脚本家がらみの本4冊
新型コロナウイルスで外出自粛だった期間、ずいぶんたくさんのアニメやドラマや映画を観ました。「いいなぁ~」と思った作品の脚本家さんをメモっていたら、冲方丁さん、野島伸司さん、野木亜希子さん、古沢良太さん、黒田洋介さん、福田靖さん、櫻井武晴さん、大森美香さん、太田愛さん…etcetc…と、どんどん名前が連なってしまいました^^;;。
どうも私は、小説となると、洋書の翻訳本は読む気になるのに、なぜか日本の作家さんのものは敬遠しがち。なのに、ドラマやアニメだと和製のものでも共感度が高く、その理由は未解明(もちろん、日本人の作家さんでも好きな人はいますが…苦笑)。
そこで、脚本家の仕事はどんな風に為されるのか?という所からこの謎を解明しようと、ここ数か月で、脚本家がらみの本を4冊読みました。いわゆるノウハウ本なので、面白いわけではないのですが、唯一、『脚本家という仕事』という本は、すごく面白かった!!! 今をときめく関係者の方々にインタビューして著されたモノだからでしょうが、「こういうのが読みたかったんだよぉ~!」と、著者のペリー荻野さんに感謝しきり!
かと言って、上記の謎が解明されたわけではないのですが、小説と脚本の違いはだいぶ認識できました。脚本家には、小説家よりもずっと、客観性や共感性や集中度が求められているようです。余計なものを削ぎ落し、自己満足やひとりよがりを極力廃す。フレーム内に目で見えるものとセリフだけで表現する。視聴者の視聴覚体験を頼りに“何か”を伝え、委ねる姿勢ーーーとでも言いましょうか…。
…ということで、メディア論に触れるべく、次は『マクルーハン理論』へ!(『ペスト』も母から入手) SDGsだの5G/6G、ウィズコロナ等が怒涛のように押し寄せて、“メディアの文法”が大きく変容するさなかに置かれている動揺を、なんとか落ち着かせたい。。。時代によって移ろうメディアと人の、役割や在り様について、考えてみたいところです。
【2度目の二十歳】 昨日、ご近所さんのメーラー設定のお手伝いに赴き、ついでにいろいろ世間話。近所の銭湯が廃業になる話とか、近くに出来たワインバーに今度一緒に行こうとか、高須医師の整形遍歴の話とか、近所の測量の話とか、etcetc…。また、最近ハマったドラマの話を聴き、「2度目の二十歳」という韓流ドラマを勧めていただきました~(このご近所さんは、イ・サンユンさんのファンなのだそうで)。韓流ドラマを観過ぎて、物事をズバズバ喝破する性格へと、人格変貌中なのだそうで^0^;;。ご近所さん曰く、「やっぱりドラマは脚本よね!」。同感です~(MIU404第1話も面白かった!)。
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