印刷費用の縮減
去年お世話になっていた某印刷会社が、この春、事業整理することになったと聞きました。
印刷業界については、かれこれ四半世紀見続けています。中学時代の同級生が大手印刷会社に就職し、シンガポールに赴任したなんて話も先日聴きましたが、とにかく今は、“紙にインクで印刷する”という旧来の仕事だけでは立ち行かなくなっているのは確かだと思われます。
NTT東西は、2023年までにハローページの印刷配本も終了する、という発表もありました。
一方、過日買収騒ぎで逮捕された国会議員へ、政党助成金として1億数千万のお金が流れ、その使途名目が冊子等の印刷費用だったという報道もありました。おそらく30年前と比べたら、政党助成金に占める印刷代の比率も、相当下がっているのだろうなぁ…と思いつつ、それでもまだまだ、印刷費用というのは、税金の使途として無視できない額にのぼる印象。SDGs的な観点からは、選挙活動で使える印刷費用の上限を決めて制限する、なんてことも、政策としてアリなんじゃないかと思いますが、いかがでしょう? 印刷業界の方には申し訳なく思いつつも、街中に設けられた都知事選のポスターを見るにつけ、そんなことを考えてしまいます。日本の公的機関のデジタル化が進まないのは、印刷事業者への配慮が過剰なせいもあるのかも…?なんて穿った見方すら浮かびます。
“紙に定着すべきもの”と、“電子媒体のみで十分なもの”の切り分けを、シビアにしていかざるをえない時代かもなぁ~。。。
【候補者掲示】 来月の都知事選を控え、コードギアスのコスプレをした候補者のポスターを見掛けたと思ったら、サンライズさんが無関係との声明を出すなど、政策から離れた話題もありました。10km超のウォーキングをしながら、あちこちの掲示板を見比べると、必ずしも候補者全員のポスターがきちんと貼られているわけではなく、資金繰りに応じて貼られていたり貼られていなかったり。。。掲示板設置に、どのくらいの税金が投入されているのか知りませんが、掲示の仕組みに首をかしげざるをえません。そろそろ、デジタルデバイドの解消に、本気で取り組んでいくしかないのでは?!
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