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2022年5月19日 (木)

映画「シン・ウルトラマン」

20220514  先週末、家族で映画「シン・ウルトラマン」を鑑賞。6年前、「シン・ゴジラ」も家族で観に行ったっけ^0^;;;。
 一応建前上は夫と息子に付き合って、、、ということにしますが、もちろんウルトラマンについては、「シュワッチ!」とポーズを取り、主題歌を歌えるくらいには知っています^^;。いい歳をした大人になっても、こうした作品制作に関わる人がいれば、それを喜んで観に行く人もいるということに、1966年に生み出された初代ウルトラマンの、コンテンツとしての威力と、円谷プロの偉大さを感じます(笑)。以下、ネタバレ注意!(“ネタバレ”…私の苦手な言葉です^-^;)


 隅々まで遊び心に溢れた作品でした。要約すれば、人間の自然破壊によって顕在化した禍威獣たちを処理すべく結成された禍特対メンバーが、様々な外星人と相対する中、人間がやがては宇宙の脅威になると見なされ、最終兵器ゼットンによって惑星ごと滅ぼされる寸前に、人間とウルトラマンが英知と力を合わせ、その危機を免れるーーーというお話。(夫は、禍威獣はもともと外星人によって送りこまれていて、それがメフィラス星人に覚醒されたのだと言っています。真の設定は??)
 例によって庵野監督の脚本は情報量が多すぎて、一度観ただけでは到底堪能したとは言い切れません^0^;。それでも、台詞のはしばし、動きのはしばし、演出のはしばしに、クスリクスリと笑いつつ、「21世紀の我々人類は、果たしてウルトラマンに好きになってもらえるんだろうか…?」という疑念が頭をよぎる鑑賞でした。個人的には、幼少時、ウルトラマンの胸のカラータイマーの時間制限にハラハラした記憶が鮮明なので、タイムトライアル要素が希薄だったことに戸惑いましたが、ここは“真実と正義と美の化身”としてのこだわりのデザインだったようですね(米津さんの歌声とシンクロして、本当に艶っぽいウルトラマンでした!)。生物学者の船縁のマグカップに“まど☆マギ”のキュゥべえがプリントされていたように見え、そこにもウケました♪ 巨大化した浅見さんはとってもうらやましくて、私も一度でいいから巨大化してみた~いと切望(^0^)! そして…今後はindeedのCMで斎藤工さんを見ても、宇宙規模の求人情報CMにしか見えない気がします。。。(笑)。
 ほかに印象的だったのは、、、「ウルトラマン」の科特隊が、国際科学警察機構の正式な下部組織で、隊員達はある種のエリートだったのに対し、「シン・ウルトラマン」の禍特対は皆、出向者の集まりで、ある種の愚連隊だったこと。各々優秀だし、組織の論理も理解はしていたようですが、なんというか“はぐれ者”が個々人の意思で動いている感が良かったな~(^0^)♪
 政治と科学と行動と駆け引きと…、本能と理性が乖離しがちな現代でも、反射的に人を守り、感覚で人を愛し、魑魅魍魎がなんとか共存している不可思議な地球。適材適所で各々が力を合わせれば、何事もなんとかなるんじゃ?と思わせてくれる、明るいエンタテインメントでした♪
 メフィラス星人とウルトラマンが飲んでいた居酒屋は、ココらしいですよ~^0^♪
20220514_02  帰宅後、ガリガリ君を齧りながらアレコレと感想を述べあいましたが、「今回は大きな謎解きがなかったのと、外星の勢力図がわからなかったね」という所に落ち着きました~。
 次は「シン・仮面ライダー」だそうですが、商標の出願人を調べると、「シン・ゴジラ」は東宝、「シン・ウルトラマン」は円谷プロ、「シン・仮面ライダー」は東映です^^。元祖の「シン・エヴァンゲリオン」が出願されてないのが不思議~^0^? 素人からすると、今や「シン」と付いていたら庵野さんが関わってる…と思ってしまいますが^^;、21世紀的には「シン・クライアント」の方が本家本元なのかしらん…?? そう考えると、原作ありきの「シン・~」は、原作への敬意に満ちて、「原作より薄っぺらくて(thin)ゴメンなさい…」という自虐的な感じもして面白い^^。まぁ、少年の心を持ち続ける大人のための映画かな?

【パロディは奥ゆかしく…】「ゆっくり茶番劇」という商標につき話題沸騰ですが、パロディは常に、原作へのリスペクトを礎に、奥ゆかしくあって欲しいものです。(ウルトラマンは著作権に関しても長い闘争がありましたね。。。 それにつけても最近は本当に、一般の人が著作権や商標について語るシーンが増えてます…)

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