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2021年1月の29件の投稿

2021年1月31日 (日)

「資本論」@100分で名著

20210127_3  今月のETV「100分で名著」は、マルクスの『資本論』でした。19世紀の人なのに、まるで宇宙飛行士かのような科学的視野で、コモンについての現代的な洞察を繰り広げた偉人に、ただただ感服しました。
 近年は、「資本主義じゃなくて資本家主義なんじゃ?」と思うようなマネーゲームの応酬だし、「この仕事は一体誰の役に立っているんだろ?」と思うような、意味を見出しがたい仕事が溢れている印象も。こんな印象が、なまじ的外れとは言えないのかも…と思わされた『資本論』の概要。
 最初にハタと気付かされたのは、(当たり前のことなのかもしれませんが)資本主義は等価交換じゃないんだってこと。商品の売買には必ずマージンが伴い、経済成長の強迫があるってこと。ご近所や友人との物々交換では、等価交換を旨とするのに比べ、市場では、適性な価値が把握しづらく、見えない形での利潤追求にからめとられてしまっている感じ。。。
 また、本来は誰しも、自らの仕事の主人であるべきなのに、効率を何よりも優先させた一部のイノベーションでは、労働が疎外され、人が仕事に隷属してしまう…という構図に愕然。「構想して実行」するからこそ人間的な魂のこもった仕事となるべきところ、次第に構想と実行が分離分業され、労働の完結性を欠くまま、不完全燃焼に陥る人が増える。。。『ブルシット・ジョブ』なんて言葉が生まれてしまうほど、“働かされる”感に苛まれる人が多いのは、健全な社会ではないのでしょう。
 どんな仕事でも、創意工夫はその人次第、真心をこめて労働すれば、そこには自ずと学びや喜びがあるものだと思っているので、必ずしも資本主義社会のイノベーションの元での労働を否定するつもりはありません。構想と実行が分離しても、それぞれを担当する人同士が意思疎通していて、同じ目的に向かえているなら、そういう仕事は素敵な仕上がりになると思う。。。それでも、成熟しきった資本主義を、ちょっと考え直す時期に来ているのかも…と思うことが増えたのは、確かです(cf.:MEGA)。

 今回『資本論』について考えたことを携えて、『未来をつくる言葉』を読んだら、どんな気付きがあるんだろう。。。Netflixで「監視資本主義」というドキュメンタリーを観たので、感想はまた後日。

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2021年1月30日 (土)

著作権行政をめぐる動向

20210127_2  昨夏来続いている著作権分科会での意見集約がぼちぼち終わり、条文作成段階に入っている頃でしょうか。。。
 個人的には、放送番組のインターネット同時配信等の権利処理の円滑化と、授業目的公衆送信補償金制度の成り行きが気になっています。
 2018年頃からずっと、放送と公衆送信に関する契約はややこしい、という話を聴いていたので、やっと定型化されるのかな?と拝察しますが、現場ではすでに試行錯誤しながら回しているものと思われます。
 補償金制度の方は、単に私の勉強不足で、大学の先生、事務、SARTRAS、権利者が、実際にそれぞれどんな動きをして、どんな風にお金が流れるのかが、よくわからない。。。^^;; 大学の規模とか、オンライン講義の頻度などに応じた包括契約の料金はいかに?! ただでさえ科学論文DBの契約などが縮小される中、著作権ってお金がかかる…ということにならないといいなぁ。。。

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2021年1月29日 (金)

The Queen’s Gambit

20210124_8  友人が、「すごく良かった!」と勧めてくれたドラマ「クイーンズ・ギャンビット」。タイトルは、チェスのオープニングで数ある戦術のうちのひとつの名称。つい先日、「ボビー・フィッシャーを探して」というチェスの名手の少年時代の物語を観たばかりですが、幼少の頃にその才能を開花させた男の子と女の子の人生の一端でありながら、両作の趣はずいぶん違ったものでした。ボビーは実在の人物でしたが、フィクションである本作のベスの華麗な連勝ぶりや、偏屈でストイックで社会性に欠けるところなど、ボビーのその後のようにも見えつつ、実は原作者ウォルター・テヴィスが色濃く反映されているのだとか。
 どちらにもそれぞれ良さがあるものの、作品の雰囲気や、人生の哀切の描写に関しては、断然本作に軍配を上げたいと思いました。(ドストエフスキーを原書で読みたくてロシア語を勉強してる、という男性が登場したときには、学生時代の自分を思い出してなつかしくなりました~♪)
 全7話のこの物語からは、「人生には、誇りときらめきが不可欠」…と、つくづく感じさせられました。ベスに注目しつつも、中盤はかなり養母アルマに心を奪われたのは、歳のせい。。。? それというのも、彼女の弾くピアノ、アルコール依存、恋愛や旅への渇望、母としての慈愛、プロのチェスプレイヤーとなった娘のマネージング等を通し、人生の現実と夢が交錯する様が見事に表現されているように感じたから。
 真の母と、養母とを失ったあとのベスが、頽廃的になりながらもなんとかチェスを通して現実と繋がり、たくさんの人に助けられながら、やがてはトラウマを克服し、最後には、雲の上の存在だったロシアのボルコフに勝利する…怒涛のラストの爽快感は格別でした。シャイベルさんとの出逢いが、彼女の人生を大きく回し、才能を糧にしっかりと自立していく様が、何よりの恩返しになっている気がして、人の生涯は多かれ少なかれ、こうして継承されていくものなんだろうな…と感じました。
 アニャ・テイラー=ジョイという女優さんの、大きくて挑みかかるかのような瞳が本当に印象的で、役柄にピッタリで感動。
 ベスの最大の目標だったモスクワ大会でのボルコフとの対局を見ながら、「なんだか、『あしたのジョー』のジョーとホセみたいだな…」と思っていたら、エンディングロールの前に、“イップ・ルービングに捧ぐ”という文字がーーー。「誰?」と思って調べたら、なんと、世界チェスボクシング機構を創設した人でした! 本作に、どんな貢献をされたんだろう。。。? 自身の直観的な作品把握に笑ってしまいましたが、チェスとボクシングは、脳と拳という違いはあれど、四角いリングで1対1の熱い闘いを繰り広げるという意味で、なまじ突拍子もない感想とも言えないよね…と内心ニマニマ…^^;。
 鑑賞後、本作を紹介してくれた友人としばし感想交換。昨春からずいぶんとイロイロな作品に触れていますが、飛びぬけて面白かったね!と、共感し合ったのでした。素敵な作品のご紹介、どうもありがとう~!!♪
 

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2021年1月28日 (木)

国際知財司法シンポジウム

 昨年開催予定だったものが延期になり、先週ようやく、「国際知財司法シンポジウム」がWeb開催されました。
 午後8時から11時40分までという長丁場だったため、(アーカイブもされるようなので)第1部(裁判所パート)のみ視聴。
 今回は、日米欧における均等論DOEの実情に関するパネルディスカッションでした。(以下、Webinarを視聴しながらのメモなので、まとまっていませんが悪しからず)
 模擬事案としては、原告特許権者Pony社が、自社の「中空ゴルフクラブヘッド」に関する特許を侵害するとして、被告Donkey社の「スーパーIP2020」なる中空ゴルフクラブヘッドを対象として、5億円の損害賠償請求を行なった、というもの。従来は、金属とFRP(繊維強化プラスチック)の接着が不十分であったという課題を、FRPの糸を貫通穴に通して、エポキシ樹脂含有の接着剤で接着することで、より強固に接着できるようにしたことが、発明の主要要素となっていました。原告は、出願過程で、明瞭でない記載の釈明として「貫通穴の通し方(複数の穴に交互に通す)」を補正で書き加えているとのこと。被告の製品では、貫通穴を通すものがFRP製の“糸部材”ではなく、“帯片”となっており、1つの穴に1つの帯片が通っているという構成でした。
 日本の裁判所では、文言侵害の検討のあと、お馴染みの均等の5要件を検討することになりますが、アメリカ、イギリス、ドイツでの検討の仕方は、共通する点も多いながら、出願経過の参酌も含め、微妙な違いがありました(ドイツ:3要件、イギリス:Actavisの3つの質問、アメリカ:3つのテスト)。 模擬裁判で最初に原告代理人が主張した文言侵害は4か国すべてで否定、均等侵害は成立、という結果でした。
 驚いたのは、イギリスでは、20世紀初頭のマルコーニによる通信に関する特許に対して、すでに均等論が使われた、とのお話。目下は均等論には蓋をしている状況のようでしたが、さすがGreat Britainという感じでした。
 均等論は、クレームの拡大解釈につながるため、予見可能性という観点からはできるだけ使わない方がいいのでしょうが、発明奨励や権利保護の観点ではどうしても必要になってくるからこそ、その各国運用を知っておくことは、特許に携わる人には必須なんですね。
 後半は、コロナ禍でのWeb会議の司法寄与の話でしたが、いずれの国でも、ロックダウン後は物理的な出廷は控えさせたり休廷したりして、ビデオ会議システムを追加したり新たに導入したり(ドイツはMicrosoftTeamsを新導入)して対応したとのこと。案件のトリアージも行われたようでした。イギリスでは、2015年以降、文書はすべて電子的に交換されているとのこと! アメリカでは陪審員裁判もあるため、刑事のみ進めて民事は延期したりしたそうです。また、トランプ政権下でも、裁判所ではマスク着用を必須にしている所が多かったとのこと。いずれの国でも、パンデミック後も何らかの形でオンラインの手続きは継続するようです。日本はまだ、口頭弁論や証人尋問は出廷が原則のため、法改正が模索されているとのこと。
 コロナ禍が、否応なく司法手続きを変える中、弁護士さんが「5分の審査や日程調整のために、これまで新幹線で3時間移動していたことを思うとゾッとする」という言葉が印象的でした。

20210127_1 【チェリートマト】 本葉がだいぶしっかりしてきました~♪

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2021年1月27日 (水)

『犯罪者』

20210112_1_20210121063501  ドラマ「相棒」を長期にわたって楽しんでいます。シーズンによって結構雰囲気が変わりますが、いつも現実社会と並走して、その時代その時代の旬の犯罪を取り上げたり、預言的であったり、問題提起だったり、時にはあまりに警察や政府の上層部を揶揄するような描写にハラハラさせられたり、考えさせられる内容やテーマが多いです。そして、「今日のストーリー、なんか良かったな…」と思ってエンドロールで脚本家を確認すると、結構な確率で“太田 愛”と表示されます。
 こうした経緯で私の胸に刻まれたお名前を、書店の平積みの中に見つけて、なんの気なしに読み始めた本書。本書をキッカケに観た「12モンキーズ」と併せ、とても濃密な映画&読書体験となりました。キーワードは、“誰が犯罪者か?”―――(以下、ネタバレ注意)

 相馬、鑓水、繁藤修司のトリオと、世の中のどこかに必ずいる「佐々木邦夫」が、第二の真崎省吾を出さないような“フロリダキーズ”的世界を夢見て生きて行く…そんな余韻が心地良い物語でした。読んでいる最中は、ハラハラドキドキ、手に汗握る展開で先が気になって仕方ない、ノンストップ・エンタテインメント! たくさんの登場人物で頭がゴチャゴチャになるかと思いきや、自然と一人ひとりの個性が立ち上って、混乱することはありませんでした。一般人に拾得されたはずの5億円を、どうやって取り戻したのか?という点と、ビデオ撮影が上手だったエミリオには、カメラマンの鳥山が制作したドキュメンタリー「新盆」をネットで発見して、日本での事件を知り、貴重な元映像データを証拠として提出して欲しかった…という2点が、個人的な心残り(笑)。
 上巻と下巻からそれぞれ、印象的だったフレーズをいくつか引用。
「こういう仕組みだと、一番下にいる俺みたいなのが仕事を投げ出すと、まったく関係ないおまえらみたいなのが、変な水飲んだり、大変なもん吸ったりして、ひどい目に遭う滅茶苦茶な仕組みだ」(文庫上巻P.431)
「いいかい、年間四億トンって言われる産廃のうち、どれくらいが不法投棄されてると思う? お役所の発表じゃ数十万トンってことになるが、実のところ数百万とも数千万トンとも言われてるんだ。つまるところ、圧倒的に足りないんだよ、最終処分場が。」(文庫上巻P.477)
「『欧米では、訴訟費用を負担できない人々のために、国庫から裁判費用を給付する「法律扶助制度」があり、財力にかかわらず裁判を受ける権利が保障されてきた。一方、日本ではようやく2000年に「民事法律扶助法」が成立したが、これは給付制ではなく立て替え制であり、勝訴、敗訴にかかわらず全額返還しなければならない…』(文庫下巻P.119:現在は生活保護を受けている人の返還は不要に)
「企業の経営陣はいまや市場経済という世界の中の、一企業という国に住んている。彼らにとっては自分達の属する企業グループが国なのだ。そこにはすでに国境もなく、本来の意味での国家もない。彼らは、国家を、企業が潤い成長していくためのシステムだと考えている。」(文庫下巻P.217)

 小説の中には、真崎という産廃業者が作成したスクラップブックが登場するのですが、本書執筆に当たり、きっとたくさんのスクラップブックが作られたのだろうな…と想像しています。これだけ緻密な設定と、映像のような描写に触れると、当然、ドラマ化も期待してしまうわけですが、私の中ではすでに、長いドラマを見終えた後のような脱力感もあります。この先には、主役の3人が登場する『幻夏』『天上の葦』という物語が続くようですが、もう放っておいても勝手に動き出してしまうほど、相馬・鑓水・修司の3人のイメージがドラマティックに躍動しています。
 長いものに巻かれるより、フロリダキーズを目指したくなってしまう『人でなし』に魅惑されつつ、たいていの人の心の中には、多かれ少なかれ『人でなし』もいれば「事なかれ主義者」もいて、だから悩むんだろうな~と思いました。
 空想のジェットコースターに乗せていただき、ありがとうございましたー!

20210123_4 【並行読みふたたび】 次は、『幻夏』と『銀河の片隅で科学夜話』の並行読み~♪
 

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2021年1月26日 (火)

5年ぶりの古巣

20210122  昨年末から年明けにかけ、古巣の先輩方とメールをやり取りする機会がありました。そして先日、5年ぶりに古巣にお邪魔することに。
 この5年間、プライベートで激動の日々を過ごした私ですが、古巣の方は、若干の入れ替わりはあったものの、基本的に以前のまま。コロナ禍でも、完全リモートを実現するのは仕事上難しいため、勤務時間をずらしたり、半日出社半日リモートなど、工夫を重ねておられるようでした。お世話になった先輩方と顔を合わせるなり、お互いにマスク越しでも「変わってないね~」と言い合って、タイムスリップした感覚。そして、こんなご時世にもかかわらず仕事はひっきりなしで、嬉しい悲鳴ながら多忙を極めておられる模様。小一時間ほどあれこれと、この5年間のことや近況などを聞いていただいたり、先輩方の現況を伺ったりしました。
 義父母の介護をきっかけに退職する際、大変ご迷惑をお掛けしてしまったことがまざまざと思い出されつつ、1つの仕事を絶え間なく続けることの難しさを、今さらながらに感じました。
 コロナ禍で、時々高齢者にも接することから、社会活動は控え続けてきましたが、年度末繁忙期を前に猫の手も借りたいという状況を伺い、一時的/裁量的にわずかばかりお手伝いさせていただくことに。。。(猫の手くらいにはなれるでしょうか…?!)。
 とはいえ、仕事の詳細は忘却の彼方で、各国法改正等もきちんとフォローできていないのが実情。。。短期間ながらも気を引き締めて、お役に立てるよう工夫したいと思います。

法人名/法人化】 そういえば、今月の『Patent』によると、これまで“特許業務法人”としていた法人事務所名を、“弁理士法人”に変更する動きがあるようですね。また、「一人法人化」を可能にすることも検討されているとか。それにしても、公認会計士事務所の“監査法人”化が昭和41年なのに、他の士業は、平成12年の“特許業務法人”を端緒にして、“弁護士法人”“税理士法人”・・・と続いていたという事実に驚きました。BCP(事業継続計画)が標準化されたのも平成24年くらいのようだから、世界的に見てもまだまだ、遠い未来まで見通した事業計画自体が、道半ばなのかもしれません(地球温暖化するわけだな…T T)。

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2021年1月25日 (月)

「最強のふたり」(Intouchables)

20210117_9 20210117_10  世界の分断と、介護問題に関心を強めているので、ちょっと映画の解釈や鑑賞ポイントが偏ってしまうかもしれませんが、、、。
 先日、「最強のふたり」というフランス映画を観ました。事故で頚髄損傷し、首から下が麻痺してしまった大富豪のもとに、失業保険を得るためだけに書類にサインしてくれと訪れた黒人男性が、住み込み介護人として働き始め、通常なら関わり合うことはなかったろう二人の間に、信頼と関係性が育まれていく話。「同情でなく信頼と友情」「実用的な仕事の、命への直結性」「触れ合って関わり合う大切さ」ーーーこういうことが感動を呼んでいるんだろうな…と感じました。この物語が成立するのは、介護人となったドリスが、不遇な生い立ちからの不埒を正し、身近な人たちへの思いやりとユーモアを忘れない人柄であったから。それはとりもなおさず、介護されるフィリップが、そうしたドリスの“良さ”を率直に受け止められたからでもありーーー。
 邦題に違和感を感じながら、原題を見ると、フランス語の「Intouchables」(Untouchables)というタイトルでした。ネイティヴの人は、この言葉にどういう意味合いを抱くのか…。「無敵の、無比の」というポジティヴな意味合いと、「手の付けられない、汚らわしい」というネガティヴな意味合いが併存している中、ポジティヴに捉えるのが自然なのでしょうが、、、。
 世の中を見渡すと、自身も含め、ある程度不自由なく暮らすフツーの人の中には、さまざまな事情で困窮したり貧困にあえぐ人たちに対し、「距離をおきたい」「関わりたくない」「見ていられない」と感じる人が意外に多い気がします。胸が痛むからとか、どう振舞えばいいかわからないからとか、荒んだ気持ちになるからとか、理由は人それぞれでしょうが、このような心理的障壁も、住む場所や活動範囲が分断されていく要因。。。
 本作の大富豪と貧しい男性も、通常なら出逢うことすらなかったかもしれません。でも、ひとたび関わり合うキッカケがあれば、人間性の相互感応には何の障害もない…。「人間同士は、アンタッチャブルじゃいけない」…という風にも捉えられるんじゃないかな~…、と思ったのでした。
 また、ドリスがギリギリまで拒絶した“下のお世話”については、まさに介護の現場の最前線。この一線は、介護する側もされる側も、精神を麻痺させるか、信頼を伴わないと、超えることはできないところだと思います。全体としてとてもマイルドに表現されていましたが、介護の現場の実情は、もっともっと泥臭くて過酷なもの。そうした状況下で、お互いに信頼と友情を育めたふたりは、“最強”というよりは“マッチした”んじゃなかろうか。。。その意味で、邦題は「バディ」くらいの方がしっくりくるような気もします^^;。とはいえ、素敵な映画であったことは間違いなし♪

 「The Upside 最強のふたり」というハリウッド版も観て、原作のメッセージの解釈と表現の違いを比べてみたいです♪

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2021年1月24日 (日)

鷹匠とミミズク

20210116_2 20210116_1 20210116_3  ウォーキング・コースで時折見掛ける、鷹を連れた女性と男性。何度か、遠くから飛んで来た鷹が、女性の腕の手甲に見事に止まるのも目撃したことがありました。
 先日も、とても陽気のいい午前中、てくてくと歩いていたら、またその二人が放鷹していたのですが、そばのベンチには、大きなミミズクが!
 あまりに立派なミミズクだったので、おそるおそる、「あの~、このミミズク、撮影させていただいてもいいですか?」と、鷹を肩に載せた女性に訊ねたら、「どうぞどうぞ^^」と快諾してくださいました。明るい陽射しの中のミミズクにスマホのカメラを向けながら、「こんなに眩しい陽射しの中でも、普通に眼を開けてるんですね」と、なんだか間の抜けた質問をしたら、「ええ。夜行性でも、日中も普通にしてますよ。イヌやネコと一緒です」とのこと。ワンちゃんをお散歩させている人はたくさんいますが、鷹やミミズクのお散歩は滅多に観られない(笑)。ちゃんと繋いでお散歩する所も、ワンちゃんたちと一緒のようです。またお会いする機会がありますように~^^♪

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2021年1月23日 (土)

Boulangerie Django

20210116_4 20210116_6 20210116_7  ちょっと贅沢気分を味わいたいときに伺うパン屋さん、“Boulangerie Django”。元デザイナーのご主人と、パン職人の奥様とで、江古田の方で開業された後、移転してこられた模様。入り口にはたいてい行列ができています。お店の外観がオシャレで気になっていたのですが、一度購入してみたら、食べごたえのある存在感! 素朴なバゲット&クロワッサンが気に入っています♪
 おいしいパンを食べると、幸せ気分になりますよね~!

20210122_2 【ふろふき大根】でもね~、寒い日はやっぱり、ふろふき大根なんかも幸せを呼びます^^。

【誹謗中傷厳禁!】昨日のニュースで、新型コロナ陽性で自宅療養していた30代女性が、陽性連鎖の責任を感じて自ら命を絶ったことを知りました。陽性になっただけで、自責の念に駆られてしまう気持ちはわからなくはありません。もし身近に陽性判定者が出ても、ただただいたわりの言葉をかけたい!と、強く思ったのでした。

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2021年1月22日 (金)

ぐつぐつグツグツ…

20210115_1 20210117_8  先週末、すご~く寒くて、雪が降るんじゃ…?と思うほど空気がヒリヒリしていた日、「今日はひたすら煮込みの日にしよう!」と、お肉屋さんへ牛のスネ肉を仕入れに行きました。店員さん曰く、「4~6時間煮込んでいただくと、トロッとろになりますよ^^」とのこと。
 仰せの通り、大振りに切った野菜と、大きなスネ肉650g分を、大鍋で半日ばかりぐつぐつグツグツと煮込みました。隣の鍋では、大根とシーチキンの煮物も一緒に。
 煮込みの方は、その翌日も再びグツグツと煮込み続けて、夜になってルーを投入。それはそれはトロッとろの仕上がりに♪ 大ぶりのスネ肉が、スプーンでホロリと切れるほどの柔らかさになりました^^♪ 寒い季節のシチュー、最高~!

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2021年1月21日 (木)

「12モンキーズ」

20210112_1  太田愛さんの『犯罪者』という小説を読み始めたら、そのプロローグが、映画「12モンキーズ」と「ラ・ジュテ」へのオマージュになっていました。
 …ということで、1章へと読み進める前に、「12モンキーズ」を観ることにーーー(以下ネタバレあり?)。

 すごいモノを観てしまった…。「ラ・ジュテ」では第三次世界大戦での核使用による地球の荒廃だったのが、「12モンキーズ」ではウイルステロに置き換わっていたのが現代的。セリフの一つひとつがグサグサと胸に刺さってきました。フツーの人たちが生活を営む世間と、その中で犯罪者かのように見えてしまうトラベラー。フツーの人たちが無意識・間接的に地球を蝕み、それによって過激・直接的な終末論者が生まれてしまい、トラベラーはそれらによる荒廃の尻拭いをしているというのに…。
 感銘を受けたのは、未来からの使者が、テロそれ自体を止めることを企図するのでなく、ウイルスの原株を入手して、未来での薬品開発に役立てようとしていたところ。それこそが、今これを観るべき理由なんじゃないかと思えるほど。。。
 「ラ・ジュテ」が創られたのは1962年のフランスというから驚き。地球温暖化にせよ世界の分断にせよ、その遠因に気付いている人は多いのに止められないーーーなぜなんだぁぁ~?!

 環境破壊への警告にまつわる創作活動につき、こうしたオマージュの連鎖に期待しつつ、上記書籍を読み進めていますが、コレ、ものすごく面白いです! 本書は、太田さんの小説家デビュー作だそうですが、信じられません! 7年がかりで仕上げられたというのも納得。グイグイと引っ張り続けるような構成の巧みさと、それを感じさせない自然な文章は感動的です。ミステリー好きの方には、熱烈にオススメしたいです♪
(本作と、『幻夏』『天上の葦』の3部作は、是非完読したいと思っています!!!)

【火球】 昨夜、息子が「火球を見た」と報告。空の下へと消えるほんの一瞬の目撃だったようですが、「隕石かな? 最近多いよね」と話しました。

 

 

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2021年1月20日 (水)

アメリカ大統領就任式

20210112_2  あと一日ほどで、かの国の大統領就任式
 人によっては悪夢のような4年間だったと過去を振り返る人もいるのでしょう。ただ、国民がほぼ真っ二つという中での交代劇に、この対立の構図をもっときちんと考えないといけないんだろうな…というのが、個人的な感想です。
 国の運営というのは、血縁や人脈による有力者やエリートが舵取りするのが一般的だし、メディアに携わる人の多くもいわゆる“優秀”な人が多い。こうした人たちが作り出す法律にせよシステムにせよ、万人を利するということは難しく、必ず微妙なバランスを取る必要が出てしまいます。地球というゼロサムな有限性の上に生きる生物としては、分かち合いしか幸せの実現はありえないと頭ではわかっても、歴史的には、綱引き(今で言う“マウントの取り合い”?)の悲劇ばかりが目に映る。。。皆保険や社会保障の仕組みは素晴らしいながらも、よくよく観察すればそこにも理不尽な運用は多々あって。。。
 少し前のTV番組で、誰だったかコメンテーターの方が、「エッセンシャルワーカーのような、生物が生きるのに必須の仕事をしている人の収入が少なくて、机上で数字を転がすような仕事をしている人の収入が高いのって、おかしくないですか?」というようなニュアンスの発言をされていました。こういうのも、価値観やシステムの問題。誰でもできる仕事か否か、という評価基準でいうなら、私には、保育や介護や第一次産業や肉体労働が、誰でもできる仕事とは思えない。。。
 同じ24時間を与えられて、寝て暮らす人もいれば、働きづめに働く人もいるのは事実。とはいえ、持って生まれた体力差や遺伝的性差など、抗いがたい能力差はあって、与えられた力をフルに使って尽力した仕事は、どれも同等…と言えなくもない。
 こういう、社会的評価の不平等に悶々とする人たちが、現状の社会システムに疑念を抱いているからこその、目下のアメリカなのではなかろうか。。。だからこそ、民主党政権に戻っていわゆる良識的な人たちの舵取りが取り戻されたかに見えたとしても、よくよく注意して見守る必要があるんだろうなぁ…と感じています。(いかにもヒールなわかりやすさはまだカワイイもので、むしろ、良識的然とした不可解な動きの方が、タチは悪いような気もーーー例えば、日銀によるETF買入なんて、国民の税金を使って一体何をしているのか、ズブの素人だからかもしれませんが、到底理解できません…)

→2月中旬頃から、日経平均3万円超えが続き、「なぜ?」の特集がそこここで見られるようになって、日銀によるETF買入が止まったとの報道。

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2021年1月19日 (火)

カヌー・カヤック散策ばやり?

20210114  水辺を歩いていると、近頃はちょくちょくカヌーやカヤックを愉しむに出くわすのですが、先日はなんと、たった一人で川を遡上している女性を見掛けました! 「一人で心細くないのかな~…?」とちょっと心配しつつ、その気持ち良さそうな姿に惚れ惚れして、しばし見入ってしまいました。Social Distancingも完璧だし、Open Airも理想的。桜の頃に、私もトライしたいな~と、“やりたいことリスト”に加えることに^^。

 ところで、ちょっと気になるのは、2度目の緊急事態宣言下、海外からの旅行者はいないはずのこの時期なのに、その手の旅行者風の団体が時折見受けられること(??)。国内在住の外国の方々の観光なのかもしれませんが、それでも団体旅行はどうなんだろう…と思いながら見ています^^;;。

20210118 【お年玉付年賀ハガキ】 今年は、家族三人それぞれ1枚ずつ、切手が当たりました^^。洒落たデザインですね~♪

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2021年1月18日 (月)

「This is it」

 先々週、「観るなら今だな…」と思い立ち、マイケル・ジャクソンの「This is it」をNetflixで鑑賞。
 ずいぶん昔、職場の先輩から「よかったよー♪」と勧めていただいたのに、今じゃない、今じゃない…と、ずっと保留してしまっていたのでした。
 ジ・エンタテインメント!、というかもう、均整の取れたしなやかな存在そのものが観賞対象といった趣。50歳であの身体のキレは一体なんなんだ?! その上あの歌声! もうただただ茫然と脱帽するのみ、でした。いろんなクリエーターが、彼のステージにインスパイアされ、新たな創造に精進しているんだろうなぁ。


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2021年1月17日 (日)

A・RA・SHI

20210108_1  世の嵐ファンの“ロス”状態は、どれほどのものなのでしょうか…?
 かくいう我が家も、「VS嵐」や「嵐にしやがれ」は、近年の贔屓番組でした。こうした番組でその人となりに触れるにつけ、人を愉しませ温かい気持ちにさせてくれる人柄に、好感度が高かったです。誰が好き、というより、嵐が好き、という感覚。それぞれが個性的なのに、絶妙なバランス感覚とプロ意識が、グループとしての魅力でした。
 強いて言えば、私は大野君のファン。頑固なのに奥ゆかしく、自分というものを弁えながら自己表現を続けて感謝の心を忘れない。。。頼りないようでいて、芯が一本通っている感じ。周囲がなぜか支えてしまうような、ああいうリーダー像もあるんだなぁ…と、興味深く応援していました(笑)。
 息子の「ベスト、買っちゃう?」の一言に乗せられ、ついポチっとしてしまいましたが、5人の20年は、息子の青春時代とも重なり、ある意味感慨深い。。。今後は、それぞれの活動の場で、また新たな魅力を紡いでいくのでしょうから、母親気分で見守らせていただきま~す♪

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2021年1月16日 (土)

「Inside Bill’s Brain」「Bending the Arc」

 今年に入って観たドキュメンタリー2本。
 1つ目は、ビル・ゲイツ氏の生い立ちや、現在彼が取り組んでいるミッションを紹介するもの。若い頃は、Macの画期的なUI を上下反転させただけの画面デザインで世界を席巻している…と、なんだか反発を感じていたのですが、最近は、ポリオ撲滅や省エネのトイレ開発や最新原発の研究など、社会貢献に積極的に取り組んでいるらしく、その人生はまさに、全集中の呼吸で24時間働きづめの印象^^;。当然ですが、尋常でない人なんだってことを痛感しました。
 もう1つは、パートナーズ・イン・ヘルス(PIH)という非営利医療組織を立ち上げた人たちをレポートした「Bending the Arc」という話。そのうちの一人のジム・キム博士は、前世界銀行総裁。いまだに世界には、4億人以上も、適切な医療を受けられない人たちがいるという現実。そうした状況を少しでも変えようと尽力している医師たちの活動に、胸打たれました。
 狭い日本にいると、無意識のうちに視野狭窄に陥ってしまいがちですが、まだまだ解決すべき様々な問題がそこらじゅうに転がっているのを実感。。。両作の活動とも、本当に素晴らしいことは間違いないのですが、いずれも、人口増加による地球の負荷の問題に触れられていなかったことに、問題解決の複雑さを片面的に観ているのでは、という印象も持ちました。高校時代の部活の先輩が今、世界銀行で働いていますが、お会いする機会があったらお話しを伺ってみたくなりました。
(新型コロナへの対応が問題視されている厚労省について、感染症収束と医療/年金財政改善を天秤にかけているんじゃ?…と、ひねくれた見方をしてしまいそうになるほど、複合的な問題解決のバランスが気になっています。『LIFE SPAN』のようなパラダイムシフトと併せ、現代の政策立案者の皆様のご苦労はいかばかりか。。。)

20210111_2 20210111_3 20210111_1豊洲ベイサイドクロスタワー】 過日ウォーキングで通過した豊洲周辺の人口も、増加の一途の模様。新しいマンションも続々建設中。。。上記のアフリカハイチの景色とのギャップに戸惑ってしまいます。。。

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2021年1月15日 (金)

『雪の階』

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(若干のネタバレがあるかもしれませんので要注意)

 TwitterやSNS時代の近年の現代用語を“やまとことば”に喩えるなら、まるで本書に登場する“神代文字”のような趣の、漢字が多い耽美な文章で綴られた、ミステリアス&官能的な印象だった…というのが第一印象。最近、抒情的な日本語や物語に触れていなかったもので、美しい文章に慣れるのに、かなり時間がかかりました…^^;;;;;。
 貴族主義的な兄と蠱惑的な妹たちの奔放な交歓に、周囲が翻弄された形に見えた結末には、驚きを隠せませんでしたが、体制批判や思想相異の陰には、人間同士の愛憎や神秘主義のようなものも、往々にして潜んでいるのかもしれない。そしてまた、謎解きは、解いている時間こそが昂奮を呼ぶのだなぁ…と、当たり前のことを感じました。
 先週末にほぼ一気読みした本書。この作家さんの作品は初めて読みました。古代イスラエルの都市形成や旧約聖書を研究なさっていたらしく、「フィクションとして書かれたものが実体となって人間を動かしていく、そのメカニズム」に関心を寄せたまま、研究者から小説家になられたのだとか。。。そう聞かされれば確かに、本書のオカルティックな妄信も、歴史にみる数々の暴挙も、頭でっかちになりすぎた人間の、現実把握の不確かさに起因しているのかもしれないな、と思わされたのでした。歴史も多くはフィクションと紙一重でしょうが、ツイートに容易に扇動される昨今の人心動向なども、そのメカニズムの危うさを見せつけられるようで、そら恐ろしくなりました。
 愉しかったのは、新聞記者の蔵原と、カメラマンの千代子の、探偵顔負けの大健闘。主人公の惟佐子の周囲に、この二人と、おつきの菊枝、そして一度は結納を交わした伊地知春彦のような人たちがいて、本当によかった! 二・二六事件の数日前の、帝国ホテルのスイートルームで繰り広げられたドタバタ喜劇がなかったら、惟佐子は矮小な現実世界に戻って来られなかったかもしれない…と思うと、人と人との交わりや作用反作用が、とても愛おしく感じられるのでした。
 唯一今も気になるのは、惟佐子の異母弟の惟浩のこと。教育効果の恐ろしさをまざまざと見せられて、戦前戦中は、彼のように豹変してしまった若者も多かったのだろうと想像すると、誰を心の師とするかで、運命の歯車が大きく揺れ、これも「人間を動かすメカニズム」の一端であるなぁ…と思いました。(歴史の授業はやはり、詳細な近代日本から遡る形に変更すべきでは…?!…12日、半藤一利さんご逝去…)
 世界や民族の分断は、今でさえ深刻な問題だけれど、数学を好む惟佐子なら、“純粋日本人”なんて中途遡上は軽々と飛び越えて、瞬時に“人類皆兄弟”の原始まで到達するんじゃなかろうか…と思ったのは、私だけかなぁ~^^;。
 数日間の読書でしたが、美しく表現力豊かな日本語に触れ、臨場感たっぷりに謎解き気分を味わい、柄にもなく耽美な気分に浸りました。本書を紹介してくれた友人に感謝!

【共通テスト】 二転三転と改革案が見直された共通テスト。明日明後日、初めての実施になりますが、監督業務はこれまでのセンター試験と大きく変わることはないようです。夫の大学は今年は、社会科一科目のみ受験の私立文系志望の学生さん担当となったようで、例年よりやや負担軽減されているようです。受験生の皆さん、寒さに負けずどうぞがんばってください!

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2021年1月14日 (木)

薄氷とアボカドとスノーフレークと

20210110_3 20210110_1 20210110_2  北陸の雪国の方々のご苦労をしのびつつ、都内は雪下ろしの苦労はありませんが、公園の池に薄氷が張るくらいには、日々の寒さが厳しくなってきました。
 屋外に放置していたアボカドが、あまりに元気がないので屋内に移したのですが、残念ながらどんどん弱ってしまっています。ネットでは、「屋外でも元気!」という記事を見掛けたのだけれど、、、このまま枯れてしまうのかと思うと、すごく悲しい。。。(T T)
 一方、極寒の中でも元気に芽を伸ばしているスノーフレーク。同じ植物でも、暑さに強いのや寒さに強いのや様々で、不思議なものですよね。私は多分、暑さに強い部類で、調子を崩すのはたいがい寒い時。
20210110_4  先日、予期せぬデトックスに見舞われて2~3時間苦しんだ私を見て、息子がNHK出版の『からだ大全』を購入。“食生活で不調を見直す”との謳い文句には、自身の不摂生を責められているような気がしないでもないですが、息子が、“適切に食べる”ことが体調を整えるのに重要なことだと考えていることには感動しました^^。また、本書内にも「髪は腎と関わりがあり、爪は肝と関わりがある」との漢方の知恵が掲載されていましたが、彼が剣術道場で聴いてきた話として、「髪を伸ばすと爪が弱る」という体験談を持ち帰ったときは、つい笑ってしまいました。剣術をやる人は長髪の人が多いのかしらん^0^;;??

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2021年1月13日 (水)

「WONDER」「Searching for Bobby Fischer」

 外出自粛でNetflix大活躍の日々、ずっと観たかった「WONDER」を観賞。
 遺伝子疾患のため、尋常ならざる状態で誕生したオギーは、27回もの施術を繰り返し受けた末、10歳まで一度も学校に通うことなく、一般的な容貌にはなれないまま、自宅学習を続けていました。そんな彼の背中をそっと押し、迷いながらも登校を勧めた家族。彼を迎え入れた学校と子どもたち。成長期の子どもたちのしなやかで温かな伸びやかさを、存分に堪能できる作品で、何度も観たくなってしまいます。
 『この顔と生きるということ』とか『ジロジロ見ないで』とか『運命の顔』など、見た目が“普通”でないことから奇異な視線を投げかけられたり、差別やいじめに遭って苦しんでいる人は数知れず。本作が素敵なところは、彼を中心に据えつつも、それを取り巻く親や姉や先生や友人達、それぞれの変化をやさしく追っているところ。誰も特別でなく、誰もが特別。そんな感覚が自然に湧いてきました。子育てのために自身の道を断念していた母親が、子どもの自立に伴って、少しずつまた自分の道を拓いていく様も素敵でした。
 ユーモアとまごころにふんわりと包まれること間違いなし!です♪

 子どもが主人公のもう1本は「Searching for Bobby Fischer」。実在のチェス・プレイヤー、ジョシュ・ウェイツキンの少年時代の物語。もしも自分の子が、天からの類いまれなるギフトを授かったことに気付いた時、親はどんな風にそれに対処すべきか…。才能をさらに伸ばすべく、闇雲に精進させるのか、自由に楽しくその才能と付き合うのか…。

 どんな子どもであれ、どんな親であれ、愛情と信頼で結びついていることが何より…と、上記2本の映画が教えてくれます。

20210110_5 20210110_6 20210110_7 【お好み焼き♪】 先の連休中日は、ホットプレートでお好み焼き♪ キャベツ半分と長ネギ3本と豚バラだけで、すごい満足感。家族も美味しい美味しいと食べてくれるので、楽チンな団欒食卓です^^。(お供に仕入れたサッポロの“ホワイトベルグ”なるヴァイツェン風リキュールが、GOODでした♪)

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2021年1月12日 (火)

「My Intern」

20210107_1  昨年末、ロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイの「マイ・インターン」を観賞。
 70歳のやもめ男が、ベンチャーのアパレル系ネット通販会社でインターンとして働き始める話。すごく良かった!
 若者視点で観るか、高齢者視点で観るかで、感じ方も違いそうですが、私は専ら高齢者視点(笑)。いくつになっても社会に貢献し、自身の暮らしも愉しむ生き方、素敵だなぁ~。仕事に邁進する女性と、育児・家事に専念する男性とのパートナーシップについても、これからは普通になっていくのかもしれず、“人生の刷り合わせ”をマメに丁寧にし続けるのが、円満の秘訣なのかも…と感じたハートウォーミングな作品でした。(日本は依然として年功序列と年齢差別がまかりとおっていますよねぇ…^^;;)

CES2021】今年は初めて、オンライン開催になるというCES。5GやAIもさることながら、MonsterHunterのスイッチ体験版動作なんかを見ると、Gamingの最新状況なんかも気になります~^0^♪  観光地だけでいいので、ワールドワイドに各自治体協力のもと、Virtual Earthを作ってくれないかな~と夢想しちゃいます(笑)。
 

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2021年1月11日 (月)

ヨルムンガンド

20210107_2 20210107_3  昨年末、Netflixで断片的に見たアニメ「ヨルムンガンド」。
 武器商人と旅をした少年の話。ココ・ヘクマティアルと新しい世界を旅する少年ヨナの話。
 ドンパチにはあまり興味はないのだけれど、キャラデザインが好きだったのと、硬派な世界観や設定に惹かれてーーー。
 ネタバレ的に言うなら・・・

 空を封鎖してヒトの活動範囲を極端に狭め、強制的な平和を…というところなど、コロナ禍の今見ると、別の意味で妙に説得力がありました。武器を持つってことは、ヒトばかりでなく、自然全体に刃を向けることなのかもしれなくて、武器は科学技術の塊だと捉えるなら、科学技術はよくよく制御されるべきものとのコンセンサスが必要かも。。。そんな印象を抱いた作品でした。
(そういえば、昨年末の金曜ロードショーでは「ナウシカ」をやってましたね。。。)

株価高騰】 このご時世で、どうして株価がこうも上がっているのか、まったく理解できません(まぁ、“AppleCar”にはちょっと興奮するけど…^^;;)。ある種の情報戦のような様相なのかもしれませんが、最近は武器商人もプロの投資家も、世情を読むというよりは、コントロールしている感が拭えない^^;;;。

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2021年1月10日 (日)

『自転しながら公転する』

20201223_2  もう、去年のクリスマス前には読み終えていた『自転しながら公転する』ーーー。今さらですが、ネタバレ注意にて感想メモ^^;;。

 エピローグのカタルシスでホッとした。。。というか、エピローグに至るまでは、ずっとヤキモキさせられたままの不安定な読書でした。そして、プロローグのミスリーディングに、「やられたぁ~」と天を仰ぐ。。。
 親子孫三代にわたる女性の“結婚”模様をじんわりと鑑賞して、21世紀の女性は大変かもなぁ…と思わされました。昔は、“良妻賢母”という言葉に象徴される通り、とりあえず世間は女性に対し、“良き妻であり良き母である”ことを期待していたと思いますが、現代は多様性が認められつつも、“自立した良妻賢母”が期待されているような。。。つまり、社会での仕事もがんばり、家庭も整え、子どもも教育せよと。。。すべてをハイレベルで達成するのは難しいながらも、適当に妥協しながらなら三足の草鞋も実現不可能ではないからこそ、「そんなアレもコレもちゃんとはできないよぉ…」と苦しくなる女性が多いんじゃなかろうか…? 庇護されるばかりの女性像から、個としてパートナーと連帯し合える自律した女性への転換…みたいな。そして、そんな社会状況だからこそ、いわゆる三高/四低/三生のような、相性よりも条件ありきのパートナー探しが、なんとなく打算的で安易に感じられてしまったり。。。
 物語の中盤で、アラサー女性3人が、結婚について議論するシーンがあるのですが、メインキャラクターの都には、明確な結婚観というものがなく、自分がどうしたいのかわからず、相性だけでパートナーを選んでも幸福にはなれない…という“恐れ”を持て余している様が、多くの女性の心理を象徴しているような印象でした。
 個人的には、都の恋人の貫一の設定に関し、読書家の男性が自分達恋人同士のことを“貫一とおみや”に喩えたりはしないんじゃ?と訝ったり、人のために尽力できる彼が無免許運転はしないんじゃ?と感じたり、イロイロ人格的不整合感に苛まれました。まぁ、不整合だからこその人間かもしれないけれど(苦笑)。文面からは把握しづらく、もっと知りたかったのは、“貫一”という男性の人生観と人間性。酒癖の悪い父と、家を出て行ってしまった母という、選択の余地のない不幸な境遇を、どんな風に受け止めて受け入れて、それでも腐らずに前を向いてきたのか。。。結婚とか家庭ってものに、どんな思いを持っていたのか。。。
 本書では、女性が男性を選ぶという視点ばかりが取沙汰されましたが、当然、男性だって女性を選んでいるはず。でも、それは女性よりもずっと淡白で場当たり的なのか…? 女性が自立する時代には、男性だって仕事に邁進するだけでは家庭を維持できないだろうと考えれば、パートナーに求める要素も変わってくるんだろうなぁ。。。出逢いの機会もなかなかない中、最近はマッチングアプリで結婚相手を探す人も多いと聞きますが、男性視点での『自転しながら公転する』も読みたいな~と思ってしまったのでした(男性にとっても女性にとっても、“結婚”するかしないかは、人生の一大決心のひとつでしょうけれど、選択肢が多い時代な分、いろいろと悩んでしまうんでしょうねぇ…^^;;)。

私の家政夫ナギサさん】 昨年末の一挙放送で、ドラマ「私の家政夫ナギサさん」を観賞。仕事も家事もできるパートナーなら最高ですけど、そんなスーパーマンぶりを、現代の男女は双方で求めてるんですよね~(汗)。私だって、ナギサさんみたいなダンナさんが欲しい!!
(当ドラマにまでMIUのメロンパン・カーが出ていたのにはウケました~「なぜ警視庁の車が横浜に?!」と反応した自分…^0^;;;;)
逃げ恥スペシャル】 そして新年の逃げ恥スペシャル。さすがの平匡さんも、家事と仕事の両立だけで音を上げていたのを見て、やっぱり家事と仕事と育児を全部やるって、相当しんどいよね…と、遠い目になってしまったのでした(タフな方だと思う私も、フルタイム勤務で子育てしていた一番大変な頃は、子どもをオンブしながら階段を下りる時、「あぁ、今ここから落ちれば、楽になれるかな…」なんて思ったことがあったのです^^;;)。
 そしてまた、上記の通り現代女性の結婚出産には問題が山積しすぎて、観る人の価値観や状況によって、感想がずいぶんと異なり、全方位のドラマ作成の難しさも痛感しました。

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2021年1月 9日 (土)

『年報 知的財産法2020-2021』

20210103_1  日本評論社の恒例年報が出ていたので、年明け最初の読書。特許の損害賠償額算定を巡る法解釈や、著作物の海賊版対策、そしてここ10年の知財業界を反芻…と盛りだくさん。判例の動向、学説の動向、政策・産業界の動向、諸外国の動向と整理されていて、勉強不足でもとりあえずこの一冊を押さえておけば、だいぶ心強い印象です。
 ここ10年といえばまさに、私にとっての知財業界体験ディケード。ネット興隆による出版不況→弁理士試験勉強→特許事務所勤務→付記と知財教育(と介護)→大学院でリカレント学習→私企業での法制度研究。形は違えど、知財業界を遠巻きに渡り歩いてきたこの10年。。。科学技術の進展が否応なく法の形や法解釈を変えさせるのを目の当たりにしてきた感じがします。
 はじめに拝読したのは、弁護士さんを司会とした編者の先生方の鼎談。本書の過去10年のカバーデザインが掲載されていましたが、表紙で目立ったトピックは以下のような感じ。
2011年:電子出版をめぐる課題
2012年:クラウド・コンピューティング
2013年:公衆送信権の国際的検討
2014年:音楽配信と実演家の権利
2015年:不競法・営業秘密
2016年:AI ネットワーク
2017年:地理的表示
2018年:限定提供データ
2019年:画面・空間デザイン、査証制度
2020年:損害賠償額
 多くが、ネットやIT の進展に伴うものであるのが観て取れます。鼎談では、特許についてはプラバスタチンナトリウム事件(出願人に厳格)からマキサカルシトール事件(出願人に軟化)への変容、著作権についてはまねきTV事件とロクラクII事件の線引きの重要性と、音楽教室事件の生徒の演奏についての考え方、法改正では提訴前の証拠収集処分(民訴132条の4)に加えた提訴後の査証制度、損害賠償額に関する1項と3項の併用の是非、著作権の柔軟な制限規定の拡充等について、詳細に語っていただいていました。内閣法制局の所掌事務につき、「法改正というものがどのような力学で動いているのかということは、とても興味深い」とのコメントに、大きく頷きました。
 個人的に触発されたのは、著作権の権利制限規定と補償金請求権の両輪の話。本来は、私的利用による複製や図書館利用であっても、数銭レベルで簡易に徴収するすべがあるなら、使用料は支払われるべきものだと思っているので、遠い将来、それが実現する日も来るかもしれない…と思ったのでした。まぁ、SF的なイメージであって、利用者視点では今のままの方がいいのでしょうが…^^;;;;。
 諸外国の動向もしっかり読みたいところですが、未読。ただ、本年度はコロナ禍で否応なくデジタル化が進むなど、社会状況が司法手続の仕組みを変えているのは世界共通かもしれません。追々ゆっくり拝読したいと思います。

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【雪の階】 次は、高橋是清翁が倒れたニ・二六事件前夜を舞台にしたミステリーを読もうと思っています^^(友人オススメ)♪ 弁理士同期の友人も読んでいるようなので、いろんな人の感想が聴けそう! 奇しくも、直近のETV「100分で名著」はマルクスの『資本論』。“富”を共有できるのが知財の素晴らしいところですが、資本論では知財をどんな風に評価しているんだろう。年のはじめに、社会システムについて考えるのもいいかもしれません。

 

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2021年1月 8日 (金)

呪術廻戦EDアニメーション♪

 昨年から放送されているアニメ「呪術廻戦」。本日深夜から再開ですね。
 近頃は、どんなアニメーションも一定のクオリティがキープされているので、アニメートさせることの大変さへの感動を忘れてしまいがちですが、本作のエンディング・アニメーションを観た時には、久々に痺れました!(「血界戦線」のED以来?!)
 適度な脱力感と、二足歩行のZero Moment Pointと、丹田に漲るパワー・・・そんなものものが全部感じられるスゴいアニメーション♪
 ウキウキ感やノッてる感やイキがり感が詰まっているし、静止画の線もイイ感じ^^。肩ひじ張らない身体の安定感とかバランス感を出すのって、本当に難しいと思うんだけれど、もし、このエンディングの絵にモデルさんがいるなら、その方の身体もきっと、かなり鍛錬されたものなんじゃないかな…なんて想像しながら、いつも楽しみに観ています。2020年度の第4クールも、いろいろ期待してま~す♪

20210105_2 20210107_4 20210107_5あにめのたね】 文化庁で、アニメーションの人材育成事業が動いているそうで。友人が関わっていることを、新年のメール交換で知りました。応援しています! そして、今年最初のComicsは『Gallery Fake』35巻。だいぶ時事ネタが多く見られたのは、こういうご時世だからですね。

【七草粥】 昨日、2度目の緊急事態宣言発出。人の少ない時間にスーパーに行ったら、フリーズドライの七草しか並んでいなかったため、今年の七草粥は、豚しゃぶ鍋のあと、乾燥七草と溶き卵を加えて。まぁ、胃には優しかったかな~^^;。

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2021年1月 7日 (木)

凧糸と息子

 昨年末のちょっと忘れがたい思い出。
 クリスマス・イヴに丸鶏のローストチキンを食べ、その晩から鶏ガラを煮込み、黄金色のスープでクリーム・シチューを作りました。そして、クリスマスの晩餐はホワイト・シチュー。それでも食べきれなかった残りを、その翌晩に再び食卓に並べ、チーズを載せたりして嵩増しして頂きました。
 今回のシチューは、この鶏ガラスープのおかげか、夫も息子も一口食べて目を丸くするくらい、コクのある美味しいものになったのですが。。。
 遅くに帰宅した息子が、最後の残りモノのシチューをパクパクと食べている最中、「ん??」と顔をしかめ、何か細いモノを口から指でツマミ出しました。「軟骨が残ってた?」と訊くと、、、「コレ、凧糸じゃない?」とのこと。
 ティッシュの上に出してみてもらったら、確かに凧糸。。。
 鶏の足を結っていた凧糸ごと、グツグツと煮込んでしまったようで、その後の解体で肉を削いでスープに戻すときに、まな板に載っていた凧糸も、誤って再びスープに投入してしまった模様。。。^^;;;
 そんなこんなで、最終的に息子の口に収まってしまった凧糸ーーーそれに気付いて口からそれを引っ張り出した時の息子の顔。。。
 ものすご~~~く複雑な表情をしていたのが、可笑しくて可笑しくて^0^;;;。
「フツー、最初に除けるよね?」と言いながら、笑いそうな怒りそうな泣きそうなへんてこな顔をして、「まったくウチの母は…」と言いたげにしていたのが、どうにも忘れられません(笑)。

20210104天空のトマト】 こんな息子が、先日、珍しいトマトジュースを買ってきてくれました。フレッシュな甘さの、飲みやすいジュースでした♪

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2021年1月 6日 (水)

2021年始動!

 昨日、「明日からまた学校始まるんだよね?」と息子に訊ねたら、「なんか、今期は授業時間が少な目に設定されていて、年内で講義は終わりで、あとは課題レポートのみらしい…」との答え(そんなのアリ?!…^^;;)。また緊急事態宣言が発出されそうな中、本来ならいろんな社会経験を積んで自由に動き回れるはずの大学生が、様々な制約を受けるのを見るのは辛いことです。
 夫は月曜から始動しており、家事は年中無休ですが、息子にも、コロナ禍でもできる活動やバイトがあるといいのだけれど。。。 ともあれ、がんばって参りましょうー!

20210101_0 【家屋調査】 昨日は、今年最初の不動産関連イベント。近所の解体工事に伴う事前家屋調査をしてくださった調査会社が、工事後の確認調査に入りました。特に異常なしということで、月末からはいよいよ建設工事が始まる模様。。。
 大晦日から元旦にかけての「2355/0655 年越しをご一緒にスペシャル」によれば、今年の運勢は「大吉 大漁」とのことでしたが、果たして、轟音の中でも大吉はありうるのでしょうか…?!

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2021年1月 5日 (火)

三が日の我が家

 三が日、静かなお正月を過ごした我が家。
20210101_2 20210101_1 20210102_1  1日目は、息子は終日剣術稽古。私と夫は6時台に近所の七福神詣りをした後、昼前に古いお札を氏神様に返納しに。帰路、テラス・カフェで一息。驚くべきは、そこここに散り敷いていた銀杏の葉。温暖化の影響か、例年より落葉がずっと遅くなっているのを感じました。帰宅後は年賀状チェック。やはり、普段からメールやSNSで交流している友人以外からは丁寧な賀状をいただいてしまい、結局ほぼ例年と変わらないくらい書くことに。。。伝統文化の置き換えは、やはりなかなか難しいのかもしれません。
 2日目は、前日まで迷い続けた実家訪問。夫と息子は外の人とだいぶ接触しているため、私ひとりで“おでん”の差し入れとPC不調修理に。父の血圧も落ち着いており、母も元気で一安心。玄関先で新年の挨拶とPCチェックだけしてすぐに帰るつもりでしたが、まぁまぁと勧められ、お茶だけ一服^^;;。PCはMicrosoftアカウントにサインインできていなかっただけでした(笑)。夫と息子はLINEのビデオ電話でご挨拶。例によってお土産と息子へのお年玉を頂いて速攻帰宅。午後から夜にかけては「相棒」スペシャルと「逃げ恥」のTV漬け。この日の息子は、大晦日/元旦も仕事だったというサークルOBの先輩とふたりで、半日ウォーキングに出掛けていました。夜は、小さなお重に詰め切れなかった大量のお煮しめ・黒豆・昆布巻き・田作り・数の子・鶏の午房巻・焼豚・なます・きんとん・伊達巻・蒲鉾・日本酒を、ぜ~んぶ片付けるべく、お腹がパンパンになっても食べ続け、ほぼ完食。来年は、お雑煮となますだけでいいかも…(苦笑)。
 3日目は、晴れてはいても底冷えのする日でしたが、例によって家族で10kmウォーキング。「こんな寒い中でマラソンしている人、偉すぎるなぁ」と、箱根駅伝の状況を気にしつつ。冷えすぎたせいか、前日食べ過ぎたせいか、この日のランチの食べ合わせが悪かったせいか、夕方から夜にかけて予期せぬデトックスに苦しむことになり、10時過ぎになんとか回復^^;;;。腹痛とともに頭痛もしたときは、「まさか感染?!」と慌てましたが、単なる食べ過ぎでした(笑)。
 まだまだ油断できないタイトロープな日々ですが、手洗い・うがいと三密を避けて、気をつけて参りましょう~。

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2021年1月 4日 (月)

本年もよろしくお願い申し上げます

 三が日を穏やかに過ごし、本日より2021年が本格始動です。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年、C型小惑星“リュウグウ”から地中内物質を無事地球に持ち帰った“はやぶさ2”は、休む間もなく、目下新たなサブミッションを遂行中。10年後の2031年7月に、高速自転する小惑星1998KY26を拡張探査すべく、再び太陽系の外郭方面へと旅を続けています。すでに減価償却された“はやぶさ2”は、かなり自由な立場で、ロマンを追い求められるようになったとも言えるようです(笑)。
 新年の目標として、私も今年から10年計画で、自由な立場でロマンを追い求めようかと思っています^^;;。
 まだ、子どもを独立させるという最重要ミッションが途上ではありますが、そこはもう、自律航行に移行しているため、“運を天に任せる”状態。管制室から見守りつつ、こっちはこっちで別のプロジェクトを始動させると致しましょう~。

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2021年1月 1日 (金)

新年あけましておめでとうございます

 2021年が明けました。
 新年あけましておめでとうございます。我が家は、2018年のお正月以来の“おめでとう”です。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

2021

20201223  このお正月は、親戚からいただいた、仙台伊達家御用達蔵の由緒ある日本酒をお供に、新春の寿ぎを交わしたいと思います。
 三が日、本ブログもお休みさせていただきます。皆さま、温かなお正月をお過ごしくださいませ。

 

20201231_3 20201231_4 20201231_7 【大晦日夕餉】 昨夜は、ちらし寿司、わらび餅、年越しソバで一年の締めくくり。スペインのシャルドネ・オーガニックワインをちびちびと飲みながら、暮れゆく一年に別れを告げたのでした。

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