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2019年1月31日 (木)

『2016 ヒロシマ/パールハーバー』

20190125  先日、母から小包。「なんだろ? 誕生日ってわけでもなし…??」と思いながら開封すると、中には小さな詩集が3冊。添えられた手紙に書かれていたところによると、私が中学時代にお世話になった国語の先生(私は習ってはいなかった気がするのですが)で、野球部顧問だった先生が、定年後に作った本だとのこと。母と、読書会で長らくお付き合いがあったようで、そのご縁から入手した模様。
 先の日曜日、それを早速拝読してみました。「先生、広島と何か関係があったのかな?」――そう思いながら読んだのですが、特に個人的な関わりがあったというよりは、先生の生まれたのが、原爆投下の年だったことから、ずっと広島のことを考え続けた人生だったらしく。。。定年まで何十年も、子どもたちの教育に尽力されてきた方だから、命の尊さは常に人生のテーマだったのかもしれません。
 詩は、オバマ大統領の広島訪問と、安部首相のパールハーバー訪問に際し、昂った感情を、形にしたものでした。読み終えて、「本当は、広島にも真珠湾にも縁もゆかりもないような人でも、むしろ全人類が、もっと真正面から考えないといけないことなんだよな…」と、感じました。
 「終末時計」があと2分、とされた先日のニュース――現実の地上のみならず、ネットの中や、宇宙でまで、不穏な動きが目に付く昨今、当たり前のモラルについて、考えさせられます。

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