『バカでも稼げる「米国株」高配当投資』
先々週、ご近所さんから、表題の本を拝借。
以前、「銀行の利息が少なすぎて、もうちょっと運用の勉強しないとと思ってるんですよ~」と立ち話したのを覚えていてくださったのか、「コレコレ、読んだら面白かったから貸してあげる♪」とのこと(笑)。
えげつないタイトルながら、2018年5月に出版され、現在なんと26刷?! こういう本を読む人が結構多いのも、このご時世ならではでしょうか。内容の信頼性を知りたくて、企業の業績研究を続けている友人に訊ねてみたら、「この本は読んだことないけど、著者のブログは読んでるよ~」とのこと。一定の信憑性はあるということですね(笑)。
そこで、早速斜め読み。
ざざぁーっと速攻で目を通しただけですが、著者は、高度経済成長期で預金金利が3%~8%だったり、消費税も導入されていなかったような時代に生まれていたら、もしかしたら投資なんてしていなかったかも…と思えるほど、堅実を旨とする人のように感じました。また、トマ・ピケティ氏の「r>g」(資本家>労働者)の格差拡大要因を内在させたままデザインされた資本主義の残酷さは、よくよく認識しておかないと…と思わされました^^;;。
本書から学んだことを要約すれば、「最適のマネーマシンは人それぞれ違う」ということ、「3万円の節約と、2万円の副業で、35年間毎月5万円の積立投資」が出来れば、この低金利時代でも、ちょっとはマシな財テクが可能かもしれない、ということ(苦笑)。
いろんな株式金融用語を学習できましたが、著者が「10社に均等分散投資し、配当金を組み入れ比率最低銘柄に再投資する」というルールに則って、機械的に運用を続けているだけ、ということを知って、別に博打を打ってるわけじゃないんだな、ということがわかったのが何よりでした(笑)。
ネット証券なら、手数料も0.45%と割安だそうですが、確定申告で多少還付されるとはいえ、税金が28.283%程かかるというのは、先日の医療費負担や児童手当の改定の話と併せ、「働けど働けど…」感に苛まれますねぇ^^;;;;。もっと、身を粉にして真面目に実直に働いている人が正当に恩恵を受けるような社会システムをデザインしないといけないんじゃないか…と思ってしまいます(涙)。
不勉強でよくわからないながらも気になったのは、みんながみんな海外の会社にばかり投資するようになったら、国内企業は大丈夫なんだろうか…?ということ。まぁそのへんも、“効率的市場仮説”で、うまいことバランスが取れていくのかなぁ。。。?
本を貸してくださったご近所さんが、「今度、証券会社の男の子、紹介するから^^」と言ってくださいましたが、貧乏性で小心者の私には、投資よりもコツコツ倹約の方が、向いてるような気がします~(笑)。
【Tesla、S&P500に採用】 明日以降、米国株式市場はしばらくワタワタ騒がしくなるのでしょうか…? 株価予想にフーリエ解析を用いるなんて手法もあるようですが、そもそも一定の“周期性”がないと、使えないんじゃなかろうか??(あくまで参考ってことですかね?)
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 『新 日本の探鳥地〔首都圏編〕』(2024.11.26)
- 日本野鳥の会 創立90周年記念誌(2024.07.17)
- 「時間」と「SF」(2024.06.25)
- 『森と氷河と鯨』(2024.04.12)
- 家庭画報3月号(2024.02.28)
コメント