民主主義のジレンマ
先週のニュース。沖縄の与那国町議会の町長選で、与党5名・野党5名の議会構成の中から1名の議長を決めると、議長は採決に加われなくなるため、一方勢力が優勢になってしまう…ということで、議長辞退が繰り返されたのだとか…。コレ、深刻な民主主義のジレンマですね。。。規模が大きくなると顕在化しづらいとはいえ、きっとそこここでこういう綱引きをしているのが民主主義。最近では、自分自身が民主主義世界ではマイノリティのような気がして、「どうしてそうなっちゃう??」と思うことがしばしば。
多数決を覆せるくらい、正当性・公正性を説得力をもって主張できるようになることが大事なのでしょうが、人は必ずしも正当・公正を選ぶとは限らないのも難しいところ――。昨今の“情報”との向き合い方とあいまって、考えさせられます。
【何かできることは?】 著作権の保護期間延長問題に関し、我々にできることは何か?というコラム。心します!
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コメント
含蓄あるコメントをありがとうございます。
リーダーの決め方、交渉の仕方、多数決の在り方、
どれをとっても単純でなく、未来を決める大切な営みである以上、どのように運用するのが最適なのか、もっと議論されてしかるべきですね。
私はこの手のことには疎い方ですが、少しずつでも意識していきたいと思いました。情報ありがとうございました。
投稿: Taraco | 2018年11月 5日 (月) 22時08分
採決はあくまで最終的な決定方法であるべきであって、肝心なのは、
原則立脚型交渉術やハーバード流交渉術といった交渉によって、
各層にとって受け入れ可能な案を協力して模索することなんですよね。
また、集団のリーダーを決める投票においては、
第一希望者が最も多い候補を採用する多数決よりも、
集団内の幅広い層から受け入れられる候補を採用する、
ボルダ得点という選好投票を使用する方が適切でしょうね。
投稿: | 2018年11月 5日 (月) 17時13分