『わたしが正義について語るなら』
は~ひふ~へほ~
息子が小さい頃、アンパンマンのアニメを観たり、アンパンマンのパペットで遊んだりはしていました。
が、やなせたかしさんの絵本は、本屋で立ち読み程度、やなせさん自身のことも、あまり知らないままここまで来ました。
先日、ひょんなことから手に取った『わたしが正義について語るなら』。中高生くらいの子ども向けの実用書にはどんなものがあるかを調べていて出逢ったのですが、実に読みやすく、数時間で読み終えました。漢字が少ないのもさることながら、さすが「詩とメルヘン」の編集長の文章、人柄がにじみ出て、やさしく読みやすい柔らかい文体ーーー。
マンガ家を目指しつつ、あれこれと依頼されるままに様々な仕事をこなし、「困った時のやなせさん」と言われていたのだとか。宮城まりこさんと仕事をする中で成長した、と述懐されていました。(三越の包装紙のmitsukoshiという文字を描いたのがやなせさんだという話は、どこかで聴いたことがあったような、、、)。
やなせさんなりの“正義”について、いろいろ語ってくださっていましたが、アンパンマンのマーチの中の「愛と勇気だけが…」のくだりが理解できるようになった気がします。多様性の時代、正義の捉え方もどんどん難しくなっているのを感じます。
RADWINPSの「愛にできることは~」でも、アニメ「バビロン」の中でも、印象的に“正義”が語られていますが、とりあえず私でも出来そうなことは、「これは誰にとっての正義か?」と、いつも問うてみる姿勢を保つことくらいかなぁ。。。
【ヘリウム品薄】 昨日のニュースで、ヘリウムの供給不足が報じられていましたが、真っ先に浮かんだのがリニア新幹線。。。核廃棄物処理場未整備のままの原発見切り発車のごとく、液体ヘリウム供給源未確保のままリニア新幹線工事が見切り発車されてる、なんてことは、よもやないのでしょうねぇ。。。
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