映画「イミテーション・ゲーム」
あと2年ほどのうちに、Brexitで喧しい英国で、新札が流通するそうで。そして、新50ポンド札は、これまでのジェイムズ・ワットとマシュー・ボールトンに代わり、アラン・チューリングになるとのこと。
ということで、ず~っと観たくて見れずにいた「イミテーション・ゲーム」を、先の週末にamazon primeで鑑賞。
さすがに、アカデミー賞受賞作は重みが違う。。。エニグマの解読については、様々な書籍で読んでいたけれど、ドキュメンタリー的にここまでそのドラマチックな背景を知ったのは初めて。現代の様々な国家間の関係は、かなり情報戦の様相が色濃くなっていますが、情報をどう使うか、苦渋の選択をせざるをえない時というのがあるのを、目の当たりにさせられました。普通に流通している情報を、どう解釈してどう世の中を把握するか…、今もまさに、世界のどこかで、シビアな情報戦が繰り広げられているような気がします。
「考える」ってどういうことなのか? 「人間と機械」の違いって何なのか?
同性愛者だったチューリングの最期は、なんとも哀しいものでしたが、昨今のダイバーシティ時代にあってもまだ、ロシアなどはLGBTに厳しい法律があるのだとかーー。「ノーマルとアブノーマル」の違いっていうのも、真面目に考えるとよくわかりません(っていうか、ノーマルって何??)。
今期の令和仮面ライダー「ゼロワン」は、AI搭載のヒューマギアとヒトとの関わりがテーマのようですが、一見アンドロイドのようなカンバーバッチ演じるアラン・チューリングが、ものすごく人間的で複雑な心を持って生きていたのが感じられ、感無量でした。良心回路の働き方も、時代の趨勢に影響されますよね。。。
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