ミライの未来
先日の金曜ロードショーで、初めて「未来のミライ」を観ました。表題の順かと思ったら、逆だった。。。「ミライの未来」と「未来のミライ」の意味の違いを考えていたら、不思議な気持ちになりました。
評判は両極端なようですが、私としては、(デジモンやサマーウォーズのようなエンタメ的面白さが前面に出ていない分)単純に「面白かった!」と言える作風ではなかったと感じつつ、脈々とした時間の連なりや、今の自分の一つひとつの行動が、遠い未来に多大な影響を与えているのを感じて、ちょっと身震いしました――。
私は、アニメの重要な要素のひとつに、キャラクターデザイナーの人間性があると思っているのですが、今回の「未来のミライ」のスタッフの中に、貞本さんのお名前はありませんでした。ネット上では、「貞本風」と称されているようですが、AI創作物の著作権問題と併せ、改めて「創作性」について考えさせられます。ただ、「~風」には魂を感じづらくなってしまうのは確か。創作者たる人間としてはやはり、どれだけ自分の魂を注いだ作品を作れるかが、達成感を大きく左右するものと思います。藝術と商業作品の取り組みの違いとか、モノを創るって難しい。
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