『逆ソクラテス』『ストーリー』
先月、息子のススメで読み始めた『逆ソクラテス』という本を読了。「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」という5つの短編から成り、いずれも小学生を主人公にしつつ、彼ら彼女らが大人になって当時を振り返ったり、パルプフィクション的にそれぞれの物語が微妙に重なっていたり。。。
全編通して、先入観や決めつけはご法度…というのがテーマになっている感じでしたが、どうして息子は本書を読め読めと勧めたのかな…?? 私が何か、先入観や決めつけで息子を困らせてる??! 特に思い当たるフシがなく、単に「おもしろいから読め」ということだったと思うことにします^^;;;。
歳で頭が硬くなっているのか、本作中での、“パワハラ”や“いじめ”の否定理由と、自身の考え方とで、相違する所もあったりしましたが、一方、青春時代をバスケットに捧げ、後悔を残したまま大人になった身としては、本書のラストシーンには心を動かされました。人生、悔やまれることは多いけれど、そこで終わりじゃないってことですね~。
【『ストーリー』】 もう一冊、つい先日読了したのが、ロバート・マッキーの『ストーリー』。コロナ禍で家に閉じ籠もり、やたらと色々な映画やドラマを観たせいで、脚本家と小説家と劇作家の仕事の違いを知りたくなって読みました。職業によっても、使う言語・言葉が違うように、これら三者も実は大きく違うことがわかりました。
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