出版契約書…
某出版関連の事件について、判例時報という雑誌に評論が載っていたので読んでみました。地裁と高裁とで判断が分かれた事案で、事実認定上は大きな差異がないにもかかわらず、その評価の軽重等の違いによって結論が変わった形。
本評論の最後の一文に「出版社は、…無用の争いを回避するため、…適切な内容の契約の締結をするなどの対応が必要となろう。」とありました。ただただ同感でした。こういう揉め事を事件化させないのも、出版社の大事な仕事じゃないかなぁ…と。詳しい事情がわからないので、単なる勝手な言い分ですが、信義誠実の問題のように思えてしまった一件でした。ああ、仕事の進め方って、難しいよね…
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【山口大のVOICE】 知財教育で野心的な取り組みを進めている山口大学の学生さんが、「VOICE」というWebサイトを構築中とのこと。海外のマンガ・アニメファンと、国内版元とを結び、海賊版撲滅に一役買いたいとのこと。イイ関係性の構築も、知財活動の大事な取り組みですね~。
(朝のNHKニュース内「朝ごはんの現場」では、あいかわらず声優さんがナレーターを務めています~^^)
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