PATENTSCOPEの使い方の確認
過日のマドプロWebinarに引き続き、先日は「PATENTSCOPEの使い方の確認」というWIPOセミナーを聴講しました。
2020年10月時点では9100万件だった収録件数が、1年で700万件も増え、2021年8月時点では9800万件に達しているとのこと!
また、多言語一括検索(CLIR)機能により、14か国語同時検索が可能。毎週木曜にPCT出願の国際公開がなされ、国際段階の書類も閲覧可能。明細書や請求の範囲の機械翻訳もできる優れもの。現段階では69ヵ国の特許文献が収録されている上、非特許文献(NPL)も検索できるようになったとのこと!
化学化合物検索機能は使ったことがありませんでしたが、ログインが必要で、収録国も限られているとはいえ、絵を描いて部分構造検索もできるとのこと。検索結果を様々にランキングしたり、グラフ化・チャート化したりできるので、プレゼン資料を作ったりするのに便利そう。PCT出願については、第三者情報の提供も可能だそうですが、どのくらいの情報提供がなされているんでしょう??
WIPO翻訳という、WIPOが独自開発した、特許文献に特化した翻訳機能も搭載されていたんですね~♪ 今度、同じ文章をDeepLとWIPO翻訳の両方で訳し比べてみよう!
さらには、ライセンシングの利用可能性も表示できるとのこと。Global Design Databaseは、未だ使ったことがありませんでした(眺めるだけでも面白そう~^;;)。WIPO Inspireというレポート頁で、J-Plat Patのレポートを見ることもできるようです。
これまで、使用頻度としてはEspaceNetの方が多く、PatentoScopeはたまに…という感じだったのですが、こちらももっと使いこなすといろんなことができるんだろうなぁ。
| 固定リンク
「特許事務所勤務」カテゴリの記事
- 郵便料金値上げ(2024.10.01)
- 降ったり湧いたりする仕事(2024.09.11)
- 侵害予防調査の基礎知識(2024.08.22)
- 倫理研修(2024.06.10)
- 懇親会(2024.06.01)
コメント