鍵屋の相場
一週間前、冷たい雨が終日降っていた日の夜8時過ぎ、突然玄関のチャイムが鳴りました。出て見ると、いつものご近所さん。
「悪いんだけど、懐中電灯を貸してもらえない?」
とおっしゃるので、それをお渡しして事情を聴いたところ、ご自宅の鍵を失くしてしまい、玄関回りを探したいのだとのこと。
ひとしきり一緒に探したけれど、見当たらず…。
「鍵屋さんに電話して、開けてもらいたいんだけど、電話をお願いしてもいい?」
とのことで、スマホから、比較的近所で活動しているらしき鍵屋さんを検索して、電話しました。オペレーターの女性は良識的な感じで、
「警察官の方に立ち会ってもらえれば、30~50分ほどで伺えます。鍵の種類にもよりますが、13,000円くらいかそれ以上になりますが、よろしいですか?」
と言うので、ご近所さんに確認して、お願いすることにしました。
近所の警察まで行って立ち合いをお願いし、雨のそぼ降る中、30分ほど待っていたら、業者の方が来てくれました。
警察官の方から、住所と名前と生年月日と電話番号を確認された私は、その段階で「あとはこちらで立ち合いますので、帰っていただいて構いませんよ」とのお言葉に甘え、帰宅しました。ただ、後ろから、鍵屋さんがご近所さんに費用を伝えるのが聞こえてきて、
「雨の中なので、5,000円加算となります…云々…」
という声がしたのが気になりました。。。
そして、帰宅後しばらくしてご近所さんから電話が入り、
「さっきは本当にありがとう。ごめんなさいね」と無事家に入れたご報告。
「費用、結構掛かっちゃいました?」と訊ねたら、
「それがね、結局7万ちょっと掛かっちゃって、カードで払ったの」
と言うではないですか?!
夜9時過ぎの作業で、雨も降っていて、鍵の形状も特殊だったとはいえ、これは一体通常の価格なんだろうか…??(当初の電話オペレーターさんの見積りの6倍弱!)
お一人暮らしのご近所さんは、感謝してくれていましたが、私が勝手に選定した鍵屋さんが、想定を超える費用請求をしたことで、なんだかずっと悶々と気になってしまっているのでした(泣)。
(にもかかわらず、後日改めて、イチゴを2パックも届けてくれたご近所さん。。。すっかり散財させてしまって申し訳ない!!!)
【後日譚】その週の金曜朝のNHKニュースで、鍵が壊れて家から出られなくなり、鍵屋さんを呼んで開けてもらったら、80万円ほど請求されたというおばあさんの話が紹介されました。そんな法外な請求をする業者もいるんですね?! 種々の精算の場に、お年寄りを一人向かわせるのは良くない!と、つくづく猛省しました~。(立会の警察官の方も、大変ではありましょうが、最後の最後の支払と、鍵屋さんが帰る所までを見守る必要があるような気がします。。。)
| 固定リンク
コメント