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2020年7月の31件の投稿

2020年7月31日 (金)

年度の3分の1が過ぎ…

20200727  明日からは8月。早いもので、1年の3分の1が、新型コロナ禍のもとであっという間に過ぎ去りました。夫は家での仕事が主となり、職場には週に1度くらいの出勤。息子は慣れないリモート講義受講ONLYからの夏休み突入。街ゆく人の顔はマスクで隠され、レジや各種窓口には透明シートが設置され、フィジカル・ディスタンスが当たり前に。。。だんだんと、非日常が日常化し、もはや完全に元に戻ることはない…という意識も。。。ワクチンや治療薬の開発は日進月歩とはいえ、まだまだ安定供給にはほど遠く。そんな中で、技術開発や国防ではキナ臭い動きもあり、あれこれの従来の問題が、全部うやむやにされそうな気配も。
 このような状況下ですが、20年度第一四半期で私がショックだったのは、ずっと情報交換させていただいていた弁理士の友人が資格を返上して方向転換してしまったこと。理由は、今度会ったときに聞かせてもらえることになっていますが、まだまだ会うこともままならず。また、驚いたのは、お世話になっていた弁護士さんや弁理士さんが、事務所移転したこと。前職の先輩方の職務転換にも驚きました。いずれも能動的な転身ですが、こうしてみると、ずいぶんな激動の時代。まぁ、これだけ想定外のことが続く中では、柔軟にシフトチェンジしながら進まざるをえないとも言えーーー。
 9月に予定されていた夫のイタリアでの会議は来年度に延期され、息子の大学の後期講座の方向性も未定。。。さてはて、20年度のこの先も、イロイロ予想外の動きになりそうですが、臨機応変に参ります~。

 【ピーチ・フラッペチーノ】 先週末、家族でスタバのピーチ・フラッペチーノをテイクアウトして、自宅喫茶^^;;。サッパリしていて美味~♪でした。ぼちぼち梅雨明けして、夏到来…でしょうか?!
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2020年7月30日 (木)

波しぶきで浜辺気分

20200718_2 20200718_3  たいていは、穏やかな水面を保っている河ですが、大型の船やモーターボートが走ると、川べりにまで波が押し寄せて、波しぶきが立つことがあります。水量の多い日や満潮時は尚更。そんな時は、一時的に、寄せては引く波を見て、浜辺気分が味わえます。
 海は命の源のせいなのか、波のリズムは不思議な心地良さ。こんなところにも、散歩の効用はありますね♪

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2020年7月29日 (水)

『進化した猿たち』

20200718  今月半ば、星新一さんのエッセイ集『進化した猿たち』を読了。
 星新一さんのショートショートには、学生時代にずいぶん親しんでいましたが、最近はご無沙汰していたところ、本屋で偶然見かけて衝動買い。星さんは、欧米の一コマ漫画を蒐集するのが趣味だったのですが、それを分野別に分類し、それぞれについてエッセイを綴った雑誌連載をまとめたもの。言われてみればショートショートって、かなり一コマ漫画的。頭の体操や、価値観の転換が容易にできるという点で、共通項が多いですね。
 ところで、本書の最初のエッセイが、「ぬれ手でアワ」というタイトルなのですが、なんとなんと、発明や弁理士をめぐる一コマ漫画について書かれていました! かねがね、超マイナーな弁理士という職業を紹介するコンテンツを探しており、『下町ロケット』とか『閃きの番人』とか『ストーリー漫画でわかるビジネスツールとしての知的財産』とか『ぼくは愛を証明しようと思う』など、わずかながら無いこともない…という状況でした。
 そんな中、この1つ目のエッセイの扉には、“EDISON AT THE PATENT OFFICE”というタイトルで、弁理士が“You again?”とあきれている一コマ漫画が掲載されていたのです(笑)。星製薬創業者の長男だった星さんが、幼少時から弁理士を知っていたであろうことは想像がつきますが、本作の話の展開にはいささか度肝を抜かれました。
 なぜなら、まず、「人類の理想とは、ぬれ手でアワといった調子で大金をつかみたい、の一語につきる」と始まり、その本能の発露の第一の形は犯罪。第二の形はギャンブル。そして第三が「特許出願」と書かれていたからです(苦笑)。いつものブラックジョークなので、どこまで本気かわかりませんが、星さんにとって特許は、ぬれ手でアワの実現に寄与するものと映っていたのですね。一度は発明熱に取りつかれ、どちら側からも足を突っ込めるサンダルを考案して、実際に特許事務所に出願依頼までしたそうで! 残念ながら、先行出願があり、ぬれ手でアワとはいかなかったようですが、弁理士ネタの一コマ漫画の蒐集作品が三十種くらいはあるとのことで、是非全部見てみたいなぁ~と思いました^^;。
 このエッセイは、未来予知的に、「この装置はですね、特許の調査、書類作成など手続きを一切安くやってくれる弁理士ロボットで…」で終わっています。近い将来、「ほうれ、見たことか」とおっしゃるような状況になるのか…。(人間が審査している間は、AI利用は中途半端なままだと思っているんですが…^^;;)
 とりあえず、個人的な近々の興味は、今年の「第8回 星新一賞」で、AIの作品がどのくらい一次審査を通過するのか、ということ(笑)。

【Patent2020.7】 奇しくも、今月の『Patent』の巻頭の「今月のことば」で、弁理士業務のAIによる自動化について書かれているのを読みました。人間の文章作成能力の証明のため、弁理士諸君、星新一賞に応募して、入賞しよう!とハッパをかけられているようでした(笑)。

SUITS】 アメリカ版ドラマ「SUITS」を見始めたら、第3話に特許出願の話が出てきました。Season1の公開は2011年で、この当時のアメリカは先発明主義。先願主義の施行は2013年3月16日なので、今見ると違和感がありますが、(発明日の証明は難しいながらも)やっぱり理念的には、(権利付与はともかく)先に発明した人の名は刻まれるべきだよな~と、知財を勉強し始めた頃の思いが蘇りました^^;;。

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2020年7月28日 (火)

「半沢直樹」ふたたび

20200724_3 20200724_1  7月19日から再開された日曜ドラマ「半沢直樹」---我が家も、視聴率を押し上げた一家庭です(笑)。
 7年前、金融業界のかなりリアルな一面を感じつつ視聴を続け、最終回も家族で楽しんだ本作。あれ以来、私のプライベートもずいぶんと変遷を重ね、某大企業の子会社体験などもした結果、今回の続編は、また違った視点で観ています。
 今回は、息子はつまみ食い的に観ているようですが、社会に出て働くということの意味や、仕事に対する姿勢、現実世界の不条理やお金の怖さなど、息子にこそ観て欲しいんだけどなぁ~。。。
 新型コロナ禍でのリモートワークが中心の今見ると、オフィスの様子は“オールド・ノーマル”時代ですが、仕事への姿勢を考えるのは、オールドもニューも同じ。息子が、どんな仕事をしたいのか、どんな職場を望むのか、どんな人たちと働きたいのか、、、何も言わないのでわかりません。が、私が今アドバイスするなら、「自分自身がやり甲斐を感じて楽しめる仕事」「精神的に衡平で、極力上下関係を作らない風土の職場」「悪口陰口を言わず、正当な批判と話し合いができる人たち」かなぁ~。半沢直樹が輝いて見えるのは、この3点を弁えて働いているからだと感じます。
 今回は三つ巴の様相で、この先の展開がまだまだ読めませんが、毎週楽しみにさせていただきます!

【今どきの若者】 仕事観のジェネレーション・ギャップという点で、最近の若者のスゴイ事例がチラホラ。夫のスキー仲間の青年は、ソフトウェア開発会社を一人で興し、車上生活や農業生活をしながら悠悠自適に暮らしている模様。また、友人が教えてくれた、FIREを実現した人(早期に資産形成して30歳でセミリタイア)なども。新型コロナで、働き方や人生観を見直した人も多いようですが、どんな生き方を選ぶにせよ、生きて行くには“タフ”さは必要ですね~。

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2020年7月27日 (月)

子育てと家事

20200719_1 20200719_2 20200719_3  先週の日曜日、家に息子を残し、夫とふたりで北の丸公園ウォーキング。梅雨明け前でしたが、久しぶりに陽射しがあり、たくさんの親子連れが、虫カゴや補虫網を持ってやってきていました。また、自転車練習をする子や、ピクニックをする家族も。
 子どもにアレコレ教えながら歩いている親子連れを見て、
「うちも、子どもが小さい頃はずいぶんあちこち行って、いろんな経験をさせようと精力的だったね~」と昔を懐かしみつつ、最近はすっかりマンネリ生活に明け暮れる出不精ぶりを反省。小さい子どもが家にいると、それを取り巻く大人たちが、自然と模範的であろうとし、社会にもいい影響があるよね…と話しました。
 また、先日TVに出ていたスーパー主婦が、趣味に時間を使うときは「家事を完璧にやってからでないと夫に何を言われるかわからない」と発言していたのが印象的だったもので、「完璧な家事ってどの程度のことを言うと思う?」と夫に訊いてみたところーーー。
「洗濯や食事作りやゴミ出し等は当然として、掃除も毎日家じゅう雑巾がけして、チリひとつないようにしておくことでしょ。」
と、軽く言ってのけました。それは、さぞや我が家の家事は手抜きに見えていることでしょう。。。^^;;;
 “完璧”の捉え方も人それぞれ。「家族が元気に笑って過ごせれば、子育ても家事もそれで“完璧”」くらいがちょうどいいんじゃないかしらん?
(それにしても、昔ほど、「ママ~っ!」という子どもの声に敏感に反応しなくなっている自分を認識して、愕然とします。。。^^;;;;)

20200726_3 【手抜きカレー】 昨晩は、親二人は夏野菜カレー、息子はカツカレー。ルーはインスタントで、カツはお惣菜屋さんで仕入れ、野菜だけを切って焼いただけですが、なかなか美味しかった~っ!

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2020年7月26日 (日)

ペーパーマリオ オリガミキング

 今月半ば、息子が数年ぶりに任天堂のゲームをダウンロード購入。「ペーパーマリオ オリガミキング」というSwitch用ソフトです。息子のゲーム進捗を、巣ごもりをいいことに時折横目で眺めていました。このソフト、とてもバランス良くて楽しい出来栄えに思えました。冒険や探索やパズル要素が散りばめられ、ストーリー性も程よくて、次々と先へ進みたくなるシナリオ。しばらく眺めて探索気分に同調したあとで外出したら、道端のアレコレをハンマーで叩いて回りたい気持ちを抑えるのに苦労しました^^;;;。
 金・土・日の3日間であっという間にエンディングを迎えていてビックリ! さらに、その後数日で、アイテムの獲得率やらフィールドの修復率やらハテナブロック発見率などの数字を全部100%にしてしまい、トロフィーも全制覇して、短期集中でハマりまくった模様です。
 昔のスーパーペーパーマリオで、次元の視点切り替えをするゲームが出た時(息子が小3頃?)には、ちょっとした感動を覚えましたが、今回のペーパーマリオでは、その仕組みは使われていませんでした。
 また、1週間を待たずに全攻略を済ませた息子が、「香川県の人は、数か月かかっちゃうのかなぁ…?」と言っていて笑ってしまいました。小さいお子さんを持つ親御さんが、子どもをゲームやネットから切り離したいと思う気持ちは、すご~くよくわかるし、私自身もそうでした。「子どもの貴重な時間を奪うな~!」と、ゲーム会社に乗り込みたい気持ちになることもままありましたが、読書にせよ運動にせよ勉強にせよ他の遊びにせよ、結局のところ“何かをするには時間を使う”わけで、子どもの好奇心と時間を、どこまで大人がコントロールできるのか/していいのか、は、悩ましい問題だと思います。もはや、成人した子にとやかく言っても詮無いことですが、存分にやり込んだのだから、さっさと現実復帰しておくれ~。

20200720_5 【ポテサラ作り】 たまには息子のリクエストに応えてやるか…と、先日、手作りのポテトサラダを準備。マヨネーズで和えた直後、「味見していい?」と訊いてきた息子。「手作りのポテトサラダって、どうしておいしいんだろ…?」と言いながらムシャムシャ。ほんと、好きなんだねぇ~^0^。

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2020年7月25日 (土)

夢〇〇の不思議なCM

20200724_2 20200724_4  「携帯自動翻訳機(ポケトーク等)」「卓上クーラー」「ゲルクッション」等、すでに既存製品として以前から認知されている物モノがありますが、最近、「夢〇〇」と称してこれら既存製品の類似品をPRする不思議なCMをちょくちょく見掛けます。これらが、正規の権利手続きを経ているのか、とか、そもそも公知のモノと捉えられるのか、とか、OEM契約のもとでの製品なのか、等はCMからはわかりません。ただ、雰囲気が独特な上、結構頻繁に見掛けるインパクトの強さなので、覚書としてメモメモ。
 そんな中ちょうど、不正競争防止法2条1項1号2号がらみのケーススタディで公開模擬講義があったので、拝聴しました。“中小企業による先行ヒット商品の類似品を大々的に販売する大企業”という事例(cf.猫除けマット)の検討が主でした。現実の係争になったとき、どんな視点で製品解析を行い、どんな視点で法的論点を構成すべきなのか、思考実験させていただきました。
 市場に求められる便利なアイディア製品を、とにかく安く速く大量に提供することをモットーに活動するビジネスモデルというのも否定はできないですが、少なくとも、商品開発で、先行者のアイディアに乗っかるなら、より使いやすく改善する努力は必要だよな~、と思うのでした。

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2020年7月24日 (金)

世が世なら…

20200716  昨日、「世が世なら…」と遠い目をした人は数知れず。。。かと思います。五輪開幕で「O・MO・TE・NA・SHI」気分になるはずが、よもや、外出自粛やテレワークや梅雨末期豪雨の後遺症等で、生活の試練に苛まれていようとはーーー。
 今月中旬、本来なら聖火ランナーを迎えるはずだった街に住む友人も、そんなことを言っていました。
 スケジュール帳に、あれやこれやと楽しみな予定を満載にしていた人の落胆も甚だしいことでしょう。。。GO TOキャンペーンを利用して旅行できれば“まだしも”ですが、東京は除外されてしまったし。。。我が家はそもそも8月中旬までは家族共通の休みも取れそうになく…^^;;。この週末も、夫は講義があるし、息子は月曜締切のレポートが2つあって、四連休という雰囲気はまったくなし。。。(涙)せめて、ゴージャスなフィレ肉でも買い込んで、ステーキの晩餐準備でもしましょうか~^^;;;?。

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2020年7月23日 (木)

恩師の回復と喜寿

20200714_4 20200714_5  昨年8月に、自宅で転んで腰骨を骨折して入院し、一時は要介護度4にまでなって寝たきりだった学生時代の恩師。一度目の手術でチタンを入れ、骨が再生してきたため二度目の手術は見送って、10月に退院したと伺っていましたが、つい先日、久々に電話でお話しすることができました。病院内でリハビリに努め、退院後も日々奥様と散歩するなど、回復に努めたところ、最近では杖なしで一人で散歩に出られるまでになっておられるとのこと! 素晴らしい回復力!!
 また、この夏は喜寿のお祝いとのことで、5人のお孫さんなども交え、オンライン・パーティーのご予定とか^^。聞けば聞くほど、賑やかで明るい老後を過ごしておられるご様子。目や腎臓など、継続的にお医者様にかかってはいるものの、声は昔通りのハリのある力強さ。「とにかく毎日歩くようにしてるんですよ」とのことで、私の学生時代にも、毎日昼休みに学内プールで泳いでおられたのを思い出します。まさに、継続は力なり。見習って、私も日々歩くことだけは続けたいと思っています~!

【別恩師の他界】 学生時代の友人から、別の講義でお世話になった先生が、今年2月に他界されたことを聞きました。奥様の介護をされていたそうなのですが、先日、先生の娘さんから連絡があったとのこと。。。我々の学生時代の先生方は今やほとんどが80代。大往生ではありますが、やはり近しい人がいなくなってしまうことの寂しさは皆同じ。ご冥福をお祈りします。

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2020年7月22日 (水)

リツイート事件最高裁判決

 昨日午後、いわゆるリツイート事件の最高裁判決がありました判決文はまだ確認できていませんが、取り急ぎメモ。一般の人の著作者人格権意識を喚起する判決であることは間違いないでしょうが、普段ほとんどTwitterを利用しない私(リツイートは未体験^^;)としては、この判断の厳しさの度合いを未だはかりかねているため、Twitterを普段使いしている人たちの意見を聴いてみたいです。Twitter社は、なんらかの仕様変更をせざるをえないと思いますし、今後の各所の反応を注視したいと思います。
(本判決がリモートで行われたのか否かは知りませんが、新型コロナ禍のもとでの争点整理には、Microsoft Teamsが採用されているんですね。…昨日のTwitterに、“最高裁判所に招待されました”というTeams画像が貼ってあったのを目にしました。15時時点で1.5万件リツイートされてました…^^;

20200719_5  【生まれたての女王バチ】 先日日曜日、ウォーキングに出ようと玄関を開けたら、足元に黒い物体がモゾモゾ! ギョッとして飛びのいた後、恐る恐る近づいて見ると、ハチのような形。警戒しながら撮った写真はピンぼけですが、これを頼りにあとで調べたところ、どうも“生まれたての女王バチ”か“サナギ状態の女王バチ”だったようで、、、。日本ミツバチの巣を掃除していると、時折“王台”というのに遭遇するらしく、それが女王バチの産卵場所なのだとか。どうして家の玄関先にいたのかは謎ですが、変な虫でなくてよかった^^;;。
 それにしても、通常は4月中旬頃に生まれるようなのに、今は7月半ば。もしかして、別の虫なのかしらん??(もしご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示くださ~い)

【ほぼ根室】 伊能忠敬万歩計で、 襟裳岬を越えたのが、5月半ば。それから約2か月後の先週、ほぼ根室に到着! 「秋田まであと1575km」と出ていたので、北海道の上半分を巡る旅は、まだ当分続きそう。。。^^;;(1日5kmペースだと、来年の夏までかかっちゃう~…汗)
 とりあえず、次のポイントは知床でしょうか。モチベーション維持のため、細かく刻んで参りましょう~!

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2020年7月21日 (火)

オープンソースな動物園?

 先日、大学の課題に何やら文句ありげにブーたれ始めた息子が、夫とあれこれ話していました。
 昨年度、Google colaboratoryを使った授業を受けて、その便利さに感心していた二人ですが、今期の授業で、ローカルにPythonだのAtomだのを落として環境構築して極座標を描く、みたいな課題が出された模様。
「グラフ2枚描くためだけに、あれこれダウンロードしてインストールするとか、めんどくさくて…」
と、いかにも最近の若者っぽい言い草^^;;。
 夫まで、「Google colabo使えば早そうなのにね」とか同調してる。。。その後も、AnacondaだのSpyderだのGitHubだの、、ワケのわからない話を延々としており、脇で聴いている私の頭の中は、さながら動物園状態^^;;;;;;;.

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 二人の会話についていけず、負けじと、「要するに、蓮舫さんじゃないけど、“時代はクラウドですよ”ってこと?」と訊いたら、顔を見合わせて、「ま、そんなとこ」とスルーされました(苦笑)。まぁ、ブツブツ言うのは勝手だけれど、課題はちゃんとやって提出しておくれ~!
(オープンソースプロジェクトから派生した接触確認アプリCOCOAの不具合で、いわれなき批判を受けている方がいるとの話も聞きますが、ソフトウェア開発の素人でも、委託が重なれば重なるほど、やりにくくなるだろうことは想像がつきます。孫請けとか再委託とか、どうしたらなくせるものなのか…?!)

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2020年7月20日 (月)

「欧州GDPRと新型コロナウイルスのインパクト」

20200711_1 20200711_2 20200711_3 20200711_4  先月、「プライバシー、COVID-19、デジタルPF」というタイトルのウェビナーを聴講したばかりですが、今度は「欧州GDPRと新型コロナウイルスのインパクト」と題するウェビナーを聴講させていただきました。
 接触確認/追跡アプリの利用は、壮大な世界的社会実験の様相ですが、まだ、実効的に活用できている印象は薄く。。。アプリの性質も様々なら、受け止める国民性も様々。アプリ開発の目的は、①立入制限等に利用、②当局が感染者を把握、③濃厚接触者の自己状況把握の3つに大きく分かれ、日本は③を目的として運用されていますね。
 今回のウェビナーでは、
ドイツの接触追跡アプリ「Corona-Warn-APP」が採用になるまでの経緯を興味深く聴かせていただきました。欧州GDPR に抵触しないための「データプライバシー」への配慮や、「自由意思による同意」の要件について考える、よい機会をいただきました。以下、自分用メモ。
・GDPRは目下、世界のGold Standard
・GDPRの適用範囲はEU域内とはいえ、3条により、EU域内在住者へのサービスをしていれば各国事業者は無視できない
・日本は十分性認定(Adequacy decision)を受けているが、BCR(Binding Corporate Rules)に則ることでデータの域外移転は可能
・GDPRにおける個人データの範囲は広く、原則、個人データの取り扱いは禁止で、例外を6条(1)に規定する形
・例外のa~fのうち、aが「データ主体の同意」。同意の有効要件は【主体的宣言/1又は複数の特定目的のため/いつでも同意撤回可能/同意が自由意思によること】
 →※雇用主による強制や、学校が生徒や保護者に要請することも、自由意思同意とはならない(厳格な同意要件、労働法の観点も)
・ドイツには16の州と、全体監督当局とで、17の目配りが必要
・ドイツの監督当局は、Skype、ZOOM、Teams、Google Meet等につき、GDPRを遵守しているとはいえないと指摘(温度差あり、柔軟な解釈対応)
・COVID-19に関するデータ活用では、労働法で罹患報告/公開を課すとか、科学研究のための利活用等、いくつかのソリューションが考えられる
・〔The German COVID-19 Tracing APP経緯〕
 2020/3月:厚生省が電気通信事業者に対し、国民全体の動静把握のため、匿名データの提供を求める
 2020/4月:"Donate your Data"アプリで、GPSの位置情報や体温データ収集、ソースコード未公表で批判を受ける
       データスキャンダル発生:警察官保護の観点で、陽性者の名前や住所を警察に提供したことが、GDPR違反であるとして反発を受ける
       →位置情報・時刻等のログを5分ごとに中央サーバに保存する仕様(データ主体のプロファイリング可能)
       →仕様変更により、Bluetoothで距離把握し、暗号化のうえデバイス内のみ保存としたが、メッセージは中央サーバから
       →データ最小化原則に準拠していないとの批判を受け、分散型へ移行(2m以内に15分以上、旧式スマホ不可)
        日本のCOCOA(分散型)や仏のSTOP COVID(集中型)は、1m以内に15分以上を「接触」として検知
 2020/6/16:アプリのダウンロード開始(国民の3分の2に当たる6000万ダウンロードが目標だった)
 ●※ 同じ日に、競争法当局が、Appleに反トラスト法調査をかける、との報道!
 2020/7/14:1570万ダウンロード
・日本のCOCOAは7/15段階で706万ダウンロード
EDPB recommendation(COVID-19アプリ開発におけるGDPR上の注意)
個人情報保護委員会からの指針
・7月8日時点でのCOCOAへの感染者登録は3人!(自己感染の情報は発出したくない心理障壁)

 日本の法上の「同意」には厳格な定義がなく、包括同意も可能、期限や年齢も不明確で、解釈に委ねられる部分が多いのは、良いことなのか悪いことなのか。。。医療情報の利活用の際によく問題となる、未成年者や成年被後見人等の取り扱い同様、「自由意思による同意」の判断の難しさを感じます。
 今後、法的な検討のないまま、飲食店への立ち入りや、登校の際の条件として、COCOAのインストールが要請されたり義務付けられたりする場合が生じる可能性もなきにしもあらず。感染症の蔓延のような非常事態下にあっては、データプライバシーよりも、某国のような完全監視に近い形での追跡による実効性の確保を望んでしまう気持ちもあり。。。まさに、技術的にはできるのに法的にできないーーー著作物のネット配信とのアナロジーを感じて、頭を抱えてしまうのでした。

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2020年7月19日 (日)

スネ肉、サイコー!♪

20200709_2 20200709_3  先々週、近所のお肉屋さんで、100g400円のスネ肉を600g超買い込み、1切れ90gくらいの大振りに切り分けて、ビーフシチューを煮込みました。ジャガイモも人参も、ざっくり大きく刻んで、3日間に渡りチョコチョコと火を入れて、加圧状態でグツグツぐつぐつ。。。
 3日目の晩、念のためナイフも添えて食卓に並べると…
 スプーンだけで軽く切り分けられる柔らかさ! まろやかぁ~♪ 安いのに、ボリューミーで柔らかくて、スネ肉、サイコー!!!♪ デザートは生協で頼んでおいた赤肉メロン。安上がりなのに、なんだか贅沢気分の夕食となりました^^!

20200713_2  4日目の晩も残りのビーフシチューにしましたが、さらに美味しくなっていた気が…♪ また、5日目のランチには、ビーフシチューオムライスを作り、6日目の晩は、プチ・ハンバーグとパプリカを焼いて、ほぼ具なしの残りのシチューで煮込み、煮込みハンバーグに! スネ肉のエキス、存分に楽しみました~(^0^)♪

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2020年7月18日 (土)

WIPO ADR

20200712_1 20200712_2  先週、興味本位で恐縮ながら、WIPO主催の「調停・仲裁」に関するウェビナーを聴講。
 裁判にはとにかくお金と時間がかかる、という認識はしています。が、調停とか仲裁というと、離婚とか遺産相続のケースばかりが思い浮かび、知財関連のADRの利用シーンに遭遇したことがなかったので、そのメリットに触れるべく、大枠の手続きについて拝聴。以下、自分用メモ。
・調停・仲裁には、拘束力と最終性がある
・時間と費用の節約になる(調停期日は約1日、解決までの期間も3か月から1年前後)
・国境を越えた簡易なソリューションであり、取引関係を維持しながら解決を図れる
・ジュネーブとシンガポールにオフィス所在(アジアでの利用は十数%に伸長も、日本企業の利用は1桁)
・非営利団体のため、比較的安価
・手続開始には、両当事者の合意が必要(当初契約書に付託条項を入れ、準拠法等を指定しておくことが多い)
・調停の70%程度は和解で終了
・調停が成らなければ、仲裁(または簡易仲裁)へ
・仲裁人は1名または3名(1名の場合双方合意、3名の場合は双方1名ずつ+両仲裁人によりもう1名選出)
・仲裁[ICT25%,特許19%,商標22%,著作権18%]、国際紛争が75%、中小企業43%/大企業38%
・簡易仲裁だと手数料半額、仲裁も固定手数料
・調停人/仲裁人は、全世界で2000人程登録(うち日本人は約30人:知財とITの専門家)

 調停事例を2件ご紹介いただきました。1件は航空会社とソフトウェア会社の調停、もう1件はライフサイエンスがらみの欧/米での事例。1件目は申立から3か月で解決、2件目は困難な案件ながらも18か月で解決とのこと。これが、双方納得の上、ビジネスの継続性も維持されたまま解決しているなら、企業の法務部門は活用しない手はないような…。簡潔な資料で概要を教えていただき、勉強になりました、ありがとうございました。

Huawei締め出し】 近年、多国籍企業やプラットフォーマーが、各国政府の思惑に忖度せざるをえなかったり、通信技術開発が、一企業の製品にとどまらず、国家政策に影響してしまうような場合も増えているようです。そういう意味では、国際司法裁判所や、それと並ぶ常設仲裁裁判所の出番なんかも増えているのでしょうか…?!

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2020年7月17日 (金)

Engagement anniversary 27

20200708  先週、我々夫婦の婚約27周年を迎え、「ここ数か月のママの食事作りを労って」という名目と、お気に入りのレストラン応援キャンペーンを兼ね、外食することに。
(4月以降ほぼ毎日、3食準備して3食後片付けして、決めた時間に合わせて温かく食べてもらおうと準備しても、呼ばなきゃ食卓につかない男たちに、いくら嫌味を言っても改善が見られず、イライラが募り募って爆発寸前だったので、絶妙のタイミングだったと言えましょう…^^;;;;)
 天井が高く風通しのよい席でのディナー。このお店、メニューが個性的な上、何を頼んでもおいしくて、それにもかかわらずカジュアルで、昼も夜もリラックスできる本当に素敵な空間。こんなにおいしいお店には、サポーターも多かろうとは思いますが、我々もすでに立派なファン。また再訪させていただきます~♪

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2020年7月16日 (木)

哲学する蒼鷺

20200707_120200707_220200707_3  先週のウォーキングで出逢った三羽の蒼鷺。いずれも、水辺に佇んで、まるで哲学しているかのような風情でした。中でも、彫刻の丸い土台の端にとまっていた一羽は、まず往路で見掛け、20分後くらいに再度通った時の復路でも、まったく同じ姿勢で遠くを見やっていました。河の流れを前にすると、考え事をしたくなる気持ち、わかるわぁ~(笑)。
 とはいえ、慌ただしい現代社会では、哲学者ですら、30分もじっと考え事なんてしないんじゃなかろうか…?
ーー なに想う 水面のさきの水舳先 行き交う舟を 見遣る蒼鷺 ーー

【情報ストレージ】 最近は、何事も“情報”という視点で哲学を愉しんでいますが、DNAストレージの可能性なんてものに驚いたのも束の間、先日はブラックホールが将来的には情報ストレージにできる可能性が…なんて記事を目にして茫然^^;;。

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2020年7月15日 (水)

男に生まれたかった?

20200707_4  先週の都知事選の結果を、夫とふたり、テレビで眺めていたときのこと。
夫:「大差での再選だね」
私:「若者はまだまだ及ばずだったねー。『女帝…』、この際読んでみる?」
夫:「(読まなくて)いいよ」
私:「ゴシップというより、性差を考えさせる内容みたいよ」
夫:「アメリカですら、女性より黒人男性大統領が先だもんね」
私:「女性はまだまだ虐げられてるよ」
夫:「男に生まれたかった?」
私:「う~ん、男になったことないから、良さもわかんないけど、なれるなら“経験”としてはなってみたい」
夫:「ふぅん」(←男の苦労がわかってないな…と言いたげな顔)
私:「じゃぁ逆に、女に生まれたかった?」
夫:「いやぁ…、」
私:「とりあえず、生理だけでも体験してみて欲しいよ」
夫:「それ! それが一番体験したくない」
私:「だよねぇ~^^;;;」

 男女入れ替わりの物語は数あれど、実際にはなかなか異性としての実体験はできないのが現実。双方の違いや苦労を慮って、“平等”ってなんだ?と問い続けるしかないですねぇ。。。
 まぁ、本を読んで都知事の”来し方”を知りたい気持ちもあるけれど、政治家にとって大事なのは、“今”と“これから”をどうするかってことでしょうから、都民全員で善き“行く末”を描いていけたらいいですね~。

攻殻機動隊S.A.C. 2nd GIGほか】 アニメの世界では、すでに女性総理も登場しているようで。3Dの草薙素子少佐は、ananの表紙も飾ったみたい。全身義体の草薙素子少佐を女性と定義すべき理由を、攻殻アニメの世界ではどう設定しているんだっけ??(原作マンガの少佐はバイセクシャルらしい) 攻殻シリーズ、先の週末に、ほぼ全作、一気見してしまいました~…^^;;;(私は、タチコマとバトーが好き♪)

【ホットフラッシュの頻度】 そういえば、更年期を迎え、ホットフラッシュの頻度が上がっています。急に身体が火照る症状です。エストロゲンという女性ホルモンの減少が原因のようですね。個人的には、高校時代、バスケの練習で夏の体育館にいるような感覚を思い出し、別に悪いことではないような気もするんですが。。。エストロゲンのことを、“脂肪製造ホルモン”と呼んでいるボディビルダーの方もいるようです。ただ、減っていくエストロゲンを補うかのように、副腎皮質から分泌される男性ホルモンを、酵素の働きでエストロゲンに転換する働きがあるらしく、これが乳がん発症に影響するのだとか。そういう意味では、子孫繁栄に貢献する意思を失くしたら、さっさと中性になりたいという気もしなくもなく…^^;;;;。
(↑ 乳癌手術後の“せん妄”を巡り、最高裁判断にまで持ち上がる可能性のある係争。。。男性の、やむにやまれぬ衝動の分析というのも必要かと。。)

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2020年7月14日 (火)

紫蘇ドリンクと厚焼き玉子

20200705_120200705_2  先週の日曜日、都知事選の投票を終えた後、例によってご近所さんのネットワーク環境で相談を受け、出向いてアレコレと設定してあげたところ、帰り際に、紫蘇ドリンクをご馳走になりました。手作りだそうで、紫蘇とお酢とレモンと砂糖がいい塩梅にブレンドされていて、見目鮮やかで美しい! ひんやりと冷やしてあって、とっても美味しかった! さらに、「いつもありがと」と、おみやげに厚焼き玉子まで持たせていただきました^^;。卵10個分は確実にあろうと思われるほど、すごいボリューム感!
 ちょうどお昼時だったので、いただいた厚焼き玉子にマヨネーズをかけ、そのままトーストに挟んでサンドイッチにして食べたら・・・・・・
「んまいぃぃぃ~♪!」
 さながら、どこぞの古い喫茶店で出て来るような“厚焼きホット卵サンド”といった趣で、おいしかったのなんのって!!
 いつもご近所情報を更新していただいて、こちらこそ「いつもありがとう」状態なのに、、、ご馳走様でしたぁ~(^0^)|

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2020年7月13日 (月)

Del Monteのスイートベル

20200704  我が家では、プチトマトは常備野菜の1つです。朝晩の食卓には、ほぼ必ずと言っていいほど、1人1個は彩として皿に盛られ、食すのが常。
 そんな中、先日、Del Monteの「スイートベル」というプチトマトを買ってみました。茎についたまま封入されていて、とても新鮮な印象。食べても、みずみずしくて美味しかった!♪
 見て楽しく、もぎって楽しく、洗って楽しく、盛って楽しく、食べておいしい! 日常のささやかな幸せでした~^0^♪

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2020年7月12日 (日)

『ペスト』

20200621_5_20200704140001  今月頭、アルベール・カミュの『ペスト』を読了。20世紀初頭にペストという感染症によって隔離されたオランというアルジェリアの一都市を描いた本書と、21世紀初頭に新型コロナウイルスという感染症によって半隔離された東京という一都市の状況が、かなり重なって見えたことは確かでした。また、“抱き付きおじさん”が出たり、紙やハッカ飴の買い占めが起きるなど、預言的な描写がそこここにあるのも、人間のサガを見定める作家の目に驚きを禁じ得ません。
 ただ本書は、本扉裏のダニエル・デフォーの引用言(エピグラフ)にある通り、“ある種の監禁状態を、別の監禁状態によって象徴的に表現”しているだけであって、別に感染症の話がメインテーマではありませんでした。
 カミュは、27歳で地方新聞の記者になるまでに、自動車部品販売人、船舶仲買人、市庁吏員、測候所員など、雑多な職業を転々とし、ドイツ軍のフランス侵攻をきっかけにオラン市の私立学校へ赴任して、教鞭を取りつつレジスタンス運動をしていたとのこと。
 本編には、医師リウー、大判事の息子タルー、吏員グラン、オトン予審判事、記者ランベール、パヌルー司祭、犯罪人コタール、喘息持ちの老人など、それぞれバックグラウンドの異なる人たちが登場しますが、その大部分に、著者であるカミュの一側面が隠れているようでした。また、語り口が実に淡々として客観的で抑制的で、その全体から、カミュという人の誠実さが立ち上っているような印象でした。
 個人的には、中盤と終盤の、タルーとリウーの、神や正義についての会話のシーンが秀逸だったように思っています。また、リウー医師の人柄がただただ素晴らしく、また、彼を陰で支える母親の慎ましさと自然さが善良きわまりなく、魅力的でした。
「あらゆる場合に犠牲者の側に立つことを決めた」タルーという人の痛いほどの“青さ”と、“書斎の人”ではなく“ささやかな努力の人”であろうと努める医師リウーの“堅実さ”の、両方が、作者であるカミュに備わっているのだと思うと、このコロナ禍という状況で、『異邦人』以来改めてカミュと再会できた幸せが、ココロに沁みました。
 目下、病院や隔離施設の最前線で、日々重症患者と向き合ってくださっている医師たちの中にも、きっと、リウーのように淡々と黙々と、ただひたすらに新型コロナと向き合い、際限なく繰り返される敗北と、気まぐれな勝利とに翻弄されつつ、粛々と知識を蓄えてくださっている方々がいるのでしょう。。。そんなある種の監禁状態の中でも、友情や信頼や愛情が、誠実な営みの中で育まれていることを願います。
 ただ自粛生活を送るだけの自分は、さしずめ本作の中の気楽な大衆の一人ですが、未知の感染症で不本意に亡くなっている人が確実にいることは、忘れずに過ごしたいと思います。

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2020年7月11日 (土)

ウィズコロナ時代の変な夢

2020062420200704_3  外出自粛が続いて運動不足だと、変な夢を見ることが増えるのでしょうか…?
 私は、むしろ自粛期間の方がよく歩いており、平均して1日5kmくらいは歩くので、夜は床に就いた途端に眠りに落ち、すぐに朝が来るという生活。一方、夫と息子は、なんとなく身体的に不完全燃焼なのか、毎夜毎夜変な夢を見るらしく、日々その報告を受けておりますーーー(苦笑)。
 夫は、すでに他界した母がボケてきて心配している夢とか、私が高飛び込みをして怪我をする夢(?!)とか、ヨーロッパで電車に乗り遅れる夢とか、家を建て替えているのに、玄関が狭すぎて使い物にならない夢などの話をしていました(笑)。息子は、自宅と同じ間取りの家が2軒、北海道にあって、久しぶりにそこに遊びに行ったら大きな虫に襲われた夢とか、授業に出て忘れ物をした夢とか、終電を逃してひたすら歩き続けるような夢とか、ゲームの世界に入り込んで骸骨に追いかけられる夢の話をしていました^^;;;。
 私にとっては、起きている間、四六時中夫と息子が家にいる、ということの方が悪夢だぁぁぁ~、と思っていたのですが、梅雨入りしてやや運動不足になり、近頃少し夢をみるようになりました。不思議なのは、その夢がどうも、2次元的に見える気がすること。モニタ越しに人の話を聴く機会が増えたせいなのか、そのうち、グリッドビューの夢をみるんじゃないか、、、と思うくらい(苦笑)。

 とはいえ、テレ・ミーティングに関する技術は日々進化しているようで、MicrosoftのWeb会議システムでは「Togetherモード」なんていうのも使えるようになるのだとか。また、背景を合成したり、自動的にお化粧させてくれたり、、、。なんだか、シェルターの中で人生を送るようになる近未来を見るかのようで、気持ちいいものではないですが。。。
大学等の遠隔授業に関する取り組み状況が、NIIのサイトで公開されているようです)

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2020年7月10日 (金)

セグウェイ…スタンディングボード

20200703_120200703_2  電動立ち乗り二輪車セグウェイが、今月で生産終了とのこと。一度乗ってみたいと思っていたのだけれど…残念! やはり、一般の公道を走れるような法改正が為されなかったのが、普及しなかった原因なのでしょうか?

 そういえば先日の朝、河でスタンディングボードをしている二人組を見ました。ジェットスキーやカヤックはよく見ますが、スタンディングボードは初めてです。ざっくりググった範囲では、河川法に基づく河川上の通航ルールは地域によって異なるようですが、基本的に、船の航行が認められている範囲では、スタンディングボードも通れる模様。。。二人が通っていた周辺は、屋形船や遊覧船など、結構大きな船もちょくちょく通る場所でしたが、8時前という時間帯だからこその、のんびり回遊だったのでしょう。
 こういうのを見るにつけ、工学の技術開発に際しては、法律も並行してウォッチしていく必要性を感じますね。
 信号も標識もない広くゆるやかな川で、一度くらい、カヤックかスタンディングボードで水上散歩をしてみたいなぁ~♪

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2020年7月 9日 (木)

映画「奇蹟がくれた数式」(The man who knew infinity)

 先週、インドの数学者ラマヌジャンの史実に基づく映画奇蹟がくれた数式」をNetflixで鑑賞。
 数学をチラリとでも齧った人なら、ラマヌジャンの名を知らない人はいないでしょうが、恥ずかしながらその功績はあまりきちんと把握しておらず。。。ただ、“ひらめきの天才”といったイメージで神々しく仰ぐのみ^^;;。
 なんといっても、誰からも顧みられなかった彼の才能を、1通の手紙から見出した、ケンブリッジ・トリニティカレッジのハーディ教授が素敵でした。人生を数学だけに捧げ、無神論を声高に主張するような不器用さもありながら、ラマヌジャンの才能を純粋に認め、周囲にも認めさせていく姿が印象的でした(生涯の相棒のリトルウッドもナイスガイだった~♪)。
 純粋数学に没頭するような人たちでも、人種差別的なふるまいや考え方をしてしまう。。。21世紀の今ですら差別意識はそこここに見られるのだから、20世紀初頭のあの時代には仕方のないことだったのでしょう。。。とはいえ、過酷な5年間のイギリス暮らしで結核を患い、弱冠32歳の若さで亡くなってしまったことは、ものすごい損失だったと思われます。
 そしてまた、彼の妻ジャナキさんは、イギリスからの手紙を待ちながら、ひたすらお姑さんとの暮らしに明け暮れて5年間。。。彼の早逝後もしきたりを守って再婚しなかったとのこと。短い人生だったものの、このような奥様やハーディ氏、リトルウッド氏との出会いに恵まれて、天のご加護に守られていたんだなぁ…と、信心深い彼の人生を想いました。折に触れてヒンドゥーの神に祈りを捧げる敬虔なインド人のラマヌジャンと、いつもパイプを燻らせ自由に考えたいことに没頭する無神論者の英国人・ハーディーが、数学という芸術を媒介にして交流した。。。ある意味奇蹟の人間関係ですね。
(留学生は、いつの世も様々な苦難を余儀なくされますが、新型コロナ禍の苦難はいかばかりか…)

20200701_3 【息子の読書】 自分の直観を優先させ、人を納得させるための証明法をきちんと学ぼうとしなかったラマヌジャン。彼を大学図書館に連れて行き、「読むべき本はまだまだあるぞ」と叱咤していたハーディ教授。一方、ここ数週間の息子は、ラノベ三昧。500頁前後の本を1,2日で読んでしまう集中力には、ラノベといえども脱帽です^^;;。

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2020年7月 8日 (水)

美観の管理と過激な妄想

20200630_2  先週、いつものように水辺をウォーキングしていたら、都の建設局の船が、河に浮かんだゴミの清掃をしてくれている場面に遭遇しました。桜の花びらが舞い散る季節などにも、この手の清掃船をよく見掛けます。心の中で、「お疲れ様です、ありがとうございます!」と頭を下げて通り過ぎました。
 ココロがすさむとポイ捨てが増えるのか、近頃、川面にペットボトルが浮かんでいるのをよく見掛けるようになった気がします。外出自粛で人の目が少なくなったり、景気悪化で生活困窮に苛まれたりと、いろいろ事情はあるのでしょうが、ゴミのポイ捨てはどうにも腹立たしく感じます。
 過日、マイナンバーカードに口座番号を紐づける案が出されていましたが、ポイ捨て防止措置として、過激な妄想がムクムクと膨らみます。各個人の顔とマイナンバーと口座番号を紐づけて登録しておき、街中の監視カメラでポイ捨て場面をAIが探知したら、即座に、有無を言わさず、その人の口座から10万円くらい罰金を取るーーー、なんていう妄想…(苦笑)。まぁ本当は、罰金なんかより、1週間無償でゴミ拾いしてもらう、とかの方が、効果的なのかもしれないんだけど。。。^^;;
 7月から、レジ袋の有料化も始まりましたが、今やゴミ問題は本当に深刻だと思います(産業廃棄物も含め、エネルギー問題と併せて、過去・現在・未来での炭化水素の循環の問題として…)。チリも積もれば山となる、ということで、個々人レベルでも実践できる形でゴミ問題に貢献しよう~!
(しかし、レジ袋をもらわなくなっても、結局生ごみ処理用には、生協でポリ袋を買っちゃうんですよねぇ…汗。うまい生ごみ処理方法はないものか…?!)

20200707_5 【七夕の短冊】 昨日飾った七夕飾り。息子が、どんな願い事を書くのか興味津々で見守ったら、「平穏無事な毎日」でした。平時なら、「フツーだな…」と思ったでしょうけれど、この状況下で見ると輝いて見える…。

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2020年7月 7日 (火)

HERO MASK

20200706_6  デコっぱちのため、市販の大抵のマスクでは、額が半分しか覆えない私です^^;;;;。

 マスクと言えば、、、先月中旬、Netflixオリジナルアニメ「HERO MASK」を一気見。
 大雑把に言うと、新薬開発中の事故で散りじりになった研究者たちが、各々の信念に基づいて研究を続けるも、最後は禁忌の研究に終止符を打つべく、責任者だった博士がそれを封印しようとするーーーという物語。これをめぐり、特殊捜査部(SSC)の刑事たちが、身を挺して事件を追うのですが、アクションありミステリーありロマンスありで、見応えありました。
 スタジオぴえろが制作を担ったようですが、全世界で通用する作りになっており、目の描き方がちょっとアメコミ風に寄りすぎている感じを受けつつも、洋画を観る感覚ですぐに慣れました。
 Netflixオリジナルのドラマやアニメをいくつか視聴して、すごく凝った作りに感動していますが、制作に関して、どれくらい介入し、どれくらい自由度が与えられ、どれくらい費用を積んでくれるのか、興味深々(笑)。夫は、Netflixオリジナルの「スタートレック」を、面白い面白いと絶賛していましたし、何らかの制作への関与がありそうな気がしてならないんですが、、、制作陣がのびのびと作れる環境作りのコツでもあるのかしらん。。。?
 本作の監督・シリーズ構成は、「バケモノの子」で助監督を務めた青木弘安氏。演出や構成手法などにつき、長い時間をかけて議論を重ねて“発明”していきたい…とおっしゃる通り、これまでに感じたことのない“時間の流れ”を感じました。今期から、TV放送も始まるようです♪
 いまや、ミステリーやSFも、すっかり生命科学にまつわるものが多くなり、現実世界のサイエンス状況がもろに反映されている感触ですが、ぼちぼち、物理系のビッグサイエンス周りの物語も期待したいです♪

【SuperKEKB加速器】 そういえば、先月末頃、日本国内で行われている大型実験Belle IIで使われている大型加速器SuperKEKBが、世界最高ルミノシティを達成したとのこと。未知の粒子の発見や、大統一理論の更新など、自分が生きている間に、何かしらの進展が見られるのでしょうか?!

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2020年7月 6日 (月)

知的財産権と独占禁止法

20200705_5  先月、弁理士会のe-Learningで「知的財産権と独占禁止法」を視聴。すごく詳細で勉強になりました!
 大学院で競争法の講義を受ける前に、この講座を聴いておきたかったぁー!!
 「競争の停止」と「競争者の排除」につき、市場力(market power)に照らして検討することのデリケートさを感じました(cf.公取の指針)。
「特許権の保有により、市場支配力は推認されるか?」→否
「優越的地位の濫用は、知財権に適用されるべきか?」→可能性あり
 以下、本講座でご紹介いただいた事件について、自分用メモ。
東芝ケミカル事件/NEXCO東日本事件 インテルCPU事件 ナイキジャパン事件 楽天トラベル事件 日之出水道機器事件 公共下水道鉄蓋カルテル事件 パチンコパテントプール事件 北海道新聞社事件 JASRAC事件 着うた事件 旭電化工業事件・オキシラン化学事件 マイクロソフト抱き合わせ事件 マイクロソフト非係争条項事件 (標準化活動) クアルコム審判審決(クロスライセンス留意)

 昨今、世界中で、競争法や不正競争防止法が重宝に使われているように見受けます。変化が早く多様化が進む世の中で、あらゆることを法律というルールに落とし込むのは至難の業。だからこそ、「フェア、信認」を頼りに、様々なアイディアを温存させる仕組み(分散化によるアイディア多様性の維持の仕組み)として、これらの法律が便宜なのかも…と感じました。

【域外適用】 目下、中国の「国家安全法」が議論を呼んでいます。今や、人の流動、インターネットでの情報流通、技術研究開発の国際協力、ビジネスの国際競争など、国境をまたいだ様々な活動に対し、法律の域外適用という問題が散見されます。「市場力」の捉え方も、難しい時代だと思われ、「属地主義」を考え直さないと、、、と感じます。

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2020年7月 5日 (日)

大人のやり直し英語!:Youtube channel

 高校時代の友人が、このたび、Youtube channelを開設しました♪ タイトルは「あなたもバイリンガルになれる!」!
 アメリカで歴史を学び、TESOL資格を取得し、ドイツ人のご主人と二人三脚で素敵な毎日を紡ぎつつ、知財関連の翻訳の仕事などをしながら、コミュニティカレッジでピアノの勉強も続けるという、バイタリティ溢れる友人。数年前には大病を患って大変な時期もあったようなのに、そんな苦労は微塵も感じさせない明るさで、今回のYoutube channel開設を知らせてくれました。
 私にはなぜか、外国語が堪能な友人が多いのですが、残念ながら私自身はまったくの語学音痴。そもそも日本語でのおしゃべりすら、全然単語が出てこない体たらくなので、英語なんて言わずもがな。特許事務所勤務の際に、Reading とWriting はボチボチと触れる程度には使ったものの、Speaking はとにかく羞恥心が邪魔をして、幾度となく挫折しています。若い頃、自分の音痴ぶりを自覚して、人前でカラオケが唄えなかったのに似ているかも。恥をしのんで唄っているうちに、次第に多少は人前でも歌えるようになってくるのと同様、大人のやり直し英語というのも、要は場数の問題なのかしらん??
 すでに、新しい単語をインプットするだけの脳の空き容量もないかもしれませんが、楽しみ優先でチャンネル登録させていただきました^^;;;。
 こうした活動を“始めよう”と思う意気込みも見習いたく、“元気の素”として活用させていただきたと思います~♪ 応援してるよー!

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2020年7月 4日 (土)

「パラサイト 半地下の家族」

 先月、amazon primeで、第92回アカデミー賞作品賞等4部門受賞作「パラサイト 半地下の家族」を観賞。以下、ネタバレありですので、鑑賞予定の方はパスしてください。

 

 

 前半こそ、コミカルな詐欺模様でしたが、後半はズンズンとシリアスになって、社会の階層を如実に見せつけられ、終幕頃はもう、悲惨なまでの転落劇に背筋が凍りました。少し前に「愛の不時着」(韓流ドラマ)で、韓国の裕福な実業家一家ばかり見ていたせいで麻痺していましたが、いずこにも、貧富の差は歴然としてありーーー。(本作で貧しい家族の母親役を演じていた女優さんは、「愛の不時着」では彼の国でデパート経営をする富裕層の女性を演じていました!) 半地下にとどまらず、隠れ地下室もある…という表現は、社会からは見えないほどの(隠されているのか隠れているのか…)悲劇すらあることを象徴するようで、正直、ここまでの悲惨さは“見たくない”という思いを抱いてしまうかも。。。(共産主義国でのつましい暮らしと、資本主義国での沈下しきった暮らしとでは、どちらがよりひもじく惨めなのか、、、)。
 最後の、半地下での回想直前、どん底まで落ち込んだ主人公の男性が、人生計画を立て直して立ち上がり、裕福になる・・・という仮想シーンが挿入されるのですが、思わず、作中でつぶやかれた「計画なんて立てるから、思い通りにいかないと落ち込むことになる。計画なんてするもんじゃない…」というニュアンスの言葉が蘇り、“夢みること”の残酷さを突き付けられた気がしました。
 計画通りに物事を進められないのが、自分の怠慢だけに起因するならまだしも、社会情勢や不運など、自分ではどうにもできない要因で計画をフイにされることがままある。。。本作では、何度か企業倒産の煽り…という話が出ていた気がするので、そうした遠因による転落だったのだろうと推察しながら見ました。このご時世に観ると、尚のこと考えさせられる、哀しい物語でした。
(先日観た「エジソンズ・ゲーム」では、エジソンと息子が可愛いおしゃべりにモールス信号を使っていましたが、本作では、隠れた地下からの“助けて”というモールスでの叫びが悲痛でした。。。誰も、好きで“鼻つまみ者”になっているわけではない…と認識して、人知れず発せられるそうした徴に、誰もが敏感でいられたらいいのだけれど。。。)
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20200702_120200702_220200702_3 【公園散歩】 気持ちが塞ぐような時こそ公園散歩! 時間さえあれば出来る最高の贅沢~♪

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2020年7月 3日 (金)

旧芝離宮恩賜庭園とゲイシャ珈琲

20200627_120200627_420200627_220200627_3  先週末は夫とふたり、旧芝離宮恩賜公園までテクテクてくてくとウォーキング。小石川後楽園と並び、残存する最古の大名庭園なのだとか。とても静かな回遊式庭園で、藤の頃に訪問すると、見事な藤棚が愉しめるようです。この日は、あまり季節の花はありませんでしたが、たくさんの野鳥がピーチクパーチクと、気持ちよさそうに水浴びする姿が、そこここで見られました。
 そんな最古の庭園の後ろには、国家戦略特区となる竹芝。浜松町駅も今後整備されるようで、数年後に訪れたら、スーパーシティになっているかも…。巨大なパブリックビューイングとか、ロボットによるお掃除とか、ドローン輸送とか、未来的な技術サンドボックスのようで興味津々ですが、エネルギー需給を、この特区だけで完結させてみるっていう実験なんかはされないのかな~? “スマートシティ”という観点では、データ流通の円滑化がネックなのでしょうが、最近は、「監視される」というより、「人生を演じる」覚悟が必要な気がしてきています(苦笑)。

20200627_5  10km以上歩いた後は、息子と有楽町で待ち合わせ、かなり遅めのランチ。待ち合わせまでの時間、日比谷に出来たゲイシャ珈琲専門店で、「コペイ ブラックハニー」と「ウオッシュト マリオ3」という高価なコーヒーをいただき、のんびりと休憩。「ナインティプラス スペシャルLot40」という水出しコーヒーも試飲させていただき、それぞれの独特の風味を味わいました。ゲイシャ珈琲の魅力を教えてくれた友人に感謝!
 剣術道場から駆け付けた息子と、むさぼるようにピザ&パスタのランチを済ませ、蒸し暑さにヘロヘロになりながら帰宅(苦笑)。優雅なようで、実のところは運動不足解消目当ての、ダイエット・ウォーキングなのでした^^;;。

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2020年7月 2日 (木)

「音楽教室事件」整理

 先日、某ウェビナーを聴講。いまだに係争の続く「音楽教室事件」について、ポイントを絞ってまとめてくださるようだったので、通りすがりの一般人の立ち聞き状態で失礼してしまいましたが、勉強になりました。
 自分なりにも考えてはみたものの、従来のカラオケ法理やロクラクII判決に照らすと、どうにも旗色が悪いのは確かで、いくら屁理屈を捏ねてみても、新たな観点でも持ち込まない限りは、一審の結論を覆すのは難しい…というのが個人的印象。にもかかわらず、なぜこうも腑に落ちないのか…。今回のご発表で紹介された論文に、その一端が含まれていました。
 児童基金のような仕組みでも、事務局のマージンが大きすぎるのでは、という話をよく聞くため、個人的には大使に直接寄附するようなメンタリティの私(マージンの適切性を収支報告書等から分析しているわけではないので、噂に踊らされているのかもしれませんが、直接寄附できるなら、それに越したことはないと思います)。
 とはいえ、現状は今のような音楽管理の仕組みを使うほか、効率的で利活用しやすい方法がなさそうなことは、内心では納得しています。が、徴収の不均衡と、分配の不透明さという2点において、どうにも納得いかず、、、(泣)。
 「徴収されたロイヤリティが、然るべく権利者に届いているのか」という疑問も、今はあらゆる利用曲が詳細に把握されている、とのこと。ですが、自分の目で確かめたわけでもないし、それが実現されてキッチリ利用割合に応じた按分がされているなら、包括契約でなく個別徴収も可能な気がします(個別徴収に比べ、包括徴収が相当なディスカウントになっているせいで、資料が出しづらいとか??)。
 「設定されているロイヤリティは最適水準なのか」という妥当性判断に関する疑問も、およそ法的な議論とは別の話。要するに、納得の根拠となる資料(TV局や飲食店、カラオケやダンス教室などからの利用曲報告資料やカウントの仕方の資料など)を見たい!---ただそれだけのことなのかもしれません。。。
 最適水準の検討に際しては、競争法的な検討必要でしょうが、「“受講料収入算定基準額”にロイヤリティの%を掛ける」という包括契約では結局、(基準額の小さな所に介入しても、手間賃の方が嵩んでしまうから) 「取りやすい所からだけ取る」ということに繋がり、著作権保護の一般への理解を阻害することにもなりかねない気がしてしまいします。
 また、今回の音楽教室における包括契約での“受講料収入算定基準額”というのが、「前年度に当該施設で行われた被告管理楽曲を利用した講座の受講料収入(講座ごとの受講料の合計)の合計額をいう。ただし、被告管理楽曲を利用した講座が特定できない場合は、音楽を利用したすべての講座の受講料収入の合計額の50/100の額である。」とされていること自体、その妥当性を理解することができずにいます(一連の独禁法違反事件を巡る係争で改善されたはずなのに…?汗)。利用曲が特定できないのに、どうやって利用割合に応じた分配をするというのか…?? ワンフレーズを繰り返し10回練習したら、10回利用とカウントするのか???などなどなど。
 ただ、文字出版と音楽出版とでは、著作権管理の煩雑さにも違いがあるし、ロイヤリティ計算方法の思想にも違いがあるようで、ここに踏み込むのはなかなか敷居が高い印象。
 権利者の利益や利用者の便宜を考えれば、一極集中に流れがちなことは否めず。。。作曲家や作詞家が、もっと柔軟なコントロール権を確保・実現できれば、「この曲の権利は全部信託、この曲の権利は音楽教室には留保、この曲の権利は期間限定でフリー…」などなど、細やかに使い分けられるのになぁ。。。きっと関係者も、理想とはほど遠いことを痛感しながらも、苦肉の策として現状の仕組みを維持しているということなんでしょうか。。。?
(目下、あちこちで取り沙汰されている個人情報に関する“自己情報決定権”に照らし、信託のチカラが強大に感じられます。)
 このままいくと、①上記“受講料収入算定金額”の2.5%のロイヤリティを払いつつ、管理曲を存分に使うか、②使用曲はパブリックドメインのものだけにとどめるか、③管理曲に含まれない曲について原権利者と直接交渉するか、、、等の実務になっていくのでしょうか。。。将来的には、①に伴う受講料引き上げの可能性もなきにしもあらず。
 うちの息子も、小さい頃はヤマハにお世話になっており、学校も学習塾も音楽教室もスポーツ教室も、等しく子どもの可能性を探る機会でしたが、教育にはお金がかかりますねぇ~(めぐりめぐって、少子化の原因にすら思えてくる…泣)。

オンラインレッスンでの楽曲使用問題】 今回の判決の射程は、限られたものになるのでしょうが、付随して芋づる式に、ウィズコロナ時代の「公衆送信」に関する懸念がゾロゾロ。Zoom等のオンライン会議システムを使ったオンラインレッスンや、Skype・LINE等のネットを介したオンライン飲み会やイベント開催で、BGMやら映像の映り込みやらが生じた場合の取り扱い、これらの録音・録画、「公衆」に非該当の人数制限などなど。。。
 オンラインでのダンスレッスンで楽曲使用する場合の注意事項が記載されたサイトもあるようですが、吹奏楽団や交響楽団などのオンラインレッスンについても、自分が権利処理担当者になったと想像すると、頭が痛くなります(T T)~。

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2020年7月 1日 (水)

BISTRO NOHGA

20200629_120200629_220200629_320200629_4  先日、実に久しぶりに、友人とBISTRO NOHGAにて合同Birthday Party♪(今年の開催は、ずいぶん相談を重ねましたが、よくよく注意の上、経済を回すことに…)。ほぼ恒例になりつつある初夏の会で、アラフィフだかアラ還だか微妙な時期ですが、日々諸々の雑事に忙殺されるふたりが、家族に気兼ねなくのんびりランチを愉しむ日ーーー(^^♪ 今年は初訪問のお店でしたが、IDEE黒崎輝男氏プロデュースという気になる空間で、三密に留意しながら…。(梅雨の晴れ間の快適な午後…♪)。
 午前中、運転免許の更新をしてきた友人は、「写真撮影直前にマスクを外したら、マスクの跡が残ったまま映っちゃったぁ~」と嘆いていましたが、5年前の免許と見比べても全然変わっていなくて仰天! 
 カジュアル・フレンチを愉しみつつ、コロナ禍のもとでの暮らしぶりをアレコレおしゃべり。そんな中でも、いよいよお嬢さんが一人暮らしを始めるそうで、「あとはパートナー探しだけ!」と笑っていた友人。おしゃべり上手の可愛いお嬢さんが家を出てしまうのは、寂しいだろうなぁ~。うちの息子は、まだ当分一人暮らしはしそうにありませんが、「ここ数か月、髪の毛を切っていなくて、前髪伸び放題なもんで、カチューシャしてるのよ~」と打ち明けたら、目を丸くされました(笑)。テレワークで、サウンドオンリーで仕事する人は、髭が伸び放題だったり、目茶苦茶ラフな格好のままだったりと、様々なようですね。
20200629_6  お互い、おしゃべり項目をリストアップして集い、家族のことや政治のこと、ドラマや映画の話など、思い思いに好き放題語りまくったわけですが。。。この日、私にとって衝撃だったのは、「7人家族の真ん中で。」というブログを描くイラストレーターさんの家族の話。以前から、この家族の介護生活模様をブログで読んでいた友人ですが、被介護者だった2人の方々が亡くなったあと、今度は発達障碍のある双子の息子さんの話に移っているのだそうで?! イラストレーターの仕事をこなしつつ、義母と義叔母を在宅介護し、さらに3人の子育てをし、しかも双子の兄弟が発達障碍ーーー。そんなスーパー主婦、いる??! 両親の介護にはまだ余裕があり、日々晴歩雨読の生活をする自分の暢気さが恥ずかしい~…^^;;。
 もうひとつ密かに驚愕したのは、友人のご主人の年齢…。てっきり同世代だと思っていたら、なんと7つ年上とのこと! テニスをしたり、趣味で星の会に入ってちょくちょく星空観察したり、親族の面倒もコマメにみる、若々しくツヤツヤしたご主人なのに、既に還暦を過ぎておられたとは…!! 若い!若すぎる!!  黄門様に印籠を見せられた気分…m(_ _)m;;;;(笑)。どうやったら、あんなに若々しくいられるのぉぉぉぉ~?!
 ・・・ということで、今回もまた、いろいろ楽しくかつ刺激的で、素敵な時間でした。貴重な時間をありがとうございました~♪

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