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2020年11月の30件の投稿

2020年11月30日 (月)

「放蕩一代息子」と「こもりびと」(& The Accountant)

20201123_1 20201123_2 近頃、フツーじゃない生き方についてツラツラと考えることが増え、「放蕩一代息子」とか、先週のNHKスペシャルドラマ「こもりびと」なんかについても考えさせられてしまいました。私なんかよりずっとセンシティヴな人の感受性には、ある意味敬意を抱きますが、生きづらいんじゃなかろうかとも思います。フツーのレールの上を歩くのが社会人というものなら、「放蕩」や「ひきこもり」というのは、両極端な振れ幅。それが幸せじゃないとは言い切れないものの、やっぱりしんどいんじゃなかろうか…。
 「HSP」なんて言葉も聞かれる昨今ですが、私がこれまで生きて来られたのは、ただただ“忘れて”きたから(苦笑)。世の中を見回すと、不条理や不公正や理不尽は山のようにあるし、人を傷つける言葉が不用意に飛び交うことも多い。まっとうな神経なら到底身が持たない。だから“忘れる”。またはそういう社会とは関わらない。けれど、これを“忘れる”ことができない人、“関わらざるをえない”人もいる。少なくとも、フツーの社会から距離を置けば、醜いものを見なくて済む。。。そういう気持ちは、理解できる気がします。。。
 「放蕩一代息子」は(あらすじを読んだだけで観たことはないのですが)、世の中や親からすら、道を外れた“放蕩者”と思われて、勘当されてしまっても、本人は大事な人を見つけ、幸せに生きたようです。不幸より、幸福に敏感であればいいのですが、いかんせん人はだいたいにおいて、幸福に鈍感で不幸に敏感なんですよねぇーーー。

The Accountant 】 アスペルガー・チームの活躍という意味では、「ザ・コンサルタント」なんて映画も観ました。ヘソの緒に繋がってこの世に生まれ落ちた限り、社会とまったく隔絶している人なんていないんだよなぁ。

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2020年11月29日 (日)

紋別あたり

 平成の伊能忠敬万歩計を携行し、日々歩いている私ですが、北海道に入ってからというもの、一向に前進している気がせず、すっかり確認するのをやめていました。が、先日「さすがにだいぶ進んだろう…」と確認してみたら・・・
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 なんと電池切れ! いつ切れたのかわかりませんが、ショックを受けつつ急ぎ電池交換してみたら・・・
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 やっとこさっとこ紋別あたりにいました(苦笑)。いやはや、北海道ってホントに広い! 伊能先生、スゴすぎます~!!
5月半ばに襟裳岬、7月半ばに根室、11月半ばに紋別…ということで、稚内は2021年3月くらいかな~?

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2020年11月28日 (土)

「梨泰院クラス」

 今月頭に美容院に行った際、美容師さんから勧められた韓国ドラマ「梨泰院クラス」。宣材からは若者向けドラマの印象が強かったので、見ようか見まいかずっと迷っていたのですが、先日ついにパンドラのを開けてしまいました(笑)。なるほど、飲食店や美容院など、自分の城を持つ個人事業主には、お店を維持・発展させる苦労とあいまって、切実感たっぷりに堪能できる物語だったと納得! また、もつれにもつれた五角関係(?!)も、展開がいろいろ予測されて飽きさせませんでした。「愛の不時着」が脱出劇と恋愛模様なら、「梨泰院クラス」(イテウォン・クラス:IC)は復讐劇と恋愛模様と成功物語。私は本編経過はICが好みで、全編終えた後の余韻は不時着が好みでした(笑)。(以下、ネタバレ注意!)

 特筆すべきは、ソシオパスだったイソの愛の注ぎ方。彼女のような強さは、これまでのドラマであまりお目にかかったことがないかも。いろんな意味で目指すべきダイバーシティへの過渡期の摩擦も盛りだくさんだった本作ですが、主人公のパク・セロイの強い信念に触れて、多くの人が人生の軌道を変えていく様が、洒脱なセッションか剣豪同士の渡り合いのようでドキドキでした。いろんな凸凹が、ぶつかり合い噛み合いながら、収まるべきところに落ち着いていき、大団円を迎える…そんな印象の長い長い物語でした。ICのメンメンが、みんな努力家なのが何より良かったな^^。
 土下座については、「半沢直樹」でもさんざん楽しませてもらいましたが、本作を観て、いろんな土下座があるもんだな~…と感じ入りました。これまで観た中では、イガ栗頭のパク・セロイの土下座が一番カッコよかった。長家のチャン・デヒ会長役の、屋台居酒屋開業から人生最後の土下座までは、悪役とはいえ出色の演技に見えました。やっぱりラスボスが個性的でないと、ストーリーは締まらないんだな…というのが率直な印象。長家の長男グンウォンのダメっぷりも、ドラマ的にはお茶目に感じられ、徹底的な残虐性がなかったのが、安心して観ていられた安定感でもあり、ちょっと押しが弱いところでもあったかな?
20201124_1  …と、好き勝手な感想のメモですが、夢中でパク・セロイの人生十数年を一緒に駆け抜けた感じがして、満腹です! イソの恋が成就しちゃったら、なんだか脱力感に苛まれてしまいましたが^^;;、おいしいドラマ、ご馳走様でした~!!♪(無性に、豆腐チゲを、ソジュをショットグラスで飲みながらいただきたくなってしまい、日清の新発売スンドゥブチゲを買ってしまいました~♪)
 あ~、韓国居酒屋に行きた~い!

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2020年11月27日 (金)

音楽教室にまつわる著作権問題を考えるシンポジウム

20201125_3  過日、表題のOnlineシンポジウムを聴講。経済学と法学の研究者、実務家、弁護士と、バラエティに富んだ講演者によって、多方向からの著作権管理問題の整理がなされ、デジタル時代の著作権・ネット時代のコンテンツの利活用、という視点で、ひとつの事件にとどまらない問題提起が非常に勉強になりました。
 今回の事件を契機に、“独占の是非の分析”“文化の揺籃の視点”“法とソフトローとスキームによる問題解決”という3点が、デジタル・ネット時代には重要な要素になることを痛感しました。
 仲介業務法が廃法となり、2001年10月に施行された著作権管理事業法があってもなお、演奏権に関してはJASRACの独占が続く音楽業界。しかもクリエイターは、“信託契約”によって演奏権をまるまる譲渡するしか選択肢のない状態。これが果たして健全なのか否か…。
 私がこれまで見てきた信託契約は、①個人が契約能力を失った場面での家族や管財人への信託、②経営戦略として自社の無体財産を関連会社に委ねる信託、③専門性や煩雑を他者に委ねる信託の3パターン。②③は当然、誰にどのように委ねるかの裁量は、元々の権利者にある。けれど今、音楽業界で生きて行くには、①の状態を甘受するしかないのが現実(自分自身で演奏権管理するのは非現実的)。
 本シンポの締めで、「JASRACは真面目に頑張りすぎたのではないか」というご発言があり、確かに、信託という強力な権利譲渡を受けたからには、そこからの利益を最大化するのが使命であり、その意味ではまだまだ世の中は著作権料徴収のブルーオーシャンにも見えます。
 ただ、著作権法の制定目的は、文化の発展。そのためには公正な利用と権利の保護のバランスに留意する必要がある。このバランスが、独占状態によって崩れそうな兆候を感じた人たちが、恋愛写真事件や音楽教室事件にビビッドに反応しているのかもしれません。昨今の巨大プラットフォーマーによる寡占への懸念も、似たような構図。個人的には、巨大PFにせよ電気事業者や電気通信事業者にせよ、別に独占/寡占状態だとしても、独占/寡占する団体が公益に十分配慮しなければならない体制が整っているなら、 ユーザーにはメリットも大きいのではないかと思っています。
 その点、本シンポで触れられた“著作権監視機構”のようなものが権利全般のポータルを監理するというアイディアや、ワンストップ構想など、不透明なガバナンスに手を入れる行政的取り組みが求められるのかもしれない。法による解決・スキームによる解決・ソフトローによる解決にしても、法改正には時間がかかり、スキームには高度なDXが欠かせず、ソフトローの醸成にはステイクホルダーが広く円卓に集う必要がある。いずれも一朝一夕には実現しそうもありませんが、今回のシンポのように、あらゆる側面から落としどころを模索し続けるしかないんでしょうねぇ。
 
 以下、自分用にその他のポイントをメモ。
・権利制限規定の追加導入の検討と、差止請求の余地の検討
・クリエイターへの分配、報酬・補償金請求の検討
・著作権管理事業法制定時、主に利用者側から二十数社が挙手の現実
・演奏権に関しては、依然JASRACの独占状態
・現状シェアは、JASRACが95.3%(信託契約)、NexToneが4.7%(委託契約)
・ロイヤリティ収入の20%を占める演奏権はいまだJASRAC独占
・カラオケ店は個別徴収、パチンコは事前に80円徴収の元栓処理
・カラオケは第一興商とエクシングの二社が透明性の高い詳細利用情報提供可能にもかかわら個別包括徴収の慣習
・立法上の改善までに、行政上、文化庁長官による業務改善命令や演奏権区分の細分化要請も模索されるべき
・恋愛写真事件当時の坂本龍一氏の提言(アラカルテのない信託契約)と、映画音楽に対する徴収
・みんなの言い分が正しいから解決が難しいが、皆が円卓についてソフトローで解決を図るべき
・25%のピン○○や、どんぶり勘定の受講料年額2.5%の適正性(月額受講料の場合5%は懲罰的含意?)
・飾りじゃないのよ“楽譜”は…ハッハ^0^♪(不合理に高額なロイヤリティの検討)
・利用者の公益が考慮されない独占は、音楽シーンを痩せさせる
・音楽教室における生徒の演奏まで、事業者の管理下とすることとロイヤリティ2.5% とのバランス(cf.ひとりカラオケ)
・社会通念や妥当性の観点からの再考と、著作権法の不断の検証の要請(附帯決議五・六
…ただ、21世紀初頭にはすでに独禁法的観点からの附帯決議もされているのに、未だ独占状態が変わらない分野があるのは、やはり利用者側も、アドオンの手続きへの手間暇や費用を惜しんでいるんだろうと思われます。“包括契約”や“サブスクリプション”というビジネスモデルのありようが、文化のロングテールを守るのか/切り落とすのか…、アーキテクチャで解決できる日は来るのか…、単なる傍観者ではありますが、とてもとても気になります。

【過去ログ】過去の音楽教室がらみの記事メモ。
2016年3月
2017年2月
2017年2月ー2
2017年2月ー3
2017年3月
2017年6月
2017年9月
2018年3月
2020年2月
2020年3月
2020年3月ー2
2020年7月
2020年8月

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2020年11月26日 (木)

仲通りWedding Photo

20201118_1 20201118_2 20201118_3 20201118_4  先週、季節外れのポカポカ陽気につられ、仲通りのライトアップ鑑賞を…と、東京駅周辺をそぞろ歩き。細い細い三日月が、ビル群の頭スレスレに上がっていました。
 もう都心のオフィスは不要、と言われつつ、東京駅周辺のオフィスビルには、煌々と残業の灯りが灯っていました。
 一方驚いたのは、この日だけで7組もの、ウェディングドレスとタキシードのカップルが、写真撮影をしていたこと! どうやら、二次会前のWedding Photoサービスのようです。キラキラしたLEDのイルミネーションや、オフィスからのシルバーブルーの灯り、東京駅の温かなナトリウム・ランプ色のライトアップ…それぞれがロマンティックな雰囲気を盛り上げて、幸せな二人を包み込んでいました。そこここにクリスマス・ツリーも飾られていて、一生忘れない素敵な思い出になること間違いなし♪ですね。どうかどうか末永くお幸せに!

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2020年11月25日 (水)

鬼滅考

20201123_3  新型コロナ禍での「鬼滅の刃」フィーバー。先日も、興行収入233億円突破とニュースになっていました。すでに、息子と夫は映画鑑賞済みですが、私はまだ。コミックスもフォローしていませんが、TVアニメだけはチラチラとつまみ見していました。このままでは“キメハラ”に合ってしまいそうなので、とりあえずTVアニメ情報だけから、勝手に鬼滅考(苦笑)。
 まず、アニメ第一話をテレビ画面で観た時、独特のアニメーションに惹き込まれました。雪の道を歩く炭治郎。一昔前の日本の農村風景。力強い線。大きくて真っすぐな瞳。家族や兄弟愛。鬼という怖い存在。どれも物珍しいわけではないのですが、絶妙なブレンド感で新鮮さを醸していました。
 すでに週刊少年ジャンプでは最終回を迎えているようですが、我が家では誰も結末を知りません。大筋は、鬼に襲われ辛うじて一命は取り留めたものの、自ら鬼になってしまった妹・禰豆子を、なんとか人間に戻そうと奮闘する兄・炭治郎と、それを取り巻く人たちの戦いの物語、と把握しています^^;。来月、コミックス単行本の最終巻が刊行予定だと聞き、「結論を知るために、最終巻だけ買ってみようかな?」と言ったら、夫から「そんな、作者を冒涜するようなことを…!」と非難されてしまいました(笑)。ともあれ、結末だけはやっぱり知りた~い。
 で、これだけの大ヒットになる理由を(「君の名は」の時と同様に)自分なりに考えてみましたが、やっぱり分からない。社会状況とかタイミングとか制作陣の熱意とかいうものも多分に影響しているのでしょうけれど、世の中の約半数を占める“女性”的観点からは、少しだけ思い当たるフシが。。。それは、妹思いの兄・炭治郎の健気さと、二重人格的に才能を秘匿する善逸のやさしさ。
 昔から、お兄ちゃんのいる友人がうらやましくて仕方なかった。父とはまた違う頼もしさ。伴走しながら守ってくれるような存在感。炭治郎には、そんなブラコンを唸らせる一途さがあるような気がします。そして、誰しもそうだと思いますが、“強くてやさしい人”が好き。恐ろしく頭がよくてイザというときは滅法強いにもかかわらず、普段はひょうきんでやさしくて、そんな素振りは微塵も見せない・・・炭治郎にもそんなところがありますが、それを極端に体現する善逸が、人気の出ないわけがない(笑)。
 ということで、世界観とか社会情勢などの大局的な見方はともかくとして、キャラクターの魅力という点では、この二人あっての鬼滅ブームじゃなかろうか…というのが私の見立て^^;。もちろん、可愛くて強い禰豆子が、人気を牽引していることは、誰の目にも明らかでしょうしね。
 夫は、「映画は、ダイの大冒険で師匠が倒される巻きみたいだった」と言ってましたが、これだけコンテンツが氾濫する現在、何物にも似ていないオリジナリティの方が珍しい。ストーリーの展開も、突拍子のないものはむしろ難しい。これからは、何を強調し何を省き、どこを魅せたいか、というのが大事になってくるのかもしれません。
 ザク豆腐に続き、「スギヨ」の緑の竹輪のニュースには笑ってしまいましたが、今や全国津々浦々で、アニメによる地域興しが検討される時代。私の四半世紀越しの“オタクの市民権獲得計画”は、着々と歩を進めているのでありました(笑)。

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2020年11月24日 (火)

父の近況

20201121_2  今月に入って、実父の調子がよくありません。以下、母のメモを参考に備忘メモ。
11/2:定期検診で血液検査等。特に異常なし。血圧も良好。
11/9:頭痛が酷いと訴え。病院で頭痛薬を出してもらう。
11/10:頭痛は少しよくなる。
11/11~:全身のあちこちが痛いとのこと。12日に葛根湯服用。
11/13:入浴してみる。
11/14:便秘が辛いとの訴え。
11/15:全身の痛み継続。
11/16:痛みが引き、食欲が出て来る。
11/17:便秘薬服用。お通じあったものの、食欲戻らず。
11/18:食欲なく、元気もない。
11/19:朝は普通に起きたのに、朝食後すぐに眩暈がして横になる。全身痛い。
11/20:食欲が出て、うなぎ一人前。
11/21:フィレステーキ120g平らげる。
 こんな状況がずっと続いているようで、母も疲れ気味。身体のあちこちを痛がるので、リュウマチではないかと疑いつつも、血液検査は正常。11/9の通院時、お医者様からは「こんなご時世なのに、よく病院に来ましたねぇ」というようなことを言われたとか(汗)。その後、具合がよくないのに、父は、医者にかかることも救急車を呼ぶことも拒否しているとのこと。さらに、子どもたちに近況を伝えるのも止めていたらしいのですが、さすがに眩暈で倒れた日に、母からメールで知らされ、電話で状況把握。
 三連休前に、「ステーキとか、芋羊羹とか、茶わん蒸しとか、食べたいものはない?」と訊ねるも、「何も食べたくない」と、気弱な回答。。。「肉、肉」と連日連呼する息子との、あまりの対照的な様子に、意欲低下の懸念が頭をもたげました。が、連休初日にゴージャスなフィレ肉を仕入れて持参し、焼いて出したらペロリ! 大根おろしとポン酢でサッパリ食べてくれてホッとしました^^;。ただ、19日以降、食後はすぐにベッドに横になって、しばし昏々と眠るようになっているようで、「ピンピンしてるよ」という父の言葉に、無条件には安心できずにいる家族です。
 年が明ければ84歳の年男の父。どうか、活力が戻ってきますようにーーー!

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2020年11月23日 (月)

『本日はお日柄もよく』

20201116_5  先日、『シネマの神様』を読んだ後、また近所の本屋をのぞいたら、原田マハさんの本はかなり限られていることを発見。でも、もう数冊読んでみようと思っていたので、平積みになっていた『本日はお日柄もよく』と『たゆたえども沈まず』の2冊を買ってきました(『翔ぶ少女』を探してたんだけどな~)。
 先に軽そうなのを…との思いから読んだのが、『本日はお日柄もよく』。
 まだ日本ではあまりメジャーではないと思われるスピーチライターという仕事をめぐる物語でした。最初のうちは、結婚式とかイベントでのスピーチばかりかと思いきや、後半は一気に、政権交代を目指す野党の人たちを加勢して、日本を“よい方に変えていこう”とする人たちの物語になっていきました。
 近年は、耳触りのよいキャッチーなフレーズを使うと、それがマスコミに重宝に使われて拡散する傾向ばかりが目立つので、「言葉を選んで人心を動かす」ことの善し悪しも考えさせられますが、その言葉が、真の志に根付いており、言葉だけに終わらずに実行に移されるなら、下手な話よりは上手い話の方がいいに決まってます。実際、長い歴史を振り返れば、言葉の力で人の心が鼓舞され、政局や歴史が変わった局面も多々あるし。。。
 このストーリーもきっと、かなり取材されて書かれているのだと思うのですが、気になったのは、与党も野党も、二大広告代理店のコピーライターをコンサルタントに付けて、戦略的にブランディングやスピーチライティングを行なっていたこと。どうも政治の裏の数々の施策に、フィクサーのように(営利企業である)広告代理店が関わっているように感じられる昨今、イメージ戦略ばかりが先行して、肝心要の政策に関する分析や検討が後回しになっていやしないかと、心配になってしまいました^^;;。
 本書内でも、後期高齢者医療制度年金問題について触れられていましたが、団塊の世代が75歳を迎えるという2025年頃、一体日本はどうなっているのか…と、物語の展開よりも、日本の今後の方が気になってしまったのでした(苦笑)。

大島浩氏の肉声】 過日、たった20日で日独伊三国同盟を成立させA級戦犯となった大島浩氏の肉声が、NHKニュースで放送されました。本書を読んで、スピーチの巧妙さだけでなく、客観的な分析に基づく念入りな議論が、いかに大切かを考えさせられました。

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2020年11月22日 (日)

還暦祝い

 先週末は、我が家の築21周年記念であるとともに、義兄の還暦のお誕生日でした。三回忌法要で会ったばかりでしたが、「せっかくなのでお祝いを贈ろう」ということで、夫と検討。日本酒好きの義兄なので、「山形の“十四代”あたりがいいんじゃないかな」と夫。それを踏まえてデパートに出掛けたのですが、ワインコーナーばかり充実して、日本酒の品ぞろえはごくわずか。日本酒ブームとはいえ、お手頃なものから高価なものまで幅広い品ぞろえをキープするのは、百貨店には難しいのかもしれません。迷った末、記念日に合いそう…ということで、新潟の“久保田 萬壽”を贈ることに。
 いろんな日本酒を見たら、私も塩辛で一杯やりたくなってしまいました~(^0^;;。

 それにつけても、小さい頃の還暦のお祝いといったら、子や孫に囲まれたおじいちゃんおばあちゃんが、赤いチャンチャンコを着たりして、大賑わいで祝った記憶があるのですが、寿命の延びや社会変化に伴って、お祝い事の景色も変わりますね。

20201120 20201121_5クワルク&ボジョレー】 友人がFacebookで紹介してくれていたクワルクというチーズ。コンビニで見掛けたので買ってみました♪ ドイツ人のご主人が、これでケーキを焼くぞと張り切っておられたとか(笑)。早速翌朝の朝食時にいただいてみたら、まるでヨーグルト! しかも濃厚でコクがあって私好みの味♪ クセになりそうだけど、朝食よりは、夕食にワインと一緒にいただきたーい!
…でもって、三連休初日の晩は、ハンバ~グとボジョレ~♪ 今年のボジョレーはなんだかひときわフレッシュな感じがします^ω^。

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2020年11月21日 (土)

「The Dark Knight」「The Dark Knight Rises」

20201116_6 20201116_7  ついについに、見てしまいました……「The Dark Knight
 いやぁ~、もう背筋が凍って感想が書けません。ただただ打ちのめされました。
 救われたのは、フェリー2台がともに危機を脱した、あのシーンくらいか……。また、ブルースの心のバランスを辛うじて支えたと思えたのが、執事アルフレッドがレイチェルからの手紙を焼いたシーン。愛は強くもあるけれど、多くの場合バランスを崩す可能性と隣り合わせだというのが、つくづく感じられました。ヒース・レジャーのジョーカーの、痛々しいまでの悪魔的憑依感が、後の「JOKER」に繋がったことも、ごく自然に納得させられた感じ。。。
 その後、続編の「The Dark Knight Rises」を観る勇気がなかなか湧かなかったのですが、普通に観ようとする夫につられて、やっぱり観てしまいました^^;。アルフレッドは、レイチェルの手紙の話、しちゃったなぁ。(あの場面ではそうするしかなかったんだろう。。)。。傷心の正義の味方は、自暴自棄になりながらも復活を果たし、やっぱり最後はカッコよかった。。。それにしても、最後の方でのベインの純情そうな瞳には参った。まさかまさかの展開でしたが、めでたしめでたし~。
 2作立て続けのDark Knight、現アメリカ大統領支持者の心情に迫りたくて観たようなところもありますが、エンタメ作品として圧巻でしたー。

【都市ガス】 夫が先日、「ボクは都市ガスが引かれてない所に住んだことがない」と言ったのを聴いて驚きました(都会っ子アピールにムカ~ッ^^;;)。The Dark Knightでは、水道管を使って幻覚ガスを街中に拡散させようとしたり、巨大な地下空洞を根城巣窟に作り替えたりなんていう悪だくみもありましたが、水道管に比べ、ガス管整備はやはり危険と隣り合わせなんでしょうか。。。東京駅や調布周辺の鉄道や道路の地下化の報道なんかを見ていても、今後は地下の地図も必要だなぁ~と思うのでした。

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2020年11月20日 (金)

『クオリアと人工意識』

20201106_4  夫が買い置いていた茂木健一郎さんの『クオリアと人工意識』を、ちょこっと横取りして先読み(笑)。
 かねてより夫から、「自由意思ってあると思う?」と問われ続け、夫は「ある」、私は「ない」という立場を取っていることから、本書のp.281以降を、特に面白く拝読しました。
 昨今研究が活発化している人工知能。それには3つの型があると言われており、「オラクル(神託)」「ジーニー(魔人)」「ソヴァリン(君主)」という風な進化を辿るとも。私はいまだに「シンギュラリティ」というのがどういう時点を言うのかがよくわかっておらず、一部の能力においてはとっくに人間を超えているけれど、全人的な能力を超えるということの意味が理解できない。その点、本書で茂木氏が繰り返し述べておられる、脳にとどまらない“身体性”を踏まえることの大切さに、痛く共感しました。
 エリーザー・ユドコフスキーという人が唱えた「統合外挿意思」とか、バートランド・ラッセル氏の「5分前仮説」というものを知らなかったのですが、恥ずかしい話、エピローグでサユリママが内心つぶやいていた「本当は、この世界には、たった一つの『意識』しかないのだ。」という感覚は、今の私にはごくごく自然なものになっています。目下の人工知能研究では、まさにソード・アート・オンラインの世界のように、“記憶や意識をコピーする”といったことが模索されているようだけれど、脳Aと同等の脳αをコピーできたとして、Aしか存在しなかった世界のコピー前のAと、Aとαが存在する世界でのAとは、その時点で別物になっている…という感覚。それがあまりに当たり前に感じられるのは、私がおかしいから?? 「私」という人格も、さっきまでの「私」と今の「私」とは、実のところは変化してしまっている…という感覚。
 一方、茂木氏が“思い上がっている”と指摘するトンがった人工知能界隈の危険な動向には不安を感じつつも、人工知能GPT-2に関する論文を査読なしで「オープン・AI」のブログに掲載したり、ボストン・ダイナミクスのロボット技術に関する情報をYoutubeに動画投稿したり、ビットコインの仕組みを広く公開したりといった、“アナーキーで反権威主義的”な情報公開の仕方には、快哉の声を上げたい気持ちもあります。
 個人的には、子どもを産んだ瞬間から、ず~っと様々な刺激を精力的に与え続けたママさんパパさんたちに、人工知能の成長に関して感想を聴いてみたいなぁ…と思います。産まれたての赤ちゃんは、まぎれもなく、脳だけでなく、全身で世界を受け止めている感じがして、「意識」を意識することの萌芽を考えるには、“身体性”は避けて通れない…と思わされます。
 どんな思索や研究をしていても、結局、「意識」へと行きついてしまうのは、それがとても普遍的なものだからかもしれません。少なくとも、茂木さんのような方がこういう一般書を書いてくださることで、変にオカルティックな目で見られる恐れは軽減されたかな~、と感謝!^^;;

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2020年11月19日 (木)

冷えた日はグラタンや紅茶

20201106_5 20201113_2  ここ数日は、暖かい日が続いていますが、まもなく、食欲の秋から、ふたたび巣ごもりの冬へ。。。身体が冷えた日は、グラタンだな~♪
 一方、先日、この春結婚した従妹から、紅茶のプレゼント。とってもいい香りで、温まりそう。

 新型コロナウイルス感染の第3波は確実に来ているようだし、ワクチン開発の情報公開も株価に翻弄されて右往左往という感じですが、なんとかこの冬を凌ぎたい!

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2020年11月18日 (水)

5Gエリア対応マップ

 5G対応のスマホがチラホラと出てきましたが、私は当面、変更予定はなし。夫は、学生の卒論で5G対応スマホ用のアプリ開発の検証をする必要性から、もしかしたら近く変更するかもしれません。
 先ごろ、ドコモの5Gエリア対応マップが公開されているのを発見。まだまだ拡充の途上で、都内23区でも、2か月後くらいになるところが大部分の模様。地域より、施設が優先かもしれず、最初の試金石はやはり国立競技場でしょうかね~。
 過日、通信事業者同士の公正競争に関する意見申出書が提出されたり、それでもTOBが成立したり、メアドを維持したまま乗り換え可能になる方向性が示されたり、企業が次々と固定電話を解約していたりと、業界地図が大きく変わろうとしています。技術的な進展も合わせ、しばらくは通信業界から目が離せません。

20201109_1 【検針票廃止】 スマートメーターの普及に伴い、TEPCOからの紙の検針票が12月から廃止されるとのお知らせ。デジタル化の本領発揮とはいえ、これまで検針してくれていた方のお仕事がなくなり、余計な通信が増え、個人事業主的には領収証ファイルへの貼付明細をいちいちプリントアウトするのか??と、いろいろ気になることも^^;;。。。2016年頃にやたらと騒がれた石炭火力発電所強化は、さすがにここに来て方向転換の模様ですが、やはり電力使用量自体を減らしていくのが、最優先のような気がします。 

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2020年11月17日 (火)

音楽教室にまつわるOnlineイベント

20201116_1 20201116_2  来週火曜日の17:00-、音楽教室での著作権料徴収に関するオンラインイベントがあるそうです(事前登録も会費も不要の太っ腹ウェビナー!)。
 音楽教室からの著作権料徴収問題に関しては、現行著作権法違反の判断にとどまらず、子どもへの教育活動の在り方や、支分権ごとの重複徴収と適正比率、教育費用の負担感、権利者への還元がトレースできない欲求不満、世にはびこる他の違反とのバランス等々、挙げればキリがないほど、個々人の市民感覚からくる純粋な疑問が蓄積し、消化不良が続いています。
 本イベントで、専門家の方々や、業界当事者の方々の考え方を、多少なりともストレートに伺って、この不完全燃焼感を軽減できるかもしれません。ご興味ある方は是非!

【Y.M.C.Aの著作権】 過日の大統領選で、集会の際に自身の「Y.M.C.A」楽曲を無断使用された「ヴィレッジ・ピープル」が、提訴するかも…という報道がありました。これも、もしや別陣営が使っていたら問題視しなかったかもしれず、とかく著作権行使は権利者の感情や思想に影響を受けるもの。柔軟な運用が出来れば一番いいのでしょうが、利用者の側からしたら、そんな予測不可能性を甘受できるはずもなく。。。^^;;

【文化審議会報告書】 一方、図書館からの電子データ送信を可能にする著作権法改正を盛り込んだ報告書も。教育や研究への著作物の利用に関し、書籍と音楽の違いはあるのでしょうか。。。

【ISSドッキング】そんな地上のアレコレはさておき、今日は野口聡一さんがISSに到着予定~?!(日本時間の13;02、無事ドッキング~^0^)

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2020年11月16日 (月)

江戸城天守閣復元模型

20201108_1 20201108_2 20201108_3  先週日曜日、皇居東御苑にて、1/30スケールの江戸城天守閣復元模型を観覧。
 大手門から入ると、薄桃色の十月桜と、真っ白なサザンカがお出迎え。見事なススキも揺れていました。見ごたえある菊も何か所かに展示される一方、あちこちが工事中でした。また、この日は秋篠宮の立皇嗣の礼が行われるということで、苑内にもたくさんの警備員の方がグルグルしており、いつもの東御苑とはだいぶ違う雰囲気。
 江戸城天守閣はこれまで3回建て直されたものの、寛永期に徳川家光が建てた3度目の天守閣が明暦の大火で焼失して以降は、土台の石垣のみ建て直したところで頓挫したままだったそう。過去の資料に基づいて寛永期のものを忠実に再現したとのことですが、ずいぶんモダンな印象を受けました。天守閣再建の話もチラホラ聞こえたりしますが、私は、夢の跡のような石垣だけの風景も嫌いじゃありません。それでも、もし再建されるなら、それはまた新たな観光スポットとして人気を博しそうですね。
20201108_4 20201108_5  午後は、外出していた息子と待ち合わせて、小さなイタリアンレストランでピザ・ランチ。ブラッディオレンジの赤と、マルゲリータのトマトの赤が、すごく鮮やかでした♪

【NASA Live】 今朝9時過ぎから、NASA Liveで、野口聡一さん搭乗のCrew Dragon打ち上げをYoutubeで見守っていましたが、先ほど打ち上げ成功。切り離しや管制室やクルーの様子がリアルタイムでストリーミングで観られるなんて、スゴイ時代だ~!

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2020年11月15日 (日)

韻松亭の花籠本膳ふたたび

20201114_1 20201114_2  Covid-19の新規感染者数が再び世界的に増加傾向にある中ですが、「また外出自粛が強化されないとも限らないので、会える時に会っておこう」ということで、初夏のBirthdayお茶会以来ふたたび、学生時代の友人と昨日、上野の韻松亭でランチ。いつもは初夏から夏頃にこのお店を訪問していますが、今年の訪問は今頃になってしまいました。ここは、友人も私も、実家の両親も大好きなお店なので、こんなご時世だからこそ、応援せずにはいられない! 
 なんとも爽やかな秋晴れの下、ちょっと早めに最寄り駅に到着して、噴水広場や東照宮をブラブラしてからお店に向かいました。友人は、英会話教室を終えたその足で到着~。
20201114_3 20201114_4 20201114_5  事前予約していただいていた花籠本膳は、毎度のことながら胃にもお腹にもやさしく、見目麗しくて大満足。大きな窓から秋の景色を堪能しつつ、お気に入りのカウンター席でのんびり。奥の個室では、結納なのかお見合いなのか、着物を着た女性と凛々しい男性を囲んで、数名の人たちが歓談しているのが見えました。
 我々はと言えば、例によって親や子どもたちのこと、友人達のこと、仕事のこと、ドラマや小説のこと、政治のこと等、自由気ままにあれこれとおしゃべり。義父母様の今後にいろいろ気を揉む様子の友人でしたが、隣家の実父様の日々のお世話と仕事だけでも大変だろうに、どれだけココロのキャパが広いのか…。
 この日印象的だったのは、学術会議委員任命問題がこのままうやむやになったら、かなり深刻な状況になるのではないかという懸念の話と、外資系企業にお勤めのご主人が、日本の若者は海外の若者に比べてハングリーさが足りない、とおっしゃっているという話。どちらもまったく同感でした。
20201114_6 20201114_7  食後も、公園内を散策しながら、紅葉や日向ぼっこを楽しむ人波に乗っておしゃべりを楽しみ、まだ話し足りずにいつもの喫茶店へ。お腹いっぱいなのに、つい別腹でケーキまで^^;;。後半はまた、私の人生相談のようになってしまいましたが、親身に耳を傾けて、率直な意見を聴かせてもらい、ありがたかった~。
 たくさんの焼菓子のお土産までいただき、ご馳走様でした! また落ち着いた頃にでも是非。今度はParkside Cafeかな~♪?
 

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2020年11月14日 (土)

映画「罪の声」

20201031 20201113_1  先月末、待ちに待った映画「罪の声」を観賞。鑑賞中も鑑賞後も、はらはらはらはらと、いろんな涙が止まりませんでした。
 渋いながらも、しみじみ「いい映画だったなぁ。。。」と思える作品でした。世の中の真実を炙り出す新聞記者という仕事の、過酷さと価値とを、疑似体験させていただいた感覚。昭和のセットに込められた熱意にも唸り、雑誌「スクリーン」は、見ただけで泣けてきました^^。
 今回、私が沁み入った3つのシーンは、取材で岡山に向かう途中の阿久津と曽根俊也が、どこぞの海辺で缶コーヒーを飲みながら会話するシーンと、阿久津と社会部デスクの鳥居が、夜の社内で記者の仕事について語り合うシーンと、阿久津が犯人グループの一人だった曽根達雄に、ヨーク・ミンスターの中庭で子どもたちの人生について語って聴かせるシーン。
 どれも1対1の対話で、どれもその人のバックグラウンドが透けて見え、どれも率直で真摯な言葉が相手の胸にちゃんと届いているーーー。人と人との対話って、スゴイ。
 映画では、犯罪に知らぬ間に巻き込まれて加担させられていた3人の子どもたちの、事件後の長い人生に寄り添いつつ、大人っていうのは、やっぱり子どもの未来のために働かないとな…と思わされました。また、丹念に取材を重ねる記者と、自分の過去にきちんと向き合うことに決めたテーラーの行動が、いろんな人のカタルシスに繋がっているのも感じました。カタルシスの連鎖を観てカタルシスを感じられる…そんな映画だったのかな。
 近頃、歪みがちだったココロに、アイロンをかけてくださって、ありがとうございましたー!

【ショーン・コネリー氏逝去】 この日、ショーン・コネリーさんの訃報。たくさんのワクワクをありがとうございました!

越境ECによる模倣品取締】 上記の物語の犯罪は、海外事件を模倣したものでしたが、近年は、海外事業者が、模倣品を国内需要者に直接販売する事例が急激に増えていることを受け、特許庁が商標法改正を検討中とのこと。“越境”問題は、今後ますます検討課題として増えてきそうです。。。

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2020年11月13日 (金)

代官山「楚々」

20201111_1 20201111_2  先日、10カ月ぶりくらいでようやく、久々の「なんちゃってリケ女会」を決行。GW明け頃からさんざん、メールベースで開催を検討し続けてきましたが、延ばし延ばしの末、トライしてみよう!という機運が高まったタイミングにて。恨みっこなしで、感染予防に最大限留意しながら、代官山での和食ランチ。。。慎重な友人は、携帯扇風機や非接触型体温計・消毒用スプレーまで持参してくれてました^0^。
 まずは、皆変わりなく元気だったことに一安心。子どもたちの様子はと言えば、中学生のお嬢さんはすっかり普通に登校しているし、M1の大学院生も普通モードで研究を続けており、リモートオンリーの息子だけが「新たな日常」モード(T T)。ダンナさんたちの働き方も様々で、普通に毎日出勤して夜遅くまで仕事している人、ほぼ在宅の人、時々出勤の人と、バラエティに富んでいました。自分らの仕事としては、週一出勤だったり、すべてZoomだったり、たまに外出だったりという感じ。サイエンスライターの友人は、出版社からのオファーにより、来年秋に3冊目の書籍を上梓予定とのことで楽しみ楽しみ(…と言っても、免疫系の話のようなので、理解できるかどうか…^^;;)。
 気になったのは、金星の雲からホスフィンが検出されたとかいう話題。私は全然知りませんでしたが、微生物起源かもしれず、今後のさらなる検討が待たれるようで(由来が事実なら大騒ぎだな)。私自身は近頃は最新科学をフォローすることもせず、ただただ家人のサポートと読書三昧・映画/ドラマ鑑賞三昧の日々で、“リケ女会”破門の危機です(苦笑)。
 ショックだったのは、皆から一様に、「Taracoさん、丸くなった」と言われたこと^^;;。(人格が、ではありません^^;;;) 確かに、数年前の一番やつれていた時より4kgは太ったのでグゥの音も出ませんでした^^;; 頻繁に会っていれば気付かないくらいの変化でも、10カ月ぶりともなるとハッキリ目に見えてわかっちゃうんだな~と、たじたじ。
 プライベートでは、ダンナのいびきがうるさい、とか、猫が仕事の邪魔をしなくて偉い、とか、リビングで勉強や仕事するのでひっちゃかめっちゃか、とか、親や義父母のボケがひどい(アルツハイマーが進んだお父様が、同じ本を十数冊も繰り返し買ってきた、とのことだったのだけど、何て本だったかな…?)、とか、絵画教室やヨガ教室で気分転換してる、とか、コロナ対策しつつのコンサートや美術展へ行った、とか、軽井沢の紅葉がきれいだった、とか、他愛ないおしゃべりの他、我が家の心配事なども相談させてもらい、皆の状況をアップデートしたのでした。
 何はともあれ、みんな元気でよかったよかった。
(お土産に、一度食してみたかった「俺のベーカリー」の食パンをいただいてしまいました~!…翌朝トーストして食べたら、もっちりして美味しかったぁ♪)

小柴氏逝去】 昨日、ニュートリノ検出に貢献された小柴氏逝去。ご冥福をお祈りします。

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2020年11月12日 (木)

『キネマの神様』(The Name above the Title)

20201105_2  過日衝動買いした原田マハさんの本、一気に読みました。『キネマの神様』、よかった~♪
 映画を観ることをこよなく愛する人たち。自分の時間軸を生きながら、ココロはいつも異世界への旅へとスタンバイ。ゴウちゃんとローズ・バッドとの、ブログを介した映画談議が、もう羨ましいのなんのって。。。
 近頃、“表現の自由”とか“学問の自由”とかが取沙汰されることが多いけれど、本書を読んで、「そうだそうだー!」と拍手喝采。
 本書には、数々の往年の名作が出て来て、それを懐かしみつつ、「あれはどこで観たんだっけ?」「この映画を観た時、どう感じたっけ?」と、自分の映画人生を反芻したりもしました。映画のある世界に生きられて、幸せだな~。

 知らなかったのですが、本作、山田洋次監督作品として2021年に公開されるそうで?! またひとつ楽しみが増えました^^。
 それにつけても、本書の「解説」をきっかけに、著者の原田マハさんのProfileページを訪問したのですがーーーこれがまぁドラマ顔負けの人生でびっくり。従来の作家像を軽々と打ち砕き、フロンティア・スピリットに溢れた強気の作家さんとして、胸に刻まれました。女神の前髪をたぐり寄せて離さない、強靭な行動力! このProfileは、作品の読後には読まない方が良いでしょう。。。作品の余韻を吹き飛ばすほどのパワーがありますので…^0^;;。他のご著書も読まずに一概に決めつけるのは憚られますが、とかく抱きがちな“繊細”とか“固執・偏執”とかいった作家性でなく、“なんか頼もしい姉御肌”といった印象で、まさに本書の主人公 円山歩そのままの原田さん像が出来上がってしまいました^^;;(セントラルイースト東京プロジェクトの火付け役だったことにも驚嘆! 昨日、2040年日本橋地下化実現の報道も!!)。
 今度は、『暗幕のゲルニカ』か『たゆたえども沈まず』を読みたいと思ってますが、かなり多作のご様子なので、「コレ、おすすめ!」というご贔屓作をお持ちの方、是非ご教授くださいませ~♪
 

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2020年11月11日 (水)

「バットマン・ビギンズ」

20201106_3  「TENET」「Interstelar」に引き続き、「バットマン・ビギンズ」を観賞。期せずして、クリストファー・ノーラン監督作3連チャン。
 「バットマン」シリーズ全体を覆う、格差や貧困や不正を憂う閉塞感。ただ、過去に「JOKER」を観た後だと、なんだかほのぼのと感じられてしまいました^^;;。人間個人の苦悩の切実さは、一作品一作品それぞれ。次に観ようと思っている「ダークナイト」は、「JOKER」に近いテイストと噂に聞いていますが、果たして…?!

 私の周囲には、コロナ不況の影響をモロに受けている人は今のところいないように見受けますが、生活様式が様変わりして、仕事のニーズも激変。業態によっては寒風吹きすさぶ所もあることは容易に想像されます。こんな時、どんな風に助け合ったらいいんだろう。。。

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2020年11月10日 (火)

“和える”って一苦労

20201029_1 20201029_2  多様性の時代、いろんなものが混ざり合って協調するのが当たり前のはずなのだけれど、“和える”って実は一苦労だなぁ…と思った先日。例によってポテトサラダを作りながら。。。どんな具材をどのくらいの量ずつ混ぜ合わせるのが最適か、美味しいか、美しいか。。。できるだけ均一にしようと繰り返し混ぜているうち、「“混沌”って、実は健全なのか?!」と、妙な感慨に耽ってしまったのでした(笑)。
 他国のこととはいえ、まもなく初の女性副大統領が誕生する模様。民主主義についていろいろ考えさせられる昨今です。

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2020年11月 9日 (月)

三回忌

20201105_1 先週末、義父母の三回忌で親戚一同が墓前に参集。コロナのため、法要の会食はキャンセルして。。。
 雨の予報だったのですが、曇りから晴れへの好天で、明るい雰囲気の三回忌となりました。巨峰とシャインマスカットをお供えして、故人を偲びました。夫と双子の弟さんが久々に対面したのですが、弟さんはコロナ禍で家食が増えて痩せ、夫はコロナ禍で家食が増えて太り、二人の体重差はなんと10kg?! 「うちの食事は息子仕様だから仕方ないんだよ」と言い訳していましたが、さすがにもう少し節制した方が良さそうな感じ。。。^^;;;(私のせいにされても困るんですけどねぇ~)。
 三回忌ともなると、もはや親戚の親睦会的様相で、「親がいなくなると、兄弟ですらなかなか会わなくなっちゃうから、年に一度くらい、どちらかの親の命日近くにでも集まる機会を作りたいね」と話していました。

【伯父へのお焼香も】 義父母の法要後、都合のつく者はそのまま移動して、先月末亡くなった伯父のご自宅訪問。ご逝去に際し、お焼香だけでもと。残された伯母様は、再雇用で65歳までバリバリ働くキャリアウーマンのお嬢様と二人暮らしになるようですが、娘さんと一緒なら安心。89歳で亡くなった伯父さんは、入退院を繰り返していましたが、最後の3か月はご自宅に戻って車椅子で過ごしておられたそうで、安らかな最期だったとのこと。「でもやはり、在宅介護は大変よ」とは伯母様の言。上手にプロの手を借りるのが、家族円満介護の秘訣のようです。小一時間ほどでお暇しましたが、このご時世でもお会いできてよかったよかった。天国で、義父母や伯父様たちがワイワイやっていますように。。。

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2020年11月 8日 (日)

『理系。』

20201102  先月末、本屋をブラブラしていて目についた本を衝動買い。川村元気さんの『理系。』と原田マハさんの『キネマの神様』。
 そして先日、あっという間に『理系。』を読了。どんな風に選出されたのかはわかりませんが、いわゆる理系っぽい著名人15人と、川村さんとの対談をまとめたもの。理系讃頌というより、文理融合を説く本だと感じましたが、目下ある悩みを抱えている私にとっては、「ヒトはもっと自由に学んでいい」と言ってもらったようで、とても元気が出ました。自分では、意外と既成概念や常識に囚われない生き方をしているつもりでいても、あんなことやこんなこと等、実は狭矮な見栄や体裁に縛られていたことに、気づかせていただきました。
 まぁ、人間としては、自由に生きて自由に学んで、辛うじて食べていければ幸せ…の境地を会得すれば怖いものなしでしょうが、なかなかそうもいかないんですけどね~^^;;;。さてさて、次の『キネマの神様』は、ゆ~っくり拝読しようかな♪

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2020年11月 7日 (土)

甘くない!

20201028  人生、甘くない…。これだけ進歩の速い時代には、ちょっと立ち止まっているとすぐに後退してしまいます。とはいえ、いい加減人生に疲れているオバサンとしては、むしろ“競争のない社会”を希求してしまい、野性的な弱肉強食を克服して、各人各様にマイペースで生きられる方が人間的なのでは…と思ったりもします^^;;(かくして怠惰がはびこる?!)
 そんなわけで、「人生は甘い方がいいな~」と思う私ですが、チューハイは甘くない方がいい! 過日初めて買った、新発売の“甘くない”「氷結」。いいじゃんいいじゃん~(^^♪

20201103_1 20201103_2 20201103_3 そして文化の日の夕食は、家族が私を甘やかして、焼肉屋さんへGo~! 定番の焼肉に加え、バーニャ・カウダや肉寿司、〆は杏仁アイスの凍石盛り♪ 甘~い休日の晩餐でした。

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2020年11月 6日 (金)

発明王ニバンセンジ!

 本日からほぼ毎週金曜日、12月18日までの全5回(11/6,20,27,12/11,18)で、日本弁理士会広報センターの企画にて、あるコラボ動画がYoutubeで順次公開されるそうです! なんと、「秘密結社 鷹の爪」のDLEさんとのコラボだとのこと! 特別編として、12月15日(火)には、鷹の爪団とのコラボもあるそうで!! 鷹の爪団サポーターとしては、もう大興奮! レオナルド博士の発明をいつも楽しみにしていますが、今回のコラボでは、“ニバンセンジ”という発明家が登場する模様。。。総統や吉田くんとのからみも楽しみだし、ニバンセンジも意外に侮れないんじゃないかとか、いろいろ想像が膨らみます♪
20201030  先月末からTwitterアカウントも立ち上がり、半熟たまこちゃんとマスコットキャラの“はっぴょん”も活躍中~!(かつて一度だけ、“はっぴょん”に喰われたことが…^^;)
 鷹の爪団ファンの方も、“はっぴょん”ファンの方も、是非是非ご覧くださいませ~^^。(それにつけても、声優さんってホントに、命を吹き込む仕事ですね~ホレボレ)

 

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2020年11月 5日 (木)

ラクロシェアリング

20201027_2 20201027_3  先月中旬、月島駅周辺を歩いていたら、「ラクロ」というロゴの入った一人乗りロボを数台見掛けました。最初は、お年寄り用の電動車いすかな?と思ったのですが、近寄ってみると若い人が乗っていてビックリ。
 この夏、セグウェイの生産終了が発表された矢先ですが、先月からは、電動キックボードの実証実験等も全国各地で始まっているようだし、これも温室効果ガス削減の一環でしょうか。
 ここ数年、自動車にはほとんど乗っておらず、今年に入ってからは電車や地下鉄にすらほとんど乗らず、もっぱら徒歩か自転車という生活をしているので、温室効果ガス削減にはだいぶ貢献できていると自負していますが、息をしないわけにもいかないので、次に削減できるとすればやはり、TVやPCや家電等の電化製品の使用を控える感じでしょうか? 一個人のささやかな努力でどうこうできるレベルではなさそうですが、電気メーターのスマート化でこうした努力が見える化され、自己満足できる日を心待ちにしています^0^;;。(宅配業者が、スマートメーターで在宅状況を確認して、再配達率を減らそうとしているのは、ナイス!と思います~)

20201029_5 20201029_6 【十三夜前のサイクリング】 先月末、(自転車等を含む個人賠償責任保険にも加入したので)久々のサイクリング。やっぱり徒歩よりは行動圏が広がります^^;。

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2020年11月 4日 (水)

SNOWDEN

 アメリカの大統領選、近々結果が出るのでしょうが、かなりの情報戦になっているものと思われます。そして先日、Netflixで映画「SNOWDEN」を観賞。今は夫妻でモスクワ在住のはずですが、どんな暮らしぶりなのか。。。
 しばらく前、カメラ付きのノートPCを使うたびに、なんだか誰かに見られているような気がして、しばらくは付箋をカメラ部分に貼ったりしたこともありましたが、最近は「見たけりゃ見れば?」的に、徐々に気にしなくなってきました^^;。街中の監視カメラも然り。近頃では、玄関前に煙草の吸殻をポイ捨てされるのが嫌で、「うちの前にも監視カメラを設置してくれないかしらん」などと思うことすら。。。
 とはいえ、やはり行き過ぎた監視や諜報活動は認められないと思うし、彼が日本の各種施設にもマルウェアを仕掛けていたという描写の真偽も知りたい。。。
 こんなことをブログに書いたことで、どこぞのブラックリストに載せられちゃっても困りますが、監視の現状は知りたいなぁ~。
 個人的には、彼が「攻殻機動隊」を好きだというだけで、単純にシンパシーを感じてしまうわけですが、本作を観て、手話とかモールスとか、何かしらの簡易な意思伝達手段をマスターしたくなってしまいました。

20201026_8【Anne with an E】打って変わって、以前から友人が薦めてくれていた「Anne with an E」というドラマ。Netflixでも見られるようですが、先月偶然NHKで見て、懐かしくなりました。
 私が観たのは、アンが大人になり(初潮を迎え、飲酒に及び、親友との交流を禁じられるというハプニング続き!)、マシューがワンピースのプレゼントを準備してくれる、という回だったのですが、寡黙ながら優しさに溢れるマシューの温かさがじんわり伝わってきました^ω^。
 PCもネットも携帯もない古き良き時代のカナダの雰囲気と、情緒豊かで多感なアンの一挙手一投足が、せわしない日々でカサカサしたココロを潤わせてくれそうなので、第1話からちゃんと観てみたいと思います~♪

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2020年11月 3日 (火)

鰻♪

20201028_5  ご近所さんが鰻屋さんを経営していたのですが、(コロナのせいではなく、ご高齢のため) 先月末で閉店するとのことで、いつもお世話になっている同じ町内会の方と一緒に、閉店間際のお店を訪問。久々に鰻のランチをいただいてきました。
 ふわふわしていい香りの鰻! 歴史あるお店の閉店を前に、たくさんの人が入れ替わり立ち替わり訪れていました。「惜しまれてますねー」と言ったら、「そういう時に畳む方がいいのよ」と割り切っておられましたが、いろんな思い出が詰まっているんだろうなぁ。。。店内には、大将が釣り上げたという大きな鯛の魚拓が飾られていたり、長年壁に掛かっていたであろうお品書きなど、風情を感じさせる風格がそこここに。。。
 長年、町会の班長さんもしてくださり、本当にお世話になりっぱなしでした。ご馳走様でした~!

【Elvis Presley】今回ご一緒した方は、近頃はプレスリーを聴いているのだとか?! エネルギッシュでロックなご婦人なのでした^^。さぁて、本場はいよいよ大統領選!

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2020年11月 2日 (月)

洗面所のシーリングライトが…

20201023_3  先月中旬、20年以上お世話になった洗面所のシーリングライトが、突如点かなくなりました! 近所の電気屋さんが、翌週まで対応できないとのことで、しばらくは洗面台に備え付けの蛍光灯だけで凌ぎましたが、やはり不便なことこの上なく。。。
 翌週、電気屋さんに新しいLED電球に換えてもらって、ようやく一段落♪
 いやぁ、エジソン様の偉大さを痛感した一週間でした^^;;。
(我が家もぼちぼち、あちこちガタが来始めています。次はどこだぁ…?!とビクビクしている私です)

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2020年11月 1日 (日)

検索ポータルの独占性

20201027_4 20201027_5  何か“ある事”について調べたいときーーー。
 それについて詳説してくれているような本を探すーーー。
 近所の本屋には置いてない。近所の図書館にもない。国会図書館にはありそう。。でも、全編コピーはできない。。。
 こんな事態にちょくちょく見舞われます。
「あぁ、ネットで検索したら、この“ある事”関連の情報がすべて網羅的に閲覧できたらどんなにいいかーーー。

 こんな夢想をする人は、結構いるのではないでしょうか。情報社会? ちゃんちゃら可笑しい。まだまだ序の口のジョにも届いていないのでは??
 だから、Googleという会社が出来て、地球全体の情報を図書館としてひとまとめにしてくれそう…と、その事業目的のゴールを想像したとき、それはそれは胸躍り、一気にこの会社のファンになったのでした。
 そのGoogleが、今、岐路に立たされている模様。アメリカの反トラスト法違反で訴えられ、会社分割の危機。。。独占禁止法小委員会の報告書とGoogleの言い分について、わかりやすくまとめてくださっているサイトを読みました。これを読むと、ユーザの利便性は高めているけど、イノベーションは阻害している…という二面性が、問題をややこしくしているのがわかります。この二律背反にどう収拾つけるのか…。
 ユーザとしては、情報は一か所に集中していてくれる方が便利に決まっているのですが、それが一私企業の独占であって大丈夫なのかは、危ういところ。期待と懸念が入り交じり、複雑な気分です~。

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