改正放送法
一昨年の夏くらいだったか、古巣の出版社のラノベ編集部の編集長と話をした際、「作品のアニメ化の契約関係でややこしいのは、放送と公衆送信に関するところかなぁ」とおっしゃっていたのが、ずっと印象に残っていました。
5月29日、改正放送法が可決・成立したとの報道。大きな影響としては、NHKテレビ放送が、インターネットでも常時同時配信されることが認められるようになること。NHKの受信料に関しては、長らく世間的にややこしい状態が続いているようですが、さらにユニバーサル・サービスとしての公共放送とか、世帯課金の妥当性とか、まだまだ明確にすべきことが山積のように見えます。
それこそ、5G等の技術がより成熟して、基地局が数十mおきに設置されるくらいになったら、また議論の方向性も変わってくるのだろうなぁ…と、技術と法律の並走バランスを考えてしまうのでした。
上記においても然りですが、目下の関心テーマは、”異分野同舟議論”。「電気通信インフラの他社提供議論と、ダークファイバーのメンテナンス状況」とか、「マイニングやブラウザクラッシャーもどきの無限ループ表示やFacebookへの動画投稿や動的広告などと、時間その他のリソース消費の経済的損失の許容範囲」とか、「通信の秘密とインターネット・プロトコルとブロックチェーンやブロッキング」などなど、一見収拾がつかない合同議論になりそうなものも、一緒に検討すると案外新たな視点が得られるんじゃないか…みたいな。。。1つのテーマに絞っても議論百出になりがちな昨今の諸課題を、異分野同舟にしたら、もはや発散するだけなんでしょうか。。。???
【TajyMany】会社の大先輩がFBでリンクしていた記事。「機械学習で『地動説』は生まれない」――。でもって、本日「エスペラントの日」だそうな。
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