加速する異常気象
去年くらいまでは、クーラーの冷気が嫌いで、極力エアコンのスイッチは入れたがらなかった私…。
が、身体が弱くなっているのか、暑さが異常なのか、今年の夏は、朝一番でエアコンのリモコンに手を伸ばしてしまいます。。。スイッチをONにしながら、「ああ、このスイッチONでまた、どこかで何かが燃やされることになるのかな…」と、これまた朝一番から悩む日々――。
実験的に、3日くらい、全世界でクーラーを付けない、という生活をしてみたい気がしますが、NHKニュースなどではしきりに、「我慢せずにクーラーを使ってください」と呼び掛けています。実際、この暑さでクーラーなしでは、熱中症で救急搬送される人が続出する可能性も…。
天下の周り物である“お金”は、誰かの懐が豊かになれば、誰かの懐が痛んでいるわけですが、その状況はある程度流動的で、ひたすら一方通行ということはないと思えます(思いたい…)。
一方で、地球の周り物である“熱”はどうでしょう? 我が家のリビングを冷やすため、(火力発電の場合)どこかの発電所で何かが燃やされ、さらにパブリックエリアに熱を放出して、局所的に涼を得てはいますが、これはかなり非効率な“涼”だと感じます。ことエアコンだけに限っても、かつてない程の数の人がこれを利用して、世界中で局所的な快適のために、パブリックエリアが熱を帯びる……。で、熱くなるからますますエアコンの設定温度を下げる……。ものすごい悪循環。
――と書いていて、「アレ? 金融緩和の話を書いてたんだっけ?」と、妙な錯覚…。かように、誰もが豊かになり、誰もが快適になるのは難しく、歪みが溜まれば何かが起こる――レ・ミゼラブル。
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