「JOKER」
ホアキン・フェニックスの「JOKER」を、体育の日の朝8時過ぎから鑑賞。
「ダークナイト」のヒース・レジャーの伝説のあとで、どんなJOKERが…というのは、世間の誰もが注目したところでしょうが、本作はもはや、バットマン・シリーズとの関連を抜きにしても成立する、社会派作品だったような気がします。オフィシャルサイトの「本当の悪は笑顔の中にある」というキャッチが、私にはどうにも腑に落ちなかった…。「関係性が、善と悪をつくりだす」とかいう方がしっくりくる感じ。
これはもう、観てもらうよりほかにない。言葉でどうこう言っても、底知れない悲劇と不運の連鎖は変えようがなく。。。あのときああだったら…あそこでこうなっていれば…そんな無為な空想を続けて、JOKERが心安らぐ刻を想像しようとしましたが、腹に響く重低音の不吉な旋律にかき消され、あの時代のGotham Cityが渦を巻いて、戦慄のJOKERを生み出していく不可避な運命に、どうしても引き戻されてしまうのでした。バットマン・シリーズというよりも、不寛容とアン・フェアが渦巻く社会の澱を見せられた感じ。。。
すごい初速のようですが、世間の人はこの作品を、どんな風に見るんだろう…。。
【PSYCHO-PASS III】 プロダクションIGさんの「サイコパス」第3期が間もなくスタート! これも楽しみ~!!!
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