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2020年8月29日 (土)

「万引き家族」

20200821_1 20200828  是枝監督の作品としては、「誰も知らない」と「そして父になる」以来となりますが、先週、パルムドールに輝いた「万引き家族」を観賞。
 「愛の不時着」と「半地下の家族」で、朝鮮半島の二国の貧困を対照した後、なんとなく生活苦を直視するのが辛くなってしまい、観たい観たいと思いつつ避けていた本作。友人の「良かったよ」という言葉に勇気を得て、Netflixで見てみることにーーー。
 本作は、貧困や格差の現実を見て苦しくなるというよりは、家族の形、親が子を思うこと、子どもにとっての親とは・・・というような、“家族”を考えさせられる作品でした。自分は、どのくらい子のための親ができているだろうか…と、正直自信がなくなる瞬間も。。。
 衣食住や教育を与えただけでは、親として生きているとは言い切れないーーー、どのくらい子どものことを愛し考えたら親だと言えるのかーーー、一緒にいて、安心させて、満ち足りた温かい気持ちにさせてこその親…と考えると、慌ただしい現代社会では、実の親だけで親業を完遂するのは正直難しく、むしろ社会全体で担っているとも言えるのかーーー。。。
 親としては依然として未熟なままの我が家ですが、“可能な限り一緒にごはんを食べる”という一事だけ、守ろうと思って暮らしています(まぁ近頃は、子どもに煙たがられることも多いですが…^^;;;)。
 子どもに万引きをさせることは言語道断ではありますが、あらゆるしがらみを全部取っ払って、ただ人間6人がひとつ屋根の下に暮らす様だけを見たら、本作の疑似家族がどうして家族じゃないと言えるのか、と頭を抱えてしまいます。映画は、子どもたち3人すべてに対して中途半端なまま終わりました。願わくば、3人3様ながらも、みんながそれぞれの大切な“保護者”と出会って、再び幸せな時間を持てますようにーーー。

 鑑賞後、観てない夫との会話。
「おもしろかった?」「う~ん・・・」
「感動した?」「う~ん・・・」
「泣けた?」「う~ん・・・」
「笑えた?」「う~ん・・・」
「・・・」「血のつながりのない家族について考えさせられた」
「夫婦なんてみんな血のつながりないじゃん…」「う~ん・・・」^^;;;;

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