介護と代理人
「介護が大変…」と言うと、寝たきりや病気がちで弱った人の身の回りのお世話が大変、と思うのが普通だと思います。身体的ケアが最も大変なのは言うまでもありませんが、厄介なのはそれだけではありません。各種の行政手続きを、本人に代わってするという仕事も、意外に大変なのです。
“本来は本人がすべき問題解決を、本人に代わって行なうこと”を広義の「介護」と定義するなら、「介護」と「保育」は同等なのかもしれません。が、「保育」ではだんだんと本人が出来ることが増えていくのに対し、「介護」ではだんだんと本人が出来ることが減っていく…という大きな違いがあります。
義理の両親の介護の時も、委任状をもらってあちこちの行政手続きを代理しました。そしていよいよ、実の両親からも委任状を受け取ってしまった私…。今回の代理は、両親の身体が不自由なためではなく、複雑な問題解決をするにはやや心もとない状況のためーーー。いろいろな利害関係人との調整や話し合い、書面作りや契約問題などに対処するのは、高齢の親には難しいであろう…という事情からの代理です。
コロナ・ワクチン接種の予約も、デジタルデバイドのある親をお持ちの方はきっと、代理で手続きされていることと思います。生命保険会社や銀行なども、高齢化による手続き遅延に対応すべく、いろいろ新たな仕組みを導入しているようですが、社会活動に関わる年齢層が幅広くなると、新たな工夫がどうしても必要になってきますよね…^^;;;;;。
親世代の暮らしぶりを見ていて最近気掛かりなのは、自分たちの老後の暮らし。それなりの土地家屋にはそれなりの固定資産税・都市計画税がかかるわけですが、我々世代の頃の年金では、こうした税負担の割合も高くならざるをえず、ダウンサイジングを余儀なくされるのでは…という懸念が拭えません^^;;。
2015年に通称“空き家対策特別措置法”が施行されましたが、全国に大量に存在する空き家の所有者から、果たして適切に税が徴収されているのか、すご~く気になります。
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