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2021年10月16日 (土)

柔軟な働き方

20211010_4 20211010_7 20211010_6  つい数か月前まで、東京駅前に「大手町牧場」という施設がありました。酪農人財の育成を目的にした施設だったようですが、前を通るといつも、なんだか複雑な心境になりました。というのも、この施設を運営している会社が人材派遣会社だったもので、どうしても“社畜”という言葉が思い浮かんでしまったからです^^;;。
 先日も、品川駅のコンコースでの広告ジャックで、「今日の仕事は、楽しみですか。」というキャッチに批判が殺到して、1日で取り下げになりましたが、これも、上記と似たような印象を醸してしまったものと思われます。
 また、「45歳定年制」についても、各所で議論を呼んでいます。ひとつの職場に、延々と「いる」という“しがみつき”スタイルへの警鐘と受け止めています。
 そして、今年のノーベル物理学賞の真鍋さんが、アメリカで仕事することを選んだ理由が、「まわりと協調して生きることができないから」と応えたのも、日本という国の、皆が皆、足並みそろえて周囲と同調して仕事すべし、という風潮を如実に物語っていましたね。
 日本人の働き方には、いい面悪い面両方あるとは思いますが、最近は、悪い面がフィーチャーされているように感じます。個人的には、女性が長く仕事を続けるためにはどうしたらよいか、も
関心の的。
 男女共同参画局からは、もうだいぶ以前から「はじめの一歩は男性の家事・育児・介護から!」というスローガンが掲げられていますが、これがなかなか実現できないのも、旧来の男性の働き方の弊害が根強くあるがゆえなのでしょう。。。
 私自身はありがたいことに比較的、柔軟な働き方が許される職種に就いてきた気はしますが、それでもやはり「会社にいる」という縛りに不自由を感じたことはままあります。育児や介護の度合いが大きい時期は、何よりも、自分の心を全部仕事に振り向けられない中途半端感が辛いんですよね。。。
 とはいえ、わずかでも仕事があるというのは本当にありがたいことで、過去にお世話になった方々から、少しずつ仕事をいただいて、今もなんとか社会と繋がっていられるのは、ありがたいことです。

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