CLOUD Act
先日、遅まきながらCLOUD Actに関するセミナーに参加。大学院での勉強で何よりインパクトがあったのは国際私法で、国境を超えた侵害事件等の取り扱いにつき、連結点を明確にした上で管轄裁判所を決める、とか、属地主義との整合を検討する、とか、国内だけを見ていては気付かない新鮮な驚きがありました。CLOUD Actは、刑事事件について米国の捜査当局が、海外のデータにもアクセスできる、というもの。ただ、ここ数週間で聴いたいろいろな話(IoTやらGDPIやらMachine Learningやら)と同じく、ここでも問題となるのは“プライバシー”。。。近頃は、(フィールドによって解釈は違うのかもしれませんが)「プライバシー」って何だろう…?というのが素朴な疑問です。amazonから、自分の関心に紐づいた関連商品を紹介してもらえるのは、時にはありがたく、時には鬱陶しい。。。何かのワードを検索すると、しばらくはそれに関連した商品の広告を延々見せられるのは、正直迷惑。。。時には、メールを覗き見られてるんじゃなかろうか?と思うような広告まで表示されて気味悪かったり。。。普通に考えても、今やプライバシーも通信の秘密もあったもんじゃないような気がしていますが、人によっても、時と場合によっても、捉え方が変わるから厄介――。
データにまつわる法律や制度や技術について検討すると、どれもこれも行きつく先はプライバシーや著作権のようですねぇ~。
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