政治談議
香港の民主化運動や、15歳のグレタ・トゥーンベリさんの環境運動など、世界では熱い活動が日々報道されていますが、日本では、かつての学生運動のようなものもなく、政治に関しても、話題にすることすら少ない今日この頃。
先日、買物帰りに歩道をテクテク歩いていたら、いつも色とりどりの花の鉢植えを山のように軒先に並べているお宅の前で、一人の初老の男性が椅子に座り、同じく年配の女性二人を相手に、大演説をしていました。「ボクぁね、●●さんを応援してるんだよ、だってさ、世界中飛び回って日々活動してるだろ? きっと寝る暇もないよ。それに引き換え他の野党政治家なんか見てみなよ。くだらない野次飛ばすのがせいぜいで、前向きな活動が見えないんだよ」――そんな独演にふむふむと頷く女性たち。「そうねぇ。ホントねぇ」と相槌を打っていました。
その横を通りながら、内心(あの女性たちにも椅子を出してあげればいいのに…)と的外れなことを思いつつ、どんな運動も、属するコミュニティや置かれた立場などに依存して考え方が醸成された末の、信念みたいなものに根付いているところ、曖昧さや忖度でうつろう状況では、そういう信念も出来づらいのかなぁ…なんて思ったのでした(苦笑)。
| 固定リンク
コメント