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2022年3月 7日 (月)

民事裁判書類電子提出システム(mints)操作説明会

20220304_2  先日、表題の説明会を受講。民事裁判手続のIT化に関する解説講座です。4月1日に規則施行となり、夏~秋に本格運用予定。当意即妙な解説で分かりやすかったです。官公庁や裁判所には一体、上り下りどのくらいの回線速度のネットが整備されているんだろう…?という素朴な疑問が湧きました。以下、自分用メモ書き。

mints操作説明≫:ユーザーフレンドリーなUIで、使い勝手はかなり良さそうです
・24時間365日稼働(ただし、毎月最終土曜日2:00-10:00はメンテ)
・令和7年の完全電子化前の、現行法に基づくもの
・現状FAX送信可能な書類のみの代替提出(準備書面、書証の写し、証拠説明書…
・推奨はMicrosoftのChromeとEdge
・訴訟代理人が付いていることが前提
・提出方法:〔ホーム〕→〔事件情報〕→〔書面種別〕から選択→〔ファイルアップロード〕→(確認)→〔提出〕→〔OK〕
・PDFファイルのみ(ファイル名は、準備書面(1)、甲第1号証、等、表題・書証番号)
・アップロード時が、裁判所への提出時となる
・参考書面は正式な提出書類とはならない(pdf,docx,xlsx)
・改竄防止徹底のため、提出後は、裁判所に連絡しなければ修正・削除等不能
・〔受領書作成〕→(プレビュー)→〔送付〕…(完全電子化後は不要となる)
・1回当たり、50MBまで追加可能
・当事者IDで管理
・提出期限前にリマインドのメールとお知らせが来る
・A4サイズに限定されるため、A3等は参考書面としても提出(正式書面とするにはA3を紙で提出)
・カラーで提出できるが、基本的にはモノクロ扱い(カラーが必須の場合、紙で提出)
・mintsの段階では、基本的には上訴審には紙で行く
・令和7年4月1日めどで、訴状の提出や費用の納付も電子になる見込み
・mintsでは閲覧制限は出来ないため、紙で申請・申立て
・期限徒過しても提出は可能だが、提出日時は厳格に記録される(理由が必要)

≪操作体験≫:Teams操作と類似
・裁判所から招待メール
・アカウント登録:〔サインイン〕→〔今すぐサインアップ〕メアド登録→〔確認コードを送信します〕
・確認コード受領→入力→パスワード設定(10文字以上)、氏名(外字はNG)、ふりがな、生年月日等→〔Create〕
・確認用SMSコード受領→入力
・サインアップ完了
・〔アカウント設定〕編集可能
・事務職員の補助者IDも登録可(当事者IDと1対1、二君に仕えず)
・都度メールが届くため、専用アドレスを設定すべきかも…
・1当事者3名までの代理人なら途中追加可能
・当事者IDは相手方には知られないよう留意する
・押印不要(記名は入れておく)
・メールアドレスはフリーアドレスでもOKだが、セキュリティ責任は当事者
・代理人の、事件の紐づけの解除は裁判所へ連絡
・海外からのアクセスは当面は制限

【Emotet?】 ここ一週間ほどで、Emotetではないかと思われる不審なメールが届いた、という話をそこここで聴きました。世界が混乱しているさなかでの便乗送信なのかもしれませんが、こういう話を聴くと、セキュリティ対策のアップデートは欠かせないなぁ…と痛感します(T T)。

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