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2018年10月25日 (木)

勉強会

20181024  去年に引き続き、今年もありました、委員会での勉強会。前回の勉強会でご紹介いただいた“「ポテチの手」というアイテムを使った知的財産権の説明法”は、結構高校生にウケることがわかり、たびたび使わせていただいており、今回もそうしたご紹介にも期待しつつ参加。
 今年は、特許法・商標法・意匠法に加え、著作権法や不競法等、分野横断的な知財活用に関し、実務に耐えうる人財育成のための教育法、ということで、講師の先生が実際にどんな授業展開をしておられるのか、ご紹介いただきました。近年ホットな裁判例で、高校生や大学生にウケそうなものをリストしていただいたり、実際の学生生活の中での取り組みについて、法的に問題ないかを検証するなど、実生活との関係で考えさせるものが多かったです。
 Society5.0という、今後の高度情報化社会の中で必要とされるのは、「複数の解を求めたり認めたりする力」や「共感や体験を伝えたり提供したりする力」などであるとのこと。様々な課題の問題解決に、知財の素養をもって臨めるようになることを目指し、カリキュラムを検討中だそうで、とても参考になりました。

 この日、別の意味で私が感動したのは、当日配布していただいた書籍の奥付。職務著作として作成された書籍に、「著者:〇〇」と記載されていたのです(個人的には「作者:〇〇」の方が、職務著作向きな気がしましたが…)。講師の先生が、「職務著作なので、もちろん著作権も著作者人格権も大学にあるんですが、約3ヶ月で必死に執筆してくれた人への敬意を込めて、著作権法の用語ではない“著者”という言葉を使って、担当者名を入れました」と説明してくださいました。本来大事にすべきは、こういう気持ちだよなぁ~…と、つくづく感じた次第です。こういう心遣いが出来るようになることが、知財教育の第一歩なのかもしれないな~と思ったのでした。

【マリカー地裁判決】 アレコレや気に掛かっているマリカー裁判判決文が、ようやく公開されました。傍目には、ものすごい宣伝効果だったようにも感じられ、コスプレ含め、排他権をただ行使すればいいってもんでもない悩み多き対応模索で、上記のような知財教育の題材にしたら、教室でも議論百出になりそうです。

【携帯紛失!】 昨日は義父のエコーとMRIの検査日だったのですが、夕方電話がありました。なんと、携帯をどこかで紛失したとのこと?! 回線は急ぎ止めてもらったそうですが、新しいものに変えるまでの間しばらくは、老人ホームの事務所経由での電話になります。ホームにいる時はいいですが、母のお見舞い時など、外出先で連絡を取りたい時が難儀しそうで心配です。

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