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2019年3月の31件の投稿

2019年3月31日 (日)

父母のエメラルド婚祝 at alpino

20190330_2 20190330_6 20190330_7 20190330_8 20190330_9  昨日は、父母の結婚55周年! 55回目の記念日は「エメラルド婚」だそうで、「深く静かで尊い二人の生活」という意味が込められているのだとか。半世紀以上の円熟した仲――こうなるともう、血のつながり以上の“何か”が二人の間には宿っているのかもしれません。若い頃は結構ちょくちょく喧嘩して、そのたびに辟易とさせられたものですが、最近は、“支え合ってる”感が微笑ましい。。。(笑)。…ということで、久々に二人を外に連れ出し、塩分控えめのフレンチなぞご馳走~(笑)♪。お店の配慮が素晴らしく、お料理全部の写真は撮り忘れましたが、どれも美味しかったです♪ このお店自体も今年50周年だそうで、歳月の積み重ねを感じる一日でした。私のエメラルド婚は、まだ30年先! ひぇぇぇ~!

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2019年3月30日 (土)

テクノロジーの進化とリーガルイノベーション

 先日、一橋講堂にて「テクノロジーの進化とリーガルイノベーション」というシンポジウムに参加。とかく、技術の進歩に法律が追い付いていない…と言われる昨今、未来志向で学際的にさまざまな分野の専門家が、社会の目指すべき姿を見据えてリーガルデザインすべき――という趣旨。新井紀子先生、小塚荘一郎先生、野間幹晴先生、梶谷勇先生、工藤俊亮先生、角田美穂子先生、大本綾氏と、ケンブリッジ大学のSimon Deakin先生、Felix Steffek先生による講演とパネルディスカッション。とても面白く刺激的なお話しをいろいろ聴くことができました。日本の会社では、法務部門がプロジェクトの最初からしっかり関わるということが少ないけれど、海外では、法務人員が非常に多く、プロジェクトをうまく進めるために、最初の段階で法整備にすら関わるとの話には、仕事の進め方のあまりの違いに唖然としました(アリババ傘下のAnt Financialには250人くらいの法律家が在籍し、政府と一緒に法律を作っている?!)。
 書き留めておきたいことは多々あれど、2つの印象的だったことをメモ。
 1つは、社会変化の端的なまとめ。「モノからサービスへ、民事法から情報法(Data Law)へ、法からコードへ」という変化が見られるとのこと。
 もう1つは、これからの時代に求められる人材育成のための10のポイント。
1.Lifelong and now
2.Interdisciplinary(学際的な)
3.Skills and structures(基本構造)
4.Informed by practice(実践)
5.International and transnational
6.Critical
7.Teaching and research
8.Adaptive(適応できる)
9.Modular
10.Creating change

 また、ケンブリッジでは既に2004年くらいから、これまでの裁判データを使って、AIと弁護士による判決予想対決の試みが繰り返し行われており、軒並みAIに軍配が挙がっている模様。。。(エストニアではもう、法廷にAIを持ち込んでいるとのこと)
 会場には、意見や質問を付箋に書いて貼るコーナーがあったのですが、私も一筆書いてみればよかったなぁ…。「日本の裁判書類は、まだ紙が主流な上、裁判所DBのデータ構造も、CSS化すらされていないように見える
のだけれど、もし、ケンブリッジのような試みをする場合、その実現にはどのくらいの時間がかかると予想されますか?」――
 あと、ちょっぴり辛口の感想を言うなら、“学際的”に社会課題の解決に取り組むという理念には大賛成ながら、「子育てとか介護とか、およそ生物としてのサガに由来する課題に対して、トップエリートの人たちは、どのくらいその現場に関わって課題抽出しているのでしょうか?」――これについては、産総研の先生が、「専門家はとかく自分の専門を手段(トンカチ)にして物事を解決しようとするし、研究は、課題解決よりは純粋な好奇心に起因していて、社会への還元はあまり考えていないこともある」とおっしゃっており、研究の“とっかかり”自体が、北欧型の研究とはずいぶん違う印象でした。 

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2019年3月29日 (金)

年号予想

 週明けには発表される、新たな時代の年号――。いろいろなサイトで、年号予想が行われているのを受け、私も個人的に予想。。。
 まず、アルファベットとしては、「A、E、K、Y」のどれかかなぁ~?と予想。
 そして、漢字としては、、、「安栄、永果、光英、用光」――。夫の予想は「陽明」だとか(笑)。
 あくまで“なんちゃって予想”ではありますが、アルファベットくらい、当たらないかな~(笑)。
 間もなく、「3時代を生きる女」になってしまう身としては、せめて新しい時代をリフレッシュの機会にして、第二の人生を新鮮な気持ちで迎えたいところです。

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2019年3月28日 (木)

EU競争法と著作権指令改正案

20190326_3   先日、EUの競争法に関してちょっと耳学問。
 そもそもEUが出来たのは、長きにわたる戦争の歴史に嫌気が差し、ヨーロッパ諸国の平和と安定の夢を実現する第一歩として、ということだと思います。人々が自由に行き来し、商品の流通障壁もなくすためには、厳格な条約が必要なわけですが、競争法というのはどこの国にもあるもので、日本なら独占禁止法、アメリカなら反トラスト法といった法律で、ある市場において公正で自由な競争が維持されることが、一般市民・消費者・公共の利益につながる、という理念のもとで定められています。そして、ひとたびそうした競争が損なわれるような事態が起きた場合、通常はその名宛人は事業者になるものですが、EU競争法の場合には、事業者だけでなく国も名宛人になりうるとのこと!
 これを聴いたとき、とかく政策的判断が規定ぶりに影響する知的財産法を思えば、EUが存続していることがちょっと奇跡に感じられてしまいました💧。また、グローバル化が進みながらも、どんどんローカライズされているような気もする昨今の諸々の動きを考えても、理想の希求と、人間の活動範囲の矮小さとが、どことなくギクシャクと軋みながら綱引きでもしているかのようにも感じてしまうのでした。それは、天下国家を論じるような余裕と、日々の暮らしに汲々とする困窮のように、異次元の表れのぶつかり合いのようでもあり――。
 …と、抽象的なことを考えても仕方ないけれど、イギリスがEUを離脱するかもしれない世界は、少なくとも平和の理想からは、一歩後退すると考えるべきなんでしょうか。。。

20190327EU著作権指令改正案】どうも、EU著作権指令改正案がEU議会で承認された模様。上記の抽象的な類似性という意味では、ネットの自由と規制、独禁法と特許法、、、なんていうのが芋づる式に浮かんできます。。。

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2019年3月27日 (水)

Brexitと改元と…フリー素材

 3月29日の離脱が延期されたBrexit、4月1日には新元号の公布、5月からは新しい時代へ――。いろいろ騒がしい昨今ですが、先日、気になる話が…。

 画像データのライセンス販売をする某社が、そもそもパブリックドメインの画像を販売したり、無断利用者に著作権侵害警告を送ったりしていたのだとか! これを聴いて、2年ほど前の気持ち悪い現象を思い出しました。自分でホームページを作成した際、別の某社のフリー素材を規約に従って使ったはずなのに、数か月経ってから再度その画像貸与のページを訪問したら、いつの間にかフリーではなくなっていた…という現象。その時は、自分が勘違いして使ってしまったのか?!と焦って、急遽別の画像に差し替えたのですが、サイトの時系列履歴がわからない以上、過去にフリーとしてアップされていたものが、急に方針転換で有料になっても、きっちりエビデンスを残しておかないと言い逃れができない。。。今回の話と、過去の経験から、ネット上のフリー素材の使い方に関して、新たな注意の必要性を痛感したのでした。

20190316_2 【ホワイトデーと健診結果】 先々週末のことですが、夫からホワイトデーのケーキと生チョコプレゼント♪ さらに、健診結果で「若い!」と言われ、ご機嫌の私です。

 

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2019年3月26日 (火)

修了式

20190325_1 昨日は、大学院の修了式でした。当初は参加するつもりはなかったのですが、せっかく頑張ったんだし、同期の仲間と会える機会も激減するだろうから、、、と思い直して参列。たくさん撮った写真をアップしたい衝動に駆られつつもぐっと我慢して、学位記のみ(笑)。
 皆晴れやかな顔で清々しい雰囲気。先生方のガウン姿も似合ってました💕。修論の評価も思ったより良くてホッと胸をなでおろし…。あぁ~、いろんなことが終わって、なんだかすごく寂しい気もしますが、引き続き、情報交換やら飲み会やらを楽しみに、がんばりましょう~!

【女性初の…】 今夜22時のEテレ「知恵泉」で、日本の女性初の弁護士である三淵嘉子さんが紹介されるそうです。女性初の弁理士である井上清子さんも是非取り上げてほしい~!

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2019年3月25日 (月)

南国科学通信

 夫のススメにより、徐々に読もうと思っているエッセイ「南国科学通信」――。第9回の“ガラム世論力学”もおもしろかった! とかく「声の大きい人に揺さぶられる世の中」――、奥ゆかしい日本人の良さは捨てがたいけれど、時には声を大にして主張することも大切かも…と思わされました(苦笑)。

【新学期ガイダンス】 本日から、徐々に息子の新学期が始動! まずはガイダンスを受けて、2年次の履修を検討します。今期も50単位くらいは取る必要がありそうで、時間割をうまく設計できるといいなと思います。講義自体は来週以降からスタートですが、貴重な学生時代、しっかり勉強しておくれ~!

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2019年3月24日 (日)

映画「ビリーブ 未来への大逆転」とエリザベス・ウォーレン氏

20190323_2 表題の映画が、一昨日から全国ロードショー。タイトルはもうちょっと工夫して欲しかった気もしますが、主題歌タイトルの、「Here Comes The Change」の雰囲気を感じに、本日鑑賞して参りま~す!

 一方、アメリカ大統領候補として頭角を表しているエリザベス・ウォーレン氏による、GAFA等の分割の話も目が離せません。(←…と言いつつ、この話はつい先日の社内勉強会で教えていただいただけで、私がずっとウォッチしているわけではなく…💧)もはや、男性女性と分けて物事を語る時代ではないようにも見えつつ、日常のさまざまな場面では、まだまだ旧態依然とした男女の役割分担が歴然としてあるのは事実で、動物としての雌雄差と、人間としての平等と、この2つのバランスが難しいんだよなぁ…と思う昨今です。人間が雌雄同体になったら、どんな社会になるだろう…と、空想したりしています(笑)。

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2019年3月23日 (土)

息子の春休み、間もなく終了…

20190321_4_1 息子の春休みも間もなく終わります。近頃は、週に2回の道場の帰りは、必ずといっていいほど終電帰宅だし、ひとりでフラフラとあちこち出掛けて、社会勉強しているといえば聞こえはいいのですが、親の目がどんどん届かなくなり、もはや何をしているのかまったく把握できません。男親の方が話しやすいのか、私より夫の方が息子の動静に詳しかったり…💧。まぁ、成人した子どもをつかまえて、動静を把握しようという方がおかしい気もしつつ、まだまだ子ども扱いが抜けきれない母なのでした。

【ココログ仕様変更】 少し前、本ブログがお世話になっているココログのメンテナンスがあり、ブログの管理画面等が大幅に変更されました。その関係か、画像を挿入できなくなったり、自動更新ができなくなったり、不具合がず~っと続いています。早く落ち着いてくれるといいのですが、画像が挿入できないのは痛いです。改善というよりは改悪されてしまったようで残念です。できることなら、もとの管理画面に戻してほしいなぁ~!!!

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2019年3月22日 (金)

恩師ご夫婦と会食

20190321_3_2 先日、1年半ぶりに、大学院向けに推薦状を書いていただいた学生時代の恩師ご夫婦をお招きして会食。その日はちょうど、ご夫妻の48回目の結婚記念日だったそうで、“くすしきめぐりあわせ”と、喜んでくださいました。
 この先生は、長年、中性子星の物理を研究されており、その功績は世界的にも著名なので、夫も同業者としていろいろお話しさせていただきたいことがあるらしく、毎度、私よりも、夫と先生との会話が弾みます。この日も、ずいぶんと物理関係の話をしていましたが、奥様のレース編みの個展のお話や、フランス語の勉強のお話など、いくつになっても前向きなお二人に、大いに刺激を受けたのでした。

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2019年3月21日 (木)

CLOUD Act

 先日、遅まきながらCLOUD Actに関するセミナーに参加。大学院での勉強で何よりインパクトがあったのは国際私法で、国境を超えた侵害事件等の取り扱いにつき、連結点を明確にした上で管轄裁判所を決める、とか、属地主義との整合を検討する、とか、国内だけを見ていては気付かない新鮮な驚きがありました。CLOUD Actは、刑事事件について米国の捜査当局が、海外のデータにもアクセスできる、というもの。ただ、ここ数週間で聴いたいろいろな話(IoTやらGDPIやらMachine Learningやら)と同じく、ここでも問題となるのは“プライバシー”。。。近頃は、(フィールドによって解釈は違うのかもしれませんが)「プライバシー」って何だろう…?というのが素朴な疑問です。amazonから、自分の関心に紐づいた関連商品を紹介してもらえるのは、時にはありがたく、時には鬱陶しい。。。何かのワードを検索すると、しばらくはそれに関連した商品の広告を延々見せられるのは、正直迷惑。。。時には、メールを覗き見られてるんじゃなかろうか?と思うような広告まで表示されて気味悪かったり。。。普通に考えても、今やプライバシーも通信の秘密もあったもんじゃないような気がしていますが、人によっても、時と場合によっても、捉え方が変わるから厄介――。
 データにまつわる法律や制度や技術について検討すると、どれもこれも行きつく先はプライバシーや著作権のようですねぇ~。

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2019年3月20日 (水)

義父の四十九日

20190317_2  先の日曜日は義父の四十九日で、納骨式でもありました。慌ただしい日常の中で、あれよあれよという間に時間が流れていきますが、読経を聴き、墓前で手を合わせると、厳かで静かなひとときに浸ります。子や孫たちが、元気に笑って暮らすのを、空の上の義父母が見守っていてくれると信じています。
 いいお天気のもと、お墓でも義父母が一緒に眠るのを見届け、午後は遅めの法要。実子たちはまだ当面、諸々の手続きに追われて忙しそうですが、一同に会して食事しながら、ここ数年のあれこれを振り返ってしみじみしたのでした。人の晩年を見守り見送るというのは、本当に大変なことです。。。

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2019年3月19日 (火)

JST-NSF-DATAIA:「IoTが切り拓く未来」

20190311  先日、京都で催された「JST-NSF国際連携シンポジウム IoTが切り拓く未来」という講演会を聴いてきました。去年の夏の弾丸旅行に引き続きの、関西日帰り往復(苦笑)。
 最も驚いたのは、理系の話を聴きに行ったつもりが、かなりの部分、倫理とかプライバシーとか、法的な問題など、学際的な取り組みが必要だと関係者の皆さんが思っておられたこと。夫が先日参加していた物理学会でも、素粒子部門や核理論部門など複数部門を横断して、機械学習や大規模コンピューティングについての研究会が立ち上がったようで、科学の領域だけでも学際的になってきており、本当に近頃は、1つの専門では収まり切れない協創関係が不可欠になりつつある感じ――。
 以下、箇条書きで自分用メモ。
・AIでの画像認識はだいぶ進歩しているが、例えば津波で流されている車の写真を判定させると、「パーキングに車が止まっている」と認識するように、日頃遭遇し難い絵面は、そもそも学習されていないため判定が難しい
・Tesla事故、Uber事故、MSチャットボット1日crush
・SINETの100G回線:欧米間にもグローバルネットワーク
・アメリカにおける「量子イニシアチブ法
・Narrow vs. General:いずれは意味を理解する汎用AI が登場
・クラウドのアクセス・プログラム:with Google,MS,amazon:6000万ドル規模のフロンティアDB
・機械学習には透明性、信頼性、堅牢性が重要
・Biopsy:シャーロック、サイバースキャン:個別化医療
・農業Big Data:データ通信がボトルネック、Sola Cube、X:PLOT、PHIS
・漁船IoT:海の天気予報精度の上昇
・Brain Computer Interface:ニューロンの活動を1つ1つモニタリング
・侵襲的な脳信号の分析:てんかん発作の脳信号モニタリング
・メンタル状態センシング:心理的バイアスがかかる
・細胞内スケールのシステムの実態計測:Bio Ontology→遺伝子のOntologyへ
・ELSI:Ethical、Legal、& Social Issue
Draft AI Utilization Principle
・プライバシーの問題:siri、Alexa
・IoTにつき、そもそも人間もThingsのひとつ
・相互運用性とプライバシーはトレードオフ
・今後日本が生み出せるキラーアプリは、長寿研究ではないか
・Cyber Physical Systems:IoTを超えて何をしたいのか?
・IoTは話題先行で、まだまだ研究や問題解決とのギャップが大きい
・IoTの世界においてプライバシーとは何なのかを検討すべき
・Mirror World、Java Ring
・5つの脅威〔Botnet、The Hackable、TREND NET、Jeep Hack、Aircraft Hack〕

 プライバシーの問題において、法律は各国で違い、データの所有権も各国異なり、ケンブリッジ・アナリティカの事件も、国によって判断は分かれる
   ↓
 テクノロジーの研究者としては、どのような研究をすればいいのか…?
 デバイスがスマート化できるからといって、そうなるべきかはわからない。
 いろいろな人の貢献が必要。

 最後のパネルディスカッションでは、こんな雰囲気で閉会となりました。科学に国境はないはずだけれど、技術の実用化には国ごとの制度がネックになり、インフラやセキュリティの強度なども問題になり、一筋縄ではいかないようです。

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2019年3月18日 (月)

古地図をオープンデータ化するプロジェクト

 当ブログを通して情報交換させていただいている友人から、「図書館をただの倉庫にしない! 古地図をデジタルデータ化して、資料の“保存”“一般への公開”という図書館の役割を果たしたい」というプロジェクトをご紹介いただきました。私の興味関心にドンピシャで、嬉しいお知らせ!
20190317  目下、伊能忠敬万歩計を使って、日本沿岸一周に取り組んでいる身としては、クラウドファンディングを通してこうした活動を応援しつつ、お礼に送られてくる古地図風呂敷がゲットできるなんて、ダブルで楽しみなことです♪ まだまだようやく、北海道まで433kmということで、青森県内をウロウロしている私にとっては、日本一周は夢のまた夢。
 人工衛星なんてものもなかった時代、地図の制作は本当に大仕事だったと思います。また、世界各国に点在する図書館業務も、貴重なお仕事――。とはいえ、今や世界中の図書をデジタル化して、一極集中で保存維持する仕組みさえ夢物語とは言えない昨今、下手をすると司書さんの需要は限りなく削減される可能性もなきにしもあらずで、“資料の保存と公開”という使命と、生業としての仕事の確保、というジレンマを感じておられる司書さんもおられるのかもなぁ…。出版も、有意義な情報を広く伝えたい、という使命と、生業としての仕事の確保は、インターネットによって大きく揺さぶられていますから…。シンギュラリティ云々の前に、すでに技術革新によってなくなった仕事は数知れず…。人間も変化を余儀なくされる時代ですね~

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2019年3月17日 (日)

センシティブ・データの取り扱い

20190316  世界的に、ネット上での個人情報の取り扱いが問題になっている中、Facebookではザッカーバーグ氏が直々にリビングルーム構想を発表したのだとか。オープンなところこそが、インターネットの善いところだと思うんだけれど、時代の分かれ道なんでしょうか…。
 一方、日本国内では、「某社が個人情報販売へ」というフェイクニュースが拡散されて、誤解が誤解を呼んでいる模様。
 個人情報の取り扱いもさることながら、こうした誤った情報が、興味本位でたちまちのうちに広がり、問い合わせ対応やら火消しやらに労力を使わされることになる経済損失はいかばかりか…。Face to Faceの情報交換なら、発言者の人格や信頼性を直に感じながら反応することができるけれど、ネット上の匿名発言に対しては無防備にならざるをえず、どんなに注意深くしていても、あらゆる情報を疑ってかかり裏を取るなんて、やっていられませんよねぇ…。いやぁ、恐ろしい世の中だな~

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2019年3月16日 (土)

違法ダウンロード、項目削除

 違法ダウンロードの範囲拡大議論については、聴いた瞬間にネット利用への萎縮感を抱きましたが、先週末、著作権法改正案の中から、違法ダウンロードの項目は削除の方向で修正されるとの報道。引き続きの検討は必要でしょうが、拙速な導入が避けられて、ホッとしました。
(明日、明治大学で「これまでとこれから」というシンポジウムが開かれる予定で、猛烈に行きたかったのですが、残念ながら予定が埋まっていて行けず

 また、東京大学が、入試問題の解答を、試験後に原則公開する方針を固めたとの報道も。こちらは、違法とか何とかいう話ではないのですが、今後は、公開すべき情報の“主体”が、正規に公開していくことで、憶測や、無関係者によるアップロードというのが減っていくのかも、、、と、違法ダウンロード問題との類似感を抱いたのでした(クールジャパンの趨勢もね…)。

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2019年3月15日 (金)

観劇や同人誌即売会や

 先週末、息子は、小学校時代の友人が出演する演劇を観に出掛けたり、好きなアニメにまつわる同人誌即売会やその後のオフライン・ミーティングに参加したりして、自由気ままに春休み気分を満喫していました。なんとか進級はできましたが、成績は頭を抱える状態ですが。。。一応、春以降の専攻も決まりましたが、果たしてこの先、どんなキャンパスライフを送るのか…??!
 そういえば、近頃は家でずいぶん読書しているようですが(ラノベが中心…)、『ジンメル・つながりの哲学』とかいう本も自分で買ってきて読んでいました。昨日は午後じゅうかけて、放浪のウォーキングをしていた模様(笑)。まぁ、彼は彼なりにいろいろ考えながら過ごしている――と信じ、見守っておきましょう。。

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2019年3月14日 (木)

ダークモード?

 先日、「ダークモード設定」という記事に遭遇。どうも最近は、「ダーク」という言葉を聴くと「ダークウェブ」が想起されるため、「ダークモード」もなんだか怪しげな響きをもって受け止めましたが――。
 Facebookのメッセンジャーで、背景を黒くできる機能でした(笑)。最近、この手の設定が流行っているのか、スマホの背景やブラウザ設定でも、そういうのがたくさんあるんですね。みんながこの設定にしたら、世界中でどのくらい省エネになるんだろう…?という興味が湧きました(全然ならないのかな??)。

20190314  街は、いろんな花が咲き始め、ブライトモードですけどね~♪

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2019年3月13日 (水)

「ボヘミアン・ラプソディ」

20190310_1  今頃?!という感じですが、オカメ桜の小径を眺めた後、先日やっと、話題の「ボヘミアン・ラプソディ」を観てきました。
 Dolby Atmos対応の劇場で、たった一人で――。
 孤独と救済の物語……そんな風に感じ、生き急ぐカリスマを取り巻く様々な人の個性の交錯がセクシーでした。。。個人的には、ブライアン・メイやマイアミ・ビーチのような、理性的だけどユーモアもある人が、人間として好きな部類だったけれど、QUEENのメンバーがそれぞれに違うタイプなのに、音楽を通してかけがえのない存在になっているところが感動的でした。コンプレックスが感性を磨き、幼児のような魂の求愛が孤独を深め、自尊心が周囲を傷つけ、それでも忘れずにいてくれる友人(メアリーの存在は大きかったなぁ…)――お腹の底に迫って来るような曲の数々が、妥協なき個性の化学反応で生まれたことに感極まり、自他の相互作用ってスゴイな…と、ただただ運命の巡り合わせに感謝しました。
 QUEENのCD、買っちゃいそう…(笑)。鑑賞以来ず~っと、心の中で「Mama~♪」というフレーズがリフレインしています。素敵な作品を、ありがとうございました~

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2019年3月12日 (火)

Flower's Commonでランチ会

20190309_1 20190309_2 20190309_3  半年ぶりくらいでしょうか…? 先日、前々職の同期の仲間4人で集まり、いつものFlower's Commonでランチ会。年度末で、それぞれの家族たちも少しずつ変化の兆しがある中、お互いの現状報告やら何やら。

 私の場合は何と言っても、義父母を看取った怒涛の日々――ですが、それに加えて、大学院修了と、再就職と、、、今回の境遇変化は、今までの同期会の中でも一番激しいものがありました。すっかり定例化している集まりですが、節目節目に会っておしゃべりできるだけで、すごい気分転換! いつもありがとう~♪

【シュプリンガー・ネイチャー】 NatureがSpringerと合併したことで、内部的にずいぶんと体制が混乱している模様…。エルゼビア等も含め、科学雑誌・出版の今後は、どうなっていくのでしょう…?

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2019年3月11日 (月)

震災から8年

 あれからもう、8年も経つんですね。。。あの時以来、時間が止まったように暮らしている人も、まだまだおられるかもしれません。時間が何かを解決するのかどうかもわかりませんが、今、生きてここにいることを、意味のあるものにできるよう、日々のいっときいっときを、大切に歩きたいと思います。

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2019年3月10日 (日)

4000記事突破!

 先日、いつものようにブログを書いて保存をかけたら、記事数が4000本に到達していました。365で割ると10.9589…なので、10年ほど書いてきたことになります。なんの中身もない駄文を、よくもまぁこんなに書き続けているものです(苦笑)。お付き合いくださっている方々には心からの感謝を! いつまで続くかは神のみぞ知る、ですが、のらりくらりと好き放題に発散して参ります~

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2019年3月 9日 (土)

謝恩会

 先の週末、大学院の修了に際し、お世話になった先生方をお招きして謝恩会。同期生全員集合で、講座を開設してくださったメインのお二人の先生をお招きして。
 学生一人一人がお礼のメッセージを述べましたが、この一年を振り返る様々な思い出話の数々に、「あ~、がんばったんだな~」との感慨が深く湧いてきました。前途洋洋たる若い方たちは、この先の展望をまっすぐ見据えておられるようでした。師匠らからいただいた言葉も温かく、ほのぼのとした気持ち。(それにしても、「このようにきちんと企画された謝恩会をしていただいたのは初めて」とおっしゃる先生の言葉にはビックリ! 大学の先生は、毎年盛大に謝恩されているものだとばかり思っていたもので…
 記念品で準備した、先生を模ったクレイフィギュアが大ウケで、大層喜んでくださっていました。発案してくださった弁護士の女性は、何につけてもソツがなく、華やかで気配りに富み、「あ~、社会人の鑑…」と、痛み入りました。
 先生方への感謝はもちろんのこと、日々いろんな刺激を与えてくれた同期の皆々様にも、感謝の気持ちでいっぱいです。素敵な謝恩会が出来て、本当によかった~ 

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2019年3月 8日 (金)

仕事をする上でのメンター

 どんなところにも、尊敬できる人が必ずいるものですが、先日、仕事の先輩から、ある方をご紹介いただき、お話を聴かせていただいたところ、「あ~、この人の考え方、素敵だぁ~」と、感動しました。
 EUのGDPRにおけるData Protection Officerを、企業におけるガンバナンスの新しい潮流と捉え、「これまでの企業は、株主の利益を最大化することを目的化することが優先されがちだったけれど、今回のこのルールで、企業内に、公的な利益を優先して考える人材を確保すべきという視点が生まれたように思う」というようなニュアンスのことを話されていました。
 今の私にとっては、業界のどんな話を聴いてもわからないことだらけで、正直もどかしさが募るばかりの日々ですが、この歳になっても、新鮮な視点を与えてもらえる機会への感謝を忘れちゃいかんぜよ…と、卑屈さが謙虚さへ変わる心持ちになりました。

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2019年3月 7日 (木)

電波の割り当て

 今年は、5Gの周波数割り当てが一大トピックのようなので、ちょっぴり、電波の割り当てについてググってみました。総務省のページに、平成30年6月現在の、電波の割り当て状況が掲載されています。
 電波法によると、「電波」と定義されるのは300万MHz(3000GHz)以下の周波数の電磁波だそうで、可視光がおおよそ400~750THzと考えると、“見える”電磁波のちょっと下の周波数以下が、いろんな通信に使われていることになります(光ファイバーケーブル内での情報伝送は、電波通信とは違う監理下にあるのかな??)。
 上記総務省のサイトの現況を見ると、空白地帯(使われていない帯域)の方が少ないように見え、驚かされました。軍事利用の帯域を調べようかと思いましたが、何かのブラックリストに載ってもイヤなので、やめておきました(苦笑)。

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2019年3月 6日 (水)

にくなべ屋 神戸びいどろ

20190228  先日、某研究会後に、にくなべ。すごい山盛りにびっくり!
 いろんな情報にさらされて、頭が「お腹いっぱい状態」なのに、ホントのお腹もいっぱい!!

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2019年3月 5日 (火)

「量子計算で出来ること・出来ないこと」

 2019年のVol.74の物理学会誌に、表題の記事が掲載されています(P.98-101)。以前、『量子コンピュータが人工知能を加速する』という本を読みましたが、素人的には、「公開鍵暗号方式での信用取引がヤバい?!」程度の認識しかなく、量子コンピュータに何が出来て何が出来ないのかは、そもそもの仕組みが理解できていないので、まったく歯が立たない記事ではありました。
 たとえば、“ときメモ”で2つに分岐する選択ポイントが100回出現する場合、唯一のハッピーエンディングの経路探索をするなんて余裕でできると、普通の人は考えると思います(私もそう思っていました)。でも、本記事を読むと、2のn乗のnがそこそこの数であれば、あっという間に指数関数的に膨大な時間が必要になり、上記例の程度の問題すら解けない…ということがわかります。
 古典計算に比べて「速い」と言われる量子計算の、高速性を示す結果には、以下の3つアプローチがあるとの記載を、心得ておきたいと思いました。
1.古典の現在のベストのアルゴリズムと比較して量子のほうが高速であることを示すタイプ
2.サブルーチンを呼ぶ回数を数えた時に量子のほうが古典より少なくて済むことを示すタイプ
3.量子スプレマシー(量子超越性)=「もし量子計算が古典計算で効率的にシミュレートできたら多項式階層が崩壊すること」を証明するタイプ
 3.の解説は、私には難しすぎてよくわからなかったのですが、将来的に古典のアルゴリズムのアップデートがあるとしても、量子高速性が強力な基盤で証明される、というメリットがあるようです。
 脚注の最後の記載に、日本の現在の研究状況に対する著者の感想がありました。
――海外ではすでに、量子情報というのは一つの確立した物理の一分野として認識されており、多くの教員や研究グループが存在するが、日本ではまだそもそも「量子計算(量子情報)は物理である」という認識すら薄いように見える。――
 「量子コンピューターによる社会変革」というキャッチコピーもネット上で散見されますが、出来ること・出来ないことを、ある程度きちんと把握しておくことは、大事なことかもしれません。

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2019年3月 4日 (月)

ラ・ラ・ランド

 週末、ず~っと前に録画したまま、観ずにいた「ラ・ラ・ランド」を鑑賞。
 「夢追い人」を大いに泣かせる、独特な演出の佳品でしたぁ!!
 終盤に流れたパラレルワールドの二人も、十分に幸せそうに見えただけに、これでよかったのかしらん…と思わずにいられない気持ちも湧いてきましたが、ふたりが選んだあの道こそが、それぞれの夢の実現だと思えば、あの時あの瞬間の行動が今を作っている…と、笑顔で向き合えるはずだとも思え、人生の機微に涙が出ました。
 主演のライアン・ゴズリングが、私の好きなニコラス・ケイジとなんとなくダブって見え、切ない純粋さが余計に胸に響きました。
 生きていくために、自分が本当に没頭したいこととは違う方違う方へ舵を切ってばかりの自分からすると、ふたりの生き方は眩しすぎますが、死ぬまで「夢追い人」の気持ちを忘れずにいられたらな…と、思わせてくれる魅力的なふたりでした。

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2019年3月 3日 (日)

特許の出願審査請求料値上げ

 来年度から、特許の出願審査請求料が値上げされるとのこと。ただでさえバカにならない審査請求料が、2万円上乗せされるというのは、大量に審査請求する企業にとっては結構手痛いことですね。ますますの精査が求められるのでしょうから、事前の業界状況把握をする知財部の方々の心労やいかに?!

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2019年3月 2日 (土)

俺のイタリアンJAZZ(新橋)

20190224_2  先の日曜晩、息子が例によって剣術稽古に出掛けてしまったため、夫と二人で銀ブラ後、新橋のガード下をウロウロ。軽い夕食にと入った「俺のイタリアンJAZZ」というお店で、通された席は生演奏ステージのかぶりつき。日曜の晩だというのに、店内は激混みでした。
 もうすぐ食べ終わろうかという頃に、中江さんという方と後藤さんという方が現われ、JAZZの演奏を始めてくれました♪♪~いいわぁ~♪
 スティービー・ワンダーの I just call to say I love you や、今をときめくボヘミアン・ラプソディ、Take the A trainなどを、即興的に演奏。ついつい長く聴いていたくて、追加でドルチェだのカプチーノだのを追加注文してしまいました(笑)。
 新橋のガード下は、かつてよりもずいぶんキレイに整備されたような印象で、かといって敷居が高いわけでもなく、ついぶらりと立ち寄りたくなるお店がたくさんありました(近大マグロのお店なんかも?!)。息子が家にいつかなくなってきたので、内食が身に付いた我々夫婦も、ずいぶん外食するようになりました。次はどこ行こう?!

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2019年3月 1日 (金)

ホッと胸をなでおろす…

 昨日は、大学院の成績発表日でした。ギリギリの単位取得構成にしていたものだから、何か1つでも落としていやしないかと、内心ドキドキしながらWeb閲覧――。。。

 ……無事修了~! ホッと胸をなでおろした朝でした。お世話になったたくさんの方々、どうもありがとうございました!

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