「レ・ミゼラブル」(BBC/NHK)
先月来視聴している、NHKの「レ・ミゼラブル」が、本当に世の中の格差や無情・不条理をあまりに如実に映していて、観ているのが辛いのに、どうにも目が離せません。普通に考えれば、看守や警察官の立場でのジャベールの振る舞いは、職務に熱心なだけで決して責められるべきものではないのに、彼の執拗さが酷い悪徳に見えてきたり、改心したとはいえ、昔の罪は罪として償うべきジャン・バルジャンが、とても純朴な善人に見えてきたりーーー。
冷静に考えると、いろいろ「えっ? そこでその行動はないだろう…?」と思うような登場人物たちの行為なのですが、生身の人間の不可解な行動が、さもありなん…と思えてしまうから不思議。人生の苦境で、本作の教会のような存在に出逢える人は幸いですね。
全8話で、残り4話ーーー、BBCの力量を堪能させていただこうと思います!
(写真は、先日家族で散歩した際の雲からの陽光―――まるで、今にも天使が舞い降りて来そうな雰囲気でした!)
【時代の転換点】昨日、AppleとGoogleが、新型コロナウイルス対策として、濃厚接触の可能性を検出する技術で連携とのニュース(仕組みと効果)。プライバシーの問題等はありつつも、こういう動きを速攻で実現させるアメリカの事業者の行動力には、本当に感嘆します。
小中高と同期の友人からのメールに、「歴史の転換点に、感慨深く向き合います」とのコメント。リーマンショックや9.11や3.11等々、転換点となりうる事件は多々ありましたが、人間の愚かさ・賢明さをこんなにも間近に考える機会…、自分ごととしてしっかり省察したいです。 また昨日、弁理士同期の友人が、事務所移転のお知らせとともに数枚のマスクを送ってくれました。もう数日しかもたない状況だったので、本当に助かりました。ありがとうございます!
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