現代思想2月号
入手しました、現代思想2月号。夫とふたりで拝読予定ですが、かなり時間がかかりそう。。。でも、かなり楽しめそう♪
とりあえず、まずは巻頭の、江間有沙先生と藤井啓祐先生の対談「量子をめぐるエコシステム」と、根本香絵先生の「量子コンピュータ開発の現在と応用可能性について」、そして全卓樹先生の「量子力学と現在の思潮」を拝読しました。全先生の冒頭文にノックアウトされ、また、量子力学の解釈を以下の3つに端的に分類してくださったことに目からウロコ。
1) 波動関数は物理的実在の完全な記述を与えないとする実証主義、そして主観主義
2) 量子力学の法則を一部補足して、収縮を実際の物理過程と捉える未完の実在主義
3) 波動関数はそのままで物理的実在の完全記述であるとする実在主義
私はてっきり、昨今の学者さんは皆、3)の完全記述を目指しているものだとばかり思っていたのですが、そうでもないことに驚きました。応用技術においては、1)の精度が上がれば十分なのかもしれず、ケースバイケースで使い方・解釈を柔軟に変える必要があるのだなぁと感じ入りました。さぁて、次はどなたの記事を読もう??!
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