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2019年7月25日 (木)

著作権侵害事犯

 先々週、漫画村の関係者逮捕のニュースに際し、弁護士さんの解説記事を読みました。長い間、ブロッキングやリーチサイト対策などの対応が検討され続けてきましたが、やっと正攻法の対応が見られて、胸のすく思い。知財に関する事犯のうち、著作権侵害事犯の割合は高く、中でもインターネットを介した事件が非常に多いのは素人でも予想できるところですが、侵害行為を行う人も、それを利用する人も、自分たちの行為の重大さをどれくらい認識しているのか、、、。電車の網棚に捨て置かれた雑誌の拾い読みや、本屋さんでの立ち読みや、図書館での閲覧と、インターネットでのブラウジングとの違いはどこにあるか、、、。法律用語を用いずに、直観的に納得感を得てもらうのは、なかなか難しい気もします。

 また、先日の京アニ事件での「パクり」というキーワード…、ちょっと似ているだけで「パクられた」と思われちゃぁ、創作なんてやっていられませんが、世の中にはそういう事例は山ほどあるかもしれず、オリジナリティの証明の困難さも感じます。先日、「スクール革命」という番組で、世界の銅像の大きさ比べクイズをしていたのですが、それとほぼ同じ構成で、NHKの「チコちゃんに叱られる」でも似たようなクイズが出ていた、と家人が話していました。同じプロダクションが提供したクイズなのか、はたまた先行の番組を観たスタッフが参考にさせてもらったのか、偶然同じ構成になったのか、、、?? 他局で、ここまで似たクイズを出していいのかな?という素朴な疑問を抱きつつ、銅像の大きさ比べなんてクイズは、誰が作っても同じ構成にならざるをえない…とも思え、これまた創作と模倣について考えさせられるのでした。

(一方で進む、学術論文のオープンアクセス化の動き。公的研究資金が投入されていないものであっても、学術論文という性格上、本来はオープンアクセスにするのが理想のように感じてしまい、著作権の取り扱いは依然として私の中では大きな課題…。)

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