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2021年3月 6日 (土)

“贅沢”な会食の記憶…

 先月来、ニュースで取沙汰されていた官僚の接待問題。1人7万円超の接待を受けていた等々の話を聞き、夫とふたり、「我が家の外食で一番贅沢したのって、いくら位だっけ…?」と、しばし回想モードに…^^;;;。
 結納式をやった料亭や、息子のお食い初めをした料亭、バローロを1本空けた市ヶ谷のワイン専門店、地元のすき焼き専門店、話題の寿司店、旅先のゴージャス・レストランなどなど、いくつか思い浮かべたものの、3万円を超えるものは思い浮かばず。。。(汗)。思い切って贅沢するのはたいていランチタイムで、夜の部は避けがちだからかもしれませんが、夫婦して「つくづく庶民だねぇ~^^;;」と苦笑い。
 ひとさまのお金で、7万円の食事って、どんな心持ちになるものなんでしょう。。。接待されても一切贔屓も手心もなし!とはいかないのが人情。ズブズブの関係が構築されてしまうからこそ、長年の反省に立って国家公務員倫理法があるのでしょうけれど。。。そもそも日本では、根回し後、勤務時間外や密室で大事なことが決まるケースが多すぎるのも問題だと思います。また、異様に役職のヒエラルキーを意識させられる組織もまだまだ多い。そして何より、電波はコモンズであるという認識が忘れ去られているかのような特権的意識の残存。公の財産を、責任持って公平に運用するという基本的な公務員の職責を、今一度省みる必要があるように思えます。(接待側が、公益を考えた政策唱導だと胸を張れるなら、日本も正規のロビイングに関する法律を作る時かもしれません)
 先進国の中でも周回遅れの日本のDX。しかも単なるDXでなく、これからは“省エネのためのDX”を推し進めなければならない中、こんなことで時間を取られている場合ではないのでしょうに、、、。もっと脇を締めて、全国民に対してニュートラルであっていただきたいものです。
 個人的には、接待のお料理の値段以前に、「飲み会を絶対断らない」という姿勢を貫ける境遇がうらやましすぎました^^;;。子どもの世話や晩御飯の準備は、一体誰がしてくれていたんだろう…??? 毎日定時に「お先に失礼」していた私は、どれほどの幸運を逃してきたのやら(T T)。。。
 お気に入りが重用されるのは世の常とはいえ、一昔前の女性がこうした姿勢を貫くには、周囲にさぞかしたくさんの人たちの支えがあり、ご本人もさぞやご苦労続きだったろうと拝察します。
 ただ、夜の飲み会に出ないと、大事な人脈やチャンスが得られないという状況が今も続いているのだとしたら、男女同等の社会進出なんて、夢のまた夢ーーーこうした“飲み会文化”や“密室文化”を廃していくことが、縁故主義や接待文化を改善する一歩ではないのかなぁ…???
 目下、将来に不安しか感じられない我々庶民としては、せめて政府や省庁を信頼するという心の安寧を得たいのですが……^^;;;;;。

20210224_8 この前日、数千円のチークカラー用ケースを買うのがもったいなくて、ありもののプラケースをDIYで切ったり削ったりして、詰め替え製品が入れられるようにサイズ合わせしました。爪に火を灯すかのような私を見て、「買った方が早いんじゃない?」と夫が呆れていましたが、それくらい将来のいろんなことに不安を感じているんですよぉぉ~。。。^^;;;;

 贅沢といえば、二十数年前、夫の実家からのご招待で、離れを貸し切りにして親族勢揃いで集まった箱根の冠峰楼。義父母も清水の舞台から飛び降りる勢いでの一世一代の贅沢だったようですが^^;、思い出深いイベントでした。歴史ある老舗旅館でしたが、すでに廃業してしまっているのが残念です。
 まぁ、日頃は清貧に励んでこそ、たまの贅沢が輝くのかもしれませんね(笑)。

うぶか】ちょうどその晩、「ためしてガッテン!」でエビのプリ×7特集をやっており、「うぶか」という甲殻類専門の四谷のお店の料理長が登場しました。すごくおいしそうで、コースが1万2千円でしたが、「今度行ってみようか?!」と気が大きくなったのは、一連の接待報道のおかげでしょうか…(苦笑)。

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