「巨大映像で迫る五大絵師」展
2度目のワクチン接種を終え14日が経過したタイミングで、先週、表題の展覧会をひっそり一人で訪問。ウォーキングがてら向かい、空いていそうなら入ろうと目論んで^^;;。出来立てホヤホヤの“OTEMACHI ONE”というビルの美しさだけでも観る価値あるなぁ…と思いながら開場前に会場入り口に到着し、人影まばらだったので、迷わず入場。
時代順に、俵屋宗達・尾形光琳・伊藤若冲・葛飾北斎・歌川広重という5人の絵師たちの代表作を映像で観覧できる、まったく新しい形の展覧会でした。和紙の質感やくぼみまで見えるほどの20億画素という超高精細で、“動き”のイマジネーションを極限まで研ぎ澄ましたような演出は、見事と言うしかありません。
最初に1面スクリーンで20分間の解説映像を視聴した後、部屋を移動して、3面ワイド45m巨大スクリーンでさらに20分間、浮世絵のイメージとシンクロした音楽とともに傑作の数々を堪能。宗達の風神雷神をそっくりそのまま模写した光琳の風神雷神を見た時は、思わず心の中で「パブリックドメイン、ブラボー!」と思ってしまいました(笑)。また、近年さらなる人気を集めている若冲の作品は、群鶏図の表情豊かで繊細な絵柄もさることながら、「百花の図」という襖絵が素敵でした。小学生の頃、私が通っていた絵画教室の先生が、たくさんの花の絵を描いていたのを思い出し、スーベニアショップで、その先生へのおみやげに、絵ハガキやメガネ拭きタオルやクリアファイルを仕入れました♪
緊急事態宣言中でなければ、是非たくさんの方々に体験していただきたい映像美術展ですが、せめてお越しになれない方に雰囲気だけでも味わっていただくべく、(写真もビデオ撮影もネットへのアップもOKとのことでしたので)短い映像をご紹介します! “#全て巨大”ですので、機会がありましたら是非会場でご堪能のほどを!
(斬新な絵画鑑賞と言えば、凸版印刷さんの360度鑑賞なんていうのもビックリです!)
【後日譚】 かつての絵画教室の先生から、後日お礼のお電話をいただきました。ご主人に先立たれ、今は長男家族と同居して、ご自身も闘病中ながら、お声は昔のまんまで明るい響き。「若冲の“百花の図”を観て、先生なら“千花の図”が作れるなぁ~と思ったんですよ」と話したら、「滅相もないけど、嬉しいわぁ」と笑っていました^^。
【進撃の巨人Final】 巨大といえば…、友人から教えてもらって気づきましたが、来年からいよいよ「進撃の巨人」がFinal Seasonへ!!
| 固定リンク
コメント