指導教授との面談
先週、後期に取り掛かるResearch Paperに関し、指導教授との面談がありました。せっかくの(勤続25年で自分で自分に与えた)サバティカルを愉しむべく、心から追いかけたいテーマを見つけたいところですが、これがなかなか難しい。
私が、関心のあるテーマをいくつかピックアップしてご相談したところ、「テーマはできるだけ絞り込んで、広範になりすぎない方が面白くなると思いますよ」とのご助言(確かに、パリ条約の変遷上で“行使する(expliter)”という一語の解釈で各国代表が侃々諤々としたこともあるわけだし…)。また、「基となる論文を1つ見つけて、その参考文献等から広げていくと書きやすい」とか「何らかの結論や意見の提示も大事だけれど、そこに行くつく論理をいかに明確にして、説得力を持たせられるかも大事」とのこと。
理系の論文に比べて、文系の論文の付加価値性がよくわからない旨を率直に伺うと、「理系の論文のように、仮説を立ててそれを検証するようなことは、文系の論文ではあまりやらない、極端な話、結論はバラエティに富まざるをえず、むしろ、どれだけ多くの人に納得感を持たせ、例外的な解釈を少なくしていくか、の緻密性が必要かもしれない」とも。
いずれにせよ、夏休みの間にいろいろ考えてみて、絞り込んでいけば大丈夫、ということで、この夏の猶予期間に、見当を付ける予定。Paper内容を、実務に役立てようとは思っていないので、できるだけ本質的な疑問を検討できたら楽しそうだなぁ~と思っています。
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