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2021年2月の28件の投稿

2021年2月28日 (日)

カワラヒワ、ツグミ、シジュウカラ

20210223_10 20210223_11 20210223_9  過日のバードサンクチュアリ訪問で出逢った小鳥たち。
 意外にもカラスがとても多かったため、少し脇に追いやられているような気もしましたが、草や花木の芽吹きが嬉しいのか、可愛い声で鳴いたり、つんつんと花をつついたり、躍動感溢れる様子で動き回っていました^^。
 カワラヒワなんて名前の鳥は初めて意識しましたが、一見地味に見えても、素早く動く様が陽気で、時折見える黄色がかった羽が鮮やかでした。ツグミシジュウカラの特徴を調べるうち、「サントリーの愛鳥活動」というサイトを発見。“サントリー”なだけに“鳥”なのか?!と一瞬オヤジ思考になりましたが(笑)、かなり充実していて、観ていて楽しいサイトです♪ こういう活動をしている企業は、がぜん応援したくなりますね。近いうち、ウイスキーでも買って、愛鳥活動応援キャンペーンでも張ると致しましょう~♪

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2021年2月27日 (土)

祝日の家族散歩

20210223_6 20210223_3 20210223_8 20210223_2  天皇誕生日の昼前後、家族で公園散策。
 以前、サイクリングでチラッと立ち寄ったことのある公園ですが、徒歩で回ってみると、広い広い!!
 メタセコイヤやカツラや糸杉の木立が延々と続くかと思えば、菜の花畑や梅林も。バードサンクチュアリやドッグランのスペース、巨大な中央広場やバーベキュー場など、遊ぼうと思えば丸一日ゆっくりできそうな所です。
 夫が望遠レンズを付けた重いカメラを担ぐ横で、息子が「あそこあそこ!」と小さな鳥を指し示し、しばし野鳥の撮影会となりました。そんな二人を眺めつつ、私はただただのんびりと、春の気配を感じながら歩いたのでした。

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2021年2月26日 (金)

『ザリガニの鳴くところ』

20210222_2  友人が原書で読んで薦めてくれた本、“Where the Crawdads Sing”。その翻訳本を、今週頭に読み終えました。
 「ザリガニって鳴くのか?!」という素朴な疑問はとりあえず脇に置いて、原題の雰囲気を胸に読み進めれば、それがどんな場所なのかはすぐにわかります^^。
 本書は、動物学者の女性が、70歳になって初めて書いた小説とのこと! 訳者あとがきにもある通り、本作品のジャンルを特定するのは本当に難しい。。。ミステリーでありロマンス小説でもあり、少女の成長譚であり、差別や環境問題に対する社会派小説であり、自然を讃美する文学でもある。。。端的に言うなら、野生や自然と、理性や知性とを対比しつつ、双方にある優しさと残酷さの汽水域を漂う不安定な人間模様、とでも言えましょうかーーー。一人の女性の人生が詰まった、珠玉の一冊とも思えます。

 いろいろな観点での感想が渦巻いて、到底ひとくちでは言えませんが、とりあえず本書内で好きになった人物としては、テイト、ジャンピン、そして編集者のロバート・フォスターの3人。いずれも奥ゆかしく、献身的で、バランスの取れた人たち。この3人がいたことで、過酷な境遇を余儀なくされて文字すら読めなかった“湿地の少女”が、専門家として本を著すまでに成長できたのだから。
 果たして、小学校低学年くらいで天涯孤独になった女の子が、小さな小屋と湿地以外は何の財産もなく、学校にも通わずに社会から隔絶されたまま、たった一人で生き抜いていけるものだろうか…孤独に耐えられるものだろうか…というのが、最初に抱く感想。ただカモメや湿地の生き物を友として、浜で拾った貝や魚の燻製を売りながら生計を立てるなんて芸当が、できるものなんだろうか…。
 まだ、人種差別や階級格差も色濃い時代にあって、陰ながらささやかに支えてくれた幾人かの村人に、人の善なる心を見ました。
 一方で、さまざまな野生生物の雄や雌の生態と、人間の雄や雌の振る舞いを並べたとき、ヒトのDNAにもまだまだ、理性では制御不能な本能がイロイロな形で残っているのを感じずにはおれません。カイヤからもらった貝のペンダントを、肌身離さず付けていたチェイスの心が、当初は征服の興味本位で近づいたにせよ、最後まで人間的な愛より本能が優ったままだったのかは、わからずじまいでした。
 個人的には、昨今話題の男女平等や、#MeToo運動にも繋がる一方的横暴などは、この、DNAに刻まれた本能を議論することなしには解決を見ないのでは…と感じています。DVから逃げ続ける女性には、逃げるより他に道はないのか…というようなテーマも、本書を読んで考えさせられます。

 このように、いろいろな社会問題に否応なく目を向けさせられる半面、本書に溢れる圧倒的に崇高なイメージの自然描写が素晴らしい! 野生のシーンには善も悪もなく、皆がただ命を懸命に生きている。“湿地の少女”カイヤも、ただ生き続けることに懸命だった…と言わざるを得ない展開に、つがいとなったテイトがどう折り合いを付けたのかーーーそれだけが靄のように意識を曇らせた読後感でした。
 たくさん織り交ぜられた詩の数々から、最後の「ホタル」の詩への連なりは、カイヤの知性と野生の共存を象徴するかのようでした。ヒトの中には、いろんな種類の野生が棲まわっていて、馬のような人、蟷螂のような人、ホタルのような人、カモメのような人などなどなど、置かれた境遇や心境の変化に応じて、その中の何かが突如発現するのかもしれない…と思うと、ちょっと怖いような気もしてくるのでした。

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 いずれ、アルド・レオポルドの『野生のうたが聞こえる』は、読んでみないとな…と思いました。
 印象深い本のご紹介、ありがとうございました!!!

【The vanishing half】 友人から今度は、“The vanishing half”という洋書を教えてもらいました。う~む、久々に洋書にチャレンジしてみる??! “passing”という単語の使い方は知らなかったけれど、あらゆる価値観をpassしてゼロベースで考えたい私には、興味深い言葉かも。。。
 

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2021年2月25日 (木)

花日和の天神様めぐり

20210221_1 20210221_3 20210221_2  先の日曜日、夫は大学入試のコロナ対応追試のため出勤、息子は午後中“外稽古”だとのことで、私としては、読みかけの本を先へ進めたい気持ちもありつつ、あまりのお天気の良さに釣られて、フラフラと散歩に出てしまいました^^;;。
 2月のこの時期なら、やはり梅を観たい…♪ということで、徒歩で巡れる2か所の天神様を回りました。
 最初に向かった神社では、例年催される「梅まつり」はコロナ禍で中止されていましたが、陽気に誘われて散歩に訪れた人や、受験後のお礼詣りに来た人などで、境内はそれなりに人がいました。そそくさとお詣りしたあと、梅の花を何枚か撮影して、次の天神様へ!
20210221_420210221_520210221_6 もう1か所の神社は、初訪問でしたが、趣のある石階段を昇った先の高台に位置していました。ほとんど人はおらず、のんびりとお詣りして花を堪能♪ 小さなメジロが二羽、あちこちの花をつついて回っていたのが可愛かった!
 帰路、中央線沿線の道を歩いた際、土手に植えられた河津桜が、日なたで気持ち良さそうに咲いている場所がありました。
 本当に、いい季節になってきましたね♪

【演劇アーカイヴ】このほど、Japan Digital Theatre Archivesというサイトが立ち上がったとのこと。新型コロナ禍で窮地に追い込まれている演劇人の方々の活動に、せめてネットで触れたい…という人にオススメ!(権利処理が進めば、いずれ有料で観られる映像も充実してくる模様です)

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2021年2月24日 (水)

緋寒桜とメジロ

20210220_6 20210220_4 20210220_3 20210220_2 20210220_5  先の週末の、なんと穏やかで気持ち良かったこと!
 お天気がよくてポカポカして、散歩にはもってこいの数日が続きましたね♪
 いつものウォーキングコースに、ソメイヨシノより早咲きの緋寒桜が植えられているのですが、土曜の午前にその前を通ったら、すでにだいぶ花が開いて、メジロが蜜を吸いに来ていました。そこここに春の気配が漂い、明るい兆しを感じずにはいられませんでした♪

imart2021】 今週の金曜・土曜で、imart2021というイベントが開催予定とのこと。コンテンツビジネスや、アニメ・マンガ制作等にご興味ある方はWebinar視聴してみると面白いかも?!

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2021年2月23日 (火)

洋上風力発電ー敢えて意欲的な数字?

20210220  先週の朝のNHKニュースで、北九州市で進む洋上風力発電プロジェクトの話が紹介されていました。その中で、「敢えて意欲的な数字を掲げたプロジェクトにしている」という言葉に、カチンと反応してしまった私。そうやって、いつもいつも甘~い見通しで動き始めるから、後で痛い目を見るんじゃなかろうか…???
 そもそも、福島沖の洋上風力発電計画に、7年半ほどで約600億円を投じたのに、結局採算が見込めずに全撤去されることになったにもかかわらず、そのことの成果や反省に一切触れない報道にも、疑問を禁じ得ませんでした。もっと掘り下げてくださいまし…(T T)。
 IT系の新事業の端緒でよく言われる、「走りながら考える」という姿勢には共感するのですが、この手のプロジェクトで、その開始時期や発電量の見込みを“意欲的に設定”することは、この姿勢とはちょっと違う気がするのです。なぜなら、法律未整備で先行きが不透明とかそういう話ではなく、一つひとつ事実を積み上げて計画・計算すればいい話に思えるから。。。是非とも、数字の丸め方には慎重を期してほしいなぁ…と感じたのでした。

東芝&GE】 撤退する勢力がある一方、提携して取り組む勢力も。。。秋田千葉には、どんな事業会社が出て来るのでしょう。。。(福島、北九州、秋田、千葉の4か所の洋上風力発電を比較する記事はあるかな??)

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2021年2月22日 (月)

ビオレUV 化粧下地…生産終了(T T)

20210214_2  もうここ何年も、朝、鏡の前で顔に塗るのは、コレ1種でした。「ビオレUV 化粧下地」。日焼け止め効果に加え、シミ・毛穴カバー効果があるので、さらにファンデーションを塗ることもせず、これだけ塗っておけば、とりあえず会う人に失礼にならない程度には肌が整うし、コロナ禍の外出自粛下では、口紅すら使わず、本当に安上がりで助かっていたのですが、、、。
 先ごろ、この化粧下地の買い置きが残り1本になったので、買い足しておこうと近所のドラッグストアを2~3軒回ったのに、どこにも見当たらず、ネットで調べたら、なんと生産終了?! 辛うじてamazonでわずかな在庫を見つけて、速攻で2本ゲットしました^^;;。リニューアル品は単なる日焼け止めか、Primavistaの化粧下地になるようで…(T T)。新製品ラッシュのようですが、なにゆえに、こんな便利な逸品を製造終了品にしてしまうのか…(号泣)。リバイバルを熱烈希望します!!!

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2021年2月21日 (日)

塾のフランチャイズ説明会

 年金財政はますます厳しくなり、生きている限り働き続けるしか選択肢がなくなりつつある中、自身の衰えに抗えなくなってくる時にもできる仕事を模索中です(猶予はどのくらい?)。賃貸経営でもできれば理想的なのでしょうが、そんな資産もないため、先日は、某塾のフランチャイズ説明会を聴いてみました^^;。年老いて寂しい境遇になっても、子どもに接して心を癒し、社会にも多少貢献できて、ささやかな生活費が稼げ、事業運営や承継の段取りもできているという意味で、敷居は低いのでは…と思ったものですから。。。
20210219  長らく、ちょっと引いた目で観ていた学習手法だったのですが、“マイペースで自主的に”という理念には共感するところが多かったです。受験対策というより、数感覚・言葉感覚を鍛えて、自己肯定感と自己管理力を高め、主体的に行動できるようにする効果があるように感じました。自ら課題を見つけて取り組み、解決していく…という点で、知財教育に通じるものもあるような気がしました。また、創業のきっかけの話や、その後の事業方針の変遷の話も興味深かったです。
 いずれトライするとした場合の難点は、スペース(賃貸料のかからない自宅や親戚宅などを使えるか否か)とロイヤリティ(教材と商標使用料とサポートをひっくるめているとはいえ、なかなかのもの)だな、というのが第一印象。ただ、登録だけしておいて、単なるヘルパーとして参加するというチョイスもあるとの話は(ボケ防止の観点では)魅力的でした。将来どんな境遇になるかがわからない中、選択肢を増やしておくのはアリかも。目下の最高齢の先生は91歳とのことで、夫に「研究仕事が一切できなくなったら、幼児教育する?」と訊ねながら、様々なパラレルワールドを想像したのでした(まぁ、登録までには年齢制限とテストがあるそうで、すでにギリギリの段階なので、どうするかは未定です^^;;;)。

…こんなブログを書いたら、なんと?!、高校時代の友人のお母様が、当時通っていた中高一貫校で、上記の創業者に教わった経験がある、とのメッセージ! なんという奇遇!

大坂選手全豪2度目の優勝!】 昨夕は興奮しながら試合観戦! 見事な優勝でした♪ 人間の成長って、美しいなぁ~と感動。本当におめでとうございます!!

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2021年2月20日 (土)

人工知能の活用と未来

 過日、弁理士会主催の表題のWebinarを聴講。1時間の短いものでしたが、概要をかいつまんで説明してくださるとともに、すでにDXだのAIだのは単なる後追いの掛け声であって、DXには様々な意味合いがあり、AIは部品に過ぎない、という認識で臨むべき、とのお話でした。
 初めて中学で自由落下運動を勉強した際、空気無視、高度無視、気圧無視、風速無視、温度無視、落下物形状無視などなど、制約バリバリの議論を聴いて、「なんじゃ、この、理想状態でしか使えない非現実的な方程式はぁぁぁ!」と思った人は多いことでしょう。桜の花びらは秒速5cmで落ちるなんていうのは、自由落下の方程式では求められないわけですね^^;;。(もちろん、真空を意識する契機になるし、確立された物理法則の貴重さは言うまでもありませんが…)
 このように、単純化された原理を美しいとするこれまでの科学から、多パラメータ科学(DeepLearningを前提とする科学)・高次元科学へと舵を切るのが今後の傾向であり、DLのユーザ側のリテラシーを上げることも重要であるとのお話も。『相対化する知性』という書籍の紹介もありました。
 2020年7月に、GPT-3という自然言語処理のAPIが一般公開され(Microsoftが独占ライセンス取得)、翻訳タスクにTransformerを使うようになって、事前学習として「目隠し問題」をDLに解かせることで、AIの能力が飛躍的に高まったそうで。GPT-3のスゴさをレポートしたあるネット記事が、実はAIで書かれたものだった!として話題になったりもしましたね。
 また、日本DeepLearning協会主宰で、DCONDaiconではありません)という高専生向けのピッチ・イベントが行われていたり、G検定やE検定(ガンダム検定やエヴァ検定ではありません^0^;)といった資格試験も行われているのだとか。多くの場面でDeepLearningは、ハードウェアとの連携が必要になるため、手を動かせる高専生は日本の宝である!と熱くおっしゃっていたのが印象的でした。高専生の可能性、応援したいです!

20210217_2 【茶葉が躍る時間】 近頃、小説を嗜むことが増えたせいか、お供に淹れる紅茶が飲み頃になるまでのひとときまで、なんだか抒情的に感じたりします。こういう人のココロの不可思議さは、どんな作用によるものなんでしょうねぇ。

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2021年2月19日 (金)

『銀河の片隅で科学夜話』

20210211_20210213222801  第3回八重洲本大賞と、第40回寺田寅彦記念賞を受賞した、全卓樹さんの表題の本を読了。

 ハリル・ジブランという詩人の美しい言葉をエピグラフに添えて始まる全22話のエッセイは、科学的知見を背景にしながら、どこまでも詩的で滋味に富んだ、精巧で底知れない自然を讃える唄のような印象でした。
 5つの編に再編成された22の佳品の概要は以下のとおり。
【天空編】
1. 永遠は意識あらばこそ
2. オールトの雲からの流星は辺境の使者
3. 宇宙に中心はなく、天の川銀河の中心にあるのは巨大な重力エネルギー変換機ブラックホール
4. 地球と月の重力均衡点“第1ラグランジュ・ポイント”はコモンズたりうるか
【原子編】
5. 真空に浮かぶ地球と原子核の時代
6. ウラニウムの放射線を見出したベクレルは、人類で初めて可視光外を視た
7. H.G.ウェルズの“世界政府”は、予見か夢想か
8. 無限の迷路のごとき量子力学におけるエヴェレットの多世界解釈
【数理社会編】
9. 複雑な確率世界での稀有な事象の検知には、それに見合う精度が必要
10.Googleのペイジランクと世評点の重み付け
11.付和雷同の群集心理がメガヒット作をランダムに生み出す
12.「三人寄れば文殊の知恵」は確率的にもたいがい正しい
13.ガラム世論力学では、17%の固定票があれば無敵
【倫理編】
14.ブレイン・デコーディングで脳to脳にイメージを直接伝搬する、身体性の拘束を脱した脳とは何か
15.異言語による認知差異の把握は、世界を豊穣なものにする
16.日本の自動運転AIは若者と女性に冷たいか(トロッコ問題とデータサイエンスの未来)
17.イスラームの精鋭戦士マルムークは、世襲が禁じられたことで異文化平衡に寄与した
【生命編】
18.遺伝子機構解明のノーベル賞学者ポールの、解き明かされぬ父の肖像
19.化学的民主主義でヒトに伍すアリたちの、超個体が示す心の美徳の不思議
20.反乱を起こし同族遺伝子の維持に貢献する奴隷アリに、心はあるか
21.文明を発展させた知的生命体が、エネルギーを使い尽くす空間的範囲は何処まで広がるか
22.地球が廻り続けるためには、人間の気高い行ないの奉納が絶えず必要

 私が内容的に惹かれたのは、10、13、16の3つ。世論構成やAI活用といった、現代的な課題や倫理に直結する内容だったからかもしれません。
 また、ジェンダーイコーリティが議論されている目下のタイミングで、16のデータ解析における「西洋クラスター」「東洋クラスター」「南洋クラスター」の“お国柄”の話を、とても面白いと感じました。価値観は人それぞれとはいえ、「南洋クラスター」の特徴は、社会的地位の高い命の尊重と、若者・女性の命の尊重、「西洋クラスター」の特徴は、事態への介入を避け、なりゆきを尊重する傾向、「東洋クラスター」の特徴は、救える人命の数を重視し、合法的な行動をとる人を優先的に救おうとする傾向があるとのこと。こうした価値観の多様性を、AIはどのように収れんさせていくのかは、とりもなおさず、世界中の価値観を集約させていくことにもなるんですね~。
 とかく、科学的エビデンスが求められる昨今ですが、その根拠となるデータも、それを活用した結果の表現も、どこか危うい印象を受ける中、分かりやすいのに美しく、美しいのに透徹した、こんな科学のアウトリーチには、「待ってました!」と喝采を贈りたい気持ちでいっぱいです。

【火星探査】 天空編に絡み、パーシビアランスが火星着陸! Perseverance(不屈)の名前通りのがんばりですね!

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2021年2月18日 (木)

Double Fantasy - John & Yoko

20210217  オノ・ヨーコさん。(88歳?!)Happy Birthday♪
 ずっと、六本木で行われていたDouble Fantasy展を訪れたいと思いつつ、緊急事態宣言の延長や、多忙に紛れて、結局訪問できずじまいでした(泣)。
 昨年末、NHKで放送されていた「イマジンは生きている」と「ファミリーヒストリー」を観て、初めてオノさんのバックグラウンドを知りました。Love & Peaceに人生を捧げるような生き様と、揺るがぬ意志に貫かれた作品の数々、おこがましくも、心底見直してしまいました。
 自分の考えを、何かに載せて表現するって、とても勇気のいることだと思います。新疆ウイグルや香港や中東やミャンマーなどなど、不穏な空気が蔓延しつつある中、頑なな平和主義を貫く気持ちを、繰り返し確認しないとな…と思う昨今です。

不運に見せかけた幸運】 彼女を見習って、私も、何事も前向きに捉えて人生を存分に堪能したい!

いけないボサノヴァ】2月21日まで、いつでも視聴可能なボサノヴァのコンサートを、友人から紹介してもらいました。今度の週末にでも、久々に小野リサさんのボサノヴァ、聴いてみようかな?

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2021年2月17日 (水)

『雨の日も神様と相撲を』

20210211_5_20210212075501  息子が読んでいたコミックス『雨の日も神様と相撲を』の1,2巻をサクッと読了。最終巻となる3巻は、5月中旬に刊行予定の模様。
 『絶園のテンペスト』や『虚構推理』をきっかけに、息子は城平京さんの作品は極力読むようにしているらしく。。。
 推理の経過を丁寧に描くのと、おどろおどろしい展開でもどこかクスリと笑える要素が必ずあって、マイペースな登場人物たちがクールで柔らかな感じがするのが魅力(^^♪。
 本作は、「鳥獣戯画」を思わせるカエルたちの相撲の描写が楽しい。2巻まででは、まだ全然謎が回収されていないので、3巻を読まないわけにはいきません! 早く5月になって~。

【生協搬入】 そういえば近頃、生協の取り込みの日に限って私が仕事で外出しているせいか、段ボール5つ分ほどもある生協の荷物を、息子が受け取って冷蔵庫や冷凍庫へ格納してくれるようになりました!

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2021年2月16日 (火)

『天上の葦』

20210128_6_20210210084101  ーー新聞はどうして死んだのかーー闘えるうちに闘わなかったからーーあの空を忘れないーー
 印象的な言葉が連なる、充実の読書でした。(以下、ネタバレ注意)。

 『犯罪者』『幻夏』に続く『天上の葦』は、報道や言論の自由に真っ向から挑む、硬派なミステリーでした。

 すっかりお馴染みの鑓水・相馬・修司トリオに加え、曳舟島という小さな島の、喜重・松林・勝利というご老体トリオが、(戦時下では海軍報道部の中尉で)元産科医の正光秀雄の遺志を継ぎ、公安の不正を内部告発しようとする山波孝也を守りながら、自由な報道を守るために尽力する物語。
 本書を読めば、近頃の金太郎飴のようなニュースと、痒いところにまったく手が届かない報道内容に悶々とさせられる消化不良の日々に、さらなる危機感を煽られるのは間違いありません。スポンサー頼みの営利企業たる報道機関に、果たして客観的な報道ができるのか、真実を報道することが許されるのか、は甚だ疑問で、多くの記者も人間である以上、ジャーナリストである以前に、生活者であり家庭人であることが、致命的な弱点になってしまうという哀しさ。社会のしがらみの中で、完全なるインディペンデントを貫くのは至難の業。。。
 下巻の紙幅の多くを割いて描かれる、満州事変や太平洋戦争から終戦までの言論弾圧の強化には、本当に背筋が凍りました。21世紀の現在ですら、“忖度”や“わきまえ”が無言の圧力のもとで求められる中、同調圧力の高い日本の情況は、戦中からあまり成熟できていないのかもしれない。。。(NHKの国谷さんや有馬さんといった、私の好きなキャスターがいつの間にか降板させられたり、NHKスペシャルが急遽差し替えられたりすることの舞台裏を、ついつい想像してしまいます)。「国益 ナショナル・インタレスト」のような広い視点からの報道番組、実現するなら是非観てみたいです。が、今や、国益だけ考えていたのでは覚束ない世界であることも確か。どんな理想の世界を目指して報道するのかが問われる時代かもしれません。
 今回心打たれたのは、辛い生い立ちを背負いつつ飄々とした鑓水の過去と、ただただ知りたいことをとことん取材する橋本譲というフリーライターの陽性でタフな好奇心。“自分の目と耳と身体で仕入れた世の中の現実を、自分なりに解釈しつつ、できるだけ多面的に世間に伝える”という姿勢が、とても好ましく映りました。
 渋谷のスクランブル交差点周辺の景色は、戦前~戦後・昭和~令和と、ずいぶん変わっているのが実感されつつ、現代の子どもたちは、果たして無邪気に笑ってはしゃいでいるだろうか…、我々大人は、子どもたちの未来に責任ある態度で取り組んでいるだろうか…、と、内省させられる読後感でした。かつての優勢保護法にも唖然としましたが、本書に出て来た防空法にも呆気に取られました。正規の手続きで成立した法律にも、常に注意を払わないと…と思わされます。
 陰ながら、YSSトリオの三部作が3本の映画になる日を夢見つつ、続編を待ち望ませていただきます!
(続編は、電力/通信や上下水道の民営化の是非とか、生命倫理的な問題あたり、いかがでしょう?!)

 後日、リモート読書会状態でいろいろな本を一緒に楽しんでいる友人と、本三部作のYSSトリオの配役候補についてアレコレおしゃべり(^^♪。私の勝手な希望としては、鑓水は井浦新さんとか松山ケンイチさんとか向井理さん、相馬は西島英俊さんとか山田裕貴さんとか賀来賢人さん、修司は平野紫耀さんとか菅田将暉さんとか高杉真宙さん、ということで、イロイロと妄想が膨らみます(笑)。
 それにつけても、為政者や陰のフィクサーが、自分たちに都合のいいように組織を構成したり人事を操ったりするのは、戦後の今ですらあまり変わっていない気がして、友人と背筋をゾワゾワさせたのでした。。。

忘れられる権利】 この物語では、戦中、言論弾圧/操作していた側の人たちが、自身の行為を悔い、そうした過去を隠しながら、世のため人のための余生を送っていました。ネット社会の現代、罪を犯して名前が晒されたら、それを隠して生きるのは相当大変なことと思われます(“やり直し”(Ctrl+Z)が難しい社会)。一方、この物語には、公安が、自分達に都合の悪い情報を手当たり次第にネットから消していく様が描写されています。ネットを遮断してしまうような国もあるのだから、フィクションとして片づけられるものでもなさそうです。情報の取り扱いは、まだまだ未開の段階にあると言わざるをえませんね。

【さてお次は…?】 読みたいものが溜まりすぎてさぁ大変!

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2021年2月15日 (月)

アボカドハニーと青淵

20210206_5  これまで、アボカドといえば、マグロの代わりにしてわさび醤油でいただくか、サウザンドドレッシングやマヨネーズでサラダと和えるのが常でした。ところが先日、クレープに載せて蜂蜜をかけていただく機会があり、その相性の良さにびっくり! アボカドアイスもなかなかのサッパリ感♪
 シンプルに、2つに割ったアボカドの穴に蜂蜜を流し入れただけの“アボカドハニー”のレシピもあるようです(笑)。今度試してみます~!

【Virtual Water】 それにつけても、昨今言われるバーチャル・ウォーターの消費を懸念すると、ワインもアボカドも、純粋に美味しさを堪能できなくなってしまいますね(涙)。。。

20210214 1974karuta青天を衝け】 昨夜から、新しいNHK大河ドラマが始まりましたね。渋沢栄一さんについては、幼い頃からずっと(隣駅の街で育ったもので) “郷土の誇り”と教え込まれたのですが、どんな人生を歩んだ人なのか、意外に知らない。。。^^;;。常盤橋の脇に立つ銅像の周辺は、どんどん再開発が進み、金融の街へと変貌しつつあります。今回の大河も、最初の数話を観て、継続を検討しようと思っていますが、昨晩の第一話は、栄一と慶喜と高島秋帆の三つ巴の人生交錯がいい塩梅で、見応えありました! 蚕小屋、なつかしい~!
(青淵というのは渋沢栄一の雅号ですが、そのうち旧渋沢庭園にも赴いてみたいです♪)

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2021年2月14日 (日)

St.Valentine’s Day

 いつのまにか私にとって、バレンタインは、父と夫への感謝の日と化しています。そして、毎年各社が工夫して展開する商品を眺めて、自分好みのチョコのデザインを吟味して楽しむ時間。。。いつしか、ベストなのは、石畳風のシンプルな生チョコだと思うようになっていますが、意外にそういう商品が見当たらない…^^;;;。(シェ・シーマの“銀座の石畳”が懐かしい…)
 そんなわけで、今年もデパートに赴いて、“チョコぶら”をした先週のブランチタイムーーー。(自分のことを棚にあげて顰蹙ではありますが)緊急事態宣言下とは思えないほどの混雑で、中でも「オードリー」という苺菓子店の大行列はスゴかった! 軽く20mくらいの列になっているように見えました^^;;;。
20210211_3  大行列を横目に、私は、父の高血圧予防に効果がありそうな抹茶主体のチョコ探し(笑)。結局、「加加阿365」というお店で、濃茶の板チョコと“もなかかお”という最中風チョコ等を購入して、早々に退散しました。夫と息子にはシンプルなGODIVAのチョコを速攻ゲット。
 今日は、全国のカカオ消費量が跳ね上がっていることでしょう~。
(ちなみに、閉店してしまったシェ・シーマの“銀座の石畳”の登録商標の存続期間は、来年のクリスマスまで。誰か、レシピを受け継いで再販してくれないかな~…!)
…→と書いていたら、リモート友人から「ステットラーの“パヴェ・ド・ジュネーブ”が近いかもしれませんよ」と教えていただきました! そう!まさにこんな感じのシンプルなのがいい♪)

【地震!】 昨夜の地震は関東圏でもかなり大きく感じました! 皆さまが特に被害を受けておられませんようにーー!
【ファイザー製ワクチン】 そして本日、ファイザー製ワクチンが日本でも承認
 

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2021年2月13日 (土)

「進撃の巨人」ファイナルシーズン

20210208_1 20210208_2  今月頭から、途中で頓挫していたアニメ「進撃の巨人」の視聴を再開しました。TVでシーズン3の前半までは観ていたので、シーズン3後半から。
 それにしても、“地下室の秘密”をここまで引っ張るとは思ってもみなかったし、どんどん加速するショッキングで暗澹たる展開には、息を飲みつづけて呼吸困難になりそうでした^^;;。戦争を知らない世代にとって、戦争を疑似体験するかのような臨場感。。。
 ファイナルシーズンに至っては、同じ民族同士で憎しみ傷つけ合っていたという、なんともやるせない境遇も明らかになりました。また、マーレとエルディアという対立項以外にも、世界の国々が戦争を続ける現実も。日出ずる国の大使が登場し、エルディアの民に理解を示したシーンには、少し癒されましたが。。。歴史は、様々な側面から学ぶ必要があることを、嫌でも痛感させられる物語ーーー。
 世界から争いをなくそうとして、巨人の力を秘めたエルディア人たちをパラディ島の城壁内に敢えて隔離した、心優しきエルディア王家のある一人の王様。ちょっと、現代のエチオピアの高台に隠れ住むゲラダヒヒの一族と重なって見えました。悪魔のような力を持ってしまったことで、いかに平和的な思いを持っていても忌み嫌われてしまう。。。争わず静かに暮らすには、自ら引きこもるよりほかに道がなかったのかーーー。
 それぞれの立場での苦悩がどれも痛々しくて正視しがたい中、国や民族を超えた友和という理想的世界への道のりが、あまりに遠く感じられて、果たしてどういうエンディングを迎えるのか、気になって仕方ありません。

【ブラタモリ】…ということで、今夜の「ブラタモリ」は、九州日田で「進撃の日田」! 楽しみです♪
【RED】息継ぎ的に、ブルース・ウィリス主演の「RED」というスパイ映画を観たのですが、進撃の昂奮がヤバすぎて、REDがコメディにしか見えませんでした^^;;;。

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2021年2月12日 (金)

立春過ぎて…

20210206_1 20210206_2 20210206_3 20210206_4  先週水曜日に立春を過ぎ、春一番も早々に吹いて、先の週末は最高のお散歩日和♪ ぽかぽか陽気の中、家族でのんびりと、公園散策を楽しみました。
 雪吊りやこも巻きをされた松があるかと思えば、すでに菜の花畑は一面の檸檬色。モミジバフウの実もたくさん落ちていてカワイイし、噴水もきらきらして、歩いている人もなんだか愉しそう。
 緊急事態宣言は延長されてしまいましたが、もう春なんですねー♪

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2021年2月11日 (木)

ロイヤルクイーン

20210205 20210207_1 20210207_2  先週、ゴージャスな苺のいただきもの。栃木のストロベリーガーデン“ROYAL”という観光農園のこだわりの品種とのこと。2008年に種苗法で品種登録の出願がなされ、2011年に登録された模様。
 パッキングされていても漏れてくる甘い香り♪ 大粒で見目麗しい姿♪
 ツヴィリングのペティナイフで丁寧にヘタを取り、塩水で洗っていただいたら、なんとも上品な果汁が溢れ出てきました。酸味控えめなので、そのまま丸ごとかぶりつくのがベスト♪
 ブルーベリーたっぷりのパンケーキに添えた朝も、いの一番に苺から手を付けたのでした(笑)。ご馳走様でした!

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2021年2月10日 (水)

事務所仕事で浦島太郎状態

 久々に事務所での実務のロジに触れて、いろいろと浦島太郎状態。
・軽減制度がさらに充実してる!
・PCTの国際調査報告での引例参照で、ワン・ポータル・ドシエが大活躍
 (ファミリーの一覧性や和文抄録・機械翻訳が便利~
  WIPOのPatentScopeとのタイムラグはまだそこそこある…?)
・J-Plat Patの機能拡充も素晴らしい!
 (公報番号を発送書類からそのまま全角入力しても検索できるようになってる!)
 (が、商標検索で、「国内代理人」で検索しても、全件表示されなくなった??)
・郵便料金が上がった割に、郵便物は減ってない・・・^^;;
(備忘)
IPOPHLでは、特許の図面1枚1枚に出願人(又は代理人)のサインが必要(規則413(a))
・Brexitの移行期間経過後の手続きには、まだ関与せず…

20210204_1 20210204_2 【清明な空】 先週中盤は、真っ青に澄み渡った清明な空が本当に気持ちよかった! 

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2021年2月 9日 (火)

親知らず→祖父母知らず

20210201_5  先月末くらいから、息子が「めまいがする」と言い始め、耳鼻科に行って薬をもらってきました。
 その後、めまいの原因をアレコレ考えていたのですが、「そういえば、右の耳の下に違和感がある…」との追加情報。
 コロナで三半規管が?!と慌てたところ、「もしかして、親知らずが生えてきたかも」とのこと(汗)。口の中を覗いたら、確かに右下の歯茎が盛り上がってきてる~っ!
 ネットで調べたら、確かに親知らずのせいでめまいがすることがあるらしく。。。^^;;; 親知らずでめまい、なんて聞いたことがありませんでしたが、「とりあえず歯医者さんに行って対応を訊いてみたら?」とアドバイス。
 ということで、先日息子が、久々に歯医者さんに行ってきました。親知らずは、まだ抜く段階ではないけれど、斜めに生えてきているのはレントゲンではっきりしたので、しばらく様子見するとのこと。ただ、めまいの原因かどうかは「違うんじゃないかな?」とのことでした^^;;。
 この診療でわかった意外なことが1つ。医師から、「下の前歯(犬歯の間に4本あるべきところ)、3本しかないね」と言われたのだとか。夫も、乳歯は4本あったのに、永久歯は3本しか生えてこなかったのだそうで、変なところを受け継いでしまいました(遺伝?)。
 自分自身の親知らずの対処をどうしたかなんて、遠い昔のことですっかり忘れてしまいましたが、子どもに親知らずが生えてきたという事実に、ちょっと唸ってしまいます。う~む…昔だったらもう、親はいらない頃合いなんだなぁ。。。^^;;;; 今はむしろ、祖父母知らずと言うべきか…。

【Fully Concentated】そう言えば先月、IOCのバッハ会長が、“Fully Concentrated”とスピーチしていました(笑)。別に、IOC内でも全集中の呼吸が流行っているわけではないでしょうが、なんとなく可笑しかった。。。それはさておき、先週来のお騒がせ発言には愕然。この長寿時代、健康で生涯現役は立派なことだと思いますが、同時に謙虚で未来志向でないと、これからの管理職は務まらないような気がします。

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2021年2月 8日 (月)

水辺の景色

20210203_1 20210203_2 20210203_3  阪神淡路大震災で、高架の道路が横倒しになったショッキングな画像を見て以来、上に何かあるところは、平常心で歩けなくなっている私。
 近頃は、鉄道や道路の高架部分のメンテ風景をよく目にします。ガッチャンガッチャンと足場を組む音が頭上で響くと、ドキドキしてしまいます^^;;。ビルの立ち並ぶ道路脇の歩道なども、いつ上から物が落ちてくるかと内心びくびく…(苦笑)。
 そういう心配のない河横のテラスは、だからこそ心のオアシス♪ 風のない穏やかな気候の日は、ことのほか平和な気分になります。そこここに春の気配が漂ってきましたね~♪

【確定申告】 来週2月15日から、2020年度の確定申告が始まります。
 今日あたり、提出書類の準備をしてしまおうかな~?(令和2年度分から、基礎控除額が変わってます…)

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2021年2月 7日 (日)

2026年を目指して

20210130_3 20210130_2  1615年発祥の「日本橋 西川」や、1930年竣工の「野村ビルディング」、1975年竣工の「日本橋御幸ビル」は、当時まさに一丁目一番地。滋賀や大阪といった、関西圏から東京へ進出する足掛かりとされたビルや、金融にゆかりのビルのようですが、このほど、2025年末竣工予定で進んでいる再開発計画のため、今年9月の着工目指して、解体準備が進んでいます。
 先日、横を通った際、「なんだかもったいない感じだな~…」と思いつつ、記念に写真を撮っておきました^^;;。古い街並みも、詳細にデータで残してあったりするのかしらん。。。?

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2021年2月 6日 (土)

迷い事2つ

 年明け来、ず~っと迷っていることが2つあります。
20210128_8  1つは、SwifTransというブランドの珪藻土バスマットの取り扱い。カインズやニトリが販売した珪藻土バスマットに、アスベストが含まれていたために回収されている中、我が家のバスマットは大丈夫だろうか…?という不安がむくむく。いただきものなので、メーカーに返送するわけにもいかず、そもそもアスベストが含まれているのかもわからず、捨てるにしてもどうやってゴミ出しすればよいのかわからない。。。Webぺージで見つけた厚労省の窓口に電話してみたら、「現在使われておりません」とアナウンスされてしまい、その後も消費者庁に問い合わせてみようかとも思いつつ、そのままになっています。吸水性がよく、とても重宝しているので、家族は「削らなければ大丈夫じゃない?」と言っています。どなたか、SwifTransの珪藻土バスマットの安全性についてご存じの方がいらっしゃいましたら、教えていただければ幸いです。
 もう1つは、2020年度の健康診断。コロナ禍で、健診施設を敬遠しつづけており、このまま受診せずに済ませてしまおうか、はたまた滑り込みで血液検査だけでも受けておこうか…。企業においては、健診を受けるのは従業員の義務かもしれませんが、なにせフリーランスの自由な身。健康状態は良好で、特に気になることもなし。2018年のは、視界に違和感があり、脳神経外科受診を勧められたりしたけれど、結局行かずじまいで現在に至っています(汗)。友人に相談したら間違いなく「健診には絶対行くべし!」と言われるに決まっているのだけれど、、、^^;;;。
 即断即決を旨とする私にしては珍しく、決断を先延ばしにしているこの2点。どうしたもんかなー???

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2021年2月 5日 (金)

TELECUBE

 前職の職場の執務室の片隅に、背の高い細長のパーティション4枚を組み合わせて、電話ボックスくらいの小部屋が造ってありました。
 ある日、その小部屋の目の前に座っている女性に用があって、席まで話しに行った折、
「このボックスって何ですか?」
と質問してみました。するとその女性、にこにこと笑いながら、
「ああコレ。これね、昔、集中して仕事したいって言って、その時の部長さんが組み立てたの。中に小さなテーブルとイスが1セット入ってるんだ」
と説明してくれました。
「へ~、おもしろいですね^^」
と応えながら、(なんか懺悔室みたいだな…)と思っていたら、見透かされたように、
「反省室みたいだよね~」
と、ケラケラ笑って、
「今はほぼ誰も使ってないんだけど、そのままにしてあんの」
と教えてくれました。
 初めてそれを見たときは、隔離されて暗そうな印象だったのですが、本当に仕事に集中したくて、周囲の電話声や話し声をシャットアウトしたい時、「あぁ、あの中に入りたい…」と、何度か思ったりしたものです。

20210128_7  あれから2年、新型コロナで世界が一変してしまい、最近は「閉店のお知らせ」の貼り紙をした店をよく見掛けるようになった街に、あの時見たボックスによく似た“TELECUBE”という箱を見るようになりました。はじめは「新しい証明写真機かな?」と思ったのですが、中を見たら小さな椅子と机が。どうやら、一人用のテレワーク向け貸スペースの模様。
 よもや、あのボックスを考案した部長さんが起業したわけじゃないでしょうが、先見の明があったんだなぁ~と、感心してしまいました(笑)。三密を回避するにも、集中するにも、もってこいのTELECUBE。ただ、料金設定的にはエグゼクティヴ向けといった感じ。CUSTOMA CAFEの方が相当割安な印象。。。狭い所大好きな私みたいな人にはウケそうですが、閉所恐怖症の人は使えないかな~? ニューノーマルで、ビル一棟全部がTELECUBEを積み上げたようなものになる未来を想像してしまいました^^;;;。

【Email from Jeff】amazonのジェフ・ベゾス氏CEO退任。全社員向けメールが素敵です。私は、amazonの手始めが、書籍のネット販売だったことに共感しています。これによって街の本屋さんが大打撃を受けたことは間違いありませんが、陽の当たらなかったロングテール本が、どれほど入手しやすくなったことか。。。発明は、必ず変化をもたらすことを肝に銘じたいところです。

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2021年2月 4日 (木)

『幻夏』

20210127_4  『犯罪者』に続く『幻夏』を先月末に読了。産廃問題に続き、冤罪と司法制度への問題提起になっており、哀切な展開は前回と変わらず。。。
 日々誠実に職務遂行されている警察官・検察官・裁判官の方々からしたら、ひどいフィクションだ!と憤慨されるのでは…??と心配してしまうほど、身内贔屓と功名/出世に血道を上げるばかりで、市民への共感の欠片もない公務員たちが、冷酷非道に感じられます。それでも、「叩き割り」とか「恨みません調書」なんて言葉が現実にあるとおり、必ずしもすべてが想像の産物にとどまるわけではないらしいのが、恐ろしいところ。
 冤罪に限らず、納得のいかない裁判結果というのは往々にしてあり、少なからず怨念を抱いたままの人というのも一定数いると想像しますが、その陰には、今回の物語のように、人生をまるまる狂わされてしまう家族もいるのかもしれない。。。そう思うと、成績とか処理件数とか手間とかに踊らされず、地道な捜査と司法判断を願わずにはいられません。
 そういえば、2019年6月に義務化された“取り調べの可視化”は、現在何%くらいまで来ているのでしょう? 街中の防犯カメラの増大スピードを見れば、全件可視化なんて簡単なことに思えるのだけれど…??
 今回は、相馬・鑓水・繁藤トリオに加え、科警研の倉吉望という男性が登場し、なかなか素敵な人だ!と思って読み進めていたのですが、とんだドンデン返しに唖然! 読んでのお楽しみ~!
 客観的な科学捜査という意味で、科捜研は某ドラマですっかりお馴染みですが、科警研はまだあまり知名度は高くないですよね? 本書の中に、科警研の研究官はとても優秀だ、という記載があり、内心嬉しく感じました。というのも、小さい頃よく遊んでもらった従兄のおにいさんが、科警研にいたもので…^^♪ なかなかお会いする機会がないので、仕事の詳細について伺う時間は持てずにいますが、長らく犯罪予防の研究をしておられたようで、“予防派”の私としては、とても誇らしく思っています。
 それにつけても、修司は一体、何回生死の境をさまよえば気が済むのか。。。?! これ以上、亜蓮ちゃんを心配させたら許さんぞ!!(笑)

20210128_6  三部作最後の『天上の葦』は、どんな社会問題に光を当ててくれるのか…?! 「すご~く楽しみだけれど、1ページ目を開いたが最後、他のことが手につかなくなりそう…」と、しばし躊躇していたものの、ガマンできたのはたった1日だけ^^;;。好奇心に負けて読み始めてしまいましたぁ~(汗)。でも、ゆっくりゆっくり堪能させていただいています♪

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2021年2月 3日 (水)

the social dilemma

 先月、Netflixオリジナルのドキュメンタリー「監視資本主義」を視聴。
 登場するのはいずれも、今をときめくテック企業に勤務したことのある人ばかり。GAFAをはじめとする牽引企業の中で、さまざまなビジネスモデルを開発してきた人たちが、イノベーションが思いもよらない使い方をされるようになり、SNSが民主主義の弊害になりつつある現在を憂いて、軌道修正を促すべく立ち上がっている、というもの。まるで、ウインナー製造業者が「自分の子に、自社のウインナーは食べさせない」と言っているかのように、テック企業の開発者が「自分の子に、(16歳までは)SNSを使わせない」と一様に言っていました。
 ビッグデータを駆使して、自在に人心を操る、擬人化されたAI の描写が不気味でした。日本では、まだそこまでSNSに操縦されるような人はいないんじゃなかろうか…と思いつつも、大人たちがスマホを“デジタルおしゃぶり”のように手放せなくなっているのは確かだし、様々なフェイクニュースに踊らされる人も増えて、“情報感染”は確実に広がっているのも痛感。今や、真実を映す正確なニュースは減り、多くの情報は何らかのプロパガンダになっている。人によって、日々目にするニュースの種類がずいぶん異なり、観ている情報・世界が別物のように違う。
 本作で提示されるいろいろな事例が空恐ろしく、知らない間にスマホを見ている時間が増えて、いいように操られているんじゃないかと思えてきました。テクノロジーの悪用は、法律を作って制御するしかない、という主張も尤もかもしれません。「収集データ量に応じて課税する」というのは、意外といいアイディアかも。
 最後の方で、若かりし日のスティーブ・ジョブスが澄んだ瞳でコンピュータの可能性と明るい未来についてスピーチする映像が流れるのですが、それ以降は、データ・サイエンティストたちの楽観主義が前面に押し出されていて、軌道修正はできる!と思わせてくれました。
 自分とは違う意見の人の話も真摯に聴き、信頼をもって議論し、自分の頭でとことん考えるーーーまずはそこからだろう…と感じました。

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2021年2月 2日 (火)

二次創作と著作権

 劇場版シン・エヴァ、先々週公開予定だったものが延期になっていますが、事前に二次創作に関するガイドラインなどを公表している株式会社カラー。権利者がファンの二次創作活動にまで配慮する時代になったんだなぁ…と感慨深い中、先日、山口大主催の判例セミナーをWeb聴講。タイトルは、「二次創作(もしくは同人誌)と二次的著作物・翻案権」。知財高裁で結審した同人誌事件の概要やポイントを解説してくださるという内容でした。
 ちょうど、ベートーベンの「悲愴」→ビリー・ジョエルの「This Night」→さだまさしの「ひと粒の麦」という一連の創作物に想いを馳せて、「部分」と「全体」のオリジナリティや、権利の存続期間問題が依然気になっているのもあり、また、キャラクターの容姿や名前、設定やプロット等の著作権法での位置づけも再考したく思っていたので、興味深く拝聴。(同じ頃、「コスプレの著作権侵害に対するフェアユースの抗弁」なんていう論文も話題になっていました)

 今回取り上げられた事案は、大量の同人誌を、同人作家に無断でサイトに掲載/公衆送信した者Yに対し、同人作家Xが損害賠償請求をした、というもの。
 キャラクターの著作物性や、翻案たる二次的著作物の著作権行使に関して、過去の判例から要件整理して解説していただきました。過去に、原作者に無断で作成された二次創作物に基づいて著作権侵害で損害賠償を認めた裁判例は存在しない中、本件では、「原作品の著作権侵害だったとしても(今回は非侵害)、オリジナリティのある部分について損害賠償請求してもよい」という判断で請求認容されたとのこと。
20210130_1  『著作権法入門 第二版』(島並/上野/横山先生)の62頁脚注には、
「二次的著作物の著作権者は、二次的著作物の無断利用者に対し差止請求や損害賠償請求をなすことができる。」
とありますし、
 中山信弘先生の『著作権法 第二版』150頁には、
「二次的著作物の著作者は第三者の無断利用に対してのみ権利行使ができるにすぎない。第三者の侵害を止めることはできるが、損害賠償請求については問題がある。原著作者に無断で二次的著作物を創作した者は、自らもそれを利用できないのであるから、侵害されても損害の発生はないと考えることもできるし、原著作者の著作者から、現実に止められるまでは事実上利用することはできたのであり、現に利益を得ている場合もありうるため、損害賠償請求を認め、その後の処理は、原著作物の権利者との間で調整をすればよいと考えることもできる。これと類似の事態は、他の知的財産法の分野でも生じ得ることである(例えば原特許権者と改良発明の特許権者)。」
とあります。
 個人的には、上記記載の最後の一文が気になっています。高林龍先生の『標準 著作権法 第三版』82頁に、二次的著作物と利用発明との対比が書かれていますが、特許はとかく「技術の積み重ね」であるとよく言われる一方、著作物はあまり「創作の積み重ね」とは言われない。けれど、世の中を見渡せば、創作ほど「積み重ね」で出来ているものはないとも思われます。純粋に原作の翻訳や映画化といった二次的著作物ばかりでなく、(何を本質的特徴と捉えるかにもよりますが)「あ、コレはアノ作品に基づいてるな」と思えるものが多々あるということです。ただ、その認定は人によりけりで、まったく予見可能性がないというのが実情ではないでしょうか。
 その意味で、「著作権の保護期間死後70年というのは、あまりに長い!」と思うわけです。

 そしてまた、『著作権法概説 第二版』(田村先生)114頁には、
「著作権侵害の訴訟で、被告侵害者は原告著作権者の著作物が他人の著作権を侵害しているという抗弁を提出することができることになり、裁判所は、その他人の著作物の創作性や類似性の範囲までをも決定しなければ、当該訴訟で著作権侵害との判断を示すことができないことになる。」
との記載があるとおり、同人系の作品の侵害訴訟が、常に訴訟経済に反することになるのもおかしな話。

 今回の講演者の弁護士先生が、自ら「オタクです」とおっしゃっていてシンパシーが湧いてしまいましたが(笑)、同人誌のもとになった原作品リストを見て私も垂涎! ユーリ!on ICE/刀剣乱舞/ダイヤのA/ハイキュー!/Tiger and Bunny/おそ松さん/Free!…。それぞれのキャラクターたちの魅力もさることながら、妄想創作の動機には、声優さんたちの声の色艶も多分に影響していると思われます^^;;。
 もはや、今回事案には何の疑問もなく、原著作者/著作権者の皆様の懐の深さにただただ首を垂れるばかりでした。この先、これらの原著作権者さん達が逆に原告になるようなことがあるのかないのかはわかりませんが、損害額の認定には関心が湧きました。売れる同人誌の中には、正規書籍を軽く上回るものもあるし、プロの作家さんが制限の少ない場で同人誌を売るというのも周知の事実。現在のコミケでの取引量って、どれくらいになっているんでしょう…??
 ともあれ、同人作家さんが、いずれはプロとして世界を席巻するような作品を描いてくれることを願います。
 山口大の知財センターの先生方には、委員会活動でも勉強の機会をいただいたことがあり、『たのしい著作権法』や『これからの知財入門』や『教則 標準化とビジネス』は、いつも机上に置いてあります。今回も貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

20210123_5 【福は内】本日節分。コロナは外~!

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2021年2月 1日 (月)

父の大動脈解離から3年

 ちょうど3年前の今日、父が大動脈解離で救急搬送されました。ICUに担ぎ込まれ、一時はどうなることかと思いましたが、なんとか退院し、血圧を抑えながら控えめな日常を送っています。一昨年も去年も、2月1日を緊張とともに迎え、その日をやり過ごすたび、「命拾いして、またこの日を越えられた」と、感慨深そうに話す父。一年でいちばん寒くなる頃合いのため、きっと血管収縮の影響もあって、2月の頭に具合が悪くなることが多かったせいなのでしょう。今日もきっと、ドキドキしながら一日を過ごしていることと思われます(本日、定期検査の日)。
19640330  外出できない父に付き添って、貴重な日々を一緒に過ごす母。ダイヤモンド婚まであと3年です。
 どうかどうか、また一年、平穏で和やかに暮らせますようにーーー!

(それにつけても、この5~8年くらいを振り返り、義父母と両親のてんやわんやや、自身の再就職等にかまけて、息子にほとんど気を配ってやれなかったことを、深く反省しています(T T)。

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