TELECUBE
前職の職場の執務室の片隅に、背の高い細長のパーティション4枚を組み合わせて、電話ボックスくらいの小部屋が造ってありました。
ある日、その小部屋の目の前に座っている女性に用があって、席まで話しに行った折、
「このボックスって何ですか?」
と質問してみました。するとその女性、にこにこと笑いながら、
「ああコレ。これね、昔、集中して仕事したいって言って、その時の部長さんが組み立てたの。中に小さなテーブルとイスが1セット入ってるんだ」
と説明してくれました。
「へ~、おもしろいですね^^」
と応えながら、(なんか懺悔室みたいだな…)と思っていたら、見透かされたように、
「反省室みたいだよね~」
と、ケラケラ笑って、
「今はほぼ誰も使ってないんだけど、そのままにしてあんの」
と教えてくれました。
初めてそれを見たときは、隔離されて暗そうな印象だったのですが、本当に仕事に集中したくて、周囲の電話声や話し声をシャットアウトしたい時、「あぁ、あの中に入りたい…」と、何度か思ったりしたものです。
あれから2年、新型コロナで世界が一変してしまい、最近は「閉店のお知らせ」の貼り紙をした店をよく見掛けるようになった街に、あの時見たボックスによく似た“TELECUBE”という箱を見るようになりました。はじめは「新しい証明写真機かな?」と思ったのですが、中を見たら小さな椅子と机が。どうやら、一人用のテレワーク向け貸スペースの模様。
よもや、あのボックスを考案した部長さんが起業したわけじゃないでしょうが、先見の明があったんだなぁ~と、感心してしまいました(笑)。三密を回避するにも、集中するにも、もってこいのTELECUBE。ただ、料金設定的にはエグゼクティヴ向けといった感じ。CUSTOMA CAFEの方が相当割安な印象。。。狭い所大好きな私みたいな人にはウケそうですが、閉所恐怖症の人は使えないかな~? ニューノーマルで、ビル一棟全部がTELECUBEを積み上げたようなものになる未来を想像してしまいました^^;;;。
【Email from Jeff】amazonのジェフ・ベゾス氏CEO退任。全社員向けメールが素敵です。私は、amazonの手始めが、書籍のネット販売だったことに共感しています。これによって街の本屋さんが大打撃を受けたことは間違いありませんが、陽の当たらなかったロングテール本が、どれほど入手しやすくなったことか。。。発明は、必ず変化をもたらすことを肝に銘じたいところです。
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