特許の鉄人
先日、先輩のスケジューラーに、“特許の鉄人”の文字列を発見。これ、以前から、知財業界をおもしろく紹介しつつ、業界人もものすごく勉強になりそうなイベントとして注目していました。大学院同期の方が、前に商標編を見学に行くとslackに書き込んでいるのを拝見していましたが、なんと会社の人がこのイベントを観に行くということにビックリして、「○○さん、“特許の鉄人”観に行くんですか?」と思わず質問。すると、「友だちに誘われたんで、行ってみようかと」とのこと。ほぉぉ、普段あまり明細書に触れていない人達にとって、どういう印象に映るんだろー?(って、私も触れてないけど^^;;)
そこで後日、ネットに転がっている当該イベントに関するレポートを渉猟(夜は“引きこもり”のワーキングマザーにとって、やっぱりネットは強い味方!)。へ~、こんな雰囲気でやるんだぁ。短時間で発明のヒアリングをするだけでも大変そうなのに、25分以内にクレーム作成って、スゴイな。。。
私が特許事務所に入った時、明細書が書けるようになるには、先輩に付いて10年は修行しないと、、と、まるで伝統芸能か何かを秘伝直伝で習得するようなニュアンスで諭された記憶がありますが、こういう場に出て、ある種“企業秘密”のようなクレーム作成技術を開陳してくださる方がいるとは、時代も変わってきてますねー。まぁ、研修でクレーム作成をした時の感触としては、発明把握も十人十色なら、クレーム作成も十人十色、受けとめる人やタイミングによって、注目する本質的ポイントも違ってくるので、まさに正解のない世界ではありますが、「特許になるか」×「活用できるか」の観点で評価するしかないんでしょうねぇ。
「料理の鉄人」が、“手際”“おいしさ”で魅せる番組だったとしたら、「特許の鉄人」は“手際”ともうひとつ、“便利さ”でしょうか。。。「ほんと、コレ、なんとかならんかなぁ」という不便を、どのくらい解消し、その解消方法のバリエーションを実感できるかが、“一般の人”への魅せ場。その意味で、ヒアリング&アンサー・タイムもすごく大事ってことですね。だとしたら、世の中の不便を見つけて、それを“お題(問題)”に落とし込むのが、一番の肝かもしれません(企画してくださった方々に脱帽!)。ともあれ、そんな“一般受け”する不便が見つかったら、それこそ対策を検討して、イベント開催前に特許出願しとかないとね(^0^;;♪
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