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2021年6月の30件の投稿

2021年6月30日 (水)

47 JIMOTO Frappuccino

20210624_4  友人から教えてもらったのですが、今日から8月3日まで、スターバックスの日本上陸25周年企画第2弾として、「47 JIMOTO Frappuccino」の提供が各都道府県で始まるそうですね♪
 東京都は「コーヒージェリー キャラメル フラッペチーノ」。個人的な好みとしては、茨城のメロンとか石川のほうじ茶、福岡の八女茶などが気になります。夏休み中に全制覇を目指す学生さんもいるのかもしれませんね~(^0^)♪
 この情報を教えてくれた友人は、未だにフラッペチーノを飲んだことがないというから、腰を抜かしました!!! スタバは、フラッペチーノを飲みに行くところだと思っていたもので…(笑)! まぁ私も、甘々だし高価だし高カロリーだし、何かご褒美のタイミングでしか利用しなくなりつつありますが…^^;;。でもきっと、今回の企画には乗ってしまうに違いない…^0^♪

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2021年6月29日 (火)

『南方熊楠』『猫楠』

20210623_2  先日の立花隆さんの訃報はショックでした。ちょうど私が、『南方熊楠』と『猫楠』という本を並行読みしている最中のこと。
 “知の巨人”と形容される人は古今東西数多く存在しますが、立花さんも南方さんも、世界をまたにかけて自分の目と耳で現実に立ち向かい、資料を渉猟して学び続けた人、という意味で、まったき“知の巨人”だったのだと思います。

 南方熊楠の若かりし日の写真を一度でも目にしたことがある人なら、その射貫くような眼光に、一瞬のうちに囚われてしまうのではないでしょうか。そして、100年以上昔に、『Nature』や『Notes and Queries』といった雑誌に投稿しまくっていた日本人の功績を知りたくなるのは必然ーーー。
 …ということで、まず鶴見和子さんの『南方熊楠』の1,2章を読み、それから水木しげるさんの『猫楠』を読み、再び『南方熊楠』の3章に戻る…という読み方で、2冊の本を読んだのです。鶴見さんは社会学者として、主に熊楠の仕事の学問的価値を端的にまとめ、水木さんは妖怪漫画家として、熊楠の類いまれな脳力と人間的魅力や人生について描いていました。同じ人間を表現しているにもかかわらず、その印象は大きく異なりましたが、根本的な彼の思想の掘り起こしは、同じだったように思います。
 彼が、豪商の生まれでなかったら、一体どんな人生だったんだろう…というのは、素朴な疑問。なぜなら、人生のほぼすべての期間、きちんとした職について働く、ということをしなかった人だから。実家からの仕送りを頼りに、アメリカとイギリスに留学し、和歌山に戻ってからも、生活費の大部分は親の遺産頼みだったように見受けます。こう書くと、社会人としてはダメダメ人間のようですが、彼はある意味、イギリス貴族のような“Literate(文士)”たらんとし、「人となれば自在ならず、自在なれば人とならず」と迷いつつも、常に“自在”でしかいられない人でした。
 “学際”なんてカッコいい言葉で括れるような好奇心でなく、在野のまま、まさにありとあらゆる全てのものの関連性を突き詰めて、“性”や“生”の不思議にも真っ向から取り組むという節操のなさ(笑)。『猫楠』の赤裸々な表現は、人によっては拒否反応を起こすくらい、奇人変態の熊楠の片鱗を見せてくれました。十数か国語を操り、驚異的な記憶力と集中力を持ちながら、癇癪も持つという不安定な精神は、弛みない粘菌研究で辛うじてバランスを保っていたのかもしれません。
 世間的な地位や名誉とは無縁の人生だし、子どもが精神疾患を患い苦労するなど、ある意味過酷な人生を送ったと言えますが、晩年に天皇陛下へのご進講役を賜ったことは、彼にとって何より報われた時間だったと思われます。
 そして、自らを“維摩居士”(ゆいまこじ)になぞらえていたように、釈迦の在家の弟子さながら真言密教の教えのもと宇宙の真実に近づこうとしたのも、いかにも熊楠らしいと感じました。
 思想家として、対話しながら普遍を探し、エコロジー的な観点で地球上のすべてのものの繋がりを感得していた、まったく稀有な人物です。
ーーー人はらい、楝(おうち)の花の咲くところ、ただ祈るのみ 子の行く末をーーー(熊楠今わの際)

 前述の立花さんは『臨死体験』という本も書かれてますが、熊楠もたびたび幽体離脱のような体験をしていた、という逸話にはびっくり。そういえば、ニコラ・テスラも幼少時によく幻覚を見たんだっけ。。。世の中、まだまだわからないことだらけですねーーー。そこここの巨星に、合掌。。
(熊楠自ら記したという履歴書が面白い。。。来年の春先にでも是非、南方熊楠顕彰館に行ってみたくなりました!…そして、『維摩経』と『オーバーストーリー』も読んでみたい!)

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2021年6月28日 (月)

夏の風物

20210621_7 20210621_6  先週、例によってご近所さんから電話。
「あのねー、パソコンがフリーズしちゃったんで、直してもらいたいんだけど…」
ガッテン承知!と即お邪魔して、再起動して解決(笑)♪ ものの3分もかからなかったにもかかわらず、「いつもありがとね~」と、大きなスイカをいただきましたm(_ _)m;;; 恐縮至極です、ごっつぁんです!
 その日のランチは冷やし中華だったのですが、所によっては冷やし中華にスイカを載せるお家もあるようで。。。確かに、色味的にも涼やかさでも、スイカは冷やし中華に合うのかもしれません。次回は是非試してみまーす。
20210622_5 20210628 20210628_2  別の日のランチは素麺^^。なんだかこの彩り、ミャンマーの国旗を思い出させます。一刻も早い政情安定を祈っています。

【雉!】 筑波で仕事中の夫から、朝一で送られてきた雉の写真。見掛けることは多かったらしいのですが、初めてフレームに収まってくれたとのこと(笑)。

【ワクチン接種券】 本日、我が自治体では接種券が発送されます。そして、来月2日から予約開始、4日から(ファイザー製)接種開始。息子も来月上旬にモデルナ製を職域接種予定。家族全員少しずつタイミングをずらして予約したいと思っています。

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2021年6月27日 (日)

「ルパン三世」全OP&ED公開!

20210626_1 20210626_3  明日、大塚康生さんを偲ぶ会が杉並公会堂大ホールで行われるようですが、そんな中、「ルパン三世」の全OP&EDが公式に公開されているとの情報が!!?
 こんな太っ腹な大盤振る舞いの恩恵に預かれるなんて、なんて時代なんでしょう。。。こう見ると、私の青春時代はPART2とともにあった感じです。これを鑑賞しながら、改めてご冥福をお祈りしたいと思います。
(「ルパン三世」PART6も、楽しみです♪)


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2021年6月26日 (土)

「閃光のハサウェイ」

20210620_5 20210620_4  先の日曜は、家族で映画「閃光のハサウェイ」鑑賞(Dolby ATMOS!)とイタリアン・ランチでした。

 「閃光のハサウェイ」はもう、格の違いを見せつけられた感じの圧倒的な仕上がり感!
 3部作になるらしいので、第1部の感想は差し控えますが、逆シャアを復習してからもう一度観たい感じです^^;;。逆シャアでは、クェス・パラヤという少女に恋焦がれたハサウェイですが、大人のシャアしか目に入らないクェスのすげない素振りは強烈に覚えています。哀しい別離を経験したハサウェイが、12年後に、今度はギギ・アンダルシアという女性に出逢うのですが、、、。「あぁ、女ってやつは…」と、女ながらにも思ってしまった第1部でした(笑)。
 来場者特典でもらったフィルム栞は、「シャア総帥」と「ハマーン・カーン」と「地球をバックにした何か(?)」でした(笑)。
 第2部・第3部も楽しみです! 第二次ネオ・ジオン抗争での絶望後、12年という歳月の間に、ハサウェイの身に一体何があったのか、、、。

20210620_2 20210620_3  映画鑑賞後は、ぶらぶらと公園を散歩して、ユリやアガパンサスや紫陽花やホヤを眺め、ピザとパスタでお腹を満たして、全10kmほど歩いた父の日でした~。

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2021年6月25日 (金)

昔のよしみ

20210620  夏至で梅雨の中休みの先日、かつて仕事でお世話になった弁護士先生と、4~5年ぶりに再会。なんだかんだで数年に一度は連絡を取らせていただいており、細く長いお付き合いをさせていただいています。
 個人的にちょっと手伝わざるを得ないトラブルに関し、昔のよしみで法的相談をさせていただきましたm(_ _)m。
 整然としてきれいなオフィスは、コロナ禍のさなかに改装したばかりとのことで、ピカピカでした。貴重なお時間を割いて相談にのっていただき、ありがたかったです。うまく着地点が見いだせるといいのですが、、、!

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2021年6月24日 (木)

元上司の退任

20190328aniv  先週、前職で大変お世話になった上司の退任の報せを受け、急遽ご挨拶に馳せ参じました。(写真はコロナ以前のもの)
 生え抜きで、長年経理畑を歩まれ、管理職に就かれてからは、グループ企業の様々な業務を監督され、私がお世話になった部署でも、かなり錯綜した状況を改善・整理されました。異動後は、定年までの数年間、まったくの別業種の業務を監査されるそうで、屋内で100m競争ができるほど広大なオフィスなのだとか^0^! 温厚で、部下がやりやすいように配慮して、きめ細やかに対応してくださる人生の先輩です。今度いつお目にかかれるか予想もつきませんが、お世話になった期間の貴重な体験を今後に活かすことで、ご指導いただいたご恩返しに出来ればいいな、と思います。お疲れ様でした!!!

20210623 【立花隆氏逝去】 ジャーナリストの立花隆さんが4月に亡くなっていたとのこと。なんというか、“学び続ける姿勢”の指針を示してくださった方でした。心よりご冥福をお祈りします。

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2021年6月23日 (水)

尾花峠

20210619_2 20210621  梅雨空で、ウォーキングできない日が続きますが、伊能忠敬万歩計ではついに、北海道最西端と言われるらしき“尾花峠”に到着。ネットで調べると、この地にドライブしたり、自転車で向かったり、カヤックで海から峠を眺めたり、いろんな人達がいるようです。北海道脱出まで、もうひとがんばり!
 一方、この一年の体重変化はというと、、、。春先からウォーキングの距離が伸びて、体重も比較的減少傾向だったのですが、GW過ぎくらいから暑かったり雨だったりとお天気の影響が大きくなってきたら、また増え始めました^^;;。と言っても、目標体重はグラフの最下層の朱色の破線のところなんですけどねぇ~(夢は夢として…^^;;;;;)。

【都知事静養】 昨朝のニュースで都知事のお顔を見て、「あ、目の下にクマがはって、疲れてる感じだな…」と思った矢先、夜になって、今週いっぱい静養に入る、との報道。コロナ対応だけでも尋常ではないでしょうに、加えてオリパラ準備と選挙もとなれば、不眠不休の日々だったことと拝察します。何もかも忘れて…とはいかないでしょうが、一度爆睡して、タフな女帝として舞い戻れますようーーー。

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2021年6月22日 (火)

文明堂のカステラ

20210618  先の父の日は、文明堂のカステラをプレゼント。もはや、衣料品や酒類にはまったく関心がなく、食べ物も極力控えめにしている父ですが、カステラやどら焼きは昔から好きで、今も手土産と言えば大福やどら焼き(笑)。
 配送を依頼したお店は初訪問だったのですが、丁寧な接客で清潔感もあり、オープンエアーのカフェも併設された気持ちのよい店舗。ビジネスマンが次々と訪れ、手土産用に購入していたのが印象的でした。カフェには、フレンチカステラとかパンケーキとか、おいしそうなメニューがたくさんあったので、今度是非お茶をしに伺いたいと思います~^^。

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2021年6月21日 (月)

朝採れエダマメ

20210615  先週、両親と一緒に某所を訪れた際、おみやげに、朝、庭で採れたというエダマメをもらいました。丁寧なことに、ちゃんと塩茹でして、サヤの両端も落としてジプロックに詰めて持って来てくれたのでした。
 ありがたく持ち帰り、夕食時に家族で食べたところーーー
「あま~い! おいしい~!!」
 庭でこんなにおいしいエダマメが採れるなんて、最高~♪ 農業に関心を持つ人が増えているのも頷けます。収穫までには大変な苦労もあるのでしょうが、収穫の悦びは何物にも代えがたい!! もちろん、YONAYONA ALEと一緒にペロリと頂きました♪

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2021年6月20日 (日)

「イチケイのカラス」と競争的権威主義

202106140_8  今期のドラマは、「イチケイのカラス」だけ、家族全員欠かさず視聴しました。入間みちお裁判官の「職権を発動します」が、しばしマイブームになってしまい、家族の会話中、何か正確に調べる必要性が生じた際、ついこのセリフを高らかに宣してみたり…(笑)。近頃の政治は、あやふやなまま闇に葬られる情報が多すぎて、それがかなりの精神的ストレスになり、こういうドラマでスカッとしたかったのかもしれません(涙)。
 本作は、裁判官の人間性や葛藤というものを浮き彫りにしていましたが、現実世界でも先日、史上9人目の弾劾裁判を巡るニュースが流れていました。裁判官にも当然“表現の自由”はあると思いますが、常に物事を天秤にかけて中立性を求められる仕事に関し、SNSでの発信というのは、相当センシティヴで注意を要する行為ですね。。。正義のためには型破りも厭わない入間みちお裁判官は爽快でしたが、なんでもかんでも型を破ればいいってもんじゃないことは確かです^^;;;。
(ちなみに、最終回に、夫の高校時代の友人がエキストラ出演し、特捜メンバーに扮していたそうです^0^!)

 一方、先週、イギリスのコーンウォールで行われていたG7を総括する首相のスピーチの中に、「権威主義との競争」という言葉がありました。
 意味がわからん…と思いつつ「権威主義との競争」で検索したら、「競争的権威主義」という言葉がヒット。あぁ、「競争的権威主義の是正」と言いたかったのかな?と推測。
 「競争的権威主義」とは、普通選挙が行われていても、特定政党や政治指導者の権力独占が続くことを言うそうです。アメリカに限らず、日本も今や、民主主義国家とは名ばかりの、権威におもねなければ生きづらい、立派な権威主義国家のような印象。情報公開すら覚束ないなんてどうかしてる…と思いますが、10月公示が囁かれる解散総選挙の行方はいかに…?!

レンアイ漫画家】今期、こっそり一人で観ていた「レンアイ漫画家」も面白かった♪ やっぱり売れっ子漫画家さんのストイックさって、ハンパないんだろうなぁ。現実と虚構の世界のバランス感も人によって様々で、意外に大切なことかもしれない。。。最終回のオープニングは“せかほし”かっ?!という感じでしたが、ドラマの演出って面白いなぁ~と思いました^^。

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2021年6月19日 (土)

EDINET

20210613_8  GWの頃に立てた目標通り、資格維持のための継続研修の単位を(対面の倫理研修5単位を除いて)月曜日に取り終えました。
 先日聴いた「会計概論」には、財務3表の見方や財務分析の方法に関する解説に加え、有価証券報告書の読み方、というのもありました。EDINETというデータベースを使うと、上場企業の有価証券報告書が読めるとのこと。この報告書は、経営企画部の方々が苦心しながら書くケースが多いようですが、「業績等の概算」とか「事業等のリスク」なんていう項目は、読み物としても結構おもしろいようです。コロナ禍では、「事業等のリスク」に“コロナ”の文字がない会社はないのかもしれません。
 また、「法定実効税率」に関しては、“税務上の調整が入る”と講師の先生がおっしゃっていたのが難解でした^^;;。
 まぁ、ビジネスを眺めるのに、財政状態を示すB/Sや、経営成績を示すP/Lや、キャッシュフローの状況を示すCFを読みこなすのはイロハのイなのでしょうけれど、どの程度、鉛筆がナメられているのかは知る由もなく、仮想通貨やらポイントやらの処理も一律に定まっていないのかもしれません。キッチリとシステム化されていない事業の財務分析って、相当エキサイティングに思えます。
 公認会計士の方々は、各会社の時系列に沿った財務データの数字を眺めるだけで、社内のいろいろな変化やトラブルや問題点が、手に取るようにわかってしまうのでしょうか。。。なんだか、名探偵のようですね(笑)。

【文房具の話】 7月3日(土)の午後、文房具に関する知財の話が聴けるウェビナーがあるそうです。ご興味ある方はどうぞ~♪

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2021年6月18日 (金)

初夏の花

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 近頃見掛ける花は、ザクロやショウブやカキツバタ、ハギやクチナシ。ノウゼンカズラも見掛けたな。。。春の花に比べて、なんとなく落ち着きのある風情を醸している気がするのは気のせいでしょうか…??

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2021年6月17日 (木)

劇場アニメ「映画大好きポンポさん」

20210613  先日、感染防止対策がきちんと取られた映画館で、「映画大好きポンポさん」を観賞。
(「閃光のハサウェイ」も我が家の必須映画ですが、夫が多忙で、先に見るとイロイロくちが滑るのもあって敬遠。。。以下、ネタバレ注意)

 本作のことは、私はまったく知らなくて、息子に勧められて観ることにしたのですが…。これがものすご~いダークホースだったのです!!! アニメ「映像研には手を出すな」から映画「キネマの神様」につながる鑑賞の途上に、ガッツリと存在を刻む、素敵な作品でした^^。実写映画でもアニメ映画でも、とにかく映像作品が好きな人なら誰が見てもウルウルすること間違いなし!!
 苦闘の編集作業のシーンでは、つい「仕事の流儀」の庵野監督を思い出してしまったり、登場人物中の銀行マンの男の子が、以前好きだった「アルドノア・ゼロ」のスレインにしか見えなかったり、いろいろ本作制作陣に失礼な見方をしてしまったりもしましたが、なんだかとても心洗われる映画だったことは間違いありません。
 この映画のいちばん気に入ってる点はーーー「上映時間が90分のところです」(笑)。映画の熱量は、尺の長さとは比例しないことが学べますよ~♪(でも私は、2時間4分の「ニュー・シネマ・パラダイス」も好きですけどね^0^!)
 熱い映画をありがとうございました!

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2021年6月16日 (水)

「Downton Abbey」(Season 5)

20210612  「ダウントン・アビー」シーズン5を、先週火曜に観終えました。
 1924年の労働党の連立政権樹立前後のイギリスで、少しずつ少しずつ、でも確実に時代が変わっている雰囲気が、これまでのシーズンを通して感じられます。今シーズンはさらに、帝政ロシア時代の貴族が革命後に没落した様や、ユダヤ人移民への差別的様相をやんわりと表現していて、尚更時代を感じさせられました。一方、電灯や蓄音機から、電話やラジオやトースター、車や電車といった発明品の数々が生活に浸透していく様がまた、産業革命以降の暮らしぶりに見事に色を添えてもいました。。。
 シーズン5では、寡婦2人(バイオレットとイザベル)の錯綜する恋模様の行方を追うのが愉しかった♪ トムと女性教師サラの別離は切なかったけれど、使用人のモールズリーとバクスター、執事のカーソンとヒューズ、そしてベイツとアンナが、つかず離れずの距離感から徐々に固く結ばれていく感じが絶妙でしたぁ~! 
 また、現代っ子らしくはっちゃけて、遊びまわっていたローズが、ボランティア活動を通して素敵なユダヤ人男性と知り合い、偏見という障害を乗り越えて結婚に漕ぎ着けたのが、何より幸せそうでしたね~^^。
 サラ・バンティングから、学ぶことの素晴らしさを教わったデイジーが、「歴史や芸術を学ばずにきて、人生を無為に過ごしてしまった気がする…」というニュアンスの発言をしていたときには、「私もだよ、デイジー!」と心の中で叫んでしまいました(苦笑)。
 イーディスとマリゴールドも、いろいろあったけれど、一緒に暮らせるようになってホッとしました。
 ラストのクリスマス・イヴのシーンでは、自らの思想と境遇とに葛藤しながらも、誠実に家族や友人と向き合って、みんなの架け橋になっていたトム・ブランソンが輝いて見えました。
 なにはともあれ、グランサム伯爵夫妻が本当にいい人たちで、やっぱり夫婦愛って大切だわぁ~…と感じたのでした^0^。
 レディ・メアリーと妹のイーディスの新しい恋の予兆を残して終わったシーズン5。残すところ、ファイナルシーズンである「6」と、劇場版「ダウントン・アビー」。これらを観て、この冬の新たな劇場版に備えると致しましょう~♪

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2021年6月15日 (火)

Nクールで…♪

20210608  先日、都内で30℃超えが続きましたね! 昨日は関東地方も梅雨入りし、蒸し暑い日々の到来です。そんな中、夏用シーツが1枚破けてしまったのを機に、今夏はニトリのNクールを導入することに!
 家族3人分を色で区別するためと、同じNクールでも「冷、強冷、極冷」の3種類を比較してみたかったのとで、写真のような3つのSサイズ敷パッドを購入しました。もちもちしたひんやり触感が心地よく、通常の夏用シーツより体感的に2℃くらい違うような気がしました♪ 肌布団やピローパッドもあるようで、そのうち全部揃えてしまうかも??!
(↓「Nクールはひんやり~♪」のCM、いつ見ても毎度毎度笑ってしまいます^0^)

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2021年6月14日 (月)

Google v. Oracle判決後におけるソフトウェアの著作権保護とその限界

20210612_2  先週、表題のウェビナーを聴講JAVAのAPIに関する著作権がらみのアメリカ最高裁判決について。
 判決では、APIの著作物性については判断が示されなかったものの、フェアユース法理に関して新たな展開が注目されているとのこと。本訴訟へ意見提出を行なったパメラ・サミュエルソン教授が登壇されるということで、拙い英語力ながらもご講義を拝聴しました。
 これまでのフェアユースに関する最高裁判例として
は、「Sony事件」「Harper & Row事件」「Stewart事件」「Campbell事件」がありますが、今回の事件は、Campbell事件をより精緻化した判決として重要になってくるようです。なかでも、変容力(Transformation)の有無の重視(cf.SCE v. Connectix事件)や、第2要件(著作物の性質)重視、陪審の認定重視の傾向は、ソフトウェアに関するフェアユースの判断において無視できないものがありそうです。
 今回の裁判では、APIというものを理解するのにかなりの議論がなされたようですが、もし日本で同様の裁判が行われた場合の判断も気になります。日本の著作権法10条3項の「この法律による保護は、その著作物を作成するために用いるプログラム言語、規約及び解法に及ばない」という記載の“規約”に、果たしてAPIが相当するのか、APIに著作物性はあるのか等、議論は分かれるものと思われます。
 寄せられたご質問の中に、「CAFCはプロコピーライトの立場で、APIの著作物性肯定説が残ったままと見受けられるが、権利行使したい側としては、特許権を被せるのは有効か?」というようなニュアンスのものがありました。ソフトウェアの発明該当性についてはまるきり勉強不足なので何とも分からず仕舞いでしたが、APIというのはソフトとソフトの繋ぎ目のようなイメージで、尚更扱いは厄介なのでは、、、と感じてしまいました^^;。
 Webinar終了の頃合いに、サミュエルソン教授が“Air Quotesポーズ”をなさっていたのがチャーミングでした(笑)。貴重な機会をいただき、ありがとうございました!

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2021年6月13日 (日)

タンピン族とゲノム編集

 中国の若者の間で、「タンピン族(寝そべり族)」というのが話題だと聞きました。欲張らず頑張らず競争せず、ただ横たわっていれば、資本家から搾取されずに済む、という意味で、ある種の非暴力不服従運動なのだとか。
20210609_3  同じ日の晩のNHKスペシャル2030では、「ゲノムテクノロジーの光と影」ということで、望むもののためには遺伝子にすら手を加えるようになる人間の欲望がクローズアップされていました。
 敢えてヒエラルキーの下層に身を置きつつも、上を支えない下層を目指すタンピン族と、ヒエラルキーの頂点を極めるべく、すべてにおいて優れていることを目指すデザイナーズベビー(別にベビーがそれを望んでいるわけではないのだけれど。。。)。どちらも極端ではあるけれど、それぞれ抱えた事情も無きにしも非ず。。。
 不条理な労働を強いられてそこから抜け出せない人が抗議すること、遺伝病に苦しんでいたり臓器移植を待ち望む人がゲノムテクノロジーの発展を望むこと、それぞれ理解できます。
 少なくとも、最先端技術に携わる研究者の貪欲な好奇心だけに技術発展を委ねない見守りは必要なのかも。。。

慶喜と円四郎】 先週の大河ドラマ「青天を衝け」は涙なくしては見られませんでしたが、上下関係にあるとしても、尊敬と信頼で結ばれた主従関係もあるんですよねぇ(T T)。

ダブスのランプ】 韓国特許庁に、ダブスというAI が発明したランプと食品容器が特許出願されたとのこと。すでに英米独などでもAI は発明者と認定できない旨が判示されているようですが、上述のNHKスペシャル2030第5回は「AI と軍事」。人の生死をAI に委ねるのは、むごい責任転嫁にしか思えませんが、どんな番組構成になるのでしょう…。

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2021年6月12日 (土)

両親のワクチン接種

20210607  昨日、実家の両親が同日に新型コロナの(ファイザー製)ワクチンを接種しました。昼過ぎに電話で様子を訊いてみると、まったく意にも介していないようでした(笑)。
「打った所が結構痛くなるって聞いたけど?」と訊ねても、「ぜんぜん」
「熱が出る人もいるらしいけど?」と訊いても、「いつも昂奮してるから平気」
といった調子でした^^;;;
 2,3日様子を見て、2度目の接種後も気に掛ける必要はあるでしょうが、鈍感になっているのか、忘れっぽさが極まっているのか、もともと注射の1本や2本で動じる人達ではなかったのか、、、? なんだか、いろいろ心配しすぎて損したぁ~^0^;;。
(私が幼い頃、珍しく熱を出すと、母から「走れば治る!」と無茶なことを言われたのを思い出しました…汗)

【地元状況】 我が家の区域を管轄する保健所からも、今週半ばに家族3人分の封書が届いたので、「お、接種予約券か? 早い!」と感動しながら開封すると、基礎疾患を有する人や高齢者施設等の関係者に対する事前申請の案内でした^^;;。オリンピック前の接種は当然無理そうな気配です。。。

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2021年6月11日 (金)

初夏は麺類

20210602 20210603 20210604  先週、百貨店からお中元の分厚いカタログが届きました。もうそんな季節かぁ…。
 衣替えや、夏用布団・シーツ類への変更もボチボチ…とは進めていますが、なかなか一気に全取っ替えともいかない微妙な天候。。。食欲もそれにつられてか、あるんだかないんだか…(汗)。
 気だるい季節、ランチにまで手をかけるのも面倒で、昼は超手抜きお手軽麺類。手が抜けるのも嬉しいけれど、それより何より安いのがいい♪(早食いもできるしね^^;♪)

20210609_1 20210609_2 【フルーツサンド】 日々のランチは安上がりにするくせに、時折無性に贅沢なおやつが食べたくもなり…。先日、HAGANというお店のフルーツサンドをいただいたのですが、超ゴージャスな逸品でした!!

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2021年6月10日 (木)

『超訳 ケインズ「一般理論」』

20210605  3分の1強の紙幅を割いて、山形浩生氏が“編・訳・解説”してくださった表題の本を読了。
 本扉の次のページに、ケインズの写真があるのですが、その鋭い眼光が、なんとなく同時代人の南方熊楠や高橋是清を思わせました。生粋の文化人で、幼少時からすごーく優秀だったらしい。。。
 「社会科学史上で最も影響力のある世界的名著」と一部では言われているらしき、ジョン・メイナード・ケインズの代表作『雇用、利子、お金の一般理論』は既に、山形氏の翻訳で刊行されています。が、576頁もの分量でなかなか手が出なかったところ、今回の超訳の刊行を耳にしました。手っ取り早くケインズに触れられそう…という下心から読み始めたのですが、、、。
 読みにく~い! なんだこの厭味ったらしい書きぶりは? 全然“一般”でも“理論”でもないんじゃ??・・・と、当初は不満たらたらな気分でした。「こんな、一部の人にしか理解不能な構成を、よくも許したもんだ…」と、初版本の書誌確認をしたら、Macmillan Cambridge University Press for the Royal Economic Society(1936)。。。学術/大学出版かぁ。。。^^;
 以降は観念して読み進めるも、「これって、1916年のアインシュタインの一般相対論に対抗意識燃やして書かれたんじゃ…?」とか、「当時の経済学って、廃棄とか地球環境なんてものは度外視してるんだ…」とか、「いまやマイナス金利の時代なんですけど…」とか「経済学ってこんなにアバウトで恣意的なの??」とか「経済学者って単なるギャンブラーなんじゃ…?」とか、まぁ、心の声を抑えるのが大変大変。144頁までの超訳部分を読むだけで一苦労でした。
 ところが、編訳者の解説に入った途端、いきなりケインズにシンパシーが、、、^0^;;。読みにくいながらも、全編通して「失業者を減らすには…」と模索していることだけは感じられた本編の、大きな流れをつかめたせいでしょうか。。。あまりに大雑把でいい加減に感じられた議論も、著者が数学や確率論を研究していたからこそ、むしろ“経済は精緻な数式化には適さない”と達観していたのかも…と思えてくる始末。ケインズに傾倒するわけではないものの、編訳者の思惑にまんまと乗せられて、ケインズの魅力にハマってしまった感じです(笑)。
 ただ、2点だけ気になったことがありました。1つは、戦争を“壮絶な公共投資”としていたこと(これも彼独特の嫌味?)。ナイーブかもしれないけれど、これは個人的には絶対に首肯できないと思いました(外部化されているなら尚更!)。もう1つは、編訳者の以下の見解。
「ケインズは経済成長を否定していた、なんて話をときどき聞くけれど、そんなことは絶対ありえないとぼくは思う。『一般理論』は失業が大きな課題だったから、経済成長があまり言及されていないというだけだ」(p.228)
ーーーケインズに対しなんとなく、斜に構えた高慢ちきなインテリ像を抱きつつも、長期的には社会主義的な世界を夢想していたんじゃなかろうか、、、なんて感じてしまったものですから。実務の人だったから、短期的な問題解決を何よりも優先したために、周期性に着眼した解決法を論じることがメインになったのかもしれないけれど、公共投資の重要性や下がらない賃金の議論の裏には、今はやりの“シェア”の精神を垣間見てしまいました。もちろん、“穴を掘って埋める公共事業”よりは、もっとマシな事業がいくらでもあるとは思いますが、、、(ヘタなハコモノを造るよりはエコかも^^;;?)。
 ここ最近、20世紀初頭の社会を覗くような読書やドラマ鑑賞が多いのですが、当時の格差社会と、100年後の今の格差社会とでは、富める人たちが経済を学んでいるかいないかで、格差が縮小する方向と拡大する方向への違いが出ているのでは、、、と感じています。21世紀は、勤勉な資本家によって巧妙に隠された形で投資がコントロールされ、富の偏在が極まってきている印象。。。こういう状況を変え、世界中の人が幸福を感じられるようにするのが、経済学者の勤めなんじゃないのかな~、、、と思うのでした。
(それにつけても、この当時の描写の中には大らかな同性愛が頻出します。アラン・チューリングの「イミテーション・ゲーム」の結末との差も、時代の雰囲気なんでしょうか…イギリスのポリマー製の新50ポンド札は、環境保護団体から糾弾されてはいないのかな…?)

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2021年6月 9日 (水)

筆(ひつ)ポリゴン

20210531_1  先日、弁理士会のe-Learning「農林水産知財の現状及び課題」という講座を聴いた中で、初めて“筆ポリゴン”(農地の区画情報)という取り組みを知りました。
 最近、個々人の生活にせよ、都市開発にせよ、農業の効率化にせよ、様々な分野でボトルネックになっていると感じるのが、土地の流動性のなさ・融通の利かなさによる改革ハードルの高さ。そもそもの区画の登記状況、所有者の不明確さ、窓口担当者の不確かさや連絡の取りづらさ、売買に伴う税制など、整理を阻む原因を上げればキリがありません。
 同じ地域で農業を営む人たちが協力して、各々の農地を合体させ、大規模農業を模索するような動きも報道されたりしますが、全国レベルで見ればほんのわずかな取り組みなのだと思われます。農業分野でITを活用するためには、できるだけ広大な耕作地をまとめて管理するに越したことはなく、ちまちまと利用したのでは、効果も限定的にならざるをえません。せっかく各地に農協があり、気候条件も似通った地域でテロワールを共有する特産品も決まってくるのだから、その地域で協力しないのはもったいない。
 …と、素人考えでは思うわけですが、代々受け継がれてきた土地をどう活かすかは、農業従事者の方々それぞれの考えがあるのでしょうし、取りまとめは一朝一夕にはいかないのでしょう。とはいえ、鳥瞰的俯瞰的に眺めることで、大きなプランを描けるようになるといいですねー!
(これ、不動産登記分野にも展開してもらえると、いろいろな問題があぶりだせるような気がします!)

浅草商店街】 浅草商店街の一画が、台東区から立ち退き要求されているとか。40年前の経緯との兼ね合いで、どう決着するのでしょう?!

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2021年6月 8日 (火)

明治神宮外苑アイススケート場とホテル

20210531_2  先月末、青山一丁目から新宿三丁目までウォーキングした際、明治神宮外苑アイススケート場の前を通りました。
 緊急事態宣言下、当然臨時休業だったわけですが、昔の面影を知る身としては、その外観の変わりようにビックリ! なんともモダンなガラス張りの建物に様変わりしていて、一瞬美術館か何かかと思ってしまいました^^;;。
 また、この建物に向かって右隣りには、(写真には写っていませんが)これまたオシャレな建物が出来ていて、調べてみたら「三井ガーデンホテル神宮外苑の杜プレミア」なるホテルでした! ファシリティも充実しているらしく、大浴場やジムもあり、1Fのリストランテで食事するだけでも快適そう♪! 周辺には、国立競技場やスケートリンクはもちろんのこと、東京体育館や神宮球場、バッティングセンター、イチョウ並木や新宿御苑など、アクティビティにも事欠かないこと間違いなし。コロナが終息して東京観光される方には是非一度、ご利用いただいて感想を伺ってみたい…(自分では到底宿泊できそうにないので…^^;;;)。
 東京都市計画によると、千駄ヶ谷5丁目~新宿区内藤町あたりの環状第5の1号線の整備も進んでいるようで、これが完成するとますますアクセスもよくなりそうですよ♪

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2021年6月 7日 (月)

年金制度改革と働き方改革

Nenkin_20210531085601  2022年4月以降は、年金手帳の交付は廃止されるとのこと。
 また、年金の受給開始年齢も60歳から75歳に拡大されますね。これにともなって、国家公務員の定年も段階的に65歳に引き上げられる模様です。それに倣う形で私企業や私立大学の定年も引き上げられるなら、夫はこの段階的な引き上げとぴったり足並みを揃える形で、定年が延びていくことになります(というか、現状の定年が65歳だから、70歳まで延びる…??)。
 社会平均的には、60歳を過ぎたあとは、給与を半分から3分の1ほどに下げられた形での嘱託的な働き方にシフトさせられる人が大部分なのでしょうが、正式に定年が延びれば、給与体系を維持して正規の働き方のままでいられることが期待されます。。。(とはいえ、60歳を過ぎてまでハードに働くつもりはない!という人だっているでしょうけれど。。)。
 高齢者が増えていく中、こうした改正で、年金財政は少しは改善されるにしても、逆に給与を支払う側には負担が大きくなりますねぇ。給与体系の見直しも必至という感じ。。。
 なんだか、年金制度がだんだんと、生活保護制度や障碍者制度のように見えてきてしまいます。生きている限り働くのが当然で、存分に働けない人が年金に頼る…というように。。。そうなると、“働き方”も変化せざるをえません。寝る間も惜しんで週二百何十時間も懸命に働くような姿勢は、生涯を通して継続するのは難しい。壮年期には多少の無理は利くとしても、いわゆる“老後”も働き続けるなら、どこかでペースダウンせざるをえない。定年延長と給与体系の改定は、連動せざるをえませんねぇ。

20210601 【一輪?!】 先日歩いていたら、巨大な一輪の紫陽花かと見まごうような、まぁるく満開の紫陽花の木に遭遇~^0^。

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2021年6月 6日 (日)

カレンな、リリー

20210530_5 20210530_6 20210530_7 20210530_8  先週日曜日のウォーキングは、なんとも華やかでした。なにせ、そこここに百合の花が咲き誇って、見事だったから。。。
 色も様々なら咲き方も様々。花弁がとっても重そうなのに、それを感じさせないほどすっくと気品高く花開いて、茎もしっかり垂直に立っていて。。。
 白いユリの花言葉は「純潔」「威厳」、黄色いユリの花言葉は「陽気」「偽り」、オレンジのユリの花言葉は「華麗」「愉快」「軽率」なのだとか。白いユリの花言葉には心底納得^^。別の場所で、深紅のユリも見掛けました。色によって、ずいぶん印象が違いますね。

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2021年6月 5日 (土)

『おだまり、ローズ』

20210529  原題は『The Lady's Maid --My Life in Service』なのですが、メイドに有無を言わせまいと会話を断ち切る貴婦人レディ・アスターの“Shut up, Rose!”という常套句の面白さを、そのまま和訳タイトルに据えてしまった本書。旅行好きなヨークシャーっ子のロジーナ・ハリソンが、イギリス初の女性国会議員の子爵婦人のメイドとして仕えることになり、長い年月を共に過ごした記録が、率直で飾り気なく、ありのままの素朴さで表現された、類を見ない具体性に溢れた楽しい本でした。訳文がまた素晴らしく、使用人目線で見た貴族の暮らしが、時代感もそのままに、ふたりの丁々発止のやりとりを通して浮き彫りにされ、身分の違いはあれど、心を通わせて人生を送ることの豊穣を感じさせてもらいました。(日常生活の些細なトラブルやゴシップ満載の面白さも華を添えています^^。アスター子爵夫妻は家族旅行の際、子どもの健康のために、よいミルクを出す乳牛と牧夫を一緒に連れていったという話にはビックリ!)
 そして、読みながらたびたび、本書はきっと、ドラマ「ダウントン・アビー」の脚本の参考にされているに違いない!と思いました。
 原書の初版は1975年で、『Rose: My Life in Service』というタイトルでイギリスで出版されています。その後2010年からドラマ「Downton Abbey」の放送が始まり、2011年に別の出版社からタイトルを代えてリバイバル出版され、この翻訳書が出版されたのが2014年。。。この時系列を見ても、自らも男爵の爵位を持つジュリアン・フェロウズが、「ゴスフォード・パーク」(2001年)や「ダウントン・アビー」(2010年)の脚本執筆の際に本原書に触れ、プロットの一部に取り込んでいる!と、勝手に確信しています^^;。
 著者のミス・ハリソンは、労働者階級の出ながら、几帳面で仕事熱心で公平な性格の持ち主。率直な利発さで自らの仕事を獲得し、次第に周囲からの信頼を高めながら、ハイクラスの王侯貴族たちの社交の場を垣間見られる立場にまで深く関わっていくーーージョージ・バーナード・ショーとか、ウィンストン・チャーチルとか、スターリンなんて名前が奥様の社交生活の記録に普通に登場するところからして、ただものではない!
 本書執筆の陰の動機として、プロフューモ事件があったことも想像に難くありませんが、それを差し引いても、20世紀初頭のひとりのメイドのドキュメンタリーとして、大変面白く貴重な実録だと思えます。
 「ダウントン・アビー」や「ブリジャートン」と同様、本書も、次第に階級社会が是正されていく過渡期の物語であり、“労働”について考えさせられるところも似ています。型破りなレディー・アスターのお屋敷での使用人たちの働きぶりと、この時代のイギリス王宮の使用人たちの働きぶりを比較して評した執事の言葉が印象的でした。
ーーー王家の宮殿に仕える使用人の仕事は、規模が大きすぎるせいで顔の見えないものになりがちだ。いわば工場で働いているようなもので、各自が細分化された仕事を割り当てられ、担当外の仕事をすることはめったにない。つまり生活の幅が狭いんだ。一度、宮殿から転職してきた下男がいたが、すぐに辞めてもらったよ。決まりきった職務だけをこなすのに慣れすぎていて、担当外と見なす仕事をするのをいやがったのでね。自発的に何かをすることは決してなく、自分の仕事がなんのためにあるかにも、ろくに関心を持っていなかったーーー(p.344)
 …なんだか、現代人の多くも、この王宮宮殿の使用人のような働き方をさせられている気がしないでもなく、分業化・専門化も良し悪しだなぁ…と感じたのでした^^;。いつの時代も、せっかくの人生、本書のローズのように彩豊かに送りたいものだと思います。

20210529_3 【ケインズ】 次の読書は『超訳 ケインズ「一般理論」』の予定。同じく20世紀初頭に生きた経済学者ケインズは、当時の社会をどんな目で切り取って省察していたのでしょう?!

 

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2021年6月 4日 (金)

焼肉焼肉うれしいな♪

20210529_5 20210529_6  先週末、緊急事態宣言が延長されたばかりの週末ではありましたが、近所の焼き肉屋さんがアルコール抜きで営業していると聞きつけ、“29の日”ということもあり、食欲半分応援半分で短時間焼肉に出掛けました。
 タン塩、ナカニク、ウチモモ、ランプ、シンシン、壺漬け中落ちカルビ、ナムルの盛り合わせ、特製サラダ、石焼ビビンバ、杏仁アイスの凍石盛り…といういつものメニューを一気に頼み、黙々とモリモリと食して帰宅(笑)。店内には小さいお子さん連れの親子がたくさんいました。旅行にも行楽にも行けず、ささやかな家族サービスといったところでしょうか。。。
 焼肉は、なんとなく焚火やキャンプのような原始的な悦びに近い印象があって、食事なんだけれど娯楽っぽい雰囲気が味わえて好きです♪ ご馳走様でした~!

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2021年6月 3日 (木)

国立競技場

20210528_1 20210528_2 20210531_3  “東京2020”開幕まで50日ほどとなりましたが、東京の緊急事態宣言は6月20日まで延長されました。
 開催をめぐっては国内でも海外でも慎重意見が多く、数多の人が自粛を迫られる中、スポーツ選手だけが特別扱いされることに納得しかねる気持ちには共感します。我が家の近所の区立体育館も、ず~っと閉館しているのに、TVを付けると各種予選等は着々と進んでいて、まるで異世界にいるかのような錯覚に陥ります。とはいえ、どうしてもリモートでは仕事にならない職種や、小中高大の学校等、出勤出席が求められる人は普通に出歩いているわけで、いまやオリンピック選手の多くはスポンサー付きのプロであることを考えると、オリンピックもエッセンシャルワークのひとつなのか?!…という印象です(苦笑)。その意味ではもはや、厳格な感染対策を施した上での開催を止めることはできないのかもしれません。。。
 そんな中、どうしても出向かないわけにはいかない用件があり、先日、国立競技場の前を通りました。ちょっと通り過ぎただけですが、未だに工事用の柵に覆われていました。「安全対策??」と訝りながら、巨大なアリーナのフチを眺めたのでした。。。当初から様々な因縁に見舞われた東京2020…。研鑽した選手たちが“金”を目指すのはともかく、国民からはもはや“金、金、金”の興行イベントにしか見えないやりきれなさ。。。「スポーツを通して文化や国籍などの違いを越え、フェアプレイの精神を培い、平和でより良い世界を目指す」というオリンピック精神について、今一度、胸に手を当てて考えたいところです。


 

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2021年6月 2日 (水)

青海南ふ頭公園

20210526_7 20210526_6  先週のスーパームーン皆既月食の夜、南東の空が開けた場所を探して家族でちょっぴり夜散歩。青海南ふ頭公園へ赴きました。各地のLIVE映像を眺めつつ、皆既に入った頃合いに目的地に到着したのですが、、、。空には雲が立ち込めており、赤褐色の月はどこにも見当たらず、海の向こうに臨海地域の灯が見えるばかり。。。それはそれで幻想的な美しさでしたが、大きくてまがまがしい満月の姿を期待していただけに、皆の落胆はそれなりのものでしたーーー。
 とはいえ、6年前のスーパームーンも家族3人で見上げたし、10年前の皆既月食も観察したことを思い出し、皆が元気に過ごせていることに感謝しつつ、大きなコンテナクレーンを間近に見られた満足感を胸に帰宅。マイナーな公園ですが、今度は明るい時に行ってみたいと思います♪

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2021年6月 1日 (火)

両親同日のワクチン接種

 「発熱などの副反応が結構出るらしいから、ふたり同日に接種しない方がいいよ」と、さんざん言っておいたにも関わらず、接種会場が不便な場所で、ふたりで何度も出向くのは面倒だと、今月某日に一緒に行くことにしたという実家の両親…(泣)。気持ちはわかるものの、これはちょっとスケジュールを空けておかねばならないかもしれません。二人とも高熱が出たら、私が出張る必要がある。。。^^;;

20210525 20210525_2 【データ】 先月25日朝、東京都の検査数や陽性率をきちんと都のHPで確認してみようと、(恥ずかしながら初めて深い所まで)覗いてみました。これがまぁ、読み解くのが難儀! モニタリング項目(4)等の注意書きが多く、「7日間移動平均」とか「検査結果の判明日を基準」とか、時間軸とデータが現実とズレている上、「陽性率」も「7日間移動平均」から出されているので、表をパッと見すると混乱します^^;;;。
また、データエクスプローラという装備機能で、同じ範囲のデータの東京都の検査人数(7日間移動平均)を折れ線グラフにしてみると、表とグラフが全然一致していないように見える…??? 昼のワイドショーでもいいので是非、東京都のコロナデータの読み解き方解説をして欲しいです!
 全都道府県のコロナデータを見たわけではありませんが、茨城県の発表の仕方は素朴でわかりやすく、埼玉県の地域差表示も体感としてわかりやすいなぁ~と思いました。神奈川県は東京都に似ていて、千葉県は変異株について1週間ごとの表示を載せているようですね。
 DXが叫ばれる中、システムの設計やデータの収集、利用、公表の仕方など、工夫すべきことが多々あって、向上の余地は広い…ですね。

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