プレプリントサーバ「Jxiv」運用開始
本日より、JSTのプレプリントサーバ「Jxiv」の運用が始まるようです。
査読前論文である点は注意が必要でしょうが、学際融合でオープンアクセスで情報の早急共有可能という点は、感染症対策等の最前線では貴重なDBとなるのでしょうか。その後の学術雑誌との著作権処理をどんな風にクリアしていくんだろう?と思い、「プレプリントサーバ 著作権」で検索したところ、AMEDが教材提供している「著作権と出版前の発表の制限」というpdfがヒットしました。ScienceとNatureでも取り扱いが異なっている上、契約によっては、学術雑誌掲載後はオープンアクセスに出来なくなる等、一律な理解が難しい状況のようで、研究者の方々も、戦略的公開方法の検討の必要に迫られている感じがします。ものすごく狭いコミュニティでの活動なら、読むべき論文も限られてくるのかもしれませんが、Jxivが学術雑誌業界に与えるインパクトがどの程度のものになるのか、オープンアクセスの潮流は不可避だろうと観ている身として、興味津々です。
【medU-net】当ブログで時折情報交換させていただくshushu様という方から教えていただいたところによると、医療系の産学連携ネットワークとしてmedU-netというものもあるそうです。いろいろな仕組みで有益情報がシェアし合えたら、知恵を寄せ合うことがより簡便になりそうですね。
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