新年の目標2020
毎年恒例の、新年の目標。
今年はーーー、というか、今年以降は、「感性の赴くまま」。
ここ数年、法律を勉強して、いろいろな裁判例を見た感触として、常識的にきちんと検討しておけば避けられる事件というのがかなりの割合である、という認識を得ました。ただ、法的にグレーな中での決断というのは、法律に精通した人が議論して進めるというよりは、トップダウンで政策的に行われている、という感触も得ました。そして、グレーな部分を明確にしていく作業は、たくさんの人がコツコツと議論を積み重ねた先に、コンセンサスとして成立していく地道なものだということも。。。
そんな中、“オリジナリティ”とは何か、という疑問が日々大きくなっています。“創作”という最も人間的な(?)知的な活動において、先人の功績に依拠しないなんてことがあり得るのか、あり得るならその線引きはどう判断すべきか、という所に関心が移ろっています。クリエイターというのは、この“オリジナリティ”という壁の前で苦しむのが仕事、とも言えるかもしれません。
奇しくも、オリンピック・ロゴや大河ドラマのタイトル・ロゴなどで、数々の批判や噂話が錯綜したり、パプリカやら寅さんやらの周辺でもこうした問題が取沙汰される昨今、AIによる“創作”の可能性も含めて、著作権の侵害云々ということよりも、“オリジナリティ”って何?(アイディアのシェアって何?)という所から、“個人”って何?という所へと、疑問が移ろっているとも言えます。。。今年以降しばらくは、こんな疑問を携えて、思索の旅を楽しもうかな、と思っています。(そうそう、『標準 著作権法 第4版』発売中!)
もちろん、私的・現実的・具体的には、「親と自分たちの将来を考えて、そこに向けた準備をする」とか「息子が描きゆく未来地図の下書きを眺める」とか「自分自身の終活のスタートラインにつく」とか、まぁいろいろありますが、すべてにおいて、前に進む、というよりは“下準備”的な感じ。でも、下準備って結構大事なんですよね~。
オリンピック・イヤーの熱さとは裏腹に、静かに先を見据えて暮らそうと思いますが、、、静かに暮らすというのもなかなかに大変なこと。。。
【友人の近況】 高校時代の友人のご両親が、車椅子生活だったり体力が衰えたりで、フォローが大変な様子。私の両親はまだなんとか二人で暮らせているけれど、親戚含め皆、体力の衰えは目に見えて顕著。。。人生の冬支度って、どんな風に取り組めばいいのやら。。。とりあえず、健康第一ということで、昨夜は七草粥と焼き鳥~!
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