« 実相の見えるニュースを | トップページ | 映画「エジソンズ・ゲーム」(The Current War) »

2020年6月23日 (火)

テレワーク推進とインバウンド減少でオフィス街とリゾート地が変わる?

20200618_120200618_2  今、東京では続々と新しいビルが建てられています。オリンピック需要を見込んだホテルもずいぶん増えた印象ですが、先日開業した虎の門ヒルズ駅周辺や、渋沢栄一像の立つ常盤橋周辺も、こうした再開発地域のひとつ。
 一方で、テレワーク推進により、都心のオフィスの人口密度は抑えられたままで、企業によっては、オフィスの縮小・移転を検討している所が増えている模様。一極集中する東京の税収については、今後オフィス移転が進んだ後のことを考えさせられます。
(かつては、都会の一等地にある数々の研究開発法人事務所等の地方移転が、国家財政の節約には有効なんじゃないかと強く思っていましたが、企業の地方流出が現実味を帯びてくると、この手の施設が貴重な財源のように思えてしまい、自分の姑息さが恥ずかしい~…^^;)
 先日、某リゾート地で観光客向けのお店を営んでいる友人と1年ぶりに話したところ、この春から、上のお子さんは就職、下のお子さんは大学生になったものの、就職先の仕事は激減、大学生は下宿代を払いつつ実家でオンライン授業の日々とのこと。また、観光客激減のためご主人はお店を畳んで引退を検討しているものの、在庫処分等しないと固定資産税の対応が大変なのだとか。さらに、リゾート地とはいえ店舗だった土地は到底買い手がつきそうになく、植林して山林扱いにでもしないと税負担を軽減できないとか。加えて、労務管理に関しては雇用調整助成金が10割出ると、働かない方が得と考える従業員が出たり、観光業に見切りを付けて転職するような人の社会保険料も経営側が負担しなければならない、…などなど問題山積。いろいろ大変な現状を伺い、オフィス街とリゾート地双方とも、先の見えない世の中で、この先どんな風に事業や暮らしぶりを整えればいいのやらーーー。
 我が家には、まだここまで直撃的な影響は出ていないものの、じわじわと、働き方や暮らしの仕方が変わる中、生活の基盤も変えていく必要に迫られるのだろうなぁ…と、放心状態になってしまいます。。。

|

« 実相の見えるニュースを | トップページ | 映画「エジソンズ・ゲーム」(The Current War) »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 実相の見えるニュースを | トップページ | 映画「エジソンズ・ゲーム」(The Current War) »