Governance of Emerging Technologies 2020
先日、興味本位で某シンポジウム聴講。法律が時代になかなか追い付けない折、どんどん重要性を増す“倫理感”について、考えてみるシーズを拾いに。。。タイトルは、“Governance of Emerging Technologies”。
とりあえず、一番の収穫だったのは、社会科学の役割のひとつについて、意識できるようになったこと。この1年、周囲はほぼ社会科学の専門家ばかりだったのに、どうもいまひとつ、社会科学という学問分野の役割をしっかり把握できずに悶々としていたので、参加して良かった!と思えました。まぁ、端的に言ってしまうと、新興科学技術の将来的リスクや政策課題動向を予測して、社会により善いガバナンスのデザインについて熟議すること。
以下、自分用メモ。
・AIが次のプライバシー・ポリシーに?!
・『Master or Slave』
・Ethics of AI Ethics 倫理より上のものはない
・Innovation《&》Ethics
・デザインとその周りとをパラレルに考える
・責任の再設定 責任の所在を初期にデザイン
・“想定外”の多い昨今だが、想定したのに起きなかったことは?
・様々な分野の人が語り合う機会をできるだけ多く持つことが大事
・AIやバイオ工学等の新興技術を恐れるより、フランケンシュタインを恐れるべき
(健全な科学技術の発展には、様々なデザインをする人間の、勉強不足による偏狭蒙昧をこそ、改善すべき)
・agile & continuous
いろいろ印象的な話や質問がありましたが、機会があれば、Heng Yee Kuang という先生のお仕事を見てみたくなりました。
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