
――
 いいなぁいいなぁ~! 大学院の勉強も、昔、私が学生だった頃に比べ、格段に学生同士の情報共有が充実していて、お互いが補い合ったり、講義以外の情報まで追加されたりして、理解のスピードが倍速以上になっている気がします。協働・協力のしやすさは、数十年前とはまったく違うフェーズにあるような気もします。技術が、ヒトのこういう側面を底上げしたのだとしたら、こんなに嬉しいことはないですね!

【ReDesign】 ReDesignの機運はそこここに…。

【本日関東梅雨入り!】 

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2018年6月 5日 (火)

パプリカの種

20180603  先日、何かのTV番組で、パプリカの種は栄養価が高いので、捨てずに食べて!という情報を得ました。

 そこで、日曜の夕食で、ハンバーグの付け合わせに、種ごとパプリカのグリル。苦いかな?と懸念していましたが、まったくの杞憂。普通においしかったです♪

 昨朝、チラリと義母の様子を見てきましたが、また酸素吸入しており、看護師さんに痰の吸引をしてもらっている所でした。起きていたので、「わかりますか~?」と尋ねたら、ウンとうなずいてくれました! いくつか質問を投げかけたら、うなずいたり首を振ったりして、辛うじて意思疎通ができ、良かった!
 本日は夫が、出張先から義母の入院する病院へ直行し、義父と待ち合わせて、医師と再度面談。ここ数日、親戚皆で話し合った結果、中心静脈点滴も胃ろうもせず、普通の点滴のみで対応していただくことに決めたので、そのお願いに――。
 先の日曜日は、義母の二人の妹さんがお見舞いに来たり、義父は親戚に諸々の報告に行ったりして、周囲の全員が了解の上、静かに見守ることになりました。何か特殊な病気でない限り、やはり生き物は、口から栄養を採ってこその“生”だと思います。
 ものすごくお料理上手の義母で、正直、結婚当初はプレッシャーばかりが先行しましたが(苦笑)、ここ十年近くは、自ら腕をふるうことはできませんでした。とはいえ、少なくとも半世紀以上、家族他たくさんの人たちに美味しい幸せを届けてくれていたのでした。
 今の義母が、何かをすごく「食べたい!」と思って訴えてくれたら、速攻で準備するんだけどなぁ…。

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2018年6月 4日 (月)

ワークショップ3

20180530  先月末、都内の某高校でキャリア教育授業再び。去年の母校某校に続き3回目です。
 今回ファシリテーターを務めてくださった女性は、数年前に日本弁理士会提供のラジオ番組でナレーション等を担当してくださったのだとか?! 放送後の番組公開はすでに終わってしまっているようで、残念ながら拝聴することは叶いませんでしたが、なんという奇遇! また、同じ委員会の先輩先生も、この活動の趣旨に賛同してか、名簿に名を連ねてくださっていることを知り、またまたビックリ。いろいろご縁がつながります(笑)。

 授業ではまた、人生にはいろんな壁が立ちはだかっていること、1つの仕事をずっと続けることは(特に女性にとってはまだまだ)難しいこと、それでも努力を続けていれば誰かが必ず見ていてくれること、目の前の仕事を愉しむこと…などなど、ままならないキャリアだからこそお伝えできそうな事を、あれこれとお話しさせていただきました。高校1年生にもかかわらず、すでに将来なりたい職業を絞り込んでいる人が6人ほどもいたことにビックリ! また、1か月に1冊以上は本を読むという人も3分の1くらいいて、頼もしく感じました。
 後半、生徒さんたちがグループに分かれて質問を取りまとめ、順次インタビューしてくれるコーナーでは、辛いときの気分転換の仕方とか、進路を迷ったときの決め方とか、そんな質問も出ました。これは取りも直さず、今まさに生徒さんたちが悩んでいることなのかもしれません。
 『人間と社会』という教科書を見せてもらいましたが、中には、学ぶ意義、働く意義、お金のことやワークライフバランスなど、私が高校生の頃にはなかった“人生”を渡っていくためのリテラシーのような履修テーマがたくさん並んでいました。毎回、私の方がいろいろ勉強させていただいている気がしますが、高校生が少しでも、進路選択の幅を増やしてくれれば!と思います。
 来月には、この活動に参加している講師の方々とファシリテーターの方々とで、交流会が開かれるようですが、残念ながら都合が付きそうになく…。「毎年やってますから、是非来年に!」と言っていただき、ふと1年先の自分を想像しました(笑)。1年後の自分なんて想像もつかず…。まったくもって、人生は最大のミステリー!

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2018年6月 3日 (日)

ブルーの年金手帳

 先日、ブルーの年金手帳が届きました。息子用です。すべての公的年金がカバーされるとのこと。
 世代ごとに、ずいぶんと制度からの恩恵が異なり、腑に落ちないことも多いですが、これから先はどうか、きちんと人口動態に即した堅実な計画を立てていただきたいと、切に願います!

(ちなみに、先日の「グローバル年金指数ランキング」で、日本は30か国中29位で、30位はアルゼンチンだとか…。素人目から見ても、制度の持続性が危ぶまれます。将来の年金の支給年齢を上げて、金額を減らす、なんて安易な改革は勘弁してくださいませ!!)

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2018年6月 2日 (土)

親子丼

 この春から我が家のリビングには、「家族連絡帳」なるノートが常備されています。私が夜の講義に出掛けることになり、夕食をあらかじめ下拵えしておくので、それについての伝言をするためです。夕食の指示出しをしておかないと、食べずに延々と待って、結局、疲労困憊の私が帰宅後に作るハメになるので、致し方なし(家族にとっては、私の大学院通いは道楽としてしか見られていないもので…)。
20180601  昨夕も、お味噌汁を作り、ご飯は冷蔵庫のタッパーに入れ、サラダを小鉢に準備し、出し汁で鶏肉と玉ネギを煮込むところまではしておき、食べる直前に温めて、卵を割り入れて仕上げてもらおうと、指示出しメモを書いて出掛けました。

 昨晩の講義は、権利行使に強いクレームの書き方についてで、数値限定(パラメータ)を含む発明に関し、「粒子径」の測定法や、「代表値」の求め方など、物差しとなる定義をはっきり明記しておかないと、明確性要件違反になる、という話を聞いてきたのですが、、、。

 帰宅後のリビングのテーブルに、息子が残した親子丼の残骸――妙にグチャグチャして見えます。
「どうしたの?」と訊くと、夫が膨れっ面で言いました。
「“卵を一個割り入れて”って書いてあるから、丼のご飯に具を載せた上から、生卵をかけちゃったよ!」
「はぁ?! 親子丼って書いてあるんだから、鍋に割り入れるに決まってるじゃない??」
「でもさ、朝、“卵かけご飯が食べたい”とか言ってたじゃん?」
「だからって、親子丼の具の卵を生卵にすることないでしょー?!」
「メモの書き方が悪いよ! ちゃんと“仕上げに鍋に卵を入れて”って書いてくれないと」
「ムキ~っ! そこまで面倒見切れないよ!」
「ママには絶対、明細書は書けないね」
 売り言葉に買い言葉、お互い言いたい放題やりあっていたら、息子が呆れて自室に引き上げていきました
 理想は、何の準備もしておかなくても、各自が勝手に自分の食べたいものを食べてくれることなんですが、どーして、そんな簡単なことが出来ないんだろう…???(私の教育がなってないってことですね…)
 かくして、世の女性たちは、苦労を背負いこみ、日々ヨレヨレになっていくのでした…。

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2018年6月 1日 (金)

デキャンター!

20180526_120180526_2  先の土曜の夜、家族の諸々のお祝い事をまとめてやろう!ということに。その下準備として先週、夫が、我が家には不似合いなほど高価なワインを30%引きで買ってきた上(笑)、本格的なデキャンタをamazonで注文! 息子が人生初めて、ワインを口にすることとなりました!
 ソムリエのように、グラスに注がれたワインを電灯にかざしたり、クルクルと空気に触れさせたりしたあと、おそるおそる、といった趣で舌の上へ…。しばし口腔内でワインを転がしたあと――
「にがっ!」――(爆笑)。小学生の頃から赤玉ワインを嗜んでいた私の子とは思えない反応。でも、まんざらでもない顔をして、「まぁ、香りだけ楽しんどこ」とのこと。
 息子の反応と、本格的なデキャンタのインパクトが、忘れがたい夜でした。

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