韻松亭で快気祝い
先月、心臓弁膜症の手術を受けた友人。しばらくは安静の生活を続けつつ、在宅でのお仕事には即復帰されていたようですが、徐々に体調も回復し、出歩く機会も増えてきたようなので、この機会に快気祝いをすることに。土曜午前の英会話教室通いも再開されたとのことだったので、土曜の遅お昼の時間をいただきました。
場所は、恒例の上野 韻松亭で、花籠本膳を予約して♪ この日はもうとにかく、心臓手術の詳細を聞かせていただくことに専念! 術後の回復具合が心配でしたが、元気そうでホッとしました(ホントにすごい回復力!!)。
義父が継続的に服用していたワーファリンという血液をサラサラにする薬を、友人もしばらく服用することになったため、ビタミンKを多く含む納豆や抹茶やホウレンソウや海苔などは避けてもらうようにお店にお願いしましたが、食事の際、そういうことに注意しながら食べなければならないこと自体、大変だなぁ…と感じます。
根掘り葉掘り聞いたら、辛かった手術を思い出させちゃうかな…と遠慮がちに訊ねたら、「直後は思い出したくなかったけれど、もう大丈夫」とのことだったので、その後は節操なく質問を浴びせまくり^^;;;。
全身麻酔で人工心肺装置を付けての手術。開胸してみて、弁置換の必要があった場合、機械弁と生体弁のどちらにするか等も事前に医師と相談していたそうですが、幸いそこまでの必要はなく、縫い合わせの処置で済んだとのこと。HCUには5日間いたそうで、その間には寝たままレントゲンを撮ったり、看護師さんに2時間おきくらいに寝返りを打たせてもらったり、起きて座る練習をしたりしたそうですが、とにかく喉が渇いて辛かったようで。一日の水分量を制限されていたのだけれど、牛乳やジュースやお味噌汁は水分量にはカウントしない、ということに途中まで気づかず、尚更辛かった模様。看護師さんや理学療法士さんの心配りや献身的な働きぶりに本当に感動したそうで、深く深く感謝されてました。一般病棟に移ってからの7日間もリハビリを続け、切開した部位の痛みをこらえながらの筋トレにも余念なかった様子。塩分控えめの病院食は、次第に味気なく感じるようになり、ご主人にゼリー等の差し入れをしてもらってやっと食べられるようになったのだとか。それでも、退院時はずいぶんと体力の衰えを感じ、家に帰ってもすぐに座り込みたくなるくらい疲れたそうで。料理という仕事が、意外に頭も体力も使う重労働だということを実感したようです。
そんなアレコレを伺いつつ、韻松亭の花籠本膳をいつも通りに堪能。本当に繊細で美しくおいしいメニュー。中でも私が大好きなのは、湯波刺しや茶椀蒸しやよせ豆富。もちろん、花籠の茄子や松風、豆ご飯や生麩饅頭も大好物♪ こんなメニューを自分で作ろうと思ったら、どれだけ大変なことか?! いつ来ても大満足させていただいています。準備していただいた席も、いつものカウンター式の眺めのよい部屋で、換気もバッチリ、足元の床暖房もほんのり温かくて、行き届いたサービスに心も温かくなりました^^。
食後はいつもの珈琲店へ移動して、選挙や介護や子どもたちの話などなど。5時間近く延々とおしゃべりしてお開きに。すっかり定番のランチ&お茶コースを堪能した、小春日和の午後でした。この歳になると、友人が元気でいてくれるだけでホッとするものですね。いろいろご馳走になり、ありがとう~!
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