寂しくないの?
少し前、実家の母と話をしていたら、幼い頃の息子が母に言った言葉について伝え聴きました。
仕事で忙しくして、息子を母に預かってもらっていた時のこと。息子が母にこう訊ねたのだとかーー。
「おばあちゃん、自分の子どもと一緒に暮らさなくて、寂しくないの?」
三歳になったばかりの頃のこと。それを受け、母は、
「そりゃあ寂しいさ~、ママを返してもらってもいい?」
と、逆に息子に訊ねたのだそうで…(苦笑)。すると息子は即座に、
「ダメっ!」
と拒否(笑)。その後も延々と、じゃぁ、私と息子が実家に戻れば、とか、夫も一緒じゃないと、とか、そうしたら夫の実家のおじいちゃんおばあちゃんが寂しいとか、親子が一緒に暮らすことについて話し合ったらしくーーー。三歳の子とその祖母の可愛いおしゃべりではありますが、三歳になったばかりの子が、“寂しい”って言葉についてそんなに考えるかなぁ…と思うと、当時の息子はきっと、幼心に寂しさを感じていたのかもなぁ…と、ちょっと涙が出てしまいました。
大人になったって、寂しいときは寂しいはずなんだけれど、大人はそんな気持ちを紛らわすスベや道具を使いこなせるようになっているだけかもしれませんね。仕事で慌ただしくしていたら、そもそも寂しがっているヒマもないけれど。。。その点、世界がまだ狭い小さな子どもや、世界が狭まっていく高齢者の感じている寂しさに共感するには、意識的でいないとダメですね~。。。
昨年を区切りに、年賀状も出さなくなってしまった実家の両親、寂しいと思うことが増えてるのかしらん。。。?
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