東日本大震災から10年
本日、東日本大震災から10年。ここ数日、ニュース等で被災者の10年をレポートした映像を見掛けました。涙なくしては見られないものがほとんどですが、当時子どもだった人たちが、たくましく成長している様を目の当たりにして、試練は人を強く深く鍛えるんだなぁ…と、しみじみ感じざるをえません。
また、先月13日の夜11時過ぎの地震は、10年前の大地震の余震らしいという話に驚きました。プレートが動き続けているのだから、余震もなにもないような気がするのですが、専門家の見立てでは2つの地震には関連性があるんですね? 地震学は、プレートの動きやマグマの動き、地質構成や座屈解析など、様々な要素が絡み合う上、人間のスケールをかけ離れているから、難しい学問なのでしょうけれど、社会生活に与える影響が甚大なだけに迂闊なことも言えませんね。。。
被災原発と放射性廃棄物や汚染水の処理は未だ道半ばの、現在進行中の問題にもかかわらず、世間の記憶はずいぶんと薄れ、今はコロナ禍で世界中が右往左往しています。一時は、エネルギー消費を極力抑える暮らしが推奨されていたけれど、今は、プラごみを減らすムーブメントが流行…(苦笑)。あれもこれも、と意識を向けられないのはヤマヤマながら、エネルギー問題も、海洋プラスチック問題も、ゴミ問題も、地球にとっては喫緊の課題であることは間違いなくーーー。否、地球はただ、すべてを受容しつつ変化するだけ。その変化に、人間が適応していけるのか?、していけないなら、今の環境を保全すべく努力するしかない…、ということかもしれません。
自分の人生のタイム・スケールで対応を考えるのは当然でしょうが、本来は何事も、子孫やずっと先の世代のことを考えて決めないといけないんだろうなぁ。。。
【2011年3月の記録】 当時のブログを読み返してみると、状況把握がまるでできていなかったのがよくわかります。何かを始める時は、必ず“最悪のシナリオ”を描いておく必要がある、ということを、身をもって学んだはずなのですが、(金融政策やインフラメンテ、人口動態把握や年金制度等々)いまだに甘い見通しのまま進められる計画が多い気がするのが気になります。
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