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2020年12月27日 (日)

「南極料理人」

 今月半ば、名古屋や日本海側で雪が降り、寒さが急激に厳しくなってきた頃、映画「南極料理人」をNetflixで鑑賞。
 滅茶苦茶寒そうな猛吹雪の中に浮かぶ南極基地の絵面から始まりました。
 西村 淳さんという方が、実体験をもとに書かれた物語の映画化。海上自衛隊から突如任命を受け、500日近くもの間、南極のドーム富士基地というところで、料理人として男8人所帯の胃袋を管理した、汗と涙と笑いの日々。気温はー50℃とかー80℃の世界。6月にはしばらく陽も登らない。昭和基地よりもずっと過酷で、富士山よりも標高の高い空気の薄いところで、水を自作し、カイワレやもやしを育て、低い沸点でも工夫して毎日三食調理する。
 氷に閉ざされた中、単調で極寒の不便な暮らしに、脱走を試みたり遠距離恋愛が破局したり電話オペレーターに告ってしまったりする大学院生や、シャワー浴びたさに水を無駄遣いするメカニックマン、ラーメンやバターを隠れて食べまくる研究員、トライアスロン出場を目指して日々トレーニングを重ねる医師、不真面目な同僚たちにキレるかと思えばオーロラの美しさに食べるのも忘れるほどの隊員。。。
 夜な夜な抜け駆けして食べつくされたラーメンを、なんとか小麦粉から作ってもらおうと、「ベーキングパウダーに水と塩を入れたら、カンスイになるんじゃないかな? あくまで元素記号上の話だけど」と、知恵を授ける隊長や、それを実現させる西村さん。どの料理もとってもおいしそうだったけれど、あのラーメンは、ホントに激旨な感じだったぁ~!
 帰国する頃にはもう、8人がすっかり家族のように食卓を囲んでいる様が、ほんわかと温かく微笑ましかったです。
 なんというか、コメディタッチのドキュメンタリー・ファンタジー? ジャンル不明の不思議に愉しい映画でした! アニメ「宇宙よりも遠い場所」とはずいぶん趣の違う作品でしたが、極限の地での暮らしからは、大切なものが自ずと浮かび上がるものですね。「おいしいものを食べると、元気が出る」っていうのは、まさに真理^^!。(堺雅人さんが、すごくカッコよかったけど、終盤にはもはやおっ母さんにしか見えなかった♪)

20201216_1 20201216_3 【酸辣湯麺】 この日、友人オススメの生協の酸辣湯麺を作りました。鍋一つで出来る手軽さで、タケノコ・キクラゲ・もやし・水菜に卵を割り入れて。ほんのり酸っぱくほんのり辛く、とにかく身体がポッカポカに! コレ、南極基地で食べたら、おいしさ倍増かも~^0^!

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