「Downton Abbey」(Season 2)
いやはや、さすがシェイクスピアのお国柄と言うべきかーーー。
「Downton Abbey」シーズン2を火曜日に観終えましたが、もうシーズン6までひた走ること確定です。すごいドラマ!
男性視点、女性視点、貴族視点、使用人視点、親視点、子視点、誠実視点、不義視点・・・あらゆる視点で世界を捉えて、時代の流れとともに移り変わる人間の心が、これでもかと描かれて、誰の身に寄り添って見ても、人生の奥深さに驚愕してしまいます。。。
シーズン2は、第一次世界大戦とスペイン風邪の時代。戦時下のグランサム伯爵家の人々が、次第に価値観を変えながら、自分たちの信義に則って様々な事柄に対応していく様子が圧巻でした。地味な存在ではありましたが、マシューと結婚するはずだったラヴィニアという女性の生き様が、哀しくて気高くて泣けました。英国版コックリさんで、ラヴィニアの意思が顕現したときは、粋な演出に背筋がゾクゾク(笑)。
“不幸でなければ…”という、グランサム伯爵の言葉にも、長く生きてきた大人としての人生観が滲み出ていて、世界中でこの言葉に救われた人も数多いのでは…と感じ入ってしまいました^^。
シーズン1ではまったく好きになれなかった侍女のオブライエンやトーマスですら、なんだか愛おしく感じられてしまうほど、慈愛に満ちた脚本だなぁ。。。と感じます。このドラマに触れた人たちすべての人生が、きっときっと、幾分か豊かになっていることは間違いなくーーー。
本作の魅力を強く語ってくれた友人に、心からの感謝を! 引き続きゆっくりとシーズン3に進みます♪(ネタバレが怖くて、当面語り合えないのが残念ですが…^0^;;;;;)
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