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2019年10月 9日 (水)

住居表示板の交換と「サギデカ」

 そういえば、ちょうど一か月くらい前のこと。突然玄関の呼び鈴が鳴り、インターホンに出てみると、「住居表示のプレート交換に参りました」という男性の声。玄関先に出てみると、自転車で町内を回っているらしき工務店の制服のような服装の男性がひとりーーー。
 言葉がうまく聴き取れず、正確に何を言っておられたのかがよくわからなかったのですが、どうも、区からの依頼で、各戸の住居表示プレートを交換して回っているらしい。。。自転車で。カゴには複数枚の住居表示プレート。軍手。ヘラ。。。なんかちょっと怪しい???
 有無を言わさず、さっさと古い住居表示板をヘラではがし始めたので、驚いたものの、あまりの速さに黙ってみていたら、特殊な粘着ボンドのようなものでくっついていた古いプレートをガシガシはがし、今度は、新しいプレートに同じようなボンドをチューブから出して裏側に塗って、そのまま、もとの位置にペタリ。ほんの1~2分のことでした。
 内心、新手の詐欺で、このあと費用請求されたらどうしよう…とドキドキしましたが、できるだけ平静を保って質問なんてしてみたりーー。
「何年くらいで交換になるんですか?」
「20年くらいですかねぇ?」
「材質、古いのと変わりましたね?」
「消えにくいインクのプリントになったんですよ」
「ああ、古いのは打ち出しにインクが乗ってましたもんね…」
なんだか、噛み合ってるんだかよくわからない会話。。。そして男性は、作業が終わるとそそくさと去っていきました。
(あ~、何も請求されなかった~♪ 行政サービスだったんだぁ~)
 妙にホッとした自分。知らない人を見ると、まずは疑ってかかるようになってるようで、現代病かなぁ…なんて落ち込んでみたりーー。赤の他人にも、全幅の信頼を寄せて暮らせる世の中にしたいものですね~。暑い中、ありがとうございました! 詐欺かもなんて疑っちゃってゴメンなさいm(_ _)m;;;!

【サギデカ】 安達奈緒子さん脚本のNHK土曜ドラマ「サギデカ」が凄く良かった。。。最終回「信じるもの」で、加地が刑務所の中で聴いた詐欺被害者の肉声ーー人を信じられなくなってしまったのが辛いーー。犯罪の最大の罪深さはきっと、ここにあるんだろうな、と思わされました。(犯罪に限らず、昨今の、世の中が痛んでいる感覚は、常識とか良心とか勤勉とか、かつて当たり前に信じていたものが、失われつつあるせいかもしれません)

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