「ツルネ ~風舞高校弓道部」
先週末、Netflixで表題の京アニ作品を一気見。「ナディア」に続くNHKアニメ。
「ツルネ」は、京都アニメーションらしい繊細な手触りのやさしい青春劇でした。全13話を最大限使い切り、丁寧に丁寧に心の揺れ具合を表現していて、ただただ“美しいの一言。
主人公の湊が、中学時代の弓道部の公式試合中、“早気”(はやけ)と呼ばれるスランプに陥り、それを克服すべく自らも周囲の友だちも先生もコーチも、皆が心を砕くのですが、湊だけでなく、彼を取り巻く皆が、何かしら悩みやコンプレックスや癖や後ろめたさやジレンマなどを抱えており、部活動での関わりを通して、少しずつ少しずつ苦境を打破していく様が沁みました。
子どもだけでなく、大人が見ても元気をもらえる、しっとりした質感の作品。弓道への憧れは昔から持っていますが、心身鍛錬のための一連の所作など、きちんと学んでみたくもなります。
2022年には劇場版が公開されるとのこと! 大画面で、弦音はどんな風に聴こえるんでしょう…。
今期アニメも徐々に顔を揃えてますね。近頃思うのは、アニメーションは、物語もさることながら、キャラデザや声優さんによっても、まったく違った色合いを見せるということ。かつての「俺100」第1話の実験的(?)キャラ変更も興味深かったけれど、今期の「ポプテピピック」の声優変更した再放送の話にも驚かされました。物語と絵と声のマッチ感って、どのくらい共通解が共有されるものなんでしょうね~…?
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